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4章
69 ガリウスの実
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ギガス国の支援は順調で、ギガス民が浮民になるのを防いでいます。先発のセリアン国の食糧支援に続き、タイタン国からの食糧支援と生活支援、土木チームによる住宅建設が行われて当座の生活を支えました。
僕はエウレリーダ様に採掘事業の書簡を送りました。巨人族の親方セレキさんをギガスに送り、石切を学んでもらい良質な石材を綺麗に削り出してタイタン国に輸出してもらうことにしました。
煉瓦に白漆喰の王城を僕の世界でいう磨き大理石に変えて行こうという寸法です。まずはサンプルからですね。うまくいけばあちこちの王城がギガス石材で埋め尽くし、ギガスの国力を引き上げることができます。
そちらは外政長のユナシンさんがやってくれていますから、僕は必要ありません。
問題はレーダー伯領です。レーダー伯領のカインさんが動かなくなり奴隷商との関連づけも出来ず、思い切ってレーダー伯の申し出を受けることにしました。
「フェンナ、レーダー伯の廃位廃嫡廃領……そうなるとティンはレーダー伯を名乗れません。伯領も王領になりますが、いいのですか?」
居間で僕が話していますと、フェンナさんよりティンが先にイベールのベビーベッドの横で答えました。
「僕は伯になりたくはありません。イベール様のそばでお世話させてください」
ここひと月、ティンは暇を見つけてはイベールの近くにいます。おむつを替え、乳の実を吸わせ、湯に入れることもありました。
「イベールもティンに懐いていますし僕は構いませんが、ティンあなたは自分が得るはずの領地を手放す意味を理解していますか?」
ティンは戸惑いながらも頷きます。
「領地の領民を守るべき立場であると分かっています。お爺さま……いえ、父はよく努力されていました。でも……」
ティンが相続放棄するということは、フェンナもレーダー伯夫人の地位を手放すことになるのです。
「主様、わたくしは構いません。わたくしの一番の心配はユミル国にティンの存在が分かってしまうことなのです」
「分かりました」
僕は玄関に控えていた文官長のフィニさんに話しました。フィニさんはすぐ動くということでしたので、今日の午後一番にガリウスの実をみんなで捥ぐことになりました。
レーダー伯領を廃領し、王領ソルトフィールドとなりソニン様が王領に正式に足を運ばれます。必ず動きがあるはずです。
「タク、ただいま」
朝の訓練に出ていたセフェムが宮に帰ってきました。もう昼になりますから、フェンナが軽食の準備を始めています。
「おかえりなさい、セフェム」
セフェムが椅子に座っている僕の頭を撫で、眠っているイベールの頬を突っつきます。
「いつもありがとな、ティン」
とティンの頭を撫でてから、フェンナさんにタオルをもらっています。
「昼からガリィの実を捥ぐんだろう?獣人妃さんはまだ王領か?」
「はい、綿の植え付けで忙しいそうです。昼には戻りますよ」
コットンフィールドの名の由来の通り有数の綿産地てあるロキの村は、王領コットンフィールドとして正式に獣人妃管轄となりました。ロキは家族と管理して、麦や綿の生産管理に当たるのです。
獣人妃が王領を治めることに託けて、脱税を行なっていた多くの爵領が追徴税を含む税金を納めることになり、文句を垂らす爵領で文官算術部隊が算盤を片手に計算を繰り出し泡を吹かせたそうです。
やはり一斉脱税にはカインさんが手を貸していて、奴隷商人に領民を渡す代わりに、ちょろまかし計算をしてくれたと、近衛隊とキレンさんとセフェムの締め上げに答えてくれました。
セフェムは側仕え騎士ではありますが、王族しかも元王なので兵舎には行かず、僕と一緒に果物や野菜スープ寄りの食事を取ります。その後、お茶を飲んでいると、
「主様、妖精妃様がお越しです」
とティンが煮炊き場から出てきました。
ま、また?
イベールを連れて帰った次の日から毎日、ソニン様のお越しが凄すぎて。
「こんにちは、ターク様、セフェム様。イベール様を見せていただいても良いですか?」
セフェムが外に出て宮の守りに入りました。外にはパクさんもいます。
ソニン様はきちんとサイドの髪を留めて、美しい長耳を出しています。成人した青年王族の姿にひらひらしたドレスではなくて、足首まである長めの両スリット入りの服を着ることが多くなりました。中には絹の裾幅広いズボンを履いています。
イベールは本当に良く寝る子で、乳とおむつ以外はずっと寝ています。本来だと来る月に捥ぐのだろう子だからでしょうとフェンナが話してくれました。
ティンがソニン様に椅子を出すと、ソニン様が座ってイベールを眺めています。もう少ししたらガリウスの実をみんなで捥ぐのです。
「本当に可愛い子……。わたくし、ガリウス様のお子様を育てられるか心配です」
「大丈夫ですよ。ばあやさんもいるじゃないですか」
ソニン様はイベールの髪を撫でて、
「ターク様はお子様との違和感を感じませんか?」
違和感……ですか。
「イベール様を抱っこしていて、こう、違和感やもやっとした感じはしませんか?」
僕は首を横に振りました。
「イベールには感じません。むしろ可愛くてたまりませんよ」
イベールは小さな鼻をぷすぷす鳴らして眠っています。小さな手が開いています。
「ガリウス様の実を撫でるたびに、違和感を感じて……」
産前うつみたいなものでしょうか?僕は何も感じませんでしたけど……。
「ソニン様、ロキも僕も一緒に育てるのですよ。ご安心ください」
外が騒がしくなってきました。ばあやさんがアリスさんの出した台にタオルを乗せて準備を始め、獣化したロキが温泉に飛び込んできました。その後を走る……熊?!は、ロキの宮に入り、クラリさんが出てきます。えっ!クラリさんでしたか!!獣化したクラリさんを初めて見ました。
「タク、ガリィが出てきた」
外にいるセフェムの声がして、僕は俯くソニン様の手を取りました。
「ソニン様、行きましょう」
「はい……」
外ではロキがタオルで拭かれて、裸体に巻きスカートを身につけました。上半身は僕の顔を見たクラリさんが慌ててベストを羽織らせます。
「ターク、ソニンちゃん、お待たせー。どったの?ソニンちゃん」
僕は少し困った顔をしてソニン様を見上げます。
「捥げば気持ちも変わりますよ、ね、ソニン様」
ガリウスは僕のことを心配して、妖精妃、獣人妃、小人妃としてくれていますが、一妃はソニン様です。複数妃がいる場合は、王位継承者は一妃の宮で育てます。基本的にはソニン様が中心になって育てることになります。
「大丈夫ですよ」
ソニン様が少し項垂れてロキの横を歩きます。僕はやはり歩幅が違うので小走りになりましたが、途中、ロキに抱き上げられました。
「ソニンちゃん、一番若いのに国の子を見る責任感からかなあ、顔色が悪いよ」
「そうですね」
「ま、俺らも来る月後には子供を授かるんだし、心配しすぎだよなあ」
ロキの言う通りです。ひと月にはそれぞれの子が捥がれるでしょう。ぼくもそうですが、双子みたいに育てるわけです。
「ソニン、ロキ、ターク」
ガリウスに呼ばれて行くと、実は大玉西瓜程で良く輝き点滅しています。ばあやさんとアリスさんが後ろで控えていて、いつでもどうぞと促します。
僕はロキから降りて、実の下に入ります。実は地面すれすれまで下がっているので、みなさんは膝をついて実に触れています。ガリウスがみんなで触れる実の茎に手をやると、ぷつ……と小さな音がして実が捥がれました。外皮が霧散して、膜の中に丸々とした巨人族の赤子が手足を丸めて……目を開いています。緑色の瞳が……僕をじっと見ているようでした。
「王、こちらへ」
ばあやさんが台の上に籠を置いています。膜を切り赤子の顔を出してゆっくり液体を抜いていきます。
髪は茶銀の僕の色にロキのようなうねる癖毛で、ソニン様の緑の瞳、褐色の肌、そして……大きい!まさにガリウスの子供です。六十センチ以上あるのではないでしょうか。
「んぎゃあ、んぎゃあ!」
赤子らしい泣き声を出して、おむつをつけられておくるみに包まれます。ばあやさんが、
「おめでとうございます。立派な男のお子様です」
とガリウス様に赤子を渡しました。ガリウスは喜色を湛え、両手で受け取り頰ずりをします。気に入らなかったみたいで唸り声を上げました。
乳の実もイベールの二倍くらいの大きさで、沢山飲んでぐんぐん育ちそうですね。
子供は三月程で離乳し歩き喋るようになります。人間の子に比べれば成長が早く、六月からからゆっくり成長していくことになるのが不思議だなあと僕は思います。一月一歳の感覚だそうです。
「ソニン、抱いてみてくれ」
ソニン様がガリウスに言われて恐る恐る抱っこしますが、赤子がむずかり泣き叫びます。
「では、ロキ」
「おっしゃ!でかいなーやっぱ」
ロキが慣れた様子で赤子を抱くのですが、赤子は火のついたように泣きました。
「う?えええーー!ターク、ターク、ほれ!」
僕は慌ててロキから赤子を貰いました。重い!イベールの何倍あるんですか、体重。大きな赤子は僕の手の中でしゃくり上げながら僕を何度も見上げて目を閉じて眠りました。
「落ち着きましたねえ。はい、ガリウスどうぞ」
ガリウスに赤子を渡しました。すると、
「やはりターク様ですね」
「ん?」
ソニン様?
「ターク、よろしく」
「は?」
ロキ?
「そうだな。ほら」
ガリウスにもう一度渡されます。僕はイベールの二倍くらい大きな赤子を抱いて茫然としてしまいました。
僕はエウレリーダ様に採掘事業の書簡を送りました。巨人族の親方セレキさんをギガスに送り、石切を学んでもらい良質な石材を綺麗に削り出してタイタン国に輸出してもらうことにしました。
煉瓦に白漆喰の王城を僕の世界でいう磨き大理石に変えて行こうという寸法です。まずはサンプルからですね。うまくいけばあちこちの王城がギガス石材で埋め尽くし、ギガスの国力を引き上げることができます。
そちらは外政長のユナシンさんがやってくれていますから、僕は必要ありません。
問題はレーダー伯領です。レーダー伯領のカインさんが動かなくなり奴隷商との関連づけも出来ず、思い切ってレーダー伯の申し出を受けることにしました。
「フェンナ、レーダー伯の廃位廃嫡廃領……そうなるとティンはレーダー伯を名乗れません。伯領も王領になりますが、いいのですか?」
居間で僕が話していますと、フェンナさんよりティンが先にイベールのベビーベッドの横で答えました。
「僕は伯になりたくはありません。イベール様のそばでお世話させてください」
ここひと月、ティンは暇を見つけてはイベールの近くにいます。おむつを替え、乳の実を吸わせ、湯に入れることもありました。
「イベールもティンに懐いていますし僕は構いませんが、ティンあなたは自分が得るはずの領地を手放す意味を理解していますか?」
ティンは戸惑いながらも頷きます。
「領地の領民を守るべき立場であると分かっています。お爺さま……いえ、父はよく努力されていました。でも……」
ティンが相続放棄するということは、フェンナもレーダー伯夫人の地位を手放すことになるのです。
「主様、わたくしは構いません。わたくしの一番の心配はユミル国にティンの存在が分かってしまうことなのです」
「分かりました」
僕は玄関に控えていた文官長のフィニさんに話しました。フィニさんはすぐ動くということでしたので、今日の午後一番にガリウスの実をみんなで捥ぐことになりました。
レーダー伯領を廃領し、王領ソルトフィールドとなりソニン様が王領に正式に足を運ばれます。必ず動きがあるはずです。
「タク、ただいま」
朝の訓練に出ていたセフェムが宮に帰ってきました。もう昼になりますから、フェンナが軽食の準備を始めています。
「おかえりなさい、セフェム」
セフェムが椅子に座っている僕の頭を撫で、眠っているイベールの頬を突っつきます。
「いつもありがとな、ティン」
とティンの頭を撫でてから、フェンナさんにタオルをもらっています。
「昼からガリィの実を捥ぐんだろう?獣人妃さんはまだ王領か?」
「はい、綿の植え付けで忙しいそうです。昼には戻りますよ」
コットンフィールドの名の由来の通り有数の綿産地てあるロキの村は、王領コットンフィールドとして正式に獣人妃管轄となりました。ロキは家族と管理して、麦や綿の生産管理に当たるのです。
獣人妃が王領を治めることに託けて、脱税を行なっていた多くの爵領が追徴税を含む税金を納めることになり、文句を垂らす爵領で文官算術部隊が算盤を片手に計算を繰り出し泡を吹かせたそうです。
やはり一斉脱税にはカインさんが手を貸していて、奴隷商人に領民を渡す代わりに、ちょろまかし計算をしてくれたと、近衛隊とキレンさんとセフェムの締め上げに答えてくれました。
セフェムは側仕え騎士ではありますが、王族しかも元王なので兵舎には行かず、僕と一緒に果物や野菜スープ寄りの食事を取ります。その後、お茶を飲んでいると、
「主様、妖精妃様がお越しです」
とティンが煮炊き場から出てきました。
ま、また?
イベールを連れて帰った次の日から毎日、ソニン様のお越しが凄すぎて。
「こんにちは、ターク様、セフェム様。イベール様を見せていただいても良いですか?」
セフェムが外に出て宮の守りに入りました。外にはパクさんもいます。
ソニン様はきちんとサイドの髪を留めて、美しい長耳を出しています。成人した青年王族の姿にひらひらしたドレスではなくて、足首まである長めの両スリット入りの服を着ることが多くなりました。中には絹の裾幅広いズボンを履いています。
イベールは本当に良く寝る子で、乳とおむつ以外はずっと寝ています。本来だと来る月に捥ぐのだろう子だからでしょうとフェンナが話してくれました。
ティンがソニン様に椅子を出すと、ソニン様が座ってイベールを眺めています。もう少ししたらガリウスの実をみんなで捥ぐのです。
「本当に可愛い子……。わたくし、ガリウス様のお子様を育てられるか心配です」
「大丈夫ですよ。ばあやさんもいるじゃないですか」
ソニン様はイベールの髪を撫でて、
「ターク様はお子様との違和感を感じませんか?」
違和感……ですか。
「イベール様を抱っこしていて、こう、違和感やもやっとした感じはしませんか?」
僕は首を横に振りました。
「イベールには感じません。むしろ可愛くてたまりませんよ」
イベールは小さな鼻をぷすぷす鳴らして眠っています。小さな手が開いています。
「ガリウス様の実を撫でるたびに、違和感を感じて……」
産前うつみたいなものでしょうか?僕は何も感じませんでしたけど……。
「ソニン様、ロキも僕も一緒に育てるのですよ。ご安心ください」
外が騒がしくなってきました。ばあやさんがアリスさんの出した台にタオルを乗せて準備を始め、獣化したロキが温泉に飛び込んできました。その後を走る……熊?!は、ロキの宮に入り、クラリさんが出てきます。えっ!クラリさんでしたか!!獣化したクラリさんを初めて見ました。
「タク、ガリィが出てきた」
外にいるセフェムの声がして、僕は俯くソニン様の手を取りました。
「ソニン様、行きましょう」
「はい……」
外ではロキがタオルで拭かれて、裸体に巻きスカートを身につけました。上半身は僕の顔を見たクラリさんが慌ててベストを羽織らせます。
「ターク、ソニンちゃん、お待たせー。どったの?ソニンちゃん」
僕は少し困った顔をしてソニン様を見上げます。
「捥げば気持ちも変わりますよ、ね、ソニン様」
ガリウスは僕のことを心配して、妖精妃、獣人妃、小人妃としてくれていますが、一妃はソニン様です。複数妃がいる場合は、王位継承者は一妃の宮で育てます。基本的にはソニン様が中心になって育てることになります。
「大丈夫ですよ」
ソニン様が少し項垂れてロキの横を歩きます。僕はやはり歩幅が違うので小走りになりましたが、途中、ロキに抱き上げられました。
「ソニンちゃん、一番若いのに国の子を見る責任感からかなあ、顔色が悪いよ」
「そうですね」
「ま、俺らも来る月後には子供を授かるんだし、心配しすぎだよなあ」
ロキの言う通りです。ひと月にはそれぞれの子が捥がれるでしょう。ぼくもそうですが、双子みたいに育てるわけです。
「ソニン、ロキ、ターク」
ガリウスに呼ばれて行くと、実は大玉西瓜程で良く輝き点滅しています。ばあやさんとアリスさんが後ろで控えていて、いつでもどうぞと促します。
僕はロキから降りて、実の下に入ります。実は地面すれすれまで下がっているので、みなさんは膝をついて実に触れています。ガリウスがみんなで触れる実の茎に手をやると、ぷつ……と小さな音がして実が捥がれました。外皮が霧散して、膜の中に丸々とした巨人族の赤子が手足を丸めて……目を開いています。緑色の瞳が……僕をじっと見ているようでした。
「王、こちらへ」
ばあやさんが台の上に籠を置いています。膜を切り赤子の顔を出してゆっくり液体を抜いていきます。
髪は茶銀の僕の色にロキのようなうねる癖毛で、ソニン様の緑の瞳、褐色の肌、そして……大きい!まさにガリウスの子供です。六十センチ以上あるのではないでしょうか。
「んぎゃあ、んぎゃあ!」
赤子らしい泣き声を出して、おむつをつけられておくるみに包まれます。ばあやさんが、
「おめでとうございます。立派な男のお子様です」
とガリウス様に赤子を渡しました。ガリウスは喜色を湛え、両手で受け取り頰ずりをします。気に入らなかったみたいで唸り声を上げました。
乳の実もイベールの二倍くらいの大きさで、沢山飲んでぐんぐん育ちそうですね。
子供は三月程で離乳し歩き喋るようになります。人間の子に比べれば成長が早く、六月からからゆっくり成長していくことになるのが不思議だなあと僕は思います。一月一歳の感覚だそうです。
「ソニン、抱いてみてくれ」
ソニン様がガリウスに言われて恐る恐る抱っこしますが、赤子がむずかり泣き叫びます。
「では、ロキ」
「おっしゃ!でかいなーやっぱ」
ロキが慣れた様子で赤子を抱くのですが、赤子は火のついたように泣きました。
「う?えええーー!ターク、ターク、ほれ!」
僕は慌ててロキから赤子を貰いました。重い!イベールの何倍あるんですか、体重。大きな赤子は僕の手の中でしゃくり上げながら僕を何度も見上げて目を閉じて眠りました。
「落ち着きましたねえ。はい、ガリウスどうぞ」
ガリウスに赤子を渡しました。すると、
「やはりターク様ですね」
「ん?」
ソニン様?
「ターク、よろしく」
「は?」
ロキ?
「そうだな。ほら」
ガリウスにもう一度渡されます。僕はイベールの二倍くらい大きな赤子を抱いて茫然としてしまいました。
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