【R-18】『対魔のくノ一・ナツキ』~人間、忍者、魔物から犯され、セックス依存になるまで堕ちる少女~

文々奈

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第3章 淫武御前トーナメントの章

36話 翔子VSマモン(挿入・中出し・完堕ち)

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 36話 翔子VSマモン(挿入・中出し・完堕ち)

 魔凜が憑依しているとも知らずに、翔子は憑依されたマーラから愛撫を受けた。
 その上催眠催淫の花粉に犯され、挙げ句ほったらかしにされてしまったのだ。
 持て余した肉欲を抑えつけようと、翔子は自慰に浸って夢現の境目を彷徨っていた。

 逝けそうで逝けない。眠れそうで眠れない。
 そんな曖昧な夢現を彷徨い続け、翔子は結局達することが出来ぬまま眠りに堕ちてしまったのだ。
 そのせいで、魔凜の目論見通り、翔子は悶々とした疼きの中で目を覚ますこととなった。
 はぁ……、はぁ……、と息が荒い。寝苦しさで目覚めたように身体が重たい。

「はぁ、ここっは……どこかしらっ…………」

 マーラとの睦み合い、そして寝る前に浸った手淫を思い出す。
 ――そうだった。どうにか手淫せずに待っていようとしたものの、我慢できない疼きに襲われたんだったわ……。
 花粉が濃くなり続けて、視界がピンクの霧で塞がれたときはいても立ってもいられないくらいに疼いてしまった。
 少し弄って慰めて、それからすぐにうたた寝しちゃったのね。
 ローション風呂に浸かったような心地いい中で――。

「んふあああっ……」

 こんな風に……。

「ん、ぇ……?」

 お尻の肉にぬるんとした感触を覚えて喘ぎが漏れた。
 その生ぬるくぬめっとした快感が、脊髄を通って脳へと流れ込んでくる。
 ここで初めて翔子はうつ伏せになっていると気付いた。

「マー、ラ? ……ん……ぅ…………んぁあ♥」

 甘えきった猫撫で声が漏れた。
 ゴツゴツした腹筋で背中を舐められただけで、目の前が白くなった。
 目の前は白いシーツ一面で、快楽の光りなのかシーツの白地なのか、その境目に気付けない。
 ぬるるるるーっ……、とまたすべられて、腰がくいーっと浮いてしまう。
 浮いた腰を、タンパク質を思わせる硬い筋肉で寝かしつけられる。

「あ、はぁ♥ ……はぁ♥ ……はぁ♥」

 腰から背中へと汗を馴染ませるストロークは範囲が広くなっていき、さらにはお尻の隙間まで舐めてくる。

「えっ……」

 そこで肉棒と気付いた。
 尻タブの狭間を肉棒で滑らせつつ、流れるままに腹筋で背中を撫でてくる。
 凄く硬い。お尻の溝を熱しながら食い込んできて、マーラよりも硬かった……。

 マーラよりも……、こ、これマーラじゃなっんあぁああ……。

「んっんぅあ……あぁあ…………あぁあああ♥」

 得体の知れない男の存在に、声に怒気が混じる。
 しかし、ねちゃあ……、と肉幹で尻の間を滑られて、張った声を蕩かされた。
 声帯までもが蕩かされるが、声の甘さを抑えつけて翔子は問い掛ける。

「だ、だ、れぅっ……んぅ、あぁあぁあああっ♥」

 しかし、名前を聞くことすらままならない。
 それでも身体を仰向かせることくらいは出来る。
 それなのに、身体は背後からの責めをもっと欲しがっていて、動けるはずなのに動こうとしなかった。太い亀頭による尻タブこすりを悦んでしまっていた。

 ついつい身を委ねてしまうと、見計らったように腰を掴まれて膝を立たせられ、お尻を突き出す体勢を強いられた。

「うっ……」
 
 濡れそぼった陰唇を亀頭でくちゅりと撫でられ、ここに来てようやく気付いた。

「ま、まも、ん……」

「どうしたの? 突然」

「突然じゃない、でしょ……、うっ……、ど、どういう、――こと……」

「えー? 龍司さんにお使い頼まれてマーラさんを呼びに来たら、翔子さんがオナニーして誘ってきたんだよね?」

「な、なにをいってるの、かしらっ……」

「別に良いよねー? 一回やったんだし」

「良いわけ、ないでし、い゛ぃ、い゛、ぃ……ぅ、う、う、うぅ゛ーーっ……」

 ロウ細工のようにガチガチの肉棒が股のあいだを舐めるように滑り込んできて、それだけで喘ぎ声が漏れてしまいそうで奥歯を噛み締めた。
 シーツも一緒に握り締めたものの、呻き声までは抑えきれない。

「こ、この、小僧っ、は、離れなさいなっ、い、いますぐにっ……」

「ちんぽにマン汁垂らしておいて何言ってるのー? ちんぽ欲しいんでしょー?」

「い、いらないわよっ……」

 気丈に振る舞う翔子ではあったが、ドロドロと薄めた水飴のような愛液が溢れていて、虚勢でしかないことは丸分かりだった。

 マーラじゃない、もしかしたらマモンかもしれない。
 ねっとり素股をされていたときにさえ、そう脳裏にチラついていた。
 にもかかわらず拒絶出来なかったのだ。

 葛藤に苦しむ翔子を置き去りに、ヌリイイイッ……、ヌリイイイッ……、と陰唇を炙るようなグラインドが重ねられていく。
 肉棒の側面を愛液でデコレーションしていくような生殖器同士の舐め合い。
 ぬちゅ……、と愛液溜まって窪地と化している膣口に、亀頭の尖端が触れてくる。

(また、…………やられちゃうわっ……)

 抵抗の素振りさえ許されないほど性器同士は馴染んでしまっている。
 挿入を手伝うように挿入期待に震える太腿が隙間を大きくした。
 しかし――、……クチャッ、……ぬちゅ……。
 浅瀬に口付けするくらいにしか入り込んでこない。

「うっ、ぁ、…………ぁあ…………、っはぁ…………」

 失意が含まれたようなため息が漏れた。性器が離れていくと、シーツの上に顎を乗せたまま、はぁ、はぁ、と翔子の吐息が早まった。
 触れ合いの無くなった膣口が、まる見えのまま物欲しげにぱくぱくとヒクつき、愛液をたらりと垂らしてショーツに糸を結び付ける。

「あれ? 期待していたの? 糸引きまんこがヒクヒクしてるんだけど」

「あ、はぁ……はぁ……、な、なにを、いって…………るの、かしらっ……」

 そうは言っても、ピンと張り詰めた亀頭でくちゃっ、くちゃっ、ねちゃっ、ねちゃっ、と陰唇にキスをされると、タイミングに合わせて切ない声が漏れてしまう。
 重ねられるにつれて、あっ、あっ、あっ、あっ、と切迫感の強い声が溢れていく。

 過呼吸に陥り舌が渇き始めたところでの事だった。
 空耳そらみみだと願いたい男の声が、ドアの向こうから聞こえてきたのだ。

「客人を待たせているんだよ。あぁ、部屋でね」

 マーラの声だった。
 ドアからはまだ遠いのだろうけど、聞き間違えようのないマーラの声だった。
 い、いけない……。
 思うその間に――、グヂュ、ヂュッヂュヂュゥ……。
 愛液で泥濘みきった膣の中へと、マモンの肉棒が入り込んできたのだ。
 なんてっ……タイミ、ン、グっ、でっ……、思う間もなくヂュヂュヅブ……、と奥へ奥へと進んでくる。
 だ、だめダメこ、ごれ、だ、だぁめェエ゛……ぇえ゛……ェエ゛――

「ン゛ぅ゛ア゛……ア゛…………ゥ゛ア゛…………っ」

 本来ならば、狂乱の声を張り上げる快楽だった。それを無理やり喉で堰き止めているせいで潰れたような声が出てしまう。
 内部に一切触れずに弄られ続けたせいで、我先にと言わんばかりの勢いで、膣肉がマモンの肉棒に食らい付いていた。

 グニユウ゛グニッ、ュッ……、と愛液で絞り上げるように絡み付く様子が、はっきりと分かってしまうくらい感度が上がっていて、そんな中でぐちゃりっ……ぐちゃりっ……、と掻き回すようなピストンが始められる。

「うぅ゛ア゛……あ、はぁあ゛……あ、あぁ、ぐ、くうぅう……ウ゛……」

 グヂュ、グッボッ、ぐ、ヂュッブッ、ボッ、グヂュウリィイ――
 だ、だめっ! や、やっぱりこ、このおちんちんっ、相性っ、よ、……良すぎっ!
 ゆっくり覆いかぶさってきて、さらに牝道を味わい尽くすようなねっとりピストンを繰り返される。

「気持ちよすぎて苦しいんでしょ? 無理に喘ぎ声我慢しないほうがいいよ? 我慢は身体に毒だよ? ドアの向こうにいるマーラに聞かせてあげなよ。他人棒で悦ぶ様をさー」

「あ、ぐっ……、い、いやに、ぎ、ぎまってるでしょ、お゛!? ア゛!? ヒッ!? んえ!? はっ! ンッ゛! アンッ!?」

 ズボッ! ズボヅ! ヂュズ! ボッヂュ、ボッズ! ヂュッズヂュン! 
 突然始められた本気ピストン。
 中を掻き回しながら、バチンッ、バチンッ、バチンッ、バチンッ、とゴツゴツした腹筋で尻叩きしながらピストンしてくる。
 快楽に意識を蕩かされそうになるのを、尻叩きで目覚めさせておちんちんの感触をしっかり味わわせてくる。 
 声を抑えないとならない状況、それを思い出したばかりでさえも止められない悲鳴とも取れる喘ぎが駄々漏れになる。

「だめっ! あ、アンッ! ぬ、ぬ゛いてんっ! だ、だめっ、あ゛! あぁんっ! ダめぇ! だめっ、アぁんっ!!!」

 自分の意思でどうにもならない激感が、ズュボッ! とちんぽで最奥突かれる度に襲ってくる。それもピストンの度に強くなっている。上限知らずに気持ちよくなる!

「ほんどっ、だ、だめっ! だ、アァンッ! ア゛! あひぃ!? ひっ、ひぃぐ!! ひゃめっ、あ゛アァア! ア゛ッ!!」

 声だけでも抑えたいとひたすら念じても狂ったような喘ぎ声が止められない。
 快感を叫べば叫んだ分だけ快感が飛躍させられたせいもある。
 だがそれ以上に、この暴力とも呼べる快感に純粋に悲鳴をあげさせられていた。
 あらん限りの力を使っても、声さえ抑えられぬ破壊的な快感だった。

「ンア゛! あっア゛! あ、う゛、うっ、アァアンっ、アァアア゛っ!!!」
 
 ヂュブボッ! 子宮をへしゃげる勢いで突き込んできて、膣道をグジュヂュリッと掻き鳴らして抜けていく。
 ジュボジュボジュボジュボ繰り返される。
 ピシュッ、ピシュッ、とシーツ目掛けて粗相と見間違えてしまうような緩い愛液が吹き散らされていた。

「ンア゛! あっア゛! あ、う゛、うっ、アァアンっ!!」

「我慢出来ないみたいだね。気持ちいいならはっきり言ってよ。気持ちいいの? 正直に教えてくれたら少しは加減してあげるよ?」

「い、良いっ! き、きもぢいのっ! 硬いの奥までぎでっ、良いノォオ!! もっど、激しくしれほしいっの!!」

「そこまで言えなんて言っていないのに。――でも正直な子は良いね。もっと気持ちよくしてあげるー」

 ズボッズボッズボッズボッ! さらに腰振りが加速する。
 
「アァン゛ッ!!? ンえ゛!? ア゛! ヒィンッ!? 話っ、があ゛違っ!」

 バンッ! と終わりを告げるようにマモンが打ち据える。
 ニヤッ、と笑って、唐突に翔子の細くくびれた腰を掴み、クルリと座り込んでの向かい合いにさせると、翔子に問い掛けるのであった。

「気持ちよくなりたいんでしょ? もっと奥までしてほしいんでしょ?」

 緩々な大好きホールドの中、翔子は問い掛けられる。

「しょれ、はぁ……あっ、はぁ…………はぁ♥ あっ♥」

 子宮に口付けしたままのおちんちんにピクンピクンされて、それだけで腰を揺らしてしまう。
 らめなのにっ、待ってろって……い、言われてるのにぃ……。
 入り込んだままぴくんぴくんされて、その小さな振動だけで絶頂の臨界に到達してしまいそうになっていた。言い返す余裕すら全くもってなかった。

 声帯震わせただけで達してしまいそうな綱渡りの接合。視線さえ逃げることの出来ない座位の体勢で、心の中を射貫くように見詰めたまま絶頂をコントロールされていた。絶頂を目前にした、男が欲しくて堪らない極限の飢餓状態で、マモンを見詰めさせられていた。

「あはぁ、ら、らめぇ、ぬ、ぬ、い、ぬい、てっ、ん、お……らめら、の……お♥ お♥ お♥ ら、めい、い、く♥ らめ、い、逝き、そ♥」

「キュッキュ、キュッキュ、してきたねー。入れてるだけで逝きそうになるって、翔子さんって、おしとやかに見えて酷い淫乱なんだねー」

 挑発されても、もう止まらないところにまで足を踏み入れてしまっていた。
 入っているおちんちんが愛おしくて堪らなくなって、入れてくれているマモンはもっと愛おしくて堪らない。

「らああめぇ、この子っ、だめぇい、いんまぁ……あ……淫魔ぁらかららめぇ……」

 淫魔に恋に落ちる。そんなことあってはならない。絶対に許されない。
 なんのために生きてきたのっ……。誰を殺すために生きてきたのっ……。
 生存目的を呼び覚まして、翔子は己を鼓舞した。

 しかし、マモンに動じた様子は無い。
 繋がりあったまま表情も変えずに、肉棒をヒクつかせて膣壁を叩き、絶頂をコントロールしてくる。

「んぉあ……あぁ…………ア゛…………」
 
 淫魔を消すべき存在と奮い立たせても、耐えられるような欲情では無かった。
 むしろ淫魔で構わないから貪りたいと思ってしまう。
 繋がりあっている中で、ぐにゆ、うっ……、ぐにゆ、うっ……、とムズムズと痒く、それでいて膣と肛門を揉まれているような不快が強まり続ける。
 この不快感をおちんぽでどうにかしてくれるなら相手が淫魔でさえ構わない、と本気で思ってしまっていた。
 今耐えられている理由が分からないくらいに身体も心も堕ちてしまっていた。
 
「ふふふっ、堕ちる直前のメスの顔になってるね。どんなに高貴でも、どんなに凜々しくても、どんな優秀なくノ一でも堕ちる前はみんなその顔だね」

 ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ、
 
「あ♥ あ♥ えっ?♥ ら、らめこ、こんな逝き方……あぁ、あ♥ うぅ、あ♥」

 性器が絡まりあったまま突然始まった激しい肉棒痙攣。それが緩やかに、それでいて着実に絶頂へと歩を進めてくる。
 ドクドクなる度に、心音を跳ね上げられていく。初恋以上に、胸の高鳴りを響かせてくる。
  
「あ、あはぁ、んっ、わ、わすれられなくなっちゃふ……、こ、このおちんちんっ、わ、わすれられにゃくっ……」

「ふふふっ……」

「う、あ、あっ、あっ、あう、あ、あ゛……あんっ♥ い、いく、いく、あっももう……い、いっ、いっちゃうっ、」

 見つめ合って、繋がり合っているだけで絶頂。そんなありえない快楽を覚えてしまいそう。
 そう思っても、まもんのおちんちんが入っているだけで、ゆっくり絶頂へと歩みが進んでいく。
 自分が自分でいられなくなる、男に媚びずにいられなくなる。
 それが凄く怖い。だからいって何も出来ない。胡座を掻いたまま、付け根しか見えないほどに深く入り込んだ肉棒を、恥骨の上から見下ろすことしか出来ない。

 だ、だめっ、こ、このはいってるおちんちんっ、びぐびぐするらけれっ……。
 もう、もう……っ。

 マモンを見詰め直した。
 どうにもしてくれない目の前の男。――膣の中へと入り込んでいる男を見詰めた。
 そして、――縋りつくようにしがみ付いていた。

「あ、う、あうぃ、いくっい、いくも、もうもういくいく、い、いくぅううう!!」

 どびゅ、びゅびゅるっ、びゅ……、びゅぐ、びゅるっ……、びゅ……

「あふぅ、ああ、あはぁ……あ、はぁ♥ れてるっ、あ♥ あは、あ……あ♥ あは♥ しゅご、おん♥」

 狙っていたかのようなタイミングで、マモンの精液がドプドプと流れ込んできて。
 ごくん、ごくんっと膣道がうねって飲み込んでいた。ごくごく蠢いて子宮へ上ってくるのがはっきり分かる。
 熱い熱液が身体を灼きながら子宮へと上ってくるのが分かってしまう。自らの意思で精液を飲んでいると、この男を飲み込んでいるとはっきり分かってしまう。
 
「んー、餌待ち牝猫の顔だね。完全に堕ちたかな? ボクを主人にしてくれたらご褒美を上げるよ。もうここまでしちゃったんだ。ボクに乗り換えられるよね?」

 全てが甘い言葉に聞こえた。
 甘い台詞に聞こえた。
 翔子はこくっ、と頷いて、ほんの一さじ目尻に残っていた刺々しさも捨てた。

「は、はひっ……いいっ、しゅご、しゅごくいいのぉ♥ ……んちゅ、ちゅ、まもんしゃまのいいなりれしゅう……んあ、あっあっあっ♥」

 こうして翔子は、マモンに完堕ちしてしまうのであった。
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