27 / 33
若頭の異世界性活♡聖女なのに魔王に見初められました
しおりを挟む
893の若頭だった俺。
組同士の抗争で刺されて死亡……の、はずだったが、見知らぬ街で目を覚ます。
「おぉ! 聖女様!! 遂に聖女様の召喚に成功したぞぃ」
「あ!? 誰が聖女じゃ、おっさん。どこの組のもんじゃい。オラオラ」
「あぁ、なんと素晴らしい。穢れが浄化されていく」
何で喋っただけで穢れを浄化?
俺は世間に牙を立て、ありとあらゆる悪事を働いてきた男だ。
なんか知らんが浄化なんて世間の為になることをするつもりはない。
しかしこの目の前のおっさんは俺を聖女だと完璧に思い込んでやがる。
「貴方様にお願いがあります。森の魔王を倒してください、強制!」
おっさんの転移魔法で森に飛ばされた。
「なんだ、あいつ。オラオラ!! 元の世界に戻しやがれ」
すると自分から光を放ち森に緑が蘇った。
「は? どういうことだ? まさか……オラオラ!」
やはり……オラオラ言ったら光を放つ。
どうやら、この世界で「オラオラ」は浄化の呪文だったのだ。
俺、聖女確定。
そこに魔王登場。
「なんだ貴様? ゴラッ何見てんだ? どこの島のもんじゃい」
「はわわ。お前、めちゃタイプ♡」
なんと“ゴラッ”は魅了魔法の呪文だった。
魔王に軽率に捕まった。
「離せ! 離さんかい!! ピーーしてピーーしてまうぞ」
「うん、分かった。同棲しよう。ワシの島あっち」
そうして、魔王との溺愛生活が始まった……。
おしまい。
組同士の抗争で刺されて死亡……の、はずだったが、見知らぬ街で目を覚ます。
「おぉ! 聖女様!! 遂に聖女様の召喚に成功したぞぃ」
「あ!? 誰が聖女じゃ、おっさん。どこの組のもんじゃい。オラオラ」
「あぁ、なんと素晴らしい。穢れが浄化されていく」
何で喋っただけで穢れを浄化?
俺は世間に牙を立て、ありとあらゆる悪事を働いてきた男だ。
なんか知らんが浄化なんて世間の為になることをするつもりはない。
しかしこの目の前のおっさんは俺を聖女だと完璧に思い込んでやがる。
「貴方様にお願いがあります。森の魔王を倒してください、強制!」
おっさんの転移魔法で森に飛ばされた。
「なんだ、あいつ。オラオラ!! 元の世界に戻しやがれ」
すると自分から光を放ち森に緑が蘇った。
「は? どういうことだ? まさか……オラオラ!」
やはり……オラオラ言ったら光を放つ。
どうやら、この世界で「オラオラ」は浄化の呪文だったのだ。
俺、聖女確定。
そこに魔王登場。
「なんだ貴様? ゴラッ何見てんだ? どこの島のもんじゃい」
「はわわ。お前、めちゃタイプ♡」
なんと“ゴラッ”は魅了魔法の呪文だった。
魔王に軽率に捕まった。
「離せ! 離さんかい!! ピーーしてピーーしてまうぞ」
「うん、分かった。同棲しよう。ワシの島あっち」
そうして、魔王との溺愛生活が始まった……。
おしまい。
1
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

僕はお別れしたつもりでした
まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!!
親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
大晦日あたりに出そうと思ったお話です。


僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載


別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。


成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる