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第二章 僕と竜くんのえっちな日常

僕と竜くんと僕の誕生日※

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 新入生の久保田くんは、なんと友達の宗像むなかたくんを連れて、入部をしてきた。

 新入部員がいきなり二人増えて嬉しかった僕と違い、

「なーにー、このもっさいの」

って、竜くんの機嫌は低気圧で、僕は竜くんが宗像くんに掴みかかったら止める気でいて、だるくてたまらなかったけど椅子から立ち上がった。

 山田先輩と佐藤先輩は納期が迫ってる仕事があって、四月は部活に来られないみたい。

「すみません、鈴木先輩」

「あー、バリトン?すごい声ー」

 宗像くんはすごいいい声をしてて、で、竜くんの手が止まった。

 宗像くんは、竜くんと同じくらいの長身で竜くんみたいにひょろってしてなくて、長い髪が顔を隠しててなんだか表情が読みづらいんだけど、なんだか優しい感じがする。

 同じ勤労学生だからかな。

「鈴木先輩。宗像は俺の会社の勤労学生です。学生生活もちゃんとさせるのが、俺の会社の方針で」  

「待て待て、俺の会社?」

 左右田部長が椅子から立ち上がって、久保田くんを見下ろす。

「はい、俺の会社です。久保田ベアリング。父がつい最近亡くなったので、継ぎました」

 左右田部長は急になぜか久保田くんにペコリと頭を下げて、

「いつも父がお世話になってます」 

と言い、

「鈴木、取引先だぞ」

と竜くんに向かって言ったけど、竜くんは

「あの人たちに興味ないしー」

って。

「え、左右田部長…」

 左右田部長は驚いた顔をして、驚いてる僕の頭を掴んで、髪をわしゃわしゃした。

「あー、田中は工場しか知らないからな。俺の父親は鈴木螺子の営業部長。社長と一緒に会社を作った一人なんだ」

「もう、そーだ、みそらクンに触らないでよー」

 左右田部長は笑いながら

「宗像は名前からして九州か?田中も外からの勤労学生だ。仲良くしてやってくれ」 

と言ってくれたけど、僕の仕事は……ちらりと竜くんを見上げた。

 竜くんに久保田くんが話しかけて来た。

「鈴木先輩、俺のこと覚えてないですか?学校違いますけど、少年少女発明クラブでご一緒しました」

 竜くんはすごく嫌そうな顔して、久保田くんを睨め付ける。

 久保田くんは左右田部長より背が高く、なんでいうのかな綺麗な顔をしていて、自信がある感じなんだ。

 竜くんもすごく綺麗なんだけど、久保田くんは切れ目だからかな、日本刀とか似合いそうで、キラキラ瞳を輝かせながら、竜くんを見上げている。

「何?知らない。ねえ、近い。あっちいって」

 竜くんが久保田くんをしっしって追い払うように手を振って、久保田くんは宗像くんのところに戻った。

 久保田くんは竜くんの昔を知っているんだ……。

 僕は竜くんの小さい頃が想像出来なくて、少し笑った。





 5月29日、僕の誕生日。

 前の日お風呂で竜くんの髪を洗いがら、お尻には竜くんのおっきいおちんちんが入ってて、食べてからもベッドでえっちをして、朝は竜くんの朝勃ちに付き合った。

 朝は竜くんは性急でオナホみたいに僕のお尻の穴を使って軽いえっちして来る。

 僕はトイレでお尻の穴を綺麗にすると、すぐにパンを焼いてスープをお湯で溶かして、コンビニの野菜サラダを分けて出す。

 昼は学校の売店かコンビニのおにぎり。

 竜くんはシャケおにぎりしか食べない。

 夜ご飯は社長が頼んでくれた食材配達サービスが毎週来てて、僕はそのマニュアルを見て料理するだけ。

 高校に上がる前、おばあちゃんが生きていたときもご飯を作ってたから大丈夫なんだけど、竜くんはマニュアルのご飯が嫌いで、コンビニで食材を追加したりする。

 変化が嫌いな竜くんの1日なんだけど、この日の朝、起き抜けに裸の竜くんが、突然

「みそらクン、誕生日おめでとー」

ってぎゅーっと抱き締めてきた。

「え、あ、ありがと……」

 竜くんが、人に興味をもつなんて初めてで、僕の誕生日の日にちを覚えていたのもびっくりした。

 学校へ行ったあと、夜ご飯を食べてお皿を洗ってた僕は、

「お誕生日プレゼントー」

って竜くんにベッドに拉致されて、パンツと半ジャージのズボンを下げられる。

 よくわからないけど、竜くんは竜くんなりにえっちで誕生日祝いをしたいらしくて、諦めてされるままにしていたら、竜くんが僕のちっさいおちんちんの皮を上に上げて、パクって口に入れた。

「う、そ。竜くんっ……」

 上半身起き上がって慌てて竜くんを見下ろすと、僕の全部を口の中に入れて舌で、細い裏筋をざらりと舐め上げてきて、僕は気持ちよくって唇を噛み締める。

「ふぁんで、がまんふるのー」

「や、喋らないでっ……ふあっ……」

 横側を噛み噛みされ、先っぽの小さく割れたとこに舌先をぐりぐりされて、僕は竜くんのこめかみの髪を掴んで逃げようとしたけど、竜くんはびくともしない。

 腰の奥からせり上がる熱っぽいうねりが来て、

「あっ……出ちゃう……竜くんっ……離し……ぅんん!」

 竜くんの口の中に出しちゃった。

「あんま、濃くないねー」

 竜くんは舌に僕の精液を乗せて見せてきてから飲み込んで、

「気持ちよかったー?俺の誕生日プレゼントフェラ」

って笑う。

 初めて……人の口に……竜くんの口に……。

「みそらクン、ありがとーは?」

 真っ赤になったまま枕に顔を隠してる僕に、竜くんが少しムッとしていたから、

「あ、ありがと……」

って、ちっちゃい声で言ったけど……。

 竜くんのはいっぱいしたけど、されたのなんか初めてで、恥ずかしくて恥ずかしくて堪らなかった。
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