【R-18】『対魔のくノ一・ナツキ』~人間、忍者、魔物から犯され、セックス依存になるまで堕ちる少女~

文々奈

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第2章 忍の章

30話 羞恥責め♥(フェラチオ・2穴責め・クンニ)

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 満足させる。
 そのつもりでノビオを寝かしつけてから、ナツキは本格的にフェラチオを始めた。
 それは柄にもない挑発的に見上げつつのフェラチオだった。
 しかし、チュパチュパ音が鳴るだけで堪らなく恥ずかしくなってしまい、お口の中を素早く出入りさせられない。


 吸い付いて密着を強めることさえ出来なかった。遠慮がちな密着のせいでお口とおちんちんの隙間から、だらだら唾液が漏れていく。そのせいで陰毛がまるでワカメの様にべたっ、と恥骨に張り付いていた。
 当然それは睾丸にまで垂れていて、黒く濡れ光っている。


「はぁ……、はぁ…………んっ、はぁ……」


 フェラチオしているだけで顔が火照りきってしまい、その熱が頭の中にまで感染して、風邪でも引いてしまったようにクラクラする。


「ほらほら玉もちゃんと舐めてぇえ♥ ナツキちゃんの涎でベタベタだよー?」


 指摘されるまで休憩してしまっていることに気付けなかった。
 慌ててちんぽに手を伸ばす。しかしいくら慌てても、湯の中を移動しているような鈍重な動きになってしまう。それでもおちんちんを握り、お臍にぺたーっと貼りつけて玉袋の唾液をしゃくり取る。


「んんっ、ふぅ、はぁ………………はぁ、あ…………んれろっ……んふ……」


 皺を伸ばすと、鋭く重たいアンモニアの臭いが強まって有機溶剤みたいに脳みそを溶かされた。ねっとりしたフェラチオのし過ぎで好きになったばかりの臭い。
 獣のシンボルのような臭いが逆上せた頭をゆらゆらと揺らした。


「れろむぅ………………むぁ、はぁ、れろっ……れろぉおっ……」


「ナツキちゃんて、意外に尽くすタイプなんだねぇえ」


「……んっ、…………ふぅえ……? 尽く……す……?」


「逝かせて終わり。みたいな淡泊なイメージだったよぉお♥」


「……確かに……、いつも、そうだ。ほんとに、……なんか尽くしてるみたいっ……茂を味わっているようっ……ぅ……うう」


 ま、間違えた。頭がぼーっとしているせいで痛恨のミスをしてしまった。
 茂とノビオを間違えるって……、なんて気まずいミスを……。
 機嫌を伺うように恐る恐る顔をあげていったナツキは、初めてメガネを外したノビオを見て戸惑う。


 凄く茂と被った。
 メガネを外したら印象が変わる、などといった小さな話ではない。
 はっきり言って整形クラスだ。


 男の名前を呼び間違えるなんて、はっきり言って痛恨のミスだ。だが、それがミスか分からないほどの大きな問題が浮上してそれどころではない。
 目を擦ってパチパチさせてもノビオが茂にしか見えない。


「どうやら相当にお疲れのようだねぇ~――」


 ――変わってあげるよ。もう我慢できないんでしょ♥


「えっ…………? んっ……」


 不愉快な声に思えて返事に戸惑う最中、後ろに回りこまれて首根を掴まれた。
 かと思ったらぱふうっ、と顔をベッドに沈められてお尻を高々と掲げさせられた。


 ぐじゅりっ……。


「んっ…………あ…………、はぁ…………」


 指が熟れ過ぎたおまんこの肉をかき分けながら中へと入り込んでくる。


(…………こ、この人っ、凄………………いっ…………)


 どこを触られても逝けそうなくらいに完熟なおまんこの性感を、くねくねと的確に避けて進んでくる。全ての快感スポットを避けてゆったりと出入りさせてくる。
 ぬちゃっ、ぬちゃっ、とヒダヒダの重なりから何から何まで知りつくしたような指使いで弄ってくる。


「あっ、はぁ……んっ、あっ…………ひゃ……」


 まるで痛点を知りつくした鍼灸師のような巧みさだった。
 その老練な指使いに身体が安心しきってしまい、嫌でも緊張を解されてしまう。


 ぬちゅちゅ、ぬちゅちゅ…………。――ぬちゅんっ……。
 ヌボポポポッ――。


「っう、い、やぁ…………あ、らめっ…………ぅ……」


 愛液をローションにして、アナルにまで指を差し込んできた。


「だめぇえー? なんでぇえー? いいでしょぉお♥ お風呂で2人の精子を掃除したんだよ? 何を今更♥」


「え…………、そ、掃除っ…………?」


 恥辱の想像を膨らませてしまう。
 え? シャワーであそこの中を洗われた? え? おしり、も? え……。
 ありえない妄想を思い浮かべてしまって、入ったままの2本の指を食い千切らんばかりに締め付けてしまう。


「2人に狂わされたことを思い出しちゃったのぉおっ?♥」


「あふぁ、…………う、うぅ……ち、ちがふっ、う゛ぅ…………」


「違わないよぉ♥ こんなに締めつけてぇ♥」


「2人は関係、なひ……き、きみにっ、洗われたっ、こ、ことっ、あ、あっ」


「へぇー、まんことけつのなかを掻き回されたことかー♥ 寝ぼけてたみたいだから再現してあげる。興奮するんでしょ!?」


「ぇえ? んぅ!? アァア゛っ!?」


 ズボッとお尻の中に指が入ってきた。
 と思ったら引っこ抜けると同時におまんこを埋め尽くしてきた。


「あ、ガ、はぁ……、ら、らにぃ、を……ガッ!? らにぃいっ!? アァア!? あ゛、あっ、グッ!? んぉあ!?」


 お尻とおまんこを激しく交互に出入りさせられて、尻肉振りたくって絶叫した。
 ズボ、ズボッ! ズボ、ズボッ! と上と下の穴を交互に責めたくられる。
 シーソーのようにズコバコされて、いくら拒絶を叫んでも止めてくれない。


 あまりの執拗さに身体が交互運動を覚えてしまって、お尻に侵入されるとおまんこから指を追い出し、おまんこに侵入されるとお尻から追い出し始める。
 まるで2穴で男を満たせるように仕込まれているようだった。
 しかしこれはまだ序の口に過ぎなかった。
 2穴責めはさらに苛烈にエスカレートしていく。


「はぁうっ、ひゃ、らっ、あ、アァア゛! ひゃらぁあっ!!」


 徐々に徐々に速くなって太さも増していく指。
 カリ首のように出張った関節が空気を練り込んできて、それを掻き出す。
 ボヒッ、ボブッ、ボヒィン、と下品な音を垂れ流しにさせられる。
 激しく出入りする快感よりも、羞恥心のほうが遥かに強く、必死に懇願していた。


「ひゃらぁあっ! ひゃ、あ゛ひゃらぁあぁああ゛っ!」


 おちんぽ奉仕の時に音を鳴らないよう気を遣ってきた意味が無くなる大音量。
 寧ろ、ジュボジュボ鳴らないように務めたことが、この卑音による恥じらいを余計に強めた。自らの配慮で卑音への羞恥を極限まで高めてしまった。


「いっ、いれてっ! ゆびじゃなくておちんちんいれてっ!」


 指より音が鳴らないから求めたのか、単純に欲しくて求めたのかは分からない。
 ただ、おちんぽ入れられればどちらも叶う。


「えへへへへ……♥ ちんぽ懇願ゲットぉお♥」


 何で強請ったのか一瞬分からなくなった、そのくらい気持ちの悪い声だった。
 ノビオの口調が生理的に受けつけないものへと変わり続けていた。
 それを分かっているつもりだった。
 しかし、今確かに口調だけではなく、明らかに黒板の引っ掻き音よりも受けつけない声に感じた。
 熱々に火照った汗に塗れた肌が、プールから出たばかりのような肌寒さに凍えた。
 ヒクヒク蕩けていた2つの道がゾクゾクした悪寒に縮こまった。


「ボクの顔を見てもボクが生理的に受けつけなくてもボクのことしか考えられないようにいつなんどきもボクの精子を懇願するようにボクの子どもを産みたくて仕方なくなるように徹底的に可愛がってあげるぅうへへへへへへへ♥♥♥」


 遮ることさえ出来ないくらいにおぞましい台詞だった。
 ノビオの面影が全く感じられない。
 もしかしたらもっと前、お尻を突き出している途中から面影が無かったのかも知れない。


 ノビオから茂に変わりつつある、それは分かっていた。
 何度も中断出来るタイミングはあった。
 そして、そのタイミングは――。


 今が、ベストぉおはぁああッ!?


 振り返ろうとしたところで、おまんこに口付けされた。
 おぞましさに凍っていた身体に、熱湯を浴びせられたような感覚だった。


「あっ、ふぁ……あ、ぁ……あ゛……あぁんっ♥ あ、あぁあ♥」


 その跳ねた身体に、ちゅぱちゅぱと愛撫を繰り返されて悟った。
 心を熱するのでもない溶かすのでもない。砕く為に凍らせた。
 そんな愛撫にナツキはさらに侵食されていく。
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