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第3章 淫武御前トーナメントの章
69話 ラストバトル3♥(全身リップ・羞恥責め・フェラチオ・イラマチオ)
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69話 ラストバトル3♥(全身リップ・羞恥責め・フェラチオ・イラマチオ)
「好きっ、樽男っ、すきっ、あ、あっ、い、いくっ、また逝くっ!」
精を放ってもらうことだけを考えた、腰を左右に捻りながらの騎乗位ピストンに、ビュグルッビュグルッ! と子宮口をこじ開ける射精が起こり、ナツキの顎先が天を仰いだ。
……んっ…………はぁ……あっ、え……?
なんで……?
視線の先に、なぜかワイヤーフックを天井に引っ掛けて消えていく片腕しか無いオネエの姿に、ナツキの身体がビグンッ! と跳ねる。
お……、おかしい……。
なんでオネエがいるの……?
龍司に犯されている筈のオネエが……。
だいたいっ、樽男を好きって……ありえないっ!
現実では起こりえない出来事の連続に、それを違和感と感じたところで、
パアアアッ……、と光の粒子のようなものが散っていって気が付いた。
「ゆ……め…………?」
目覚めたそこは、あまりにも見慣れたホテルだった。
因縁を通り越して、我が家以上に思い入れのある場所となったホテル。
しかし、ほんとにありえない。
ついさっきまで、ナツキは風魔の道場にいたのだ。
まだ夢の中にいるのかと疑って、跡が残るくらいおもいっきり頬を抓った。
「痛い……。なんでここにいるの……? どこまでが夢……」
狐に抓まれた表情のまま、ナツキは思案する。
決勝戦で龍司に負けて、脳みそ破壊なんて恐ろしい目にあうところだった……。
そのあと不覚にも樽男にまでやられて……。
やられたというより、やった……。
全てを搾り取るつもりでの、受精覚悟での騎乗位奉仕を思い出して、ナツキは股のあいだに指を添えた。
……ズンッ、と樽男をもてなした生々しい快感は、しっかりと残っている。
入れられたところまでは現実だとして……。
しかし、状況が掴めない。
……ん?
そんな中、脱衣所の方から樽男の声が聞こえて、ナツキは耳を傾けた。
「じゃあここからはナツキさんの力が無ければ出られないのかね?」
「ああそうだ。だから影遁の術をどうにかしたかった」
「龍司さんの力を持ってしてもかね?」
「だから困ってんだろ?」
龍司と樽男の声だった。
……どういうこと?
もしかして……、ここって、……私が作った仮想空間?
知り得たヒントを元に、ナツキはホテル内に仮想空間を作ろうとする。
だが案の定作れなかった。
影遁の術用の仮想空間には、ナツキが知りうるだけでも細々とした制約がある。
もともと現実にある場所とある場所とを繋ぐ、ワープゲートの役目を担うためか、自分の作り出した仮想空間内に仮想空間は作れない。
それだけで、ここが自分の作り出した仮想空間と知った。
なんで……?
当然ワープした記憶なんてない。
ナツキはさらにこんがらがっていた。
「騎乗位で奉仕させていたんだがね、突然立ち上がったんだよ。そしたらこのホテルに移動しててね……驚いたよ……」
私が、無意識にここに飛んだ?
信じられない話だった。
しかし、そうでも無ければ説明が付かない。
今回の影遁の術の行使は、樽男にとっても、龍司にとってもデメリットしかない。
逆に言えば、ナツキにとってメリットしかなかった。
相手チームの全滅が勝利条件に変わった以上、ナツキが仮想空間にいるあいだは、決勝戦の決着は着かないのだ。
落ちない堅城での籠城よりも、仮想空間は遥かに安全なのだ。
そして実力さえ出し切れば、樽男はおろか龍司にだって負けはしない。ナツキにはその自信があった。
倒せる算段さえ付けば、自ずとくノ一チームの勝利となる。
逆転劇を思い描いていると、案の定龍司は言った。
「さっさとナツキを堕としてこっちに戻ってこい。それでくノ一との戦いは決着だ。いいな? 樽男」
「服部は堕としたのかね?」
「ンヂュッ、んはぁ、お、おにいさまっ、愛してるっ、愛してますっ♥ んぢゅ! ンヂュルッ!」
音だけで、ちんぽに吸い付いて、根こそぎ奪おうとするかのようなフェラチオ奉仕の様子が目に浮かんでしまう。
だいたい愛してるって……。
オネエってそういう感情持ってるの?
意味が分からない。
こっちもこっちで樽男の精子を求めて腰振りしちゃったから何も言えないけど……。
「どうだ? 完堕ちだ。脳みそ完全にぶっ壊さなくても、受精拒否の原因になりそうな記憶消しただけで身籠もった。――分かったらさっさとナツキ堕として戻ってこい。いいな?」
――え? 身籠もった? はい? オネエがお母さん?
はい? 生物学的に女ってこと……?
だいたいオネエの記憶が無い?
って……。
どこからどこまでの記憶……?
流石に私のことは覚えているよね……。
――樽男とやってもらえるかしら?
なつきが初めてオネエから託された任務だった。
その任務で、ナツキは樽男を殺してしまい、オネエから激怒された。
通信デバイスのスピーカー機能が機能不全を起こすくらいに怒鳴られたのだ。
任務失敗。その時のことをオネエは未だに根に持っていた。
こっちは忘れているのにずっと根に持っていて、そんな黒歴史をネチネチネチネチ何度も何度も掘り返してきた。
忘れて欲しいことも忘れない無駄な記憶力をオネエはもっている……。
一生、死ぬまで……グチグチ言ってきそうな無駄すぎる記憶力を……持ってる……から…………ね。
は……はは…………ぁ……。
そ、そう……。だから…………だいじょう……ぶ…………。
おぼえて……る……。
「あぁ…………はははっ……だから覚えてる……ぐっ……」
「あぁ……うっ……うぅ……、はは……、……覚えてる……わけ……ないっ…………あるわけっ……ないっ……記憶がっ……残ってるはずがっ……ないよっ……」
いくら言い聞かせようとしても、だめだった。
オネエの記憶がどこまで消えたら、龍司を求めるのかを知ってしまっているから、何度己を偽り、己を言い聞かせても、現実が何度も間違えを正してくる。
オネエとの思い出が、オネエから消えてしまっていると正してくる。
オネエが龍司に殺意を向けたきっかけ。
家族を滅ぼされたことがきっかけだった。
それ以降の記憶が消えているから、オネエは龍司を求めたに決まっている……。
ボロボロ零れる涙が止まらず、理解すればするほどに溢れる涙の量が増え続けた。
この涙を流しきったらオネエのことを整理し切れてしまう。
オネエがいなくなったことを乗り越えられてしまう。
それはいやだ。
このまま壊れてしまってもいいから、乗り越えたくない……!
「ウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
涙を我慢するかも、涙を枯らしてしまうかも、オネエのことを考えるかどうかも、それらの選択から何から何まで考えるのを止めにしたくて、奇声を張り上げた。
キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ、
己の声で耳鳴りがして、まるで自分が機械になったような、全ての感情が死んだ気にさえなる。
そんな中で樽男は現れた。
「おや。起きていたのかい? 涙の跡が残っているね。でも、目には光がない。淫魔に廃人にされてしまったようにね」
気持ちが悪いはずの樽男の声さえ、気持ち悪いとさえ思えなかった。
それくらい感情が鈍ってしまっていた。
「聞いてしまったようだね。ナツキさん。わたしがしっかりと慰めてあげるよ」
返事をする気力さえ無いまま、樽男からの愛撫は始まった。
樽男の腰の上に乗せられて、散らせたままの汗の臭いを鼻を鳴らして嗅がれた。
くんくんくん、と鼻で吸って、はぁあ♥ と口から吐き出された。そして満足し終えると舌をねちゃっ……と張り付けられて、汗の玉を掬いあげて喉を鳴らされる。
シャワーの浴びていない身体の臭いを嗅がれ、汗を舐められる。
普段のナツキならば、淫魔が相手だとしても、恥じらいがあっただろう。
よりによって、相手は淫魔より何倍も恥じらいを覚えてしまう、元人間の樽男。
しかし、舐められ味わわれるとうのナツキは、人形にされたように感情が鈍かった。当然、羞恥心だって弱い。
ナツキの感情が鈍っているのは、客観的に見ている樽男のほうがよく分かっているだろう。だからこそ知ってしまう。
樽男に羞恥心を煽るつもりなんて一切ないことを。
恐らく臭いフェチ。
臭いの嗅ぎやすさだけを考えて腕先を掴みワキを広げさせ、足先を掴み股を広げさせ、身体を掴み尻房を広げさせ、丁寧が過ぎるくらいに舐め回してくる。
汗をかいたままの身体は、酸っぱい匂いが強かった。
シャワーを浴びたばかりの樽男のほうが清潔な匂いがしていて、普段ならば羞恥心を倍増させられただろう。
恥ずかしさに赤面させられただろう。
しかし、そこまで興奮しなかった。
足指の一本一本をふやけるほどに舐められても、んんっ……、とくぐもり声が漏れるくらいで、殆ど喘ぎ声が漏れることもなかった。
「たまらないねぇ……人形みたいな顔に命が宿っていく様を見ているのは」
苦しげな喘ぎが少し漏れただけで悦び過ぎる樽男。
想像以上に魅惑の術が効いている。
半年くらい前に掛けた術なのに、凄い効き目だった。
術に堕ちているせいか、樽男の愛撫からは性欲を解消したい欲求の強さが滲み出ていた。
ねっとりと味わうような愛撫は、まるで本番を楽しむための下拵えだった。
……いっそのこと快楽に溺れられたらどれだけ楽なんだろうか……。
一時で良いからオネエのことを完全に忘れられたらどれだけ楽なんだろうか……。
どう足掻いてもどうにもならない現実からナツキは逃避したかった。
思うナツキであったが、既に身体はナツキが思っている以上に現実逃避を始めていた。ぼんやりプラネタリウムを見詰めたままに愛撫を受ける身体は、気付かぬうちに熱を溜め込んでいた。気付けぬまま低温火傷を起こしてしまうような愛撫で、コトコト煮込まれていたのだ。
骨の髄まで樽男の愛撫の味が染み込んでいた。
昨夜、動けなくなるまで樽男の精液を求めて踊り狂ったこともあり、樽男の愛撫がすんなり身体の随まで染みてくる。
しかしそれ以上に、現実逃避の為に樽男に堕ちることを望んでしまったことがなにより大きかった。
全てを忘れさせて欲しい、溺れさせて欲しい……。
そう一瞬でも望んでしまったことで、まっさらとなったナツキの感情のキャンバスは、樽男への色欲一色に塗り替えられていくのであった。
「んっ、あっ、あっ…………んふぁ♥」
少しずつ愛撫の温度が上がり、ナツキの喘ぎ声も色艶を伴い始める。
しかし、ゆったりすぎる変化に、ナツキは熱の上昇にも気付けず、喘ぎ声が男を誘うものへと変わっていくことにさえ気付けない。
樽男に指先摘ままれただけでも、ピクンッ、と身体が跳ねていた。
肌に舌が乗せられて、それがぬるーーっ……、と滑るだけで、膣の奥がかーっと熱を籠もらせて、お腹の中に熱々の愛液が蓄えられていく。
合貝のような陰唇をくぱぁと開くと、どろおっ……とまるで蜂蜜を煮込んだように粘着く愛液が溢れ、会陰を舐めながらにシーツを濡らす。
樽男からの愛撫が始まって4時間くらいが経つだろうか。
ナツキはこの時まで、直接性器を弄られていなかったことに気付かなかったのだ。
そして、閉じることさえ出来ない、後戻りのする気のない股のあいだへと樽男の分厚い唇が寄ってくる。
「っう、あ…………あぁ、あぁん…………っ……」
分かってはいたが、思ったとおり舐めてはもらえなかった。
身体を味わわれた時と同じで、鼻息を繰り返されてしまう。
汗の臭いを嗅いで回ったときと同じで、愛液の臭いをひたすらに嗅がれてしまう。
ジトジトした熱風が、小指の先ほどに尖ったクリトリスを撫でてくる。
陰唇を蕩かせてくる。
すぅ、はぁ……、すぅ、はぁ……、と骨盤を抱えこんで吐息に愛撫されて、わざとらしい樽男の吐息よりも、ナツキの吐息のほうが苦しげに、切なげに乱れていた。
「っう…………んぅはぁ……あぅ、んぅ、あぁあ…………ふぅ、ぅあ、あはぁあっ……」
右に……、そしてそれから左に……。
腰が悩ましげにくねられていた。あわよくば樽男の唇に触れないかと、刺激を求める煩悩に囚われて揺れ惑う。
「あぁ…………はぁ、あっ…………あ、そ、そこっ、はっ…………はぁ、はぁ……そこっ、だ、だめぇ……」
吐息での愛撫が終わって、やっと舐めてもらえる。
そう思っていたが、鼻息がそのまま陰唇から会陰を擽りながらに下りて、肛門へと向かっていったのだ。
己の身体の中で一番汚いところ。
一番臭いを嗅がれたくないところ。
それもシャワーも浴びていない不浄の穴にである。
じりじりと燻り続けていた羞恥の炎が燃え上がってしまった。
「い、いやぁ……、だ、だ、だめぇ…………、ほ、ほんとっにっ、だ、だめぇえっ、くんくんしないでぇ……」
いくらお願いしても止めてもらえない。
それどころか、フェロモンふんだんに含んだ空気が、すーーっ……と鼻腔を通って吸い込まれていく様子さえ分かるほどに強く吸われてしまう。
少しでも誤魔化そうと、吸われるタイミングに合わせて、尻穴を窄めていた。
吐息に合わせて尻穴を締めていた。
そのせいで、樽男の呼吸に合わせてひっくっ、ひっくっ、とお尻の穴を蠢動させられる。
窄めては広げてを何度も繰り返させられて、お腹の動きがまでもが活発にさせられた。釣られるように膣穴からダラダラ溢れ返る蜜液の量も、粘度も、匂いも増していった。
吐息を締め付けるように、おまんこの動きまで活発になって、欲しくて欲しくてたまらなくなって欲情はピークを迎えていた。
も、もうだめぇ……、こ、こんなのぉ、も、もうだめぇえ……、は、はずかしすぎてぇえ……へ、へんになりゅ…………。
捨てられたマリオネットのように、ナツキは身体をオープンにしたまま愛撫を受け止めるが、その顔はさらに惨めなものだった。
オネエの為に流れていた涙は、樽男の愛撫による羞恥なのか、それとも樽男を欲してなのか分からない涙になっていて、鼻水まで垂れてしまっている。
涎を拭く気力なんて当然なく、顔を溶かしたような体液を垂れ流しにしていた。
「そんなにいやなのかい? 慰めたいと心から思っていたんだがねぇ」
突然喋ったかと思ったら、樽男の顔が離れていって、動けないほどに蕩けていた腕が、それだけが出来るように樽男に向かって伸びていた。
あ、う、あ、あ…………。
しかし伸ばした腕は樽男に届かず、乞食のような顔へと変わっていた。
いやじゃない……。恥ずかしかったけど、止めて欲しかったわけじゃ無い。
もっとして欲しい。舐めて欲しかった。
言葉達が我先に口から飛び出ようとして、あ、お、お、あ、と吃音してしまう。
「嫌なら仕方がない。ただわたしも男だ。このままでは、息子が静まってくれなくてね。これの面倒を見てもらえるかな? ナツキさん」
セックスをやめられてしまう……。
どん底に沈められたばかりのナツキの表情が、明かりが灯ったようにパッ、と明るくなる。
抱かれる期待に震えた浅ましいナツキ。
その目の前に、初めて身体を許した淫魔の肉棒がやってくる。
樽男の精液が詰め込まれている肉棒。
初めて狂わせた淫魔の肉棒が、舌を伸ばせば届きそうなところまでやってくる。
射精を終えたばかりのように、どく……っ、どく……っ、と先走り汁が溢れ出て、玉袋にまで垂れてしまっている。
零れちゃう……。
思った時には舌が玉袋から精液を舐め取っていた。
「んぁ……っはぁ…………んっ、………………んはぁっ」
昨日の夜の記憶が、――樽男を求めて腰を捻って何度も精液を求めた記憶が走馬灯のように駆け抜けていく。
『イグッ! おちんぽもうらめっ、ゆるしてっ! これいじょう出さないで! もうやらぁあっ! あかちゃんやらぁあああっ!!』
『いやなら言うことを聞いてワープゲートを作れ! 誰も妨害できないワープゲートに連れて行け! そしたらこれ以上は孕ませないでやる! ぶっ壊さないでやる!』
あ、はぁはぁ♥ ……は、…………?
ワープゲート……? どういう……こと…………。
はぁ…………はぁ…………。
理性を呼び覚ます記憶が駆け抜けていった。しかし、身体の中心からぐつぐつと煮えくり返る欲望が、思考力を本能で押し流していき――、
「んむぉあ……」
肉棒を口の中へと丸々咥え込ませた。
そこからは頭で考えてなのか、本能に任せてなのかは分からない。
ただただ我慢汁の膜で唇を滑らせて、ンボッ……ンボッ……、と飲み込み、肉肌同士をヂュヅッ、ヂュヅッ、と擦り合わせた。
樽男の前で言葉通りに膝を屈して頭を懸命に振るった。
口腔内で撹拌された唾液とカウパーが泡立ち、唇の端から零れていく。漏らしてしまうのがもったいなくて、ごくごく喉を鳴らして味わった。
そして、精液の味と、おちんぽの味を一通り味わい終えると、ナツキは激しく頭を振るい始めたのであった。
「んぶっんぢゅっ、ンゥ! ンヂュ、んぅ!」
騎乗位奉仕で激しく暴れた昨日の記憶までもが生々しく蘇る。
口内ピストンの振動が、子宮をズンズン震わせる。
フェラチオを悦んだ身体が切なく痙攣し、狂おしいまでの収縮運動へと変貌し、淫乱な衝動を呼び覚ます。
ナツキの肉棒奉仕を下品で激しいものへと変貌させる。
ビグンビグンと、口から喉から子宮まで激しく躍動する中、口に含んだ肉棒も、
ビィグンッ! ビィグンッ! 膨張する。
脳みそ震わすほどに痙攣して、小さな絶頂にも似た高揚感が何度も何度もやってくる。
その刺激に何度も意識が飛びそうになるもグォプッ! と樽男の亀頭で喉を刺し、意識をとりとめ、激しくちんぽを求めた。
ンブッ! ンヂュルッ! ンヂュ!!
「んっウ゛ォッ!?」
ボッグンッ! と、亀頭が拳大に膨張して、窒息させられたところで――
ビュグビュグビュルルルルッッ!!!!!
口の中で肉棒が爆ぜた。そう思ってしまうほどの重たい衝撃がやってきた。
脳まで爆ぜてしまい、頭の中を白塗られ、思考から何から何まで掻き消えてしまった。脳が活動を止めてしまって、身体から力が抜け落ちてしまう。
樽男の下半身にのめって、滑るように崩れていく中、頭を両手で支えられて、衰えの知らない肉棒で、唇を強引に割られた。
「完全に堕ちたかな? どちらにしてもねぇまだ満足出来ていないんだよ。ぶっ壊れる手前までナツキさんの口を使わせてもらうよ」
精液が混じった白濁した鼻水を垂らすナツキの頭を掴み、樽男はガツガツガツガツ腰を振るって、このあと何度も何度もイラマチオ口内射精を繰り返すのであった。
「好きっ、樽男っ、すきっ、あ、あっ、い、いくっ、また逝くっ!」
精を放ってもらうことだけを考えた、腰を左右に捻りながらの騎乗位ピストンに、ビュグルッビュグルッ! と子宮口をこじ開ける射精が起こり、ナツキの顎先が天を仰いだ。
……んっ…………はぁ……あっ、え……?
なんで……?
視線の先に、なぜかワイヤーフックを天井に引っ掛けて消えていく片腕しか無いオネエの姿に、ナツキの身体がビグンッ! と跳ねる。
お……、おかしい……。
なんでオネエがいるの……?
龍司に犯されている筈のオネエが……。
だいたいっ、樽男を好きって……ありえないっ!
現実では起こりえない出来事の連続に、それを違和感と感じたところで、
パアアアッ……、と光の粒子のようなものが散っていって気が付いた。
「ゆ……め…………?」
目覚めたそこは、あまりにも見慣れたホテルだった。
因縁を通り越して、我が家以上に思い入れのある場所となったホテル。
しかし、ほんとにありえない。
ついさっきまで、ナツキは風魔の道場にいたのだ。
まだ夢の中にいるのかと疑って、跡が残るくらいおもいっきり頬を抓った。
「痛い……。なんでここにいるの……? どこまでが夢……」
狐に抓まれた表情のまま、ナツキは思案する。
決勝戦で龍司に負けて、脳みそ破壊なんて恐ろしい目にあうところだった……。
そのあと不覚にも樽男にまでやられて……。
やられたというより、やった……。
全てを搾り取るつもりでの、受精覚悟での騎乗位奉仕を思い出して、ナツキは股のあいだに指を添えた。
……ズンッ、と樽男をもてなした生々しい快感は、しっかりと残っている。
入れられたところまでは現実だとして……。
しかし、状況が掴めない。
……ん?
そんな中、脱衣所の方から樽男の声が聞こえて、ナツキは耳を傾けた。
「じゃあここからはナツキさんの力が無ければ出られないのかね?」
「ああそうだ。だから影遁の術をどうにかしたかった」
「龍司さんの力を持ってしてもかね?」
「だから困ってんだろ?」
龍司と樽男の声だった。
……どういうこと?
もしかして……、ここって、……私が作った仮想空間?
知り得たヒントを元に、ナツキはホテル内に仮想空間を作ろうとする。
だが案の定作れなかった。
影遁の術用の仮想空間には、ナツキが知りうるだけでも細々とした制約がある。
もともと現実にある場所とある場所とを繋ぐ、ワープゲートの役目を担うためか、自分の作り出した仮想空間内に仮想空間は作れない。
それだけで、ここが自分の作り出した仮想空間と知った。
なんで……?
当然ワープした記憶なんてない。
ナツキはさらにこんがらがっていた。
「騎乗位で奉仕させていたんだがね、突然立ち上がったんだよ。そしたらこのホテルに移動しててね……驚いたよ……」
私が、無意識にここに飛んだ?
信じられない話だった。
しかし、そうでも無ければ説明が付かない。
今回の影遁の術の行使は、樽男にとっても、龍司にとってもデメリットしかない。
逆に言えば、ナツキにとってメリットしかなかった。
相手チームの全滅が勝利条件に変わった以上、ナツキが仮想空間にいるあいだは、決勝戦の決着は着かないのだ。
落ちない堅城での籠城よりも、仮想空間は遥かに安全なのだ。
そして実力さえ出し切れば、樽男はおろか龍司にだって負けはしない。ナツキにはその自信があった。
倒せる算段さえ付けば、自ずとくノ一チームの勝利となる。
逆転劇を思い描いていると、案の定龍司は言った。
「さっさとナツキを堕としてこっちに戻ってこい。それでくノ一との戦いは決着だ。いいな? 樽男」
「服部は堕としたのかね?」
「ンヂュッ、んはぁ、お、おにいさまっ、愛してるっ、愛してますっ♥ んぢゅ! ンヂュルッ!」
音だけで、ちんぽに吸い付いて、根こそぎ奪おうとするかのようなフェラチオ奉仕の様子が目に浮かんでしまう。
だいたい愛してるって……。
オネエってそういう感情持ってるの?
意味が分からない。
こっちもこっちで樽男の精子を求めて腰振りしちゃったから何も言えないけど……。
「どうだ? 完堕ちだ。脳みそ完全にぶっ壊さなくても、受精拒否の原因になりそうな記憶消しただけで身籠もった。――分かったらさっさとナツキ堕として戻ってこい。いいな?」
――え? 身籠もった? はい? オネエがお母さん?
はい? 生物学的に女ってこと……?
だいたいオネエの記憶が無い?
って……。
どこからどこまでの記憶……?
流石に私のことは覚えているよね……。
――樽男とやってもらえるかしら?
なつきが初めてオネエから託された任務だった。
その任務で、ナツキは樽男を殺してしまい、オネエから激怒された。
通信デバイスのスピーカー機能が機能不全を起こすくらいに怒鳴られたのだ。
任務失敗。その時のことをオネエは未だに根に持っていた。
こっちは忘れているのにずっと根に持っていて、そんな黒歴史をネチネチネチネチ何度も何度も掘り返してきた。
忘れて欲しいことも忘れない無駄な記憶力をオネエはもっている……。
一生、死ぬまで……グチグチ言ってきそうな無駄すぎる記憶力を……持ってる……から…………ね。
は……はは…………ぁ……。
そ、そう……。だから…………だいじょう……ぶ…………。
おぼえて……る……。
「あぁ…………はははっ……だから覚えてる……ぐっ……」
「あぁ……うっ……うぅ……、はは……、……覚えてる……わけ……ないっ…………あるわけっ……ないっ……記憶がっ……残ってるはずがっ……ないよっ……」
いくら言い聞かせようとしても、だめだった。
オネエの記憶がどこまで消えたら、龍司を求めるのかを知ってしまっているから、何度己を偽り、己を言い聞かせても、現実が何度も間違えを正してくる。
オネエとの思い出が、オネエから消えてしまっていると正してくる。
オネエが龍司に殺意を向けたきっかけ。
家族を滅ぼされたことがきっかけだった。
それ以降の記憶が消えているから、オネエは龍司を求めたに決まっている……。
ボロボロ零れる涙が止まらず、理解すればするほどに溢れる涙の量が増え続けた。
この涙を流しきったらオネエのことを整理し切れてしまう。
オネエがいなくなったことを乗り越えられてしまう。
それはいやだ。
このまま壊れてしまってもいいから、乗り越えたくない……!
「ウァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
涙を我慢するかも、涙を枯らしてしまうかも、オネエのことを考えるかどうかも、それらの選択から何から何まで考えるのを止めにしたくて、奇声を張り上げた。
キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ、
己の声で耳鳴りがして、まるで自分が機械になったような、全ての感情が死んだ気にさえなる。
そんな中で樽男は現れた。
「おや。起きていたのかい? 涙の跡が残っているね。でも、目には光がない。淫魔に廃人にされてしまったようにね」
気持ちが悪いはずの樽男の声さえ、気持ち悪いとさえ思えなかった。
それくらい感情が鈍ってしまっていた。
「聞いてしまったようだね。ナツキさん。わたしがしっかりと慰めてあげるよ」
返事をする気力さえ無いまま、樽男からの愛撫は始まった。
樽男の腰の上に乗せられて、散らせたままの汗の臭いを鼻を鳴らして嗅がれた。
くんくんくん、と鼻で吸って、はぁあ♥ と口から吐き出された。そして満足し終えると舌をねちゃっ……と張り付けられて、汗の玉を掬いあげて喉を鳴らされる。
シャワーの浴びていない身体の臭いを嗅がれ、汗を舐められる。
普段のナツキならば、淫魔が相手だとしても、恥じらいがあっただろう。
よりによって、相手は淫魔より何倍も恥じらいを覚えてしまう、元人間の樽男。
しかし、舐められ味わわれるとうのナツキは、人形にされたように感情が鈍かった。当然、羞恥心だって弱い。
ナツキの感情が鈍っているのは、客観的に見ている樽男のほうがよく分かっているだろう。だからこそ知ってしまう。
樽男に羞恥心を煽るつもりなんて一切ないことを。
恐らく臭いフェチ。
臭いの嗅ぎやすさだけを考えて腕先を掴みワキを広げさせ、足先を掴み股を広げさせ、身体を掴み尻房を広げさせ、丁寧が過ぎるくらいに舐め回してくる。
汗をかいたままの身体は、酸っぱい匂いが強かった。
シャワーを浴びたばかりの樽男のほうが清潔な匂いがしていて、普段ならば羞恥心を倍増させられただろう。
恥ずかしさに赤面させられただろう。
しかし、そこまで興奮しなかった。
足指の一本一本をふやけるほどに舐められても、んんっ……、とくぐもり声が漏れるくらいで、殆ど喘ぎ声が漏れることもなかった。
「たまらないねぇ……人形みたいな顔に命が宿っていく様を見ているのは」
苦しげな喘ぎが少し漏れただけで悦び過ぎる樽男。
想像以上に魅惑の術が効いている。
半年くらい前に掛けた術なのに、凄い効き目だった。
術に堕ちているせいか、樽男の愛撫からは性欲を解消したい欲求の強さが滲み出ていた。
ねっとりと味わうような愛撫は、まるで本番を楽しむための下拵えだった。
……いっそのこと快楽に溺れられたらどれだけ楽なんだろうか……。
一時で良いからオネエのことを完全に忘れられたらどれだけ楽なんだろうか……。
どう足掻いてもどうにもならない現実からナツキは逃避したかった。
思うナツキであったが、既に身体はナツキが思っている以上に現実逃避を始めていた。ぼんやりプラネタリウムを見詰めたままに愛撫を受ける身体は、気付かぬうちに熱を溜め込んでいた。気付けぬまま低温火傷を起こしてしまうような愛撫で、コトコト煮込まれていたのだ。
骨の髄まで樽男の愛撫の味が染み込んでいた。
昨夜、動けなくなるまで樽男の精液を求めて踊り狂ったこともあり、樽男の愛撫がすんなり身体の随まで染みてくる。
しかしそれ以上に、現実逃避の為に樽男に堕ちることを望んでしまったことがなにより大きかった。
全てを忘れさせて欲しい、溺れさせて欲しい……。
そう一瞬でも望んでしまったことで、まっさらとなったナツキの感情のキャンバスは、樽男への色欲一色に塗り替えられていくのであった。
「んっ、あっ、あっ…………んふぁ♥」
少しずつ愛撫の温度が上がり、ナツキの喘ぎ声も色艶を伴い始める。
しかし、ゆったりすぎる変化に、ナツキは熱の上昇にも気付けず、喘ぎ声が男を誘うものへと変わっていくことにさえ気付けない。
樽男に指先摘ままれただけでも、ピクンッ、と身体が跳ねていた。
肌に舌が乗せられて、それがぬるーーっ……、と滑るだけで、膣の奥がかーっと熱を籠もらせて、お腹の中に熱々の愛液が蓄えられていく。
合貝のような陰唇をくぱぁと開くと、どろおっ……とまるで蜂蜜を煮込んだように粘着く愛液が溢れ、会陰を舐めながらにシーツを濡らす。
樽男からの愛撫が始まって4時間くらいが経つだろうか。
ナツキはこの時まで、直接性器を弄られていなかったことに気付かなかったのだ。
そして、閉じることさえ出来ない、後戻りのする気のない股のあいだへと樽男の分厚い唇が寄ってくる。
「っう、あ…………あぁ、あぁん…………っ……」
分かってはいたが、思ったとおり舐めてはもらえなかった。
身体を味わわれた時と同じで、鼻息を繰り返されてしまう。
汗の臭いを嗅いで回ったときと同じで、愛液の臭いをひたすらに嗅がれてしまう。
ジトジトした熱風が、小指の先ほどに尖ったクリトリスを撫でてくる。
陰唇を蕩かせてくる。
すぅ、はぁ……、すぅ、はぁ……、と骨盤を抱えこんで吐息に愛撫されて、わざとらしい樽男の吐息よりも、ナツキの吐息のほうが苦しげに、切なげに乱れていた。
「っう…………んぅはぁ……あぅ、んぅ、あぁあ…………ふぅ、ぅあ、あはぁあっ……」
右に……、そしてそれから左に……。
腰が悩ましげにくねられていた。あわよくば樽男の唇に触れないかと、刺激を求める煩悩に囚われて揺れ惑う。
「あぁ…………はぁ、あっ…………あ、そ、そこっ、はっ…………はぁ、はぁ……そこっ、だ、だめぇ……」
吐息での愛撫が終わって、やっと舐めてもらえる。
そう思っていたが、鼻息がそのまま陰唇から会陰を擽りながらに下りて、肛門へと向かっていったのだ。
己の身体の中で一番汚いところ。
一番臭いを嗅がれたくないところ。
それもシャワーも浴びていない不浄の穴にである。
じりじりと燻り続けていた羞恥の炎が燃え上がってしまった。
「い、いやぁ……、だ、だ、だめぇ…………、ほ、ほんとっにっ、だ、だめぇえっ、くんくんしないでぇ……」
いくらお願いしても止めてもらえない。
それどころか、フェロモンふんだんに含んだ空気が、すーーっ……と鼻腔を通って吸い込まれていく様子さえ分かるほどに強く吸われてしまう。
少しでも誤魔化そうと、吸われるタイミングに合わせて、尻穴を窄めていた。
吐息に合わせて尻穴を締めていた。
そのせいで、樽男の呼吸に合わせてひっくっ、ひっくっ、とお尻の穴を蠢動させられる。
窄めては広げてを何度も繰り返させられて、お腹の動きがまでもが活発にさせられた。釣られるように膣穴からダラダラ溢れ返る蜜液の量も、粘度も、匂いも増していった。
吐息を締め付けるように、おまんこの動きまで活発になって、欲しくて欲しくてたまらなくなって欲情はピークを迎えていた。
も、もうだめぇ……、こ、こんなのぉ、も、もうだめぇえ……、は、はずかしすぎてぇえ……へ、へんになりゅ…………。
捨てられたマリオネットのように、ナツキは身体をオープンにしたまま愛撫を受け止めるが、その顔はさらに惨めなものだった。
オネエの為に流れていた涙は、樽男の愛撫による羞恥なのか、それとも樽男を欲してなのか分からない涙になっていて、鼻水まで垂れてしまっている。
涎を拭く気力なんて当然なく、顔を溶かしたような体液を垂れ流しにしていた。
「そんなにいやなのかい? 慰めたいと心から思っていたんだがねぇ」
突然喋ったかと思ったら、樽男の顔が離れていって、動けないほどに蕩けていた腕が、それだけが出来るように樽男に向かって伸びていた。
あ、う、あ、あ…………。
しかし伸ばした腕は樽男に届かず、乞食のような顔へと変わっていた。
いやじゃない……。恥ずかしかったけど、止めて欲しかったわけじゃ無い。
もっとして欲しい。舐めて欲しかった。
言葉達が我先に口から飛び出ようとして、あ、お、お、あ、と吃音してしまう。
「嫌なら仕方がない。ただわたしも男だ。このままでは、息子が静まってくれなくてね。これの面倒を見てもらえるかな? ナツキさん」
セックスをやめられてしまう……。
どん底に沈められたばかりのナツキの表情が、明かりが灯ったようにパッ、と明るくなる。
抱かれる期待に震えた浅ましいナツキ。
その目の前に、初めて身体を許した淫魔の肉棒がやってくる。
樽男の精液が詰め込まれている肉棒。
初めて狂わせた淫魔の肉棒が、舌を伸ばせば届きそうなところまでやってくる。
射精を終えたばかりのように、どく……っ、どく……っ、と先走り汁が溢れ出て、玉袋にまで垂れてしまっている。
零れちゃう……。
思った時には舌が玉袋から精液を舐め取っていた。
「んぁ……っはぁ…………んっ、………………んはぁっ」
昨日の夜の記憶が、――樽男を求めて腰を捻って何度も精液を求めた記憶が走馬灯のように駆け抜けていく。
『イグッ! おちんぽもうらめっ、ゆるしてっ! これいじょう出さないで! もうやらぁあっ! あかちゃんやらぁあああっ!!』
『いやなら言うことを聞いてワープゲートを作れ! 誰も妨害できないワープゲートに連れて行け! そしたらこれ以上は孕ませないでやる! ぶっ壊さないでやる!』
あ、はぁはぁ♥ ……は、…………?
ワープゲート……? どういう……こと…………。
はぁ…………はぁ…………。
理性を呼び覚ます記憶が駆け抜けていった。しかし、身体の中心からぐつぐつと煮えくり返る欲望が、思考力を本能で押し流していき――、
「んむぉあ……」
肉棒を口の中へと丸々咥え込ませた。
そこからは頭で考えてなのか、本能に任せてなのかは分からない。
ただただ我慢汁の膜で唇を滑らせて、ンボッ……ンボッ……、と飲み込み、肉肌同士をヂュヅッ、ヂュヅッ、と擦り合わせた。
樽男の前で言葉通りに膝を屈して頭を懸命に振るった。
口腔内で撹拌された唾液とカウパーが泡立ち、唇の端から零れていく。漏らしてしまうのがもったいなくて、ごくごく喉を鳴らして味わった。
そして、精液の味と、おちんぽの味を一通り味わい終えると、ナツキは激しく頭を振るい始めたのであった。
「んぶっんぢゅっ、ンゥ! ンヂュ、んぅ!」
騎乗位奉仕で激しく暴れた昨日の記憶までもが生々しく蘇る。
口内ピストンの振動が、子宮をズンズン震わせる。
フェラチオを悦んだ身体が切なく痙攣し、狂おしいまでの収縮運動へと変貌し、淫乱な衝動を呼び覚ます。
ナツキの肉棒奉仕を下品で激しいものへと変貌させる。
ビグンビグンと、口から喉から子宮まで激しく躍動する中、口に含んだ肉棒も、
ビィグンッ! ビィグンッ! 膨張する。
脳みそ震わすほどに痙攣して、小さな絶頂にも似た高揚感が何度も何度もやってくる。
その刺激に何度も意識が飛びそうになるもグォプッ! と樽男の亀頭で喉を刺し、意識をとりとめ、激しくちんぽを求めた。
ンブッ! ンヂュルッ! ンヂュ!!
「んっウ゛ォッ!?」
ボッグンッ! と、亀頭が拳大に膨張して、窒息させられたところで――
ビュグビュグビュルルルルッッ!!!!!
口の中で肉棒が爆ぜた。そう思ってしまうほどの重たい衝撃がやってきた。
脳まで爆ぜてしまい、頭の中を白塗られ、思考から何から何まで掻き消えてしまった。脳が活動を止めてしまって、身体から力が抜け落ちてしまう。
樽男の下半身にのめって、滑るように崩れていく中、頭を両手で支えられて、衰えの知らない肉棒で、唇を強引に割られた。
「完全に堕ちたかな? どちらにしてもねぇまだ満足出来ていないんだよ。ぶっ壊れる手前までナツキさんの口を使わせてもらうよ」
精液が混じった白濁した鼻水を垂らすナツキの頭を掴み、樽男はガツガツガツガツ腰を振るって、このあと何度も何度もイラマチオ口内射精を繰り返すのであった。
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