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2章
22 公共事業をします
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早朝、ソニン様のばあやさんと側仕え騎士のパクさんが迎えに来て、ソニン様は王様に名残惜しそうに抱きしめられて宮に戻ります。でも、今日は一の宮への御渡りですから寂しがらずにいてくださいね。
「ばあや、宿り木に会いにいきたいの」
ソニン様がばあやさんとパクさんに話しながら廊下を歩いていきます。いい心がけです。僕も見習わないと。
そのすぐ後にロキの側付き兼側仕え騎士のクラリさんがやってきて、爆睡して寝汚いロキを無言で礼をしつつ担いで行きました。クラリさんは本当に無口です。
さて、僕は……ティンが来ませんねえ。どこでもドアから宮に戻ってもいい訳なんですが。
「側付きはまだか。ターク、一緒に湯に参ろう」
有無を言わさず羽織着を脱がされて湯に浸けられました。王様に抱っこされてないと溺れてしまいます。
「祈りの塔を破壊したのはタークだな」
あ、バレていましたか。
「はい、そうです。だってソニン様が見ると嫌な思いをすると思いまして。王様、あの煉瓦を使って公共事業をしませんか?」
僕は王様に向き直り膝に立ち上がりますと、王様の顔に手を当てました。僕の二倍はある顔ですが、これで目は合います。
「コーキョージギョーとは何だ?」
「国民生活に役立つように、王国主体で行う事業ですよ。救済事業と言われます。あの煉瓦を使い王都周りの壁の修復を、王都の端に住んでいる働くところがない人々にやってもらいましょう。日雇いでお金を払うのですが、王城に予算はありますか?」
「文官に聞けば分かるのだが、生憎余は内政省に行ったことがないのだ」
僕は驚きました。王様が王国の中枢に入ってことがないのですか。
「王様はいつもどのようなご政務を?」
「政務室で内政省から来た書類に御璽を押しておる。謁見のある時に呼ばれて広間に行くくらいか。あとはキレンに剣の稽古をつけてもらったりするくらいか」
完全に締め出しですね。内政省に行ったとしても、公共事業費を出してもらえないでしょう。こうなれば実力行使なのです。
「ターク、上がるぞ」
ざば……と湯から上がりました。王様のタオルは大きくて、僕は端っこで拭かせてもらいましたが、まだ子供のティンが起きる時間ではないので、迎えが来ませんね。昨晩着ていた羽織着を着ると、アリスさんが入って来て王様が着替えている間に宿題の丸つけをしました。全問正解です。鉛筆の花丸ですみません。
「三妃様。王の食事の時間になりますが、ご一緒されますか?」
王様の食事は早いのですね。どうしようかなと迷っているうちに、アリスさんが食事を運んで来ちゃいました。あ、はい、いただきます。僕は椅子とテーブルが大きいのでテーブルの上に座っていただきます。一人だけ羽織着は恥ずかしいですね。下着もつけていませんし。
「三妃様には少し大きい食器ですね」
パンとスープとチーズの軽食です。パンは千切るのでいいのですが、スープはスプーンが大き過ぎて口に入りません。パンを浸して食べます。
「面白い食べ方だな」
「お行儀が悪いですが、美味しいですよ。ところで、王様。王様に禄はありますか?妃には妃費がありますが」
「余も自由になる財はある。それをコーキョージギョーとやらに充てるのか?構わぬが、何故だ」
僕はさらにお行儀が悪くパンを千切って、テーブルに置きました。王都の門に見立てたスプーンとフォークの周りに小さなパンのかけらを配置します。
「王都に入るには通行料がかかります」
パンを門の中に入れます。
「王都から出るにも通行料が掛かるのです。仕事で都外に出ていく場合は王都民であり税を納める人の場合、割符を首に掛けて出ます。しかし不慮の何がありお金を稼ぐ術を無くした人が通行料が払えない場合は壁の内側に留まります」
指にスープの汁をつけて壁を見立てた線を書きました。そこにパンを置いて行きます。
「出られない彼らは壁の内側で浮民として生きていくしかないのです。彼らはどちらにも属さない浮民になります。浮民はまともな職にありつけません。そこで公共事業の出番です」
僕は公共事業のスペルを指で書きました。
「緊急的な側面もありますので、今回は私費で賄います。いずれ国費で定期的にやれれば宜しいのですけど、ことは緊急です。僕の妃費や王様の禄を使わせてもらい、王都壁の修復事業を公共事業として、壁沿いにいる人々に働いてもらい賃金を渡します。一日働けば門から出られる程度。昼の食事は炊き出しをします。期限は二日ほど。今日は月の日ですから、火の日までとしましょう」
王様は少し考えて千切ったパンを門の外に置きました。
「ふむ……しかし、壁の修復は国から職業ギルドを通して職人に依頼をしておる。勝手をしてはなるまい」
王様のパンの周りに僕は僕の千切った小さなパンを置きます。王様のパンは職人、僕のパンは浮民です。
「職人には監督管理として今までの依頼に少し上乗せします。煉瓦を削る石杭など用意してもらわなくてはなりませんし。やったことのない仕事を教える人も必要です。あくまで救済措置ですから二日で完成させる必要はありません」
「まずはギルドの職人がこの公共事業について理解しやってくれるかだな。アリス、ギルドの職人を集められるか?」
アリスさんが僕と王様のテーブルの横に来て、パンのかけらを回収していきます。
「ギルドに話を通すことはできますが、食事で遊ばないでください、お二人とも!」
怒られてしまいました。
「三妃さんよー、ティンが来たぜー」
食事を終えた頃ティンが駆けつけてくれ、クラリさんに迎えに行くように教えられたと平身低頭でアリスさんとキレンに謝っていました。
「王様、すぐにこちらに参りますから、ちょっと待っていてください。ティン、すぐに着替えます。走って連れて行って下さい」
「はい」
ティンは僕を抱っこすると飛ぶように宮へ連れて行ってくれました。僕は寝室で着替えますと、いただいた妃費の半分の金貨を袋に入れて待っていたティンに抱えられます。
「僕が王様と用を済ませているうちに、食事を済ませて下さい。そうしたらフェンナさんとティンと僕でお出かけをします」
ティンは金砂の瞳を丸くしました。
「主様と出掛けるのですか?」
「はい。城壁門に行きます」
一瞬ティンの顔が曇ります。
「ティンとフェンナさんには僕の左右の手として働いてもらいますよ。二人はもう僕の家族です。手放したりしません」
それを聞いてティンが安心した顔をしました。
「食べたら大八車を用意してください。こちらは買い物のリストです。もう字は読めますね。買いながら城壁門の前にいてください。お金を渡しますよ」
金貨一枚を渡しました。多分十分でしょう。
「これは……食事を作るのですか?母に話しておきます!」
はい、大正解です。ティンは文字と数字が読めるようになっています。王様は今から数字になりますが、簡単な数字は魔法陣を読むことができるため、王様は覚えているのです。そろそろ算術を学ぶ時期でしょうか。
「キレンさん」
「ガリウスが待っているぜ。アリスは一妃さんと二妃さんのところだ。三妃さんが妃費を出すなら少しくらい話をした方がいいとガリウスが行かせた」
僕が言い出したことを王様は考えてくれているのですね。王様の政務室の前にいるキレンにお辞儀をして、中に入れて貰いました。
「ターク、来たか」
「王様、魔法書を持って王城の一番高いところに連れて行ってください」
「うむ」
王様は王宮の王様の寝室から石階段を使って見晴らしのよい屋上に連れて行ってくれました。ここから祈りの塔の残骸がよく見え、しかも王都が一望できます。南城壁門が僕の通って来た道につながっています。一ヶ月もいないのですが、すごく長いことこちらにいる気がします。
「タークよ。どうして浮民を気にかける」
「城壁門内側が貧民街化しているからです。荒屋を作り日々過ごしている彼らは飢えや苛立ちをじきに爆発させます。それは暴徒となり、農民や工民など下層労働者を巻き込みます。軍を動かして鎮圧すれば国民に不安と不満が残ります。だから浮民を解放するのですよ」
さあ、王様。見せ場です。
「まずは大移動陣を展開しましょう。王様の魔法書にあります。この場で魔法陣を作ります」
王様が僕の開いたページの魔法陣を丁寧に描いていきます。指先から溢れるマナはしっかりとした光線を作り出しました。
「このままここで展開すると王城が壊れます。魔法陣の上で指先をトンと動かして下さい」
王様が指を軽く動かすと魔法陣が浮かび上がります。
「おお、魔法陣が浮く」
「大移動陣を祈りの塔の煉瓦の方へ指先と共に移動させ、範囲を指定します。人差し指と親指先で大きさを広げ煉瓦全てを網羅します」
スマートフォンでいうタップ、フリック、ピンチアウトですね。
「大移動陣を目線の先、城壁門外側へ移動操法します。指を軽く城壁門外側へ山なりに動いてください」
スワイプすると、大移動陣が城壁門外側に輝きます。
「両手を広げてマナを解放します」
僕も指先を動かしました。
「大移動、展開!」
王様の一声と共に煉瓦が山なりに空中を一気に移動して、誰もいない城壁門外側にガラガラと鈍い音を立てて落ちました。
「この魔法陣操法はマナが大量にいるのですが、さすが王様です」
「そうか、そうか!」
王様はすごく嬉しそうに僕を抱き上げ抱きしめていました。王様はとても良い生徒です。
「ばあや、宿り木に会いにいきたいの」
ソニン様がばあやさんとパクさんに話しながら廊下を歩いていきます。いい心がけです。僕も見習わないと。
そのすぐ後にロキの側付き兼側仕え騎士のクラリさんがやってきて、爆睡して寝汚いロキを無言で礼をしつつ担いで行きました。クラリさんは本当に無口です。
さて、僕は……ティンが来ませんねえ。どこでもドアから宮に戻ってもいい訳なんですが。
「側付きはまだか。ターク、一緒に湯に参ろう」
有無を言わさず羽織着を脱がされて湯に浸けられました。王様に抱っこされてないと溺れてしまいます。
「祈りの塔を破壊したのはタークだな」
あ、バレていましたか。
「はい、そうです。だってソニン様が見ると嫌な思いをすると思いまして。王様、あの煉瓦を使って公共事業をしませんか?」
僕は王様に向き直り膝に立ち上がりますと、王様の顔に手を当てました。僕の二倍はある顔ですが、これで目は合います。
「コーキョージギョーとは何だ?」
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「文官に聞けば分かるのだが、生憎余は内政省に行ったことがないのだ」
僕は驚きました。王様が王国の中枢に入ってことがないのですか。
「王様はいつもどのようなご政務を?」
「政務室で内政省から来た書類に御璽を押しておる。謁見のある時に呼ばれて広間に行くくらいか。あとはキレンに剣の稽古をつけてもらったりするくらいか」
完全に締め出しですね。内政省に行ったとしても、公共事業費を出してもらえないでしょう。こうなれば実力行使なのです。
「ターク、上がるぞ」
ざば……と湯から上がりました。王様のタオルは大きくて、僕は端っこで拭かせてもらいましたが、まだ子供のティンが起きる時間ではないので、迎えが来ませんね。昨晩着ていた羽織着を着ると、アリスさんが入って来て王様が着替えている間に宿題の丸つけをしました。全問正解です。鉛筆の花丸ですみません。
「三妃様。王の食事の時間になりますが、ご一緒されますか?」
王様の食事は早いのですね。どうしようかなと迷っているうちに、アリスさんが食事を運んで来ちゃいました。あ、はい、いただきます。僕は椅子とテーブルが大きいのでテーブルの上に座っていただきます。一人だけ羽織着は恥ずかしいですね。下着もつけていませんし。
「三妃様には少し大きい食器ですね」
パンとスープとチーズの軽食です。パンは千切るのでいいのですが、スープはスプーンが大き過ぎて口に入りません。パンを浸して食べます。
「面白い食べ方だな」
「お行儀が悪いですが、美味しいですよ。ところで、王様。王様に禄はありますか?妃には妃費がありますが」
「余も自由になる財はある。それをコーキョージギョーとやらに充てるのか?構わぬが、何故だ」
僕はさらにお行儀が悪くパンを千切って、テーブルに置きました。王都の門に見立てたスプーンとフォークの周りに小さなパンのかけらを配置します。
「王都に入るには通行料がかかります」
パンを門の中に入れます。
「王都から出るにも通行料が掛かるのです。仕事で都外に出ていく場合は王都民であり税を納める人の場合、割符を首に掛けて出ます。しかし不慮の何がありお金を稼ぐ術を無くした人が通行料が払えない場合は壁の内側に留まります」
指にスープの汁をつけて壁を見立てた線を書きました。そこにパンを置いて行きます。
「出られない彼らは壁の内側で浮民として生きていくしかないのです。彼らはどちらにも属さない浮民になります。浮民はまともな職にありつけません。そこで公共事業の出番です」
僕は公共事業のスペルを指で書きました。
「緊急的な側面もありますので、今回は私費で賄います。いずれ国費で定期的にやれれば宜しいのですけど、ことは緊急です。僕の妃費や王様の禄を使わせてもらい、王都壁の修復事業を公共事業として、壁沿いにいる人々に働いてもらい賃金を渡します。一日働けば門から出られる程度。昼の食事は炊き出しをします。期限は二日ほど。今日は月の日ですから、火の日までとしましょう」
王様は少し考えて千切ったパンを門の外に置きました。
「ふむ……しかし、壁の修復は国から職業ギルドを通して職人に依頼をしておる。勝手をしてはなるまい」
王様のパンの周りに僕は僕の千切った小さなパンを置きます。王様のパンは職人、僕のパンは浮民です。
「職人には監督管理として今までの依頼に少し上乗せします。煉瓦を削る石杭など用意してもらわなくてはなりませんし。やったことのない仕事を教える人も必要です。あくまで救済措置ですから二日で完成させる必要はありません」
「まずはギルドの職人がこの公共事業について理解しやってくれるかだな。アリス、ギルドの職人を集められるか?」
アリスさんが僕と王様のテーブルの横に来て、パンのかけらを回収していきます。
「ギルドに話を通すことはできますが、食事で遊ばないでください、お二人とも!」
怒られてしまいました。
「三妃さんよー、ティンが来たぜー」
食事を終えた頃ティンが駆けつけてくれ、クラリさんに迎えに行くように教えられたと平身低頭でアリスさんとキレンに謝っていました。
「王様、すぐにこちらに参りますから、ちょっと待っていてください。ティン、すぐに着替えます。走って連れて行って下さい」
「はい」
ティンは僕を抱っこすると飛ぶように宮へ連れて行ってくれました。僕は寝室で着替えますと、いただいた妃費の半分の金貨を袋に入れて待っていたティンに抱えられます。
「僕が王様と用を済ませているうちに、食事を済ませて下さい。そうしたらフェンナさんとティンと僕でお出かけをします」
ティンは金砂の瞳を丸くしました。
「主様と出掛けるのですか?」
「はい。城壁門に行きます」
一瞬ティンの顔が曇ります。
「ティンとフェンナさんには僕の左右の手として働いてもらいますよ。二人はもう僕の家族です。手放したりしません」
それを聞いてティンが安心した顔をしました。
「食べたら大八車を用意してください。こちらは買い物のリストです。もう字は読めますね。買いながら城壁門の前にいてください。お金を渡しますよ」
金貨一枚を渡しました。多分十分でしょう。
「これは……食事を作るのですか?母に話しておきます!」
はい、大正解です。ティンは文字と数字が読めるようになっています。王様は今から数字になりますが、簡単な数字は魔法陣を読むことができるため、王様は覚えているのです。そろそろ算術を学ぶ時期でしょうか。
「キレンさん」
「ガリウスが待っているぜ。アリスは一妃さんと二妃さんのところだ。三妃さんが妃費を出すなら少しくらい話をした方がいいとガリウスが行かせた」
僕が言い出したことを王様は考えてくれているのですね。王様の政務室の前にいるキレンにお辞儀をして、中に入れて貰いました。
「ターク、来たか」
「王様、魔法書を持って王城の一番高いところに連れて行ってください」
「うむ」
王様は王宮の王様の寝室から石階段を使って見晴らしのよい屋上に連れて行ってくれました。ここから祈りの塔の残骸がよく見え、しかも王都が一望できます。南城壁門が僕の通って来た道につながっています。一ヶ月もいないのですが、すごく長いことこちらにいる気がします。
「タークよ。どうして浮民を気にかける」
「城壁門内側が貧民街化しているからです。荒屋を作り日々過ごしている彼らは飢えや苛立ちをじきに爆発させます。それは暴徒となり、農民や工民など下層労働者を巻き込みます。軍を動かして鎮圧すれば国民に不安と不満が残ります。だから浮民を解放するのですよ」
さあ、王様。見せ場です。
「まずは大移動陣を展開しましょう。王様の魔法書にあります。この場で魔法陣を作ります」
王様が僕の開いたページの魔法陣を丁寧に描いていきます。指先から溢れるマナはしっかりとした光線を作り出しました。
「このままここで展開すると王城が壊れます。魔法陣の上で指先をトンと動かして下さい」
王様が指を軽く動かすと魔法陣が浮かび上がります。
「おお、魔法陣が浮く」
「大移動陣を祈りの塔の煉瓦の方へ指先と共に移動させ、範囲を指定します。人差し指と親指先で大きさを広げ煉瓦全てを網羅します」
スマートフォンでいうタップ、フリック、ピンチアウトですね。
「大移動陣を目線の先、城壁門外側へ移動操法します。指を軽く城壁門外側へ山なりに動いてください」
スワイプすると、大移動陣が城壁門外側に輝きます。
「両手を広げてマナを解放します」
僕も指先を動かしました。
「大移動、展開!」
王様の一声と共に煉瓦が山なりに空中を一気に移動して、誰もいない城壁門外側にガラガラと鈍い音を立てて落ちました。
「この魔法陣操法はマナが大量にいるのですが、さすが王様です」
「そうか、そうか!」
王様はすごく嬉しそうに僕を抱き上げ抱きしめていました。王様はとても良い生徒です。
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