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第一章 僕と竜くんのえっちな生活
僕と左右田部長と三矢先輩とスマホ
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「撮れたけど、お前、笑いすぎ」
携帯電話を手にした三矢先輩が出てきて、左右田部長にスマートフォンをゆっくり山なりに投げて寄越し、左右田部長は手をお尻で拭ってからしっかりと掴んだ。
「さんきゅ、あ、お前ら、ちんこしまえよ」
バスケ部の先輩が慌ててジッパーを上げると、裸のままの左右田部長がスマートフォンにキスをしながら、なんか居心地悪そうなバスケ部の先輩達を少し見上げる。
「……鈴木さあ、膝を壊してて、スポーツ無理なんだよ。だから、諦めてくれ。来年、一年入って来たら、試合出れるから、待てよ、な。来年、応援行くし」
静かにしんみりと話す左右田部長の言葉に誰も何も言わないでいると、
「もし、うちの部員にちょっかい掛けたら、こればら撒くぜ?三矢は録画うまいんだ」
と脅しにかかる。
するとやっとって感じで
「悪かった」
と、バスケ部先輩は何度も頭を下げながら弓道場から出ていってしまい、僕は三矢先輩に腕を解かれシャツの前を慌てて閉じた。
「全裸で精液まみれが真顔で言っても、信用できないな」
なんて三矢先輩がボソッと言った。
「ああ、だって嘘だからな。おー、よく撮れてるじゃん。俺ハメ動画。いい男優さん使ってるねえ。ひゃー、これでヌけるヌける。田中見るか?」
僕にひょいって見せてくれた画面では、左右田部長が4人相手している映像で、左右田部長のくぐもった声が生々しくて顔を伏せてしまった。
「ははは、鈴木の世話係なら平気かと。悪い悪い」
左右田部長はけろっと言い放ち、お尻からどろどろ溢れ出す四人分に指を這わして、お尻の穴に自分の指を入れた。
掻き出すってより、自分のひだひだをくすぐって煽るように、濡れた指を三矢先輩に見せる。
「あー、痛いなと思ったら、穴、切れてるわ。イけないし、下手だし、最悪だな」
「4P ならイけるかもって、小躍りしたのは誰だ?」
「うん、俺」
三矢先輩はそんな左右田部長を無視し僕の埃を払ってくれて、
「田中、変なもの見せて、悪い」
と無表情に謝って来るから、慌てて首を横に振った。
「助けてもらっ…」
「膝が震えているな、立てるか?」
立たせてくれて、背中も払ってもらう。
それを笑いながら見ていた左右田部長が、
「ケツ、痛いな。三矢、薬塗って」
と言うと、
「メンソレータム塗るから、早く服を着ろ」
って三矢先輩が返事をし、
「メンタム、いやだな」
なんかコントみたいになって、
「じゃあ、タイガーバーム」
なんて三矢先輩が恐ろしいことを言った。
左右田部長は精液でべたべたのままの体にシャツを羽織ると、僕に笑い掛ける。
「な、鈴木がいないときは、頼ってくれ。田中……いて!」
僕は二人の後ろを歩いていて、三矢先輩が左右田部長をど突いて、廊下の端に追いやった。
「離れろ、精液臭い」
「ねえ、イかして、ヌいて。まだ、終わってない」
「タイガーバーム塗って、手コキ」
左右田部長が
「ぶっ…」
と噴き出して三矢先輩に抱きつく。
「ひどいなあ」
左右田部長の言葉に、三矢先輩が少しだけ目線を下げて、本当に小さな声で呟いた。
「そっちだろう、ひどいのは」
多分、左右田部長にも聞こえてる。
左右田部長が、肩を竦めて
「……かもな」
と答えたのがすごく印象的で不思議だった。
携帯電話を手にした三矢先輩が出てきて、左右田部長にスマートフォンをゆっくり山なりに投げて寄越し、左右田部長は手をお尻で拭ってからしっかりと掴んだ。
「さんきゅ、あ、お前ら、ちんこしまえよ」
バスケ部の先輩が慌ててジッパーを上げると、裸のままの左右田部長がスマートフォンにキスをしながら、なんか居心地悪そうなバスケ部の先輩達を少し見上げる。
「……鈴木さあ、膝を壊してて、スポーツ無理なんだよ。だから、諦めてくれ。来年、一年入って来たら、試合出れるから、待てよ、な。来年、応援行くし」
静かにしんみりと話す左右田部長の言葉に誰も何も言わないでいると、
「もし、うちの部員にちょっかい掛けたら、こればら撒くぜ?三矢は録画うまいんだ」
と脅しにかかる。
するとやっとって感じで
「悪かった」
と、バスケ部先輩は何度も頭を下げながら弓道場から出ていってしまい、僕は三矢先輩に腕を解かれシャツの前を慌てて閉じた。
「全裸で精液まみれが真顔で言っても、信用できないな」
なんて三矢先輩がボソッと言った。
「ああ、だって嘘だからな。おー、よく撮れてるじゃん。俺ハメ動画。いい男優さん使ってるねえ。ひゃー、これでヌけるヌける。田中見るか?」
僕にひょいって見せてくれた画面では、左右田部長が4人相手している映像で、左右田部長のくぐもった声が生々しくて顔を伏せてしまった。
「ははは、鈴木の世話係なら平気かと。悪い悪い」
左右田部長はけろっと言い放ち、お尻からどろどろ溢れ出す四人分に指を這わして、お尻の穴に自分の指を入れた。
掻き出すってより、自分のひだひだをくすぐって煽るように、濡れた指を三矢先輩に見せる。
「あー、痛いなと思ったら、穴、切れてるわ。イけないし、下手だし、最悪だな」
「4P ならイけるかもって、小躍りしたのは誰だ?」
「うん、俺」
三矢先輩はそんな左右田部長を無視し僕の埃を払ってくれて、
「田中、変なもの見せて、悪い」
と無表情に謝って来るから、慌てて首を横に振った。
「助けてもらっ…」
「膝が震えているな、立てるか?」
立たせてくれて、背中も払ってもらう。
それを笑いながら見ていた左右田部長が、
「ケツ、痛いな。三矢、薬塗って」
と言うと、
「メンソレータム塗るから、早く服を着ろ」
って三矢先輩が返事をし、
「メンタム、いやだな」
なんかコントみたいになって、
「じゃあ、タイガーバーム」
なんて三矢先輩が恐ろしいことを言った。
左右田部長は精液でべたべたのままの体にシャツを羽織ると、僕に笑い掛ける。
「な、鈴木がいないときは、頼ってくれ。田中……いて!」
僕は二人の後ろを歩いていて、三矢先輩が左右田部長をど突いて、廊下の端に追いやった。
「離れろ、精液臭い」
「ねえ、イかして、ヌいて。まだ、終わってない」
「タイガーバーム塗って、手コキ」
左右田部長が
「ぶっ…」
と噴き出して三矢先輩に抱きつく。
「ひどいなあ」
左右田部長の言葉に、三矢先輩が少しだけ目線を下げて、本当に小さな声で呟いた。
「そっちだろう、ひどいのは」
多分、左右田部長にも聞こえてる。
左右田部長が、肩を竦めて
「……かもな」
と答えたのがすごく印象的で不思議だった。
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