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若頭の異世界性活♡聖女なのに魔王に見初められました
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893の若頭だった俺。
組同士の抗争で刺されて死亡……の、はずだったが、見知らぬ街で目を覚ます。
「おぉ! 聖女様!! 遂に聖女様の召喚に成功したぞぃ」
「あ!? 誰が聖女じゃ、おっさん。どこの組のもんじゃい。オラオラ」
「あぁ、なんと素晴らしい。穢れが浄化されていく」
何で喋っただけで穢れを浄化?
俺は世間に牙を立て、ありとあらゆる悪事を働いてきた男だ。
なんか知らんが浄化なんて世間の為になることをするつもりはない。
しかしこの目の前のおっさんは俺を聖女だと完璧に思い込んでやがる。
「貴方様にお願いがあります。森の魔王を倒してください、強制!」
おっさんの転移魔法で森に飛ばされた。
「なんだ、あいつ。オラオラ!! 元の世界に戻しやがれ」
すると自分から光を放ち森に緑が蘇った。
「は? どういうことだ? まさか……オラオラ!」
やはり……オラオラ言ったら光を放つ。
どうやら、この世界で「オラオラ」は浄化の呪文だったのだ。
俺、聖女確定。
そこに魔王登場。
「なんだ貴様? ゴラッ何見てんだ? どこの島のもんじゃい」
「はわわ。お前、めちゃタイプ♡」
なんと“ゴラッ”は魅了魔法の呪文だった。
魔王に軽率に捕まった。
「離せ! 離さんかい!! ピーーしてピーーしてまうぞ」
「うん、分かった。同棲しよう。ワシの島あっち」
そうして、魔王との溺愛生活が始まった……。
おしまい。
組同士の抗争で刺されて死亡……の、はずだったが、見知らぬ街で目を覚ます。
「おぉ! 聖女様!! 遂に聖女様の召喚に成功したぞぃ」
「あ!? 誰が聖女じゃ、おっさん。どこの組のもんじゃい。オラオラ」
「あぁ、なんと素晴らしい。穢れが浄化されていく」
何で喋っただけで穢れを浄化?
俺は世間に牙を立て、ありとあらゆる悪事を働いてきた男だ。
なんか知らんが浄化なんて世間の為になることをするつもりはない。
しかしこの目の前のおっさんは俺を聖女だと完璧に思い込んでやがる。
「貴方様にお願いがあります。森の魔王を倒してください、強制!」
おっさんの転移魔法で森に飛ばされた。
「なんだ、あいつ。オラオラ!! 元の世界に戻しやがれ」
すると自分から光を放ち森に緑が蘇った。
「は? どういうことだ? まさか……オラオラ!」
やはり……オラオラ言ったら光を放つ。
どうやら、この世界で「オラオラ」は浄化の呪文だったのだ。
俺、聖女確定。
そこに魔王登場。
「なんだ貴様? ゴラッ何見てんだ? どこの島のもんじゃい」
「はわわ。お前、めちゃタイプ♡」
なんと“ゴラッ”は魅了魔法の呪文だった。
魔王に軽率に捕まった。
「離せ! 離さんかい!! ピーーしてピーーしてまうぞ」
「うん、分かった。同棲しよう。ワシの島あっち」
そうして、魔王との溺愛生活が始まった……。
おしまい。
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