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4章
65 僕の実捥ぎ
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ラオウをセリアン国に向けたのはガリウスです。セリアンに行く緑の道を喋ることが出来る速度で黒馬ラオウが走ります。
「タイタン国からは少々距離がある。ギガス国はタイタン国の従属国ならば、タイタン国と友好国のセリアン国に支援を願い出ても良かろう」
「快くは支援してくれないでしょうが……」
「ターク、お前はセフェムの妃でもある。そして名義上、ギガスの一妃だからな。妃の国を救うことは当たり前だ。拒否すればあのギガス人が浮民になってセリアンに流れ込むぞ」
そうなのです。僕とガリウスが一番不安なのは、ギガス人が浮民になりタイタンとセリアンに流れ込むこと。タイタン国はなんとかなりますが、ギガス国と戦争を繰り返していたセリアン国に浮民を養う余力はないはずです。
走っていくと渓谷を越えてセリアンの王城が見えます。セフェムはタイタン国に近い城壁城住みですので、帰りに寄ってもらいましょう。
「ターク、俺はロキの村王領コットンフィールドを獣人妃領、レーダー廃伯領を王領としソルトフィールドを妖精妃領とし二人に治めてもらおうと考えている。タークお前には従属国ギガス領を第二王子が成人するまで遠隔で治めてもらうことになる」
僕がギガス国を立て直す時間はまだ幼い第二王子様が成人するまで。とにかく人材を育て、第二王子様への王としての学びです。タイタン国レベルまで育てていかなくてはなりません。
「大丈夫です。ギガス国はよい石が取れます。タイタンは橋をかけるでしょう?ギガスの石をお安くお分けしますよ」
「金を取るのか」
「当たり前です」
僕とガリウスは笑い合いました。ガリウスは今、二国を跨ぐ王様です。
セリアン王城に二人だけで着き、衛士さんに取り次ぎを告げて僕とガリウスがラオウから降りて待っていると、王城がざわついているのに気がつきました。
「王を止めろ!」
「しかし。実が……」
「いいから、止めろ!!」
ざっと走り来る銀の影に、ガリウスが僕を肩に担ぎ上げて、剣に手を掛けます。
「タイタン王!おやめ下さいっ!そちらセリアン王ですっ!」
衛士さんがガリウスに叫びます。銀の疾走はたたらを踏み、ガリウスの前で止まります。ラオウが僕らの前で蹄を鳴らして威嚇していましたが急にやめました。
「タク、ガリィ。今迎えに行こうと!タク、早く!ガリィ走れ!」
獣化したセフェムがマズルを王城に向けました。
「何かあったのですか!」
「とにかく来い!」
ガリウスがラオウの手綱を衛士さんに渡して、セフェムについて僕を抱き抱えると走ります。僕はガリウスにしがみついて、セフェムの姿を目で追いました。三メートルのガリウスが走る姿は、全てを圧倒するような感じで周りが避け中庭に着きました。
「タク、宿り木!」
宿り木?ガリウスに抱かれながら、大きな宿り木を見ました。僕とセフェムの実が両手で抱えられるような大きさで桃色に光り、光が点滅する様に光っています。枝の端には乳の実が付き既に捥げる状態です。
「え、どうして……」
まだセフェムとの実はひと月程度のはずです。実は三月はかかるはずなのです。どうして……。
獣化を解いてすらりと背が伸びた獣人に戻り、ガリウスに、いえ、僕に手を伸ばしました。
「タク、実を捥ごう」
はい?
「どうしてひと月で捥ぐのです?」
宿り木の実は確かに捥ぎ頃です。
「早く捥ぎたくて、子供に会いたくて、加速をかけた」
その瞬間、僕はすうっと醒めました。
「魔法陣展開、身体強化、加速」
ガリウスの腕の中から飛び出して、セフェムのマズルに拳を向けました。ゴッ……と言う音がして、セフェムが反対の壁に打ち当たりました。
まさか、まさか、宿り木の実に加速成長させていたなんて!
「タク……ッ」
真っ赤な鼻血を出してふらつくセフェムに、飛び掛かり僕は殴り付けます。
「ふっっざけるな!この馬鹿っ!子供の命を何だと思ってるっ!これじゃあ、早産だ!死ぬかも知れないんだぞっ!」
ああ、二回目の僕です。この怒りは、爆撃で兵舎を焼かれたあの苦しくて辛い怒りの混じる焦燥感の感覚です。止められない怒りが身体中を駆け巡ります。
僕の変貌ぶりに動揺するセフェムに、ガリウスが僕の手を止めました。
「ターク、手が傷つく。陣を解除しろ。まずは実を捥いであげよう。この子は世に出たいと点滅している」
ガリウスが僕を抱き上げました。
「でも、でも、まだひと月です。捥いで溶けてしまったらどうしよう……怖い……」
僕はガリウスの胸に縋り付きます。
「このままでは、落実する。捥いであげた方がいい」
落実になってしまったガリウスの苦しみを考えると……深い息をつき陣を解除しました。
「セフェム」
「ふぁい」
マズル辺りが牙で砕けているのでしょう。血をたらたらと垂らしながら立ち上がりました。
「実を捥ぎます。抱っこして下さい」
セフェムはふがふがしながら僕を抱き上げました。セフェムは自分が何かしでかしてしまったであろう事実に怯えて、僕は実の状態を心配して震えが走ります。
二人で同時に実に触れました。両手一杯の大きさの実は付け根から捥げて実を形取る外皮が霧散します。赤子を包む包膜は透けていて羊水と同じような包水の中で宿り木との接点であった臍の緒が見えます。人の形は形成されていました。
「包膜を破る前に……」
鼓動と温もりは伝わってきます。包膜を破って……だめになっ……たら……。
「あ、爪」
セフェムの声がして、ぺしゃ……と僕の両手の中で包膜が破れました。セフェムの爪が包膜に引っかかっています。膜を剥がして呼吸が出来るようにしました。しかし呼吸をしないのです。
「ダメ!嫌だ!」
どうしたら……僕は無意識に赤子の足を掴み頭を逆さにして背中を叩きました。二度、三度と叩くと赤子の口からかぽっと水が出て、
「ふみゃあ……」
とひと声出します。仮死ではなく包水が気管に詰まっていたようです。
「タークこれで包め」
ガリウスがマントを外して畳んでくれました。タイタン王家のマントですが、お包みも何もないので包み込んで抱きしめます。
「タイタン王様、お待たせしました。こちらへ、あ!お子様が!侍女と侍従を!」
衛士さんがバタバタと走って来ました。隣には文官の一人がいます。
「うむ。タークはどうする」
「セフェムの部屋へ行きます。この子が少し冷えていますから、セフェムに温めさせます」
僕は乳の実を捥ぐと、セフェムを睨みました。普通捥いでから準備を整えて、包膜を破るのですが、僕も包水で水浸しなのです。
「ほんっっとに、馬鹿!馬鹿!大馬鹿っ!もう、セフェム、部屋へ連れて行って下さい」
セフェムの部屋はすぐ近くにありますから、寝台に降ろしてもらいセフェムに獣化してもらいました。
「獣人の方が体温が高いので、丸くなってお腹で温めて下さい」
丸くなってややお腹を出してもらった中に赤子をお包みごと入れて温めてもらいました。赤子はすうすうと息をついて眠っています。
僕は無意識に息を殺していたようで、肺から息を吐くとやっと赤子をじっくりと見ることが出来ました。
二十センチ程の身体は小人族の赤子の平均的より少し小さめの大きさです。柔らかな銀色の巻き髪に立ち耳、そして尾骨から出ていた尻尾。男児の小人寄りの獣人です。綺麗な長い銀色の睫毛に、小さな鼻と口。真っ白な肌。まだ開いてはない瞳は何色だろう。赤子ながら整った顔をしています。
「タクそっくりだ。可愛くて美人だ」
「僕は可愛くも美人でもないです」
この子は……なんてなんて綺麗なんだろう……。ほろ……と涙が溢れて来ました。僕の……三回も人生を送り、大概お爺さんまで生きた中で、はじめての僕の子供です。
「タク、なんで泣く」
「嬉しい……嬉しいからです」
セフェムが僕の涙をべろりと舐めました。
「俺も遠吠えがしたいくらい嬉しいぞ」
「馬鹿、やめてください」
……美談になっていますが、そもそも一か月弱で子供が生まれていること自体がおかしいのです。
「大体、どうして加速成長をさせたのですっ!」
はうっ!……静かにしなくては……。
むにゅむにゅと顔を擦る仕草をした赤子に僕は声を小さくしました。
「早く会いたかったんだよ。タクと子供に」
「大丈夫でございますよ、六月の小人様。王もそのように加速成長で捥がれました」
じいやさんが侍女さんと一緒に入って来ました。
「まずは、王、王妃、良き実を捥がれましたこと、お祝い申し上げます」
言祝ぎとおむつと重ね羽織着が寝台に置かれました。
王……王妃?セリアン王も実を捥いだのですか?
「タイタン国からは少々距離がある。ギガス国はタイタン国の従属国ならば、タイタン国と友好国のセリアン国に支援を願い出ても良かろう」
「快くは支援してくれないでしょうが……」
「ターク、お前はセフェムの妃でもある。そして名義上、ギガスの一妃だからな。妃の国を救うことは当たり前だ。拒否すればあのギガス人が浮民になってセリアンに流れ込むぞ」
そうなのです。僕とガリウスが一番不安なのは、ギガス人が浮民になりタイタンとセリアンに流れ込むこと。タイタン国はなんとかなりますが、ギガス国と戦争を繰り返していたセリアン国に浮民を養う余力はないはずです。
走っていくと渓谷を越えてセリアンの王城が見えます。セフェムはタイタン国に近い城壁城住みですので、帰りに寄ってもらいましょう。
「ターク、俺はロキの村王領コットンフィールドを獣人妃領、レーダー廃伯領を王領としソルトフィールドを妖精妃領とし二人に治めてもらおうと考えている。タークお前には従属国ギガス領を第二王子が成人するまで遠隔で治めてもらうことになる」
僕がギガス国を立て直す時間はまだ幼い第二王子様が成人するまで。とにかく人材を育て、第二王子様への王としての学びです。タイタン国レベルまで育てていかなくてはなりません。
「大丈夫です。ギガス国はよい石が取れます。タイタンは橋をかけるでしょう?ギガスの石をお安くお分けしますよ」
「金を取るのか」
「当たり前です」
僕とガリウスは笑い合いました。ガリウスは今、二国を跨ぐ王様です。
セリアン王城に二人だけで着き、衛士さんに取り次ぎを告げて僕とガリウスがラオウから降りて待っていると、王城がざわついているのに気がつきました。
「王を止めろ!」
「しかし。実が……」
「いいから、止めろ!!」
ざっと走り来る銀の影に、ガリウスが僕を肩に担ぎ上げて、剣に手を掛けます。
「タイタン王!おやめ下さいっ!そちらセリアン王ですっ!」
衛士さんがガリウスに叫びます。銀の疾走はたたらを踏み、ガリウスの前で止まります。ラオウが僕らの前で蹄を鳴らして威嚇していましたが急にやめました。
「タク、ガリィ。今迎えに行こうと!タク、早く!ガリィ走れ!」
獣化したセフェムがマズルを王城に向けました。
「何かあったのですか!」
「とにかく来い!」
ガリウスがラオウの手綱を衛士さんに渡して、セフェムについて僕を抱き抱えると走ります。僕はガリウスにしがみついて、セフェムの姿を目で追いました。三メートルのガリウスが走る姿は、全てを圧倒するような感じで周りが避け中庭に着きました。
「タク、宿り木!」
宿り木?ガリウスに抱かれながら、大きな宿り木を見ました。僕とセフェムの実が両手で抱えられるような大きさで桃色に光り、光が点滅する様に光っています。枝の端には乳の実が付き既に捥げる状態です。
「え、どうして……」
まだセフェムとの実はひと月程度のはずです。実は三月はかかるはずなのです。どうして……。
獣化を解いてすらりと背が伸びた獣人に戻り、ガリウスに、いえ、僕に手を伸ばしました。
「タク、実を捥ごう」
はい?
「どうしてひと月で捥ぐのです?」
宿り木の実は確かに捥ぎ頃です。
「早く捥ぎたくて、子供に会いたくて、加速をかけた」
その瞬間、僕はすうっと醒めました。
「魔法陣展開、身体強化、加速」
ガリウスの腕の中から飛び出して、セフェムのマズルに拳を向けました。ゴッ……と言う音がして、セフェムが反対の壁に打ち当たりました。
まさか、まさか、宿り木の実に加速成長させていたなんて!
「タク……ッ」
真っ赤な鼻血を出してふらつくセフェムに、飛び掛かり僕は殴り付けます。
「ふっっざけるな!この馬鹿っ!子供の命を何だと思ってるっ!これじゃあ、早産だ!死ぬかも知れないんだぞっ!」
ああ、二回目の僕です。この怒りは、爆撃で兵舎を焼かれたあの苦しくて辛い怒りの混じる焦燥感の感覚です。止められない怒りが身体中を駆け巡ります。
僕の変貌ぶりに動揺するセフェムに、ガリウスが僕の手を止めました。
「ターク、手が傷つく。陣を解除しろ。まずは実を捥いであげよう。この子は世に出たいと点滅している」
ガリウスが僕を抱き上げました。
「でも、でも、まだひと月です。捥いで溶けてしまったらどうしよう……怖い……」
僕はガリウスの胸に縋り付きます。
「このままでは、落実する。捥いであげた方がいい」
落実になってしまったガリウスの苦しみを考えると……深い息をつき陣を解除しました。
「セフェム」
「ふぁい」
マズル辺りが牙で砕けているのでしょう。血をたらたらと垂らしながら立ち上がりました。
「実を捥ぎます。抱っこして下さい」
セフェムはふがふがしながら僕を抱き上げました。セフェムは自分が何かしでかしてしまったであろう事実に怯えて、僕は実の状態を心配して震えが走ります。
二人で同時に実に触れました。両手一杯の大きさの実は付け根から捥げて実を形取る外皮が霧散します。赤子を包む包膜は透けていて羊水と同じような包水の中で宿り木との接点であった臍の緒が見えます。人の形は形成されていました。
「包膜を破る前に……」
鼓動と温もりは伝わってきます。包膜を破って……だめになっ……たら……。
「あ、爪」
セフェムの声がして、ぺしゃ……と僕の両手の中で包膜が破れました。セフェムの爪が包膜に引っかかっています。膜を剥がして呼吸が出来るようにしました。しかし呼吸をしないのです。
「ダメ!嫌だ!」
どうしたら……僕は無意識に赤子の足を掴み頭を逆さにして背中を叩きました。二度、三度と叩くと赤子の口からかぽっと水が出て、
「ふみゃあ……」
とひと声出します。仮死ではなく包水が気管に詰まっていたようです。
「タークこれで包め」
ガリウスがマントを外して畳んでくれました。タイタン王家のマントですが、お包みも何もないので包み込んで抱きしめます。
「タイタン王様、お待たせしました。こちらへ、あ!お子様が!侍女と侍従を!」
衛士さんがバタバタと走って来ました。隣には文官の一人がいます。
「うむ。タークはどうする」
「セフェムの部屋へ行きます。この子が少し冷えていますから、セフェムに温めさせます」
僕は乳の実を捥ぐと、セフェムを睨みました。普通捥いでから準備を整えて、包膜を破るのですが、僕も包水で水浸しなのです。
「ほんっっとに、馬鹿!馬鹿!大馬鹿っ!もう、セフェム、部屋へ連れて行って下さい」
セフェムの部屋はすぐ近くにありますから、寝台に降ろしてもらいセフェムに獣化してもらいました。
「獣人の方が体温が高いので、丸くなってお腹で温めて下さい」
丸くなってややお腹を出してもらった中に赤子をお包みごと入れて温めてもらいました。赤子はすうすうと息をついて眠っています。
僕は無意識に息を殺していたようで、肺から息を吐くとやっと赤子をじっくりと見ることが出来ました。
二十センチ程の身体は小人族の赤子の平均的より少し小さめの大きさです。柔らかな銀色の巻き髪に立ち耳、そして尾骨から出ていた尻尾。男児の小人寄りの獣人です。綺麗な長い銀色の睫毛に、小さな鼻と口。真っ白な肌。まだ開いてはない瞳は何色だろう。赤子ながら整った顔をしています。
「タクそっくりだ。可愛くて美人だ」
「僕は可愛くも美人でもないです」
この子は……なんてなんて綺麗なんだろう……。ほろ……と涙が溢れて来ました。僕の……三回も人生を送り、大概お爺さんまで生きた中で、はじめての僕の子供です。
「タク、なんで泣く」
「嬉しい……嬉しいからです」
セフェムが僕の涙をべろりと舐めました。
「俺も遠吠えがしたいくらい嬉しいぞ」
「馬鹿、やめてください」
……美談になっていますが、そもそも一か月弱で子供が生まれていること自体がおかしいのです。
「大体、どうして加速成長をさせたのですっ!」
はうっ!……静かにしなくては……。
むにゅむにゅと顔を擦る仕草をした赤子に僕は声を小さくしました。
「早く会いたかったんだよ。タクと子供に」
「大丈夫でございますよ、六月の小人様。王もそのように加速成長で捥がれました」
じいやさんが侍女さんと一緒に入って来ました。
「まずは、王、王妃、良き実を捥がれましたこと、お祝い申し上げます」
言祝ぎとおむつと重ね羽織着が寝台に置かれました。
王……王妃?セリアン王も実を捥いだのですか?
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