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第3章 淫武御前トーナメントの章

27話 観客による罰ゲームその3♥(輪姦)

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 27話 観客による罰ゲームその3♥(輪姦)

 一回戦敗退の罰ゲームによって、ナツキは過去最悪な危機に直面していた。
 数万人に上る観客からのレイプを、一身に受けなくてはならなかったのだ。
 女として生まれたことを後悔させられるほどの危機。にもかかわらず、ナツキは全てを忘れるほどに、不摂生にお腹を膨らませた男に期待させられていた。

 肉欲に溺れる事しか考えられないくらいに火照った身体を持て余していたナツキであったが、コートの外にまで続く男達の長蛇の列に、嫌でも現実に引き戻される。

「こ、……こんなのっ……こ、……壊……れる、よ……」

 まだ一人からも挿入されていない。
 にもかかわらず半堕ち状態で、男達からの数の暴力を想像しただけで怖くて仕方がなかった。
 だというのに、素股でじっとり炙るような焦らしをまともに受けとめてしまったせいで、恐怖よりも期待のほうが強かったのだ。
 瞳は涙が溜まって潤んでいるものの、口元はふるふると震えて弛んでしまっている。当然ながら、股を閉じようとしても下肢はいうことを聞いてくれない。
 恐怖と期待がぶつかり合ってさらに興奮が高まっていく。

「壊れるだぁあ? 股を閉じようともしねぇでよぉ。えぇえ?」

「こ、これはっ、違うっ……違うっ……、ほんとにっ、壊れるっ……」

 期待と恐怖に支配されていた。
 己をしっして、快楽を抑えつけたとしても身体が耐えられる筈がない。
 素人だとして何万人いるんだ……? 童貞だとしても壊れてしまう。気持ちよすぎて壊れてしまう。この場にいる男達全員を受け入れ終えた頃には完全に壊れてしまっている。セックス以外のことを忘れるくらいに壊れてしまう。
 冷静に判断しなくても壊される、と断言できる。

「……む、……むりっ……」

 快楽に抗っても、感じないようにしても全てが無意味。男達で作られた長蛇の列は、我慢なんて無意味と分からせるには十分過ぎた。

「…………もう、やめよう……。が、我慢しても……意味ないね……こんなのっ……」

 ――戦いが始まる前から試合放棄したのは初めてだと思う。過去一度と、ここまで最悪な状況に陥ったことは無かった。……この状態で戦いを投げ出さなかったらただの馬鹿。そう思うくらい覆りようのない戦力差を見せつけられた。

「賢明なこったあぁ……」

 ぼーっ……と遠くを見ている中、ナツキは数少なく残っていたブラジャーを外され、そしてショーツも抜きとられていく。

「準備は、いらねぇなぁ……。どろんどろんだぁ」

 がばああっ、と股を広げて愛液の粘糸を見ながらに言われ、ナツキは反抗さえせずぼーっと遠くを見詰めていた。そんな戦うことを諦めた小さな身体が、でっぷりとした男に抱えられていく。

 男の胡座の中心で屹立している肉凶器。
 串刺しの刑に処するように、その凶器の上へとナツキは下ろされていく。
 ……ねちゅっ、と陰部が触れ合った。
 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……、ナツキの唇から、期待と恐怖がぶつかり合って生まれた浅くありつつ熱っぽい吐息が増えていく。
 グヂュッ……と、果肉の潰れたような音が怖くて、身体に目一杯力を込めて、変に頼りがいのある身体にしがみ付いた。

 グブヂュ……、ヂュヂ、ュヂ、、、ュッ、ヂュヂュ――、

「ぅう、あ、あ、あ……あっ、あ゛、あぁ、あ゛……あ、ぁ、あぁ゛あ、あぁあ゛」

 どこまで入ってくるのか分からないおちんぽに、息吸う暇ない呻きが漏れていた。いくら強く抱きついても不安が止まらない。
 素股であんなに想像していたのに、思っているのと入ってくるのとでは違い過ぎた。もう終わり、もう終わり、そういくら思ってもグブグブと子宮を圧迫するように入り込んでくる。
 
「んぁああああ、ああ゛……あぁ゛あっ、あぁああ……っ♥」

 全て収まったと思っても思っても、グヂュグヂュグヂュグヂュ入り込んでくる。
 男の全てを飲み込んでしまうような感覚になって、膣肉が肉棒全てをキュンキュンキュンキュン舐め包んだ。
 
「こりゃすげぇぜ、全て飲み込みやがった。しっかもぎゅうぎゅう搾り取ろうとしてっおぉお……」

「あ、はぁ、はぁ……あ、はぁ……か、はぁ……」

 淫魔じゃないのに、入ってるだけで気持ちよすぎて膣がキュンッと締まる。その度に、――ピリンッ、――ピリンッ、と電気的な快感が臍を通って頭に抜けてくる。
 背筋が伸ばされる。
 身体中の神経がおちんぽの通る直線上に集まってくるように縮こまる。

「んぅ、はぁあああっ♥ あ、あ、あぁ♥ あぁああんっ♥」
 
 そんな中で始まった尻タブ掴んで上下させてのゆったりピストン運動。
 ズチュ、ズチュ、と上下させられる度に、喘ぎ声が溢れ出ていく。

「あ、あんっ♥ あ、あぅ、んひゃ♥ しゅ、ごっお、おぉ……しゅごぉおっ♥」

 しつこい正常位素股のせいで欲しくて堪らなかったからか、入っているだけで怖くなってしまうくらいに満たされていた。
 おちんちんの幹がおまんこの壁と擦れ合うだけで身も心も悦ばされてしまう。
 逝ってもいないのに、普通のおじさんちんぽなのに身も心も満たされていた。

「んぁあっ♥ あっ、んひゃ♥ あぅ、んああっ♥ あっ、んあっ♥」
 
 すぐにでも逝ってしまいそうなくらいに激しく脈動するおちんぽが、ビグビグビグビグおまんこを叩いてきて、おじさんの興奮がダイレクトに伝わってきて、愛おしささえ感じていた。

「あ、あんっ♥ い、いいっ、、いいっ♥ いいっ、おちんちんっいいいっ♥ おちんちんいいのぉおおっ!」

 満たされ過ぎて思いの丈を叫んでいた。
 快楽への叫びが理性のたがを外して、ナツキは腰を振りたくろうとする。
 しかし、がっしり骨盤を抱えこまれ、ねぢゆう……ねぢゆう……、と亀頭から根元まで味わわせるようなグラインドを続けられる。気持ちが良くても、もっと気持ち良くなりたくて、おじさんの腕の中でお尻をくねらせる。
 そんな中で問い掛けられた。

「子ども出来んぞぉお? いいのかぁあ? これ出されたら確実できんだろ? 受精間違い無しのマンコなってんぞぉお? いいのかー?」

 火照りきった身体に冷水浴びせるような台詞。それなのに、腰は振りたくろうとするのをやめられなかった。ねっとりピストンに合わせて腰をくねらせるのをやめられなかった。
 かろうじて返事しないだけで、身体は完全におじさんちんぽに堕ちている。人間ならこの人以外考えられない。そう思ってしまうくらいに堕ちている。

 ズちュッ、ズちュッ、ズちュッ、ズちュッ――

「あ、あぅ、あ……あ、あぁう、あ、あ……ぅああ……」

 ビクビク震えるおちんちんは力強さを増し続けている。
 ドクッ、ドクッ、と子どもが出来ても良いのかどうかをしつこく尋ねてくる。
 いくらゆっくりな動きでも、このピストン運動を続けられたら、濃厚な精液で子宮を溢れさせられるだろう。このまま精子を強請らなかったとしても子宮にたっぷりの子種を注ぎこまれてしまうだろう。

 ――どうせ孕まされる。
 それならいっそのことズボズボして逝きながらに注ぎこまれたい……。
 どうせ孕むなら狂うほどに激しくされたい! 
 一生分の精子欲しい!
 どうせダメになるなら精液出してもらって逝きたい!

「してぇええ! 激しくしてぇええっ、おじさんちんぽで狂わせてぇええええ! あ、アァア゛!? あ゛アァア゛!? す、ごっ! お、オォオ!? アンッ!? 激しっ!」

 懇願してもすぐにはもらえないと思っていたのに、全速力で身体を揺さぶられた。
 ズゴズボズゴズボズゴズボッズゴズボッズボッズゴズボッ!

「すげぇまんこだぜこりゃ! ソープ嬢よりぬめぬめしてる癖して処女みてぇにギチギチ締めてくるわ!! 簡単に逝っちまいそうだ!!」

 入ってきているのか出ていってるのかも体感できないくらいの猛烈ピストンの中、おじさんが唾を散らしながら叫んでくる。ナツキもおじさんに負けないように唾を飛ばしながら歓喜を叫んだ。

「い、いぐっ! い、いぐっ!! ま、またいぐううっ!! お、おじさん、また、またいっちゃ、イグッ! お、おじさんちんぽでいぐぅう! ――ンアンッ!」

 ドビュドビュドビュルルルウッル、ビュルウウッ!!! ――ビュルッビュル! ボビュルルルウッ!! 

「はヒィイイイイイイッ!!? じゅ、じゅっとれてるっ、ドプドプ出てりゅっ、あ、あひ……、あ、、あ、あひぃい……ひぃお……ぉ……」

「すんげぇぞ、まじで搾り取られっわこのロリくノ一っ」

 ビグンビグンと絶頂の余韻で、身体中の血液に電気でも流されたように震えているナツキ。
 そんな壊れてしまったような少女の、絶頂余韻にヒクつく膣内の感触を楽しむように、おじさんは腰をねっとりとグラインドさせる。
 子宮に精液の残滓も残らず吸わせるように粘着質なピストンを繰り返して、――ヌボッ、と先頭バッターのおじさんが肉棒を引っこ抜いた。

「はぁーー、……よかったーーー。じゃ、次のかたどぉぞおお」

「おしっ、おれはもうちょっと優しいからなー!」

 肉棒が入っていた余韻に、中身を覗かせながらゴプゴプと精液を漏らす膣口。
 さらに肉道を広げるようにナツキの片足を肩に掛け、次の男が挿入を開始する。

 ズブッズボッズブッジュボ、ズボッズブズボンッ!!

「ンお、オォ! ひぃあ!? い、あ゛らめっ、ま、まだいぐうぅうう、ンァアア! お、おちんちん、ふ、太いっ、ふとくっなったぁ! あ! ひぃ! あぁんっ♥」

 ジュゴジュボズゴジュボズボズゴッズボズゴッ!!

「りゃめっ、さ、さっきよりはげし、あ、アァ!? い、いぐっ、いっでるがららめ、ラメらっでぇエエええっ!! ン゛! ヒィイいいいいいい!?」

 ボビュルルッ! ボビュルンッ! ボビュルルルルルルルルルッ!!

 未だかつて無いほどに凶悪な射精、子宮を内から破らんばかりに叩く圧迫感、そして身体の中心を燃やすような灼熱感に喘ぎ声すら許してもらえず、お、お、お……とまるでボディーブローをまともにもらったボクサーのように腰を丸めて呻いていた。

「あ、ガ……っ……あ、あ……」

 あまりの苦しさに胎児のようにお腹を抱えて包まっている中――。

「ンアァア゛!? ア゛! あぁ゛あ! イイイイイイ゛ッ!? いまラメェエエエエエ!! おちんちん入れないでぇエエ!!」

 お尻を掴んで四つにさせた新たな男が、バンバンバンバンバックで貫く。
 
「うるせいっ! ケツ振って誘っておいてよぉ!!! ハニートラップかーーーーーーー!!!!!」

「んやあああああああアアアアアアアアッ!!」
 
 隙だらけの桃尻目掛けての激しい突き込みに、ナツキは断末魔ともいえる悲鳴をあげるもまだ3人目なのだ。にもかかわらずナツキはもう限界だった。
 これをあと何万回も繰り返させられる。
 中途半端に見えるゴールのせいで、余裕が完全に消し飛ばされていた。
 理性、そして人間性すら消し飛ばされていた。

「あっアァンッ! んひ、いいっ♥ いっ、いぃい♥ んちゅうじゅ、んぱっ、あぁあん! このおちんちん苦いぃい、んっ、ぷあぁ、あぁんっ♥」

「すんげぇえド淫乱くノ一だぜぇえ! ちんぽに吸い付いて離そうとしねぇえ!! 吸血鬼ならぬ吸精鬼だぜぇえええ!」

 気付けばおちんぽが変わっている。変わっていると思ったらおじさんの顔も変わっている。子宮に注がれる精液の温度も変わっている。
 コートが精液で浸されるほどに、前の男に対抗するかのように男達の荒々しさは増していく。
 絶頂が深くなり続けて常に絶頂しているんじゃないかとさえ思ってしまう。
 これがデフォじゃないかと思うくらいに逝き続けていた。
 それほどまでに過敏になった身体目掛けて、ピストンはさらに凶暴になる。

「すんげぇ! 前の奴の精子でぬるんぬるんなのにヒダが吸い付いて来やがる!! オラッ! もっと楽しませてくれや!!」
 
「も、もうひやぁああアアっ! ひゃめでぇえっ!!!」
 
 しかし、いくら泣けど叫べど、卵子に群がる精虫のように、男達は受精させる以外の意思を持たぬよう、ナツキの身体に次から次へと襲い掛かっていくのであった。
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