97 / 200
二年目
97:お土産とお話。
しおりを挟む
「お久しゅう御座います。……2週間振りでしたか」
出迎えたフォラクスは薄く微笑み、アザレアに声をかけた。
「ん、ひさしぶり」
屋敷内のにおいに、アザレアは安心を覚える。それと同時に自身が、思っている以上に婚約者の家に馴染んでいるらしいと気付かされた。
あらかじめ『修学旅行でのお土産を渡したい』と連絡を入れておいたので、アザレアは先にその用事を済ませる。
「これ、お土産ねー」
アザレアは安堵から微笑み、フォラクスに手土産の入った紙袋を見せた。
「態々、有り難う御座います」
フォラクスはアザレアの持ってきたお土産を受け取り、
「……帰られますか?」
目を細めて彼女を見下ろす。その様子が、アザレアには何かを心配しているような、恐れているように感じた。
「んーん。……もうちょっと、きみのところにいるよ」
元々、すぐに帰るつもりもない。追い払われても、書庫にでも居座ろうと思っていたところだった。
「お土産のお菓子とか、一緒に食べたいなって思って」
「…………」
フォラクスは静かにアザレアを見つめ、
「では、茶でも用意しましょうか」
と、懐から数枚の紙を取り出した。
「なに? それ」
「式神です。……以前にも云いましたでしょう」
目を輝かせるアザレアに、少し呆れた様子で答える。
「あ、お手伝いさんだっけ」
「然様。なので、此れ等に茶を用意させます」
そう言うなり、フォラクスは札を放った。放った札達はそのまま台所の方へ飛んでいく。
「へぇー。便利だね」
「まあ……本来の使い方とやや違うのですが。手伝いをさせる点は同じでしょう」
なんて事もない、とフォラクスはさも当然のような様子だった。
×
「これはねー、__で買ったんだー」
「これは、お友達とお揃いのやつ」
「それで、これは__の草でー」
食堂に案内されたアザレアは、フォラクスに勧められるまま椅子に座る。そして、式神の用意した紅茶を飲みながら、楽しそうに修学旅行での楽しい思い出を語った。
初めは学友達の話が多かったものの、やがて初めて乗ったらしい高めの寝台汽車の話や修学旅行中に見かけた生き物や植物の話に変わっていった。
「……楽しんでいらした様ですね」
一通りアザレアの話を聞き、フォラクスは紅茶を飲んで微笑む。
「うん。いっぱいおもしろいものが見られたもん」
満面の笑みで話すアザレアを見つめながら、
「…………処で、」
「ん?」
「施設内での話をされておりませんが」
なるべく柔らかく聞こえるようにフォラクスは訊ねる。
「……ぎくっ」
分かりやすく、アザレアの細い肩が跳ねた。
「何か、あったのですか」
「な、なんもないよ」
口を尖らせ、彼女は目を横に逸らす。目が、すごく泳いでいた。
「…………」
「その目なに?」
「……いえ」
あまりにも分かりやす過ぎる様子にフォラクスは一瞬、固まった。
「そうですか。……では、何の様な体験をなさったので?」
すぐさま我に返り、フォラクスはいつも通りの顔に戻す。
「え、きみ興味あるの?」
「……えぇ。書類上とはいえ、婚約者のことですので。多少の把握はしておきたく」
「…………んー……」
眉をひそめ答え難そうにしているので、
「生兎は病院や保育でしたね。其処で、何を行ったのですか」
と、答え易くなるような質問をした。
「ん、介護体験と子どもたちのお世話をしたよ」
「成程。人の世話は大変ではありませんでしたか」
「うん! だいじょーぶ。楽しかったよー」
そのお陰か、アザレアはだいぶほぐれた様子を見せる。
「祈羊では?」
「え、全部?」
「はい。確か、聖職者の総本山と聞きますが」
「……ん゛」
聞いた途端に、アザレアは顔をくしゃくしゃにした。
「ふむ。……厳しい修行でも体験しましたか?」
「うん。厳しかった。……たった一日でもすっごく疲れちゃったから、修行をいつもやってるあそこの人たちはすごいなって思った」
「然様ですか。……彼らは、忍耐力が強いですからね」
「……あ、それでね、」
露骨に話題を変えようとしたそれをあえて無視して、
「薬猿では?」
続きを促す。
「……」
「薬の研究や生成を行う場所だった筈ですが」
「……ん」
「あまり、宜しくない体験でもしましたか」
「…………いいたくない」
「例えば……」
顔を隠す様に俯きがちに紅茶に口を付けるアザレアを見据えたまま、言葉を投げかける。
「『出来損ない』の婚約者、とでも言われましたか」
「ん゛」
眉を寄せ、硬く口を結んだ。肯定だろう。
「……まあ、事実ですので」
やはり言われたか、と内心で舌打ちをしつつもフォラクスは静かにアザレアを見下ろす。
「『恥さらし』とも言われましたか。『貴族崩れでみっともない』と」
「ん……」
アザレアはなぜか、苦しそうな顔をした。そして、持っていた紅茶の器を置き顔を伏せる。
「……わたしは、そんなこと思ってないよ」
零した言葉は少し、震えていた。
「わたしから見たきみは、とってもがんばってる」
「っ、」
顔を上げたアザレアは、珊瑚珠色の目いっぱいに涙を溜めていた。
彼女が、泣いている。
フォラクスはそれに思わず手を伸ばしかけて、止めた。アザレアがそうなっている元々の原因は自身の事だったからだ。
「誰がなんと言おうとも……きみはすごいよ。貴族じゃないのに宮廷魔術師になったって事は、いっぱい勉強したって事だし」
ずび、と鼻をすすってアザレアは言う。
「すぐに魔術の術式を組めて、すごく短くできるのは、たくさん練習したからで」
言う間に、ぽろ、と涙が一粒溢れ落ちた。
「きみの作ってくれたごはんやお茶は、おいしい。普通の貴族は作れないもん」
そう言うと、器に残った紅茶を飲み干した。
自身の目元を拭ったアザレアは、
「帰る」
席を立つと短く言う。そして、フォラクスを見た。
「……ね。また、本を読みに来てもいいかな。勉強教えてもらったり、一緒にごはん食べたりとか」
「…………えぇ。勿論です」
フォラクスは微笑み、頷く。
その返答に満足したようで、アザレアは魔術アカデミーの自室へと帰った。
出迎えたフォラクスは薄く微笑み、アザレアに声をかけた。
「ん、ひさしぶり」
屋敷内のにおいに、アザレアは安心を覚える。それと同時に自身が、思っている以上に婚約者の家に馴染んでいるらしいと気付かされた。
あらかじめ『修学旅行でのお土産を渡したい』と連絡を入れておいたので、アザレアは先にその用事を済ませる。
「これ、お土産ねー」
アザレアは安堵から微笑み、フォラクスに手土産の入った紙袋を見せた。
「態々、有り難う御座います」
フォラクスはアザレアの持ってきたお土産を受け取り、
「……帰られますか?」
目を細めて彼女を見下ろす。その様子が、アザレアには何かを心配しているような、恐れているように感じた。
「んーん。……もうちょっと、きみのところにいるよ」
元々、すぐに帰るつもりもない。追い払われても、書庫にでも居座ろうと思っていたところだった。
「お土産のお菓子とか、一緒に食べたいなって思って」
「…………」
フォラクスは静かにアザレアを見つめ、
「では、茶でも用意しましょうか」
と、懐から数枚の紙を取り出した。
「なに? それ」
「式神です。……以前にも云いましたでしょう」
目を輝かせるアザレアに、少し呆れた様子で答える。
「あ、お手伝いさんだっけ」
「然様。なので、此れ等に茶を用意させます」
そう言うなり、フォラクスは札を放った。放った札達はそのまま台所の方へ飛んでいく。
「へぇー。便利だね」
「まあ……本来の使い方とやや違うのですが。手伝いをさせる点は同じでしょう」
なんて事もない、とフォラクスはさも当然のような様子だった。
×
「これはねー、__で買ったんだー」
「これは、お友達とお揃いのやつ」
「それで、これは__の草でー」
食堂に案内されたアザレアは、フォラクスに勧められるまま椅子に座る。そして、式神の用意した紅茶を飲みながら、楽しそうに修学旅行での楽しい思い出を語った。
初めは学友達の話が多かったものの、やがて初めて乗ったらしい高めの寝台汽車の話や修学旅行中に見かけた生き物や植物の話に変わっていった。
「……楽しんでいらした様ですね」
一通りアザレアの話を聞き、フォラクスは紅茶を飲んで微笑む。
「うん。いっぱいおもしろいものが見られたもん」
満面の笑みで話すアザレアを見つめながら、
「…………処で、」
「ん?」
「施設内での話をされておりませんが」
なるべく柔らかく聞こえるようにフォラクスは訊ねる。
「……ぎくっ」
分かりやすく、アザレアの細い肩が跳ねた。
「何か、あったのですか」
「な、なんもないよ」
口を尖らせ、彼女は目を横に逸らす。目が、すごく泳いでいた。
「…………」
「その目なに?」
「……いえ」
あまりにも分かりやす過ぎる様子にフォラクスは一瞬、固まった。
「そうですか。……では、何の様な体験をなさったので?」
すぐさま我に返り、フォラクスはいつも通りの顔に戻す。
「え、きみ興味あるの?」
「……えぇ。書類上とはいえ、婚約者のことですので。多少の把握はしておきたく」
「…………んー……」
眉をひそめ答え難そうにしているので、
「生兎は病院や保育でしたね。其処で、何を行ったのですか」
と、答え易くなるような質問をした。
「ん、介護体験と子どもたちのお世話をしたよ」
「成程。人の世話は大変ではありませんでしたか」
「うん! だいじょーぶ。楽しかったよー」
そのお陰か、アザレアはだいぶほぐれた様子を見せる。
「祈羊では?」
「え、全部?」
「はい。確か、聖職者の総本山と聞きますが」
「……ん゛」
聞いた途端に、アザレアは顔をくしゃくしゃにした。
「ふむ。……厳しい修行でも体験しましたか?」
「うん。厳しかった。……たった一日でもすっごく疲れちゃったから、修行をいつもやってるあそこの人たちはすごいなって思った」
「然様ですか。……彼らは、忍耐力が強いですからね」
「……あ、それでね、」
露骨に話題を変えようとしたそれをあえて無視して、
「薬猿では?」
続きを促す。
「……」
「薬の研究や生成を行う場所だった筈ですが」
「……ん」
「あまり、宜しくない体験でもしましたか」
「…………いいたくない」
「例えば……」
顔を隠す様に俯きがちに紅茶に口を付けるアザレアを見据えたまま、言葉を投げかける。
「『出来損ない』の婚約者、とでも言われましたか」
「ん゛」
眉を寄せ、硬く口を結んだ。肯定だろう。
「……まあ、事実ですので」
やはり言われたか、と内心で舌打ちをしつつもフォラクスは静かにアザレアを見下ろす。
「『恥さらし』とも言われましたか。『貴族崩れでみっともない』と」
「ん……」
アザレアはなぜか、苦しそうな顔をした。そして、持っていた紅茶の器を置き顔を伏せる。
「……わたしは、そんなこと思ってないよ」
零した言葉は少し、震えていた。
「わたしから見たきみは、とってもがんばってる」
「っ、」
顔を上げたアザレアは、珊瑚珠色の目いっぱいに涙を溜めていた。
彼女が、泣いている。
フォラクスはそれに思わず手を伸ばしかけて、止めた。アザレアがそうなっている元々の原因は自身の事だったからだ。
「誰がなんと言おうとも……きみはすごいよ。貴族じゃないのに宮廷魔術師になったって事は、いっぱい勉強したって事だし」
ずび、と鼻をすすってアザレアは言う。
「すぐに魔術の術式を組めて、すごく短くできるのは、たくさん練習したからで」
言う間に、ぽろ、と涙が一粒溢れ落ちた。
「きみの作ってくれたごはんやお茶は、おいしい。普通の貴族は作れないもん」
そう言うと、器に残った紅茶を飲み干した。
自身の目元を拭ったアザレアは、
「帰る」
席を立つと短く言う。そして、フォラクスを見た。
「……ね。また、本を読みに来てもいいかな。勉強教えてもらったり、一緒にごはん食べたりとか」
「…………えぇ。勿論です」
フォラクスは微笑み、頷く。
その返答に満足したようで、アザレアは魔術アカデミーの自室へと帰った。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる