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0話「終焉の街」
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書類を整理して気がつけば、あっという間に2日経っていた。
珠雨先生の手伝いだったので、なんとかすべて片付けられた…が、できればたまる前に片付けてもらいたい。
玖苑より戻ってきた塑亜先生から『嵯苑院長と話がついた件』と、夕馬から『法務大臣と話し合って数名の被験者を確保できた話』を聞いた。
今の法務大臣は刑の執行に消極的な人物だったので、よく数名分の執行書にサインさせられたものだ…と感心していたら、どうやら法務大臣のひとり息子の件で交渉したらしい。
――交渉と言いながら、多分脅しをかけたんだろう…聞いた話では、あの息子は捕まらないギリギリのラインで悪事を働いているそうだからな。
被験者となる罪人は、薬で眠らせた状態で玖苑医院へ先に運ばれたらしい…表向きは刑が執行されて亡くなった為、医院へ検体として運び込まれたように見せかけて。
「向こうで嵯苑を含めて、参加する研究者達と顔合わせがある予定だ…何故か、参加人数が増えたのは理解できないが」
そう語った塑亜先生は、疲れたように大きなため息をついた。
詳しく事情を聞くと、玖苑で走水博士と嵯苑院長と共に会議をしていると自分達も参加できないかと研究者達がやって来たらしい。
そもそも、その研究者達は玖苑研究所ではなく学舎地下の研究所所属だったようだ。
一体、何処から情報が漏れたのだろうか…?
そんな疑問を口にすると、塑亜先生は首を横にふって答える。
「わからん…が、あの『薬』の存在だけなら広く知られているものだ。走水に近い者達から、実験に関する情報が漏れたのだろう」
事実関係などは秘密警察の方が探りを入れている、と言葉を続けた。
短時間で情報漏洩した元がわかるといいが、今の段階では何もわからないので報告を待つしかない。
「――とりあえず被験者の方は確保できたのですから、これから玖苑へ向かいますか?」
話を戻すように訊ねると、何故か塑亜先生がじと目で廊下の方へ視線を向ける。
「いや…明日の昼までに向こうへ着けばいいので、早朝にここを出発すればいい。それより、疲れているだろうお前は少し休め…しばらくの間、また書類に囲まれるのだからな」
気になって塑亜先生の視線を辿ると、廊下で夕馬と話をしている珠雨先生の姿があった。
という事は、俺が珠雨先生の手伝いをしていたのは知られていたのだろう……
すぐに仮眠室へ行くよう勧められた俺は、塑亜先生に背中を押されて仮眠室へと向かった。
「…ひとりで片付けられなくなるまで、書類はためるものではないだろう?」
呆れたように珠雨へと声をかけたのは、戻ってきた塑亜である。
彼の言葉に、口元に手をあてて忍び笑いをしているのが夕馬だ。
おそらく、珠雨の部屋に積みあげられていく書類を見守っていたのだろう……
笑いを堪える夕馬の隣にいる珠雨が、肩をすくめて苦笑すると答えた。
「いえ、あそこまでためる予定はなかったのですが…少しおかしな事がありましてね」
倉世が予定より早く来るだろうと、夕馬から聞いて知っていた珠雨はそれまでの間に瀬里十と打ち合わせを終えて書類を片付ける予定だった。
しかし、何故か『急患がでた』と瀬里十に連絡が来るので打ち合わせがなかなか進まなかったのだという…そもそも、瀬里十が休暇届を出していたのにもかかわらずだ。
おかげで倉世が来る一時間くらい前まで打ち合わせと準備が長引いてしまった。
「いつもより呼び出しが多いので、少し気になりまして…夕馬さんの仕事を増やしてしまうかもしれないですが、調べてもらえないか頼んでいたんですよ」
「確かに気になるな。別に瀬里十だけが医師でないのだから、休暇中の医師をしょっちゅう呼び出す理由がわからない。夕馬、向こうに潜入しているやつからは?」
顎に手をあてた塑亜が落ち着きを取り戻しつつある夕馬に訊ねると、彼は軍帽の鍔をあげて真顔で答えた。
「あー…まだ詳しく挙がってきてないけど、別の医師達は手が放せない状態になってるらしい」
王都医院だから『医師不足』という線はないはずなのに、何故か人手が足りないのだという――それが作為的なようにも感じる。
短い時間でも瀬里十が指示をだしていれば、助手や協力してくれている研究者で特効薬を作れなくもないが…製作時間は、その分遅れてしまうわけだ。
それに…もし『医師不足』ならば、実験期間中だけでも《闇空の柩》から派遣すればいい。
周囲を気にしてか、声を潜めるようにして塑亜は言う。
「遅くても5日以内に調べさせろ、夕馬…それ以上は待てんぞ?」
「わかってるって、そっちに支障がでないようにする…ところで、報告は塑亜宛でいいか?」
小さく頷いた夕馬が、一応確認するように訊ねた。
警備を担当する夕馬や理矩でも、安易に塑亜や珠雨に近づけるわけではない…もちろん、珠雨の助手として入る白季や倉世にだって近づけない。
となると、すれ違いざまに報告書を渡さなければならない――確実に渡せなければ意味がないので、彼は確認の為に訊ねたのだ。
「あぁ、それでいい…とりあえず、出発準備だけはしておけよ。珠雨、行くぞ」
頷いた塑亜は、夕馬に頭を軽く下げた珠雨に声をかけて行ってしまった。
この場にひとり残る形となった夕馬は、ふたりの後ろ姿を見送りながら苦笑する。
「情報漏洩に、謎の医師不足…まったく、誰の仕業なんだろうなぁ。もしかすると、秘密警察にも敵が入り込んでるのかもだろうけど…獅子身中の虫かぁ」
その可能性をできれば疑いたくない、と夕馬は大きくため息をついた。
***
珠雨先生の手伝いだったので、なんとかすべて片付けられた…が、できればたまる前に片付けてもらいたい。
玖苑より戻ってきた塑亜先生から『嵯苑院長と話がついた件』と、夕馬から『法務大臣と話し合って数名の被験者を確保できた話』を聞いた。
今の法務大臣は刑の執行に消極的な人物だったので、よく数名分の執行書にサインさせられたものだ…と感心していたら、どうやら法務大臣のひとり息子の件で交渉したらしい。
――交渉と言いながら、多分脅しをかけたんだろう…聞いた話では、あの息子は捕まらないギリギリのラインで悪事を働いているそうだからな。
被験者となる罪人は、薬で眠らせた状態で玖苑医院へ先に運ばれたらしい…表向きは刑が執行されて亡くなった為、医院へ検体として運び込まれたように見せかけて。
「向こうで嵯苑を含めて、参加する研究者達と顔合わせがある予定だ…何故か、参加人数が増えたのは理解できないが」
そう語った塑亜先生は、疲れたように大きなため息をついた。
詳しく事情を聞くと、玖苑で走水博士と嵯苑院長と共に会議をしていると自分達も参加できないかと研究者達がやって来たらしい。
そもそも、その研究者達は玖苑研究所ではなく学舎地下の研究所所属だったようだ。
一体、何処から情報が漏れたのだろうか…?
そんな疑問を口にすると、塑亜先生は首を横にふって答える。
「わからん…が、あの『薬』の存在だけなら広く知られているものだ。走水に近い者達から、実験に関する情報が漏れたのだろう」
事実関係などは秘密警察の方が探りを入れている、と言葉を続けた。
短時間で情報漏洩した元がわかるといいが、今の段階では何もわからないので報告を待つしかない。
「――とりあえず被験者の方は確保できたのですから、これから玖苑へ向かいますか?」
話を戻すように訊ねると、何故か塑亜先生がじと目で廊下の方へ視線を向ける。
「いや…明日の昼までに向こうへ着けばいいので、早朝にここを出発すればいい。それより、疲れているだろうお前は少し休め…しばらくの間、また書類に囲まれるのだからな」
気になって塑亜先生の視線を辿ると、廊下で夕馬と話をしている珠雨先生の姿があった。
という事は、俺が珠雨先生の手伝いをしていたのは知られていたのだろう……
すぐに仮眠室へ行くよう勧められた俺は、塑亜先生に背中を押されて仮眠室へと向かった。
「…ひとりで片付けられなくなるまで、書類はためるものではないだろう?」
呆れたように珠雨へと声をかけたのは、戻ってきた塑亜である。
彼の言葉に、口元に手をあてて忍び笑いをしているのが夕馬だ。
おそらく、珠雨の部屋に積みあげられていく書類を見守っていたのだろう……
笑いを堪える夕馬の隣にいる珠雨が、肩をすくめて苦笑すると答えた。
「いえ、あそこまでためる予定はなかったのですが…少しおかしな事がありましてね」
倉世が予定より早く来るだろうと、夕馬から聞いて知っていた珠雨はそれまでの間に瀬里十と打ち合わせを終えて書類を片付ける予定だった。
しかし、何故か『急患がでた』と瀬里十に連絡が来るので打ち合わせがなかなか進まなかったのだという…そもそも、瀬里十が休暇届を出していたのにもかかわらずだ。
おかげで倉世が来る一時間くらい前まで打ち合わせと準備が長引いてしまった。
「いつもより呼び出しが多いので、少し気になりまして…夕馬さんの仕事を増やしてしまうかもしれないですが、調べてもらえないか頼んでいたんですよ」
「確かに気になるな。別に瀬里十だけが医師でないのだから、休暇中の医師をしょっちゅう呼び出す理由がわからない。夕馬、向こうに潜入しているやつからは?」
顎に手をあてた塑亜が落ち着きを取り戻しつつある夕馬に訊ねると、彼は軍帽の鍔をあげて真顔で答えた。
「あー…まだ詳しく挙がってきてないけど、別の医師達は手が放せない状態になってるらしい」
王都医院だから『医師不足』という線はないはずなのに、何故か人手が足りないのだという――それが作為的なようにも感じる。
短い時間でも瀬里十が指示をだしていれば、助手や協力してくれている研究者で特効薬を作れなくもないが…製作時間は、その分遅れてしまうわけだ。
それに…もし『医師不足』ならば、実験期間中だけでも《闇空の柩》から派遣すればいい。
周囲を気にしてか、声を潜めるようにして塑亜は言う。
「遅くても5日以内に調べさせろ、夕馬…それ以上は待てんぞ?」
「わかってるって、そっちに支障がでないようにする…ところで、報告は塑亜宛でいいか?」
小さく頷いた夕馬が、一応確認するように訊ねた。
警備を担当する夕馬や理矩でも、安易に塑亜や珠雨に近づけるわけではない…もちろん、珠雨の助手として入る白季や倉世にだって近づけない。
となると、すれ違いざまに報告書を渡さなければならない――確実に渡せなければ意味がないので、彼は確認の為に訊ねたのだ。
「あぁ、それでいい…とりあえず、出発準備だけはしておけよ。珠雨、行くぞ」
頷いた塑亜は、夕馬に頭を軽く下げた珠雨に声をかけて行ってしまった。
この場にひとり残る形となった夕馬は、ふたりの後ろ姿を見送りながら苦笑する。
「情報漏洩に、謎の医師不足…まったく、誰の仕業なんだろうなぁ。もしかすると、秘密警察にも敵が入り込んでるのかもだろうけど…獅子身中の虫かぁ」
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