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第二六話 繋がる想い
第二六話 一五
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「昴……っ!」
結界の一部が綻んでいる。もちろん昴はそれには気づいているだろうが、結界の張り直しが追いついていない。
あかりは迷わず昴の前に躍り出ると、正面から妖狐の攻撃を受け止めた。
昴は目を瞠って、あかりの名を呼んだ。
「あかりちゃん、だめだ!」
「だって、このままじゃ昴が……!」
負けじとあかりも叫び返す。あたりは火が燃え上がるごうごうという音に支配されていて、声を張らなければ届かない。
「さっきのは助かったけど……。でも、いくら火を司る朱咲様の血を引いていたとしても、こんなところに飛び込んでくるなんて無謀だ! 僕は大丈夫だから、あかりちゃんはここから離れて……っ!」
あかりは妖狐の攻撃を霊剣でいなすと、ちらりと肩越しに昴を見た。
「何が大丈夫なの⁉ 結界だって張るのには限界があるのに、離れて見てろっていうの? 私にはそんな真似できない!」
「あかりちゃん、お願いだから聞き分けて。御上様に言われたことがここで起きないとも限らないんだよ!」
昴は攻撃の隙をついてあかりの腕を引くと、自身と一緒に結界の中に閉じ込めた。結界の中には外の熱気や煙が入ってこない。咳き込むあかりを、昴は厳しい目で見遣った。
「だから言ったでしょう。僕なら大丈夫。あかりちゃんはゆづくんと秋くんのところに行って。玄舞家の術使いもそろそろやってくる頃合いだ」
「でも……っ」
「お願いだよ、あかりちゃん。あかりちゃんは確かに強い。だけど、できることなら戦いになんか巻き込まれてほしくないんだ」
昴は痛切な表情であかりに訴えた。そんな顔を見せられてしまっては、あかりにはもう何も言えなかった。ここは大人しく昴の言うことに従うしかないと、あかりが踵を返しかけたそのときだった。
「昴、危ない……っ‼」
「……⁉」
結界の綻びを抜けて、妖狐が突っ込んできた。鋭い牙で穿とうと大口を開けている。
あかりの悲鳴と同時に昴も気づいたようだが対処が間に合わない。あかりは昴に駆け寄ると、身体を突き飛ばした。昴と一緒になって倒れこみかけたあかりは、喉に熱いものを感じた。
「……っ‼」
「あかりちゃん‼」
昴は受け身をとり、素早く体勢を整えると、あかりを抱きとめた。
「……」
(昴、大丈夫……?)
そう言いたいのに声が出ない。急速に体温も奪われているようで、昴の結界が破られた今、炎に囲まれているというのに寒くなってきた。
ぼやけ始めた視界の端で、妖狐が取り乱しているのを見た気がした。
「時人くん達は妖狐を確保して! ……あかりちゃん……!」
「あかり……っ‼」
「昴! 一体何が……⁉」
聞きなじんだ結月と秋之介の声が側に聞こえる。しかし、次第に言葉は拾えなくなり、音すらも遠のいていく。
(寒いの、嫌、だな……)
暗くなっていく視界。消えていく音。感覚を失っていく冷たい四肢。
あかりは無音の暗闇の世界に意識を落とした。
『ごめんなさい』
憔悴しきった彼らの顔を直視できなくて、あかりは顔を逸らして紙を掲げた。
真っ先に反応したのは昴だった。
「なんであかりちゃんが謝るの? 謝るのは君を守りきれなかった僕の方なのに……!」
あかりは持っていた紙を下ろすと、余白に書き加えた。
『御上様にも言われてたのに、私が勝手をしたから』
「でも、そのおかげで僕は助かったよ」
『昴を助けたことは後悔してない。だけど、他にやり方があったんじゃないかって思うの』
幼なじみのことになると冷静さを失い、向こう見ずな行動を起こすのはあかりの悪い癖だった。三年前、手痛い目に遭ったのにも関わらずまた同じことをしでかした。あかりはうなだれた。
「あかりちゃん」
あかりが肩を叩かれたので顔を上げると、昴と目が合った。昴の目元には隈が濃く刻まれている。加えていくらかやつれたようにも見えた。
(どれだけ心労をかけたんだろう……)
あかりには想像もつかなかった。あかりが目を細めていると、昴が口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとう……っ」
そしてきつく抱きしめられた。昴の顔はうかがえなかったが、その声は濡れて震えていた。あかりが首をめぐらすと、結月は目を潤ませ、秋之介は洟をすすっていた。
「あかりちゃんがいない間、ずっと僕のせいだって、どうしようって不安で仕方なかった」
「……」
「もう駄目かもって何度も思った。あかりちゃんがいないと、僕は僕でいられないんだ。あかりちゃんが僕にとっての希望そのものだから」
「……」
「声が出ないのは僕が何とかしてみせるから。目覚めてくれて本当に良かった……!」
幼なじみのうちでは最年長で、今や四家全体のまとめ役でもある昴。そんな彼の弱音を聞くのは滅多にないことだった。それだけに言われた言葉には重みがある。
どうしたら相応の想いを返せるだろう。考えて、あかりは昴の腕から離れると、文字を書き、笑顔を作ってみせた。
『待っててくれて、ありがとう。ただいま、昴、秋、結月』
本当は言霊にして想いの丈をぶつけたいくらいだったが、声が出ない今それは叶わない。だからあかりは満面の笑みを代わりに送った。
昴は目を瞠ったが、すぐに安堵と歓喜がない交ぜになった昴らしい柔らかな微笑みを返してくれた。
「ずっと、その笑顔が見たかったんだよ……」
あかりはわかったとばかりに、笑みを深くした。
昴の背後で、結月と秋之介も微笑んでいたのをあかりは見た。
これからあかりがどうしたいか、臆することなくきちんと伝えなければいけない。昴はもとより結月と秋之介にも聞き届けてほしいと思った。
『私、戦うよ』
「あかりちゃん……」
後悔、迷い、葛藤、不安……。あらゆる感情を内包した昴の声は切ない。
それだけにいかに自分が大事に思われているかあかりは身に染みて感じた。昴の心情を考えれば戦わないというのも一種、彼に報いることにつながるだろうが、それでは何も変えられない。
(そう。このままではいられない)
ままならない現状を変えたいのならば、あかりが剣をとり、戦わなければならないのだ。
浮かんだ微笑みはごく自然なものだった。
『私のことを私よりずっと案じてくれて、ありがとう。だけどね、私、やっぱり守られるんじゃなくて守りたいんだよ』
「……」
『昴と秋と結月も。町の人たちも、この陽の国ごと、守りたい。この思いは変えられない。だから私にしかできないことはやらなくちゃいけないと思うの』
「……」
『それがどんなに危険でも、たとえ昴たちに止められても、私は戦う道を選ぶよ』
「……」
『そのためにできることはなんでもやるつもり。……ねぇ、みんな』
この決意が皆にも届くようにと、三人それぞれと視線を交わし合う。皆は真剣な色を瞳に浮かべていた。
『お願いがあるの。私も、みんなの隣で戦わせて』
沈黙が降りる。実際は数秒ほどだろうが、あかりにはそれよりずっと長く感じられた。
そんな沈黙を最初に破ったのは昴の声だった。
「ごめんね、あかりちゃん」
どくんと鼓動が跳ねる。
(ここまで伝えても昴は認めてくれない?)
青ざめるあかりだったが、続く昴の言葉に杞憂だったことを知る。
「僕が思うより、君はずっと強い。そのことが僕にはわかっていなかったみたいだ」
(昴……)
瞳を煌めかせるあかりに昴は微笑み返した。そこに今朝のような憂いは見られない。
「戦おう、一緒に。大切なもののために」
「ー」
あかりを信じてくれたことへの嬉しさと感謝をのせて名前を呼びたかった。しかし吸い込んだ息は音にならない。これほどまでに声が出ないことを悔しいと思ったことはなかった。
(ありがとう、昴)
だからあかりは言葉の代わりに笑顔を送る。笑う気になれないと数刻前まで嘆いていたのが嘘だったかのように、笑みが溢れた。
昴もまた久々に晴れやかな微笑みを見せる。それは昴の中の迷いに決着がついたことの証でもあった。
「だけどね、忘れないでね、あかりちゃん。大切なものの中に君が含まれていること。あかりちゃんが僕たちを守りたいと願うように、僕もあかりちゃんを守りたいって思ってること」
大切な人を守りたい思いは痛いほどわかる。あかりはしっかりと頷いた。
「だから、あかりちゃんを守る自由だけは僕から取りあげないでほしいな」
互いに譲れないものがあるから、それがあかりと昴の落としどころなのだと思う。
あかりは『わかったよ』と答えた。
昴との話が一段落して彼の背後を見やると、結月と秋之介と目があった。二人ともこの結果に安堵の微笑を浮かべていた。
「あかりがそうしたいなら、おれは止めない。でも昴が言ったように、おれもあかりのこと、守るから」
「そういうこった。あかりには俺たちがついてる。それを忘れんなよ」
結月も秋之介も、あかりの意志を尊重してくれるようだった。その上であかりのことを守りたいと言ってくれる。
(ああ、私は恵まれてるな)
幸せをのせた柔らかな笑みが自然とこぼれる。
あかりが感謝をこめて頷けば、三人にも伝わったらしく優しい微笑みが返ってきた。
結界の一部が綻んでいる。もちろん昴はそれには気づいているだろうが、結界の張り直しが追いついていない。
あかりは迷わず昴の前に躍り出ると、正面から妖狐の攻撃を受け止めた。
昴は目を瞠って、あかりの名を呼んだ。
「あかりちゃん、だめだ!」
「だって、このままじゃ昴が……!」
負けじとあかりも叫び返す。あたりは火が燃え上がるごうごうという音に支配されていて、声を張らなければ届かない。
「さっきのは助かったけど……。でも、いくら火を司る朱咲様の血を引いていたとしても、こんなところに飛び込んでくるなんて無謀だ! 僕は大丈夫だから、あかりちゃんはここから離れて……っ!」
あかりは妖狐の攻撃を霊剣でいなすと、ちらりと肩越しに昴を見た。
「何が大丈夫なの⁉ 結界だって張るのには限界があるのに、離れて見てろっていうの? 私にはそんな真似できない!」
「あかりちゃん、お願いだから聞き分けて。御上様に言われたことがここで起きないとも限らないんだよ!」
昴は攻撃の隙をついてあかりの腕を引くと、自身と一緒に結界の中に閉じ込めた。結界の中には外の熱気や煙が入ってこない。咳き込むあかりを、昴は厳しい目で見遣った。
「だから言ったでしょう。僕なら大丈夫。あかりちゃんはゆづくんと秋くんのところに行って。玄舞家の術使いもそろそろやってくる頃合いだ」
「でも……っ」
「お願いだよ、あかりちゃん。あかりちゃんは確かに強い。だけど、できることなら戦いになんか巻き込まれてほしくないんだ」
昴は痛切な表情であかりに訴えた。そんな顔を見せられてしまっては、あかりにはもう何も言えなかった。ここは大人しく昴の言うことに従うしかないと、あかりが踵を返しかけたそのときだった。
「昴、危ない……っ‼」
「……⁉」
結界の綻びを抜けて、妖狐が突っ込んできた。鋭い牙で穿とうと大口を開けている。
あかりの悲鳴と同時に昴も気づいたようだが対処が間に合わない。あかりは昴に駆け寄ると、身体を突き飛ばした。昴と一緒になって倒れこみかけたあかりは、喉に熱いものを感じた。
「……っ‼」
「あかりちゃん‼」
昴は受け身をとり、素早く体勢を整えると、あかりを抱きとめた。
「……」
(昴、大丈夫……?)
そう言いたいのに声が出ない。急速に体温も奪われているようで、昴の結界が破られた今、炎に囲まれているというのに寒くなってきた。
ぼやけ始めた視界の端で、妖狐が取り乱しているのを見た気がした。
「時人くん達は妖狐を確保して! ……あかりちゃん……!」
「あかり……っ‼」
「昴! 一体何が……⁉」
聞きなじんだ結月と秋之介の声が側に聞こえる。しかし、次第に言葉は拾えなくなり、音すらも遠のいていく。
(寒いの、嫌、だな……)
暗くなっていく視界。消えていく音。感覚を失っていく冷たい四肢。
あかりは無音の暗闇の世界に意識を落とした。
『ごめんなさい』
憔悴しきった彼らの顔を直視できなくて、あかりは顔を逸らして紙を掲げた。
真っ先に反応したのは昴だった。
「なんであかりちゃんが謝るの? 謝るのは君を守りきれなかった僕の方なのに……!」
あかりは持っていた紙を下ろすと、余白に書き加えた。
『御上様にも言われてたのに、私が勝手をしたから』
「でも、そのおかげで僕は助かったよ」
『昴を助けたことは後悔してない。だけど、他にやり方があったんじゃないかって思うの』
幼なじみのことになると冷静さを失い、向こう見ずな行動を起こすのはあかりの悪い癖だった。三年前、手痛い目に遭ったのにも関わらずまた同じことをしでかした。あかりはうなだれた。
「あかりちゃん」
あかりが肩を叩かれたので顔を上げると、昴と目が合った。昴の目元には隈が濃く刻まれている。加えていくらかやつれたようにも見えた。
(どれだけ心労をかけたんだろう……)
あかりには想像もつかなかった。あかりが目を細めていると、昴が口を開いた。
「戻ってきてくれて、ありがとう……っ」
そしてきつく抱きしめられた。昴の顔はうかがえなかったが、その声は濡れて震えていた。あかりが首をめぐらすと、結月は目を潤ませ、秋之介は洟をすすっていた。
「あかりちゃんがいない間、ずっと僕のせいだって、どうしようって不安で仕方なかった」
「……」
「もう駄目かもって何度も思った。あかりちゃんがいないと、僕は僕でいられないんだ。あかりちゃんが僕にとっての希望そのものだから」
「……」
「声が出ないのは僕が何とかしてみせるから。目覚めてくれて本当に良かった……!」
幼なじみのうちでは最年長で、今や四家全体のまとめ役でもある昴。そんな彼の弱音を聞くのは滅多にないことだった。それだけに言われた言葉には重みがある。
どうしたら相応の想いを返せるだろう。考えて、あかりは昴の腕から離れると、文字を書き、笑顔を作ってみせた。
『待っててくれて、ありがとう。ただいま、昴、秋、結月』
本当は言霊にして想いの丈をぶつけたいくらいだったが、声が出ない今それは叶わない。だからあかりは満面の笑みを代わりに送った。
昴は目を瞠ったが、すぐに安堵と歓喜がない交ぜになった昴らしい柔らかな微笑みを返してくれた。
「ずっと、その笑顔が見たかったんだよ……」
あかりはわかったとばかりに、笑みを深くした。
昴の背後で、結月と秋之介も微笑んでいたのをあかりは見た。
これからあかりがどうしたいか、臆することなくきちんと伝えなければいけない。昴はもとより結月と秋之介にも聞き届けてほしいと思った。
『私、戦うよ』
「あかりちゃん……」
後悔、迷い、葛藤、不安……。あらゆる感情を内包した昴の声は切ない。
それだけにいかに自分が大事に思われているかあかりは身に染みて感じた。昴の心情を考えれば戦わないというのも一種、彼に報いることにつながるだろうが、それでは何も変えられない。
(そう。このままではいられない)
ままならない現状を変えたいのならば、あかりが剣をとり、戦わなければならないのだ。
浮かんだ微笑みはごく自然なものだった。
『私のことを私よりずっと案じてくれて、ありがとう。だけどね、私、やっぱり守られるんじゃなくて守りたいんだよ』
「……」
『昴と秋と結月も。町の人たちも、この陽の国ごと、守りたい。この思いは変えられない。だから私にしかできないことはやらなくちゃいけないと思うの』
「……」
『それがどんなに危険でも、たとえ昴たちに止められても、私は戦う道を選ぶよ』
「……」
『そのためにできることはなんでもやるつもり。……ねぇ、みんな』
この決意が皆にも届くようにと、三人それぞれと視線を交わし合う。皆は真剣な色を瞳に浮かべていた。
『お願いがあるの。私も、みんなの隣で戦わせて』
沈黙が降りる。実際は数秒ほどだろうが、あかりにはそれよりずっと長く感じられた。
そんな沈黙を最初に破ったのは昴の声だった。
「ごめんね、あかりちゃん」
どくんと鼓動が跳ねる。
(ここまで伝えても昴は認めてくれない?)
青ざめるあかりだったが、続く昴の言葉に杞憂だったことを知る。
「僕が思うより、君はずっと強い。そのことが僕にはわかっていなかったみたいだ」
(昴……)
瞳を煌めかせるあかりに昴は微笑み返した。そこに今朝のような憂いは見られない。
「戦おう、一緒に。大切なもののために」
「ー」
あかりを信じてくれたことへの嬉しさと感謝をのせて名前を呼びたかった。しかし吸い込んだ息は音にならない。これほどまでに声が出ないことを悔しいと思ったことはなかった。
(ありがとう、昴)
だからあかりは言葉の代わりに笑顔を送る。笑う気になれないと数刻前まで嘆いていたのが嘘だったかのように、笑みが溢れた。
昴もまた久々に晴れやかな微笑みを見せる。それは昴の中の迷いに決着がついたことの証でもあった。
「だけどね、忘れないでね、あかりちゃん。大切なものの中に君が含まれていること。あかりちゃんが僕たちを守りたいと願うように、僕もあかりちゃんを守りたいって思ってること」
大切な人を守りたい思いは痛いほどわかる。あかりはしっかりと頷いた。
「だから、あかりちゃんを守る自由だけは僕から取りあげないでほしいな」
互いに譲れないものがあるから、それがあかりと昴の落としどころなのだと思う。
あかりは『わかったよ』と答えた。
昴との話が一段落して彼の背後を見やると、結月と秋之介と目があった。二人ともこの結果に安堵の微笑を浮かべていた。
「あかりがそうしたいなら、おれは止めない。でも昴が言ったように、おれもあかりのこと、守るから」
「そういうこった。あかりには俺たちがついてる。それを忘れんなよ」
結月も秋之介も、あかりの意志を尊重してくれるようだった。その上であかりのことを守りたいと言ってくれる。
(ああ、私は恵まれてるな)
幸せをのせた柔らかな笑みが自然とこぼれる。
あかりが感謝をこめて頷けば、三人にも伝わったらしく優しい微笑みが返ってきた。
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