【R-18】『対魔のくノ一・ナツキ』~人間、忍者、魔物から犯され、セックス依存になるまで堕ちる少女~

文々奈

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第3章 淫武御前トーナメントの章

53話 一度コテンパンにのした少年を思って自慰に浸ってしまうエリナ♥(自慰・挿入)

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 53話 一度コテンパンにのした少年を思って自慰に浸ってしまうエリナ♥(自慰・挿入)

 影遁の術による転移によって、エリナ、ナツキ、翔子の3人はナツキの作り出した影空間に移動した。

 そこは、町中を彩るネオンの全てを見下ろせるホテルの一室だった。
 陽の当たらない古賀の屋敷の道場に籠もっていたこともあって、エリナは夜になっていることにすら気付けなかった。

 ――この世界異空間に時間の概念があるのかは分からないけど。

「ナツキー、ここは?」

「因縁のホテル。オネエと殺し合って、そして樽男にやられたホテル」

「慌てて飛んだからこんな因縁のある場所に飛んだのかしらねぇ?」

「飛んだというよりは、作り出したんだけどね。咄嗟に描いたのは、オネエが言ったとおり、因縁深いからかも知れないね」
 
 昔を懐かしむようにナツキと服部がやり取りしている中――、エリナは吐息の乱れを隠しきれなくなっていた。

 龍司に跳ね返された呪いの数々が、エリナの身体を蝕み続けていたのだ。
 呪いを受けた龍司には余裕があったように見えた。それもあって、カビでも生えて効力が弱まっているのではないかと思っていた。
 しかし、全然そんなことは無かった。
 肌の上に置いてある指が、ひとりでに股のあいだへとにじり寄ろうとするのだ。
 地を這う虫のように進む指を、ぎちっ、と肌に食い込ませていないといつ自慰に耽ってもおかしくはなかった。
 指の動きは誤魔化せても、疼きは治まらない。おかげで、膝の皿がひくん、ひくん、と不自然に震えていた。

 ナツキと服部がいなければ、丸裸のまま自慰に浸ってしまいそうな疼きに苛まれているエリナであったが、その欲情を堪えながらに喋り始める。

「色々聞きたいこととか、あるんだけど……、知ってのとおり、古賀に伝わる呪いの数々をまともに受けちゃったから、とりあえず、シャワー浴びつつ解呪かいじゅしようと思うっ……、どうにかなるのか、よく分かんないけどっ」

「さっきも言ったけど、ここは転移とは違って、私が作った異空間だから誰も入り込めないよ。だから安心して。この空間には私達3人しかいないから」

「ありがとうっ、あ、あがったら、色々聞かせてねっ……」

 会話を続ける余裕すらなくなっていて、エリナはふらふらとシャワールームへ向かっていった。解呪よりも、どれだけ弄ったとて解決できそうにない肉欲を、一刻も早くどうにかしたかった。
 自慰でどうにか慰めたかった。

 発情期を迎えた牝獣のような欲求をどうにかしたいものの、余裕の無さを2人に見られたくなくて、出来るだけゆっくりシャワールームに入り、シャワーを全開に流した。

『クチュクチュクチュッ! クチュッ!』

 シャワールームに入るなり、シャーッ、と下方にあるシャワーフックからの水流を敏感地帯に当てながら、エリナは恥部をひたすらに慰めていた。
 
 慰めと呼べないほどに乱暴な指使いで、膣の内部まで弄くりまわしていた。
 しかし、クリトリスを水流で叩き、中をどれだけ慰めても全然逝けそうに無い。
 感じはするけど、絶頂にはほど遠い。

 それもこれも時間の神様の気まぐれによって取り戻した、エリナが元々持っていた力によるところが大きい。

(この身体っ、厄介、過ぎっ……。下手したら逝けないかもとはおもってた、けどっ……)

 力を取り戻してから、未だ一度として絶頂を経験していなかったこともあって、嫌な予感はしていた。
 慰めても達するには至らないかも知れない……。
 抱いていた不安は、案の定的中してしまったのだ。
 感じはするし、中は温いローションに指を浸しているくらいにぬめっている。
 ただ、それでも逝けそうに無い。
 このにくさなら、あのまま龍司を倒せたんじゃないかとさえ思ってしまうくらいに。
 とはいえ、良いことばかりではない。

 逝かないせいで、疼きが一向に収まらない。肉欲が発散されないのだ。
 そのせいで自慰は、普段なら外側ばかりを慰めるのに、その内部にまで侵食してしまっている。
 性感が茹だったように外より中のほうが感じやすくなっていた。

 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ――
 しかし、いくら中が感じやすくなったといえ、それでも逝けない。
 感じれば感じるほど、むず痒い疼きだけが蓄積を続けていく。

 ひくん、ひくん、と2穴の境目が不揃いに痙攣して、絶頂を知らせる震えが始まるも、それでも達せそうにないのだ。

「くっ、ふっ………………はぁ、あっ…………うぅうっ……」

 もっと深くまで、そう思っても、指が届かない。ただでさえ中を弄くりまわして自慰の域を出ている気さえするのに……。
 ――思いながらエリナはシャワーヘッドに手を伸ばす。
 そう、ゴツゴツとした器具を使って中を慰めようとしていたのだ。

「はぁ、はぁ……さ、流石に入らないよねっ…………くぅ」

 あまりにも厳ついステンレス素材に恐れを抱く。身体が縮んで、膣の中まで拒むように狭くなる。
 ど、どう考えても、……むりっ……、壊れるっ……。
 諦めてゴツゴツしたヘッドを、フックにかけ直すエリナ。その視線がシャンプーラックで止まった。
 ピンク色の造形物を見つけたのだ。

「丁度良いところにっ……。ナツキの奴、気が利くじゃん」

 女を泣かせるように、出るところは出っ張っている肉模型。色は浅ピンクで遊び慣れていない色をしている。
 そのピンク色をした肉々しい光沢を帯びたバイブが、シャンプーラックに置かれていたのだ。

 エリナは逝かせてもらえると容易に想像が付く、見慣れた形のハリボテへと手を伸ばした。
 がしかし――。指先触れさせたところで指を離した。

「これなら逝けるって思ったけど、…………これ、あのチビガキのに……似すぎ」

 バイブオナニーに浸る手前のところで、一度やられたマモンそっくりのバイブと気付いたのだ。
 力が戻る前に狂わされた記憶が嫌でも蘇る。力が戻ってからは触れることを許さず倒しはした。
 だが、流石にマモンそっくりの造形物を自ら迎え入れるのは気が引けてしまう。

 死闘の最中に、死闘相手そっくりのバイブで慰めるなんて、弱点を自ら作り出すようなもの。ふぅ、と一呼吸吐いて、エリナは指での自慰に戻るのであった。

 *****

 さっきと同じ指使い。
 それなのに、唇から漏れる喘ぎはさっきまでとはまるで異なるものとなった。

「あっ、あ♥ あっ、あ♥」

 一度視界に入れてしまったことで、身体がマモンに狂わされたときの記憶を生々しく思い出してしまったのだ。
 力がないときとはいえ、逝かされまくった男だけに、快楽に溺れた記憶を思い出すのはやすかった。シャワーをいくら陰部に当てても、ヌメヌメした愛液が留まることなく溢れ出てくる。お湯とは違う、お湯より熱く、それでいてぬめった愛液。
 さっきとは濡れかたが全然違っていた。
 マモンに狂わされたときと同じような、めどない溢れ方だった。

「あっ、あ、あっ、あ、あぁっ♥」

 ジュポジュポ乱暴だった指使いが、チュクチュクと優しいタッチに変わっていく。マモンの指使いを模倣したものへと変わっていく。
 バイブを使わないと決めたものの、マモンを妄想してしまっている以上余計にタチが悪かった。
 妄想しているのは、一番深い快楽に溺れさせた無理やり犯された時の妄想。
 無理やりに与えられた、一方的な愛撫の妄想である。
 しかし、その嫌悪すべき妄想を生みだしているのは、自らの意思である。
 自らマモンに犯され、感じる事を望んでいると身体が覚え込んでしまう。
 エリナは自らの意思で防御力を貶めていったのである。マモンの肉棒そっくりの造形物を恋しく見詰めながら。

 やば、いっ……。

 自分のしでかしていることに気付いて、指の動きを止める。

「っ…………うっ、はぁ、…………はぁ、……はぁ……」

 一時的に自慰を我慢できたからといって、今のエリナには自慰以外で身体を慰める方法はないのだ。
 呪いを解呪する方法はないのだ。
 他の男との妄想で自慰をするも、慰めにもならなかった。
 マモンに犯された妄想が一番快感を強める以上、他の妄想では慰めにもならない。

 くちゅっ……、自然と指が陰唇を撫でていた。自然と目線が大人顔負けのハリボテへと向けられていた。

 クチュッ……、クチュリッ……、クチュクチュリッ――、

 一回逝って、落ち着かせる……ため、だからっ……。
 言い訳と自覚があっても、そう心の中で念じて自慰に耽る。
 造形物を見詰め、舌を伸ばして、指だけではなく腰まで揺すり始めてしまう。
 性器を慰めるというよりも、性行為をイメージさせる腰使いを繰り返していく。

「あ、あっ♥ あ、あんっ……っ、い、あ、あっ♥ い、いいっ♥」

 くっちゅっ、くっちゅっ、くっちゅっ……。

 ――気持ちいい? エリナさん気持ちいい? もっと声を出して。

 垂れ流しのシャワーに当てられ逆上せてしまったから? 妄想のしすぎで頭がおかしくなってしまったから? 
 頭の中でマモンの声が聞こえているような気さえし始めていた。
 まるでみたいに脳へと響く声。そんな幻聴で生まれたマモンの声に、エリナは答え続けていた。

「い、いいっ♥ いいよっ、あ、あっあんっ♥ き、気持ちいいっ、あ、あん♥」

「うん、どこが良い? 僕のどこが良いの?」

「ビンビンにっ、膨らんだカリっ、う、あっ、あ♥ あっ、い、いいっ♥」

「良いね。中に欲しい? 精子欲しい?」

「ほ、ほっ欲しいっ、ちょうだいっ!」

「ラストスパートを掛けられていると思って指を動かすんだ。もっと僕が腰を振りやすいように股を広げて――」

 言われるがままにエリナは股の間を広げていく。
 最初は返事さえ躊躇っていたものの、指示に従えば従うほどに気持ちよくなってしまい、答えずにいられなくなっていた。

 今となっては疑う余地がないほど、快感が深くなっていた。マモンの声が頭の中に染みるほどに快感が深まっていく。

 マモンの姿が膝の間に幻となって現れる。
 幻聴の聞こえ過ぎで、幻覚なのか現実なのかの区別も付かない。
 ただ、マモンが浮かび上がってから、快感だけは疑いようもなくいや増した。
 腰を振られ、パンパンに膨れた亀頭でジュプジュプされていた。

 パンパンパンパンッ――、

 い、いけそっ、マモンとのエッチ想像したらっ、この体でもっ、いけそっ……。
 心の中で繰り返しながら、自ら慰めることさえ止め、エリナは目の前にある少年の首に手首を巻きつける。
 確かにそこに存在する、少年の肉の感触を指で噛み締める。

「い、逝くっ、い、逝くっ…………」

 湯気に包まれながらにピストンしてくる少年を見詰め、エリナはそれだけを繰り返していた。

 ジュボッジュボ、ジュボジュボッ!

「いっ、いくっ、も、もう、い、い、イクうううううううううううっ!!!! ン、ン゛ッ!? あ、――――ウゥ゛ッ!!?」

 力が戻ってから初となる魔悦ともよべる絶頂に、エリナは身体を跳ね上げていた。
 あまりの強烈な快感を身体全体で表すように、ビグンビグンと裸体を跳ね上げる。
 そんな暴れ馬のようなエリナの身体を乗りこなすように、マモンが身体で押さえ付けて、ピストンを続けていく。

 ――ジュボジュブジュボッジュブッ!

「はっ、あぁあんっ!? あっ、あ! あっ、あぁあっ!?」
  
 エリナを犯していたのは、決して妄想に生み出されたマモンではなかった。
 テレパスで快楽に溺れさせたところで、マモンが現れ直接犯していたのだ。

「すごいまんこだね、ちんぽに吸い付いてくるよ。――このまま堕としてもいいんだけど、それじゃ気が済まないんだよね。きちんと僕が相手って分かった状態で、懇願するくらいに、――逆らえないくらいに堕ちてもらわないとだめなんだよね」

 意識を飛ばしながらも喘ぎだけを叫ぶエリナに独り言を語りかけながら、さらに性交に酔わせるようにマモンは腰振りを続けていくのであった。
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