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3章
52 マナの質と量※
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ぼこっぼこっと抜かれては腸が引っ張られ押し戻されて息がしにくいのです。
「はあっ……はあっ……やめてくださっ……」
内臓が掻き回されて辛いのです。
「ターク、一度出す。力を入れよ」
ガリウス様に言われて泣きながらお尻に力を入れると、ガリウス様の先が引っ張られる箇所から抜けて僕は悶えました。すると体内で熱い液体が出されてガリウス様が動きを止めます。
「も……もう……やめてっ……あっ……?」
僕は身体の中からじんじんとした感覚が湧き起こるのを感じました。それはガリウス様が軽く揺するとぞわぞわとお尻の中全体に渡ります。
「なに……?」
ガリウス様が再び抽送を始めた瞬間、僕はその貫きが気持ち良くて背を反らしました。ひと突きひと突きに噴き上げてしまいそうなのに、出すことを許されない精は僕を喘ぎ叫ばせます。
「あ、あ、あ、あ、あーー!リボン外して、出したいので……んんっーー!」
僕は中を擦られて中だけで達し、終わらない気持ちよさに泣きました。ガリウス様は再び僕の中に精を放ち、そのたびに僕の身体は敏感になって行きます。
背中を押している熱い魔法陣が僕の額から抜け出て、目の前にはソニン様の解放の陣、そしてそれの上には二つの魔法陣があり僕に掛けられた洗脳と忘却の陣と攻めぎあっているように見えます。二つの陣は僕に戻りたがっているようでした。
「洗脳と忘却の陣が出ました。わたくしの陣が押し上げています。ガリウス様、マナを出しながらお突きください」
ソニン様の声が遠くに聞こえます。僕が喘ぐ口の中にガリウス様の指が入ります。大きな指を僕は舌で舐めました。口の中にマナが入り喉を越えていくのが分かります。
「んんっーー!うっ……ううっ!」
ガリウス様の切っ先を僕はお腹の上から撫でました。すると漏らしてしまいそうなくらい気持ちよくて涙が溢れます。ガリウス様の先が動くたびに僕はおかしくなりそうになります。気持ち良さに頭が真っ白になったのは、ガリウス様の動きが激しくなった瞬間でした。
ぼこっぼこっと抜かれては突き抜け、腸が破れてしまうのではないかと思うくらいの突き上げが僕の快楽の煮凝った体内を穿ったのです。
「うううーーっ!」
目を見開いた僕が見たのは、指を抜いた僕の口から溢れたガリウス様のマナが洗脳と忘却の魔法陣をじわじわと侵食していく姿でした。
「ぐっ……うっ!」
ガリウス様が僕の奥底に放ち、僕の精を塞ぐリボンを外します。解放を求めたそれは緩んだ瞬間からとぷっとぷっと繰り返し力なく溢れて僕はその気持ちよさにガリウス様のモノを包む孔を締めてしまいました。
「あああーー、出るっ……出てるっ……あああああ……」
僕は目を閉じてしまい、ガリウス様が僕の先を扱いて精を全て出してくれる気持ちよさに息を止めました。
呼吸をするたびにとぷ……と出ているのが分かります。するとすうっ……と頭の中に何かが浮かんで来ます。それが一気に脳内に溢れ出し僕は苦しくて目を開きました。僕と僕の過去……前世で生きた僕、知識全てが戻る……戻ってくる……それは、僕の外殻となり力となり……ターク・ドワフと言う劣等感の塊の顎を上に向かせる支え手となります。
空中の魔法陣の上の二枚の魔法陣が霧散しています。僕は目の前の解放魔法陣に指を横に引きました。
「ターク様……?」
僕はふーっと息を吐き出しました。涙が溢れています。
「…………ありがとうございました。王様のマナの質と量は桁外れですね……。戻りました」
ソニン様が
「解放を解除します」
と両手を下ろしました。ずっと手をあげて魔法陣を展開しなくてはならずソニン様は椅子にストンと座りました。
「ターク様……お戻りになりましたね。こんなに深く王様をお求めに。そしてなんて感じやすいの」
ソニン様の指が僕の皮膚に映る王様の亀頭を撫でまわします。
「ううっ……あああっ……ソニン様やめてっ」
亀頭と陰茎の括れを擦るたびに僕は中で気持ち良くなるのです。
「ガリウス様、ご褒美に明日はわたくしを沢山抱いてくださいまし」
ソニン様は僕越しに王様の首に手を掛けて舌を絡めた接吻をして、唾液の繋がりを切ってから立ち上がりました。
「ターク様、今日はガリウス様を独り占めしてなさってください」
僕の額にちゅっ……っキスをしてから、寝室を出て行かれました。
「はあっ……はあっ……やめてくださっ……」
内臓が掻き回されて辛いのです。
「ターク、一度出す。力を入れよ」
ガリウス様に言われて泣きながらお尻に力を入れると、ガリウス様の先が引っ張られる箇所から抜けて僕は悶えました。すると体内で熱い液体が出されてガリウス様が動きを止めます。
「も……もう……やめてっ……あっ……?」
僕は身体の中からじんじんとした感覚が湧き起こるのを感じました。それはガリウス様が軽く揺するとぞわぞわとお尻の中全体に渡ります。
「なに……?」
ガリウス様が再び抽送を始めた瞬間、僕はその貫きが気持ち良くて背を反らしました。ひと突きひと突きに噴き上げてしまいそうなのに、出すことを許されない精は僕を喘ぎ叫ばせます。
「あ、あ、あ、あ、あーー!リボン外して、出したいので……んんっーー!」
僕は中を擦られて中だけで達し、終わらない気持ちよさに泣きました。ガリウス様は再び僕の中に精を放ち、そのたびに僕の身体は敏感になって行きます。
背中を押している熱い魔法陣が僕の額から抜け出て、目の前にはソニン様の解放の陣、そしてそれの上には二つの魔法陣があり僕に掛けられた洗脳と忘却の陣と攻めぎあっているように見えます。二つの陣は僕に戻りたがっているようでした。
「洗脳と忘却の陣が出ました。わたくしの陣が押し上げています。ガリウス様、マナを出しながらお突きください」
ソニン様の声が遠くに聞こえます。僕が喘ぐ口の中にガリウス様の指が入ります。大きな指を僕は舌で舐めました。口の中にマナが入り喉を越えていくのが分かります。
「んんっーー!うっ……ううっ!」
ガリウス様の切っ先を僕はお腹の上から撫でました。すると漏らしてしまいそうなくらい気持ちよくて涙が溢れます。ガリウス様の先が動くたびに僕はおかしくなりそうになります。気持ち良さに頭が真っ白になったのは、ガリウス様の動きが激しくなった瞬間でした。
ぼこっぼこっと抜かれては突き抜け、腸が破れてしまうのではないかと思うくらいの突き上げが僕の快楽の煮凝った体内を穿ったのです。
「うううーーっ!」
目を見開いた僕が見たのは、指を抜いた僕の口から溢れたガリウス様のマナが洗脳と忘却の魔法陣をじわじわと侵食していく姿でした。
「ぐっ……うっ!」
ガリウス様が僕の奥底に放ち、僕の精を塞ぐリボンを外します。解放を求めたそれは緩んだ瞬間からとぷっとぷっと繰り返し力なく溢れて僕はその気持ちよさにガリウス様のモノを包む孔を締めてしまいました。
「あああーー、出るっ……出てるっ……あああああ……」
僕は目を閉じてしまい、ガリウス様が僕の先を扱いて精を全て出してくれる気持ちよさに息を止めました。
呼吸をするたびにとぷ……と出ているのが分かります。するとすうっ……と頭の中に何かが浮かんで来ます。それが一気に脳内に溢れ出し僕は苦しくて目を開きました。僕と僕の過去……前世で生きた僕、知識全てが戻る……戻ってくる……それは、僕の外殻となり力となり……ターク・ドワフと言う劣等感の塊の顎を上に向かせる支え手となります。
空中の魔法陣の上の二枚の魔法陣が霧散しています。僕は目の前の解放魔法陣に指を横に引きました。
「ターク様……?」
僕はふーっと息を吐き出しました。涙が溢れています。
「…………ありがとうございました。王様のマナの質と量は桁外れですね……。戻りました」
ソニン様が
「解放を解除します」
と両手を下ろしました。ずっと手をあげて魔法陣を展開しなくてはならずソニン様は椅子にストンと座りました。
「ターク様……お戻りになりましたね。こんなに深く王様をお求めに。そしてなんて感じやすいの」
ソニン様の指が僕の皮膚に映る王様の亀頭を撫でまわします。
「ううっ……あああっ……ソニン様やめてっ」
亀頭と陰茎の括れを擦るたびに僕は中で気持ち良くなるのです。
「ガリウス様、ご褒美に明日はわたくしを沢山抱いてくださいまし」
ソニン様は僕越しに王様の首に手を掛けて舌を絡めた接吻をして、唾液の繋がりを切ってから立ち上がりました。
「ターク様、今日はガリウス様を独り占めしてなさってください」
僕の額にちゅっ……っキスをしてから、寝室を出て行かれました。
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