BLツイノベ短編集

亜沙美多郎

文字の大きさ
上 下
26 / 33

塾講師Ωが高校生‪α‬の執着愛に救われるお話。

しおりを挟む
 塾の講師なり三年目。
 相手は学生とはいえ、高学歴な彼らの殆どはアルファで、とにかくプライドが高い。
 彼らの自尊心を傷付けず、決して厳しく煽ったりせず、褒め続け、激励を飛ばす。

 深夜にまで及ぶ業務は過酷ながらも、体以外で頼られたことのなかったオメガの自分は、それだけでも優越感に浸れる材料だった。

 恋人とは講師二年目に入った頃に別れたきり、フリーを貫いている。

 出会いがないわけではない。
 馴染みのバーへ行けば誰かから声がかかる。

 発情期には、呼べば来てくれる人も何人かいた。
 だから恋人は必要ない。

 定期的にバーへ通っては一夜限りの相手を見繕う。
 大体はカウンター席に座るやいなや、声をかけられる。

「なぁ、あんたオメガだろ? 今日の相手に俺なんてどう?」
「別にいいけど、今日は泊まりたい気分なんだ」
「残念だが明日は仕事なんだ。またの機械にな」

 こんなやりとりを数人繰り返し、ついに本日のお相手を捕まえた。フードを深く被っているが、随分若く見える。

「大学生?」と聞いたが「違う」と答えた。

「ねぇ、俺我慢できない。早くホテルに行こう」
 ガッツかれるのも嫌いじゃない。
 カクテルを飲み干すと、早々にバーを出た。

 なんとなく、どこかで会った気がする。
 気のせいかもしれないと思い、確認しなかったのが間違いだった。

 ホテルに入りお風呂の準備ををする。手慣れている感じが垣間見れる。

「一緒に入いる?」
 フードを取ったその顔に唖然とした。

「お前……」
 別れた恋人にそっくりだ。
 このアルファは元恋人の弟だった。
 兄と自分が別れてから、ずっと自分を狙っていたと言う。

「元恋人の弟なんてごめんだ」と言ったが「別に、そんなの関係ない」と、気にも止めていない。

「今から別の相手なんて探すの面倒でしょ? 今夜は俺に抱かれなよ」
 強気の姿勢に、試すように体を重ねた。
 こんなに強いアルファ性を感じるのは初めてだった。

 ヒートが治る様子はなく、むしろ媚薬でも飲まされたかのように昂りが鎮まらない。
 何度も失神し、それでも朝まで抱かれた。

「ね、俺ならいつだって満足させてあげられる。塾でも、ヒートを起こす心配もなくなる」
「塾のことまで知ってるのか」
「なんでも知ってるよ。俺の本気、伝わった?」

 こんな年下に主導権を握られる日が来るとは……。

 それでも体は正直で、あんなに抱かれたにも関わらず、日頃の疲れも何もかも解消されていた。

「まぁ、悪くはない」
「じゃあ、俺の恋人になってくれる?」
「私はもう恋人は作らない」

 こいつの兄には、散々な目に合わされた。
 オメガをストレスの吐け口にするようなやつだった。

 二回中絶を経験した。
 浮気も暴力も当たり前。
 恋人というより奴隷だった。
 別れられたのは、向こうが俺に飽きたから。

 それでもあくまで恋人という立場を譲らないアルファ。
 断り続け、なんとかこの日は逃げ切った。

 その後、ピタリとバーに顔を出さなくなったアルファ。諦めたのかと思っていたが意外な所に顔を出す。

 高校の制服を着て塾に入ってきた。
 目が合った瞬間、ヒートを起こす。教室はアルファが二十人はいる。

 教室の空気が一瞬で変わった。

「これで分かったでしょ? あんたが、俺をこんなにも求めてるって」
 倒れている自分の前でしゃがむ。

「助けて欲しいか?」と目が物語っている。
 悔しいが反論できない。
 これだけの人数のアルファを前にしても何も反応しなかったのに、このアルファだけにヒートを起こした。

「助けて……ください……」
「うん、いいよ」
 軽々と抱え上げ教室を出る。
 仕事は解雇は決定だ。
 しかも、高校生だなんて聞いていない。

 遊びでも本気でもダメだ。
 それなのに、体がこのフェロモンを覚えている。
 本能に抗えない。
 一番近くのホテルに連れ込まれ、ベッドに押し倒す。

「どうして欲しい?」
「家に、帰してくれ」
「素直じゃないね。いけないオメガだな」

 目つきが変わっている。
 それでも、自分から言うまでは、何もしないで我慢を貫いている。
 お互い荒ぶる呼吸での耐久戦。

 負けたのは、自分だ。
「抱いてくれ」
 言い終わらないうちに唇が重なる。
 それからは、無我夢中で相手を求めた。

 ずっと気持ちよくて、全身で愛情を注がれているかのような多幸感に包まれた。
 どのくらいの時間が経ったのかも、判断できない。
 そのうち、そんなことも気にならなくなって、いつまで経っても治らないヒートを彼にぶつける。
 アルファもそれを全て受け止めた。

「恋人にしてよ」
「君のせいで、職を失ったんだぞ」

 アルファは口角だけを上げて笑い、心配ないと言った。

「俺専用の家庭教師、兼、恋人なんてどう?」
 元恋人との付き合いから、この家庭がアルファ一家だと知っている。

 それはこの世間において、相当な地位を確立していることを示している。まさに御曹司というに相応しい。

 奴隷になっていた時も、我慢していたのは、それなりの額のお金を受け取っていたから。
 暴力もなにもかも、それで割り切っていた自分も、どうかしていたのだろう。
 それでも、そのお金で質のいい抑制剤か手に入っていたのも事実だ。

「バイトするよりいいだろ?」
 なんて言われたことを思い出す。
 結局あの頃と同じ、金で買われる日々に戻るだけだ。

 血のつながった兄弟。
 きっと最初だけ優しく、そのうち本性を出す。それが繰り返されるだろう。

 期待した自分が情けない。

『運命』なんて言葉を、まだ信じていたのか? そんな感情は、とっくの昔に捨てたはずだろう。自分に問いかける。

 あれだけ昂っていたヒートは瞬く間に収まり正気に戻る。

「……帰る」
「なんで?訳分かんない」
「結局、君たち兄弟はやること成すこと大差ないと気づいただけだ」
 ベッドから降りシャワーを浴びる。

「二度と、現れるな」
 サイドテーブルに万札を置き、ホテルを出た。
 追って来て欲しいなんて思っていない。
 でも彼は来る気がした。

 いや、嘘だ。来てほしい。
 兄とは違うと言って欲しい。
 いつの間にか絆されていたと気付く。
 今更、気持ちを否定しても無駄だった。

 胸が苦しい。

 それでもアルファは来なかった。
 やはり信じてはいけなかったのだ。

 アパートに帰り、年甲斐もなく声を上げて泣いた。
 今日、一生分泣こうと決めて何時間も泣いた。
 明日からは気持ちを切り替え、どんな甘い言葉にも惑わされない強い信念を持つと心に決める。

 新しい仕事も見つけなければいけない。

 こんなに辛いなら、最初から寝るんじゃなかった。
 しかも相手は高校生。性への好奇心が芽生える頃だ。

 奴隷時代の自分を見て、目をつけていたと言っていた。
 あれが好意だと勘違いしたのは自分自身。

 これで訴えられでもすれば、未成年に手を出した犯罪者だ。
 自分を責める言葉しか出てこない。

 誰かに必要とされたい。
 塾の講師になって、やっとその場所を手に入れたのに、自分自身で壊してしまった。

 一からやり直す気力が湧かない。
 自暴自棄になっているのも自覚したが、一人でいる時間にとても耐えられない。

 結局、一週間ほど泣き続け、腫れ上がった瞼のまま、行きつけのバーへ行った。

 マスターも馴染みの客も、自分の変わり果てた顔を見て驚きを隠せない。
 でも一斉に心配してくれ、酒を奢ってくれたり慰めてくれたり、分厚い大胸筋に顔を押し付けられて頭を撫でられると、またひとしきり泣いた。

「一人になりたくない」と言うと、何度かベッドを共にしたことのあるベータの男が泊めてくれると名乗り出た。

 一泊と言わず、気が済むまでいてくれて構わないと言う。
 ここの人たちはいい人ばかりだ。
 甘えさせてもらい、ベータのマンションに向かおうと席を立つと、入り口のドアが開いた。

「やっと見つけた」
 入って来たのは元恋人の弟。
「アパートに行ってもいなかったから、凄い探した」
「もう会わないと言ったはずだ」

 アルファの手を振り解き、ベータと腕を組む。
「今日は彼の家に泊まるから」
 見せつけるようにベータの頬にキスをする。これでどうか諦めてくれと願うが、そうはいかなかった。

「おい、もう一回ちゃんと話し合ってこい」そう言ったのはベータだった。

「それで、本当の本当に駄目だった時は、いくらでも慰めてやるから」
 背中を押される。
 アルファはベータに「ありがとう」と言うと、穏やかに自分の手を取った。

 視線は合わせず、仕方なくついて行く。
「連れて行きたい場所がある」と言うと、自分の車に乗せた。
「準備に時間がかかって、迎えに行くのが遅くなった」
 しっかりとコチラに視線を送ると、車を走らせた。

 着いたのは広い一軒家。
「ここは?」
「俺の親の家の一つ。好きに使っていいって許可もらってるから」

 玄関の鍵を開けながら、ここで一緒に住もうと強引に話を進める。

「まだ何も話し合ってもいないのに、勝手に決めるな」
 あの時、追いかけても来なかったくせに。何を今更……。

「あの時、確かにこのままじゃ駄目だって思ったんだ。俺はアルファ一家に生まれたとはいえ、まだ学生。でも、これ以上、俺以外の奴があんたに触れるのも許せない。我慢できない」

 ホテルのことは謝ってくれた。反省したから許して欲しいと言われ、頷いた。

「ここで挽回させてほしい。んで、高校卒業したら番になってよ」
 迎えに来るのが遅くなったのは、ここの準備を進めていたからだと言った。

「あんたの部屋も、もちろん作ったし、仕事のことも親に相談したら事務として働いてくれって」
「そこまでしなくても……」
「どうしても手放したくない。やっとの思いで関係を作ったのに、今更諦められない」

 広いリビングに通され、ソファーに座る。
 アルファは自分の方に向き両手を握った。

「本気で好き。兄貴と一緒にしないでよ。年下で頼りないかもしれないけど、絶対大切にする」

 もう誰も信じないと決めた。次に裏切られたら今度こそ立ち直れない。

「信じるのは怖い」と言った。
「じゃあ信じられるまでここに居て」とアルファが言う。

「恋愛は怖い。いつかは終わりが来る。俺はもうその悲しみには耐えられない。だからもう恋人を作りたくない」
「終わりなんて来ない。愛しても愛しても、その先に終わりなんてないよ。果てしなく続いていく。俺がそれを実証する」

 アルファはごめんと謝ると、抱きしめたくて我慢の限界だと微笑んだ。

 この要望を受け入れると言うことは、このアルファと一緒になることを意味している。
 自分がどうするべきなのかが分からない。

 しばらく悩んでいると、アルファはまたごめんと謝った。
「困らせたいんじゃないんだ。でも今夜は泊まってってよ。もう夜遅いし」

 立ち上がったアルファの手を握り返した。

「……いいから。抱きしめても」
「今すぐ答えを出さなくてもいいんだよ?」
「もう一回だけ、君を信じてみる」
「本当に?」

 アルファは感極まった様子で、目を赤くした。

「振られると思ってた。だから、今夜くらいは一緒にいたいって、思って」

 こんな恵まれた家柄のアルファでも、こんなに緊張するものなのかと驚く。
 自分を包み込んだアルファは何度も「ありがとう」と言った。

 声と手が震えている。
 本気なのだと、それだけで理解できた。
「恋人になったんだよね?」
「君はすごくそこに拘るね」
「そりゃそうだよ。二人を繋ぐ名前が必要だ。でも今夜は抱かないから、ゆっくり休んで」

 お風呂の後で寝室を案内すると言う。

「抱いてくれ」
「そんな、駄目だよ。確かに最初は強引だったけど、大切にしたいんだ」
「ちが……俺が、抱いて欲しい」
「煽らないでよ」

 頭を抱えながらも、浴室まで手を引いて移動すると、シャワーを浴びながら深く求められた。

「満足するまで付き合ってもらうから」
「あぁ」

 体の奥からアルファを求めている。
 オメガの本能で、この人の子種を欲している。
 自分の欲は、フェロモンとなってアルファを誘う。
 浴室で散々求め合った後、びしょ濡れのまま寝室へ移動した。

 けれども、これでやっと幸せになれると思ったのに、運命はそう簡単にオメガに幸せを与えてはくれなかった。

 アルファの家に住み始めて少し経った頃、突然の訪問者があった。
 アルファは外出中でいない。

 誰かと思いきや元恋人だった。
 過去に突き落とされたようなショックに血の気が引く。
 自分の姿を確認した元恋人はニヤリと笑った。
「久しぶりだな」威圧感を出す。
 オメガを制圧するオーラで押さえつけられる。

 元恋人がここに来たのは偶然だったようだが、面白いものを見つけたと言わんばかりの視線を寄越すと「俺が忘れられなかったのか?」と言った。

「そんなハズはない」
「白々しい嘘をつくなよ。素直に言えば、今からでも抱いてやる」
「結構だ」

 断ったのが気に入らなかったようだ。
「生意気な。オメガのくせに。あの時、可愛がってやった恩も忘れたか。なら、今から思い出させてやるよ」

 寝室に引き摺り込まれた。
「やめろ」
「こんな所で一人で待ってるなんて、俺に会いに来た以外に何の理由がある?」
「ここで、あんたの弟と住んでいる」
「は?」
 どうやら弟との仲は良くないらしい。

「俺への当て付けか?」
 胸ぐらを掴まれる。
 両親は長男ではなく、次男の弟を事業の後継ぎにすると決めたようだ。

 子供の頃から優等生で社交的な弟が気に入らなかった上に、完全に親から見放され、それなら一生親の金で遊んでやると、フラフラ暮らしていたらしい。

「俺に捨てられたから弟に行くとは、いい根性してんなぁ」
 力では叶わない。
 ベッドに押し倒されると、服を破られた。
 さっきから無性に気分が悪いのは、元恋人の匂いだと気付く。

 兄弟でアルファ。
 それなのに、こんなにも匂いが違う事に驚きを隠せない。

 弟の匂いはもっと柔らかく、安心できる。
 なんだかんだ許してしまうのも、あの匂いに包まれるのが好きだから。

「ぉえ……」
 近くにすらいたくない。吐き気まで催した。弟の匂いが嗅ぎたい。

「暴れんじゃねぇよ」
 頬に痛みが走る。次にみぞおち。髪を掴まれて罵倒される。
 あの頃が、完全再現された。

 悪い夢でも見ているようだ。
 ハッキリと痛みのある夢。
 元恋人は前戯もなく突っ込んだ。

「痛い!!」
「何? まだ弟とはやってねぇの?」
 気味悪く笑う。
「オメガなんだからさっさと濡らせ。俺を待たせるな」

 乱暴さは昔以上かもしれない。
 こんな事態になったなんて、弟には言えない。
 幸せになろうとしたのがいけなかった。
 体は反応するどころか拒絶している。

 シーツに血が滲んだ。

「くっそ、使えねぇな」
 元恋人は立ち上がり、腹を蹴り飛ばした。
 ベッドから落ちる。

 これで解放されるわけがない。この後、気が済むまで暴力は続く。
 元恋人がベッドから降り、近づいてきた。
 もう犯行する気力も残っていない。
 抵抗しても無駄だと体が覚えてしまっている。

 元恋人が腕を擦り上げた時、勢いよくドアが開いた。
 それと同時に元恋人が吹き飛ばされた。

「もう大丈夫だから」
 弟のアルファが素早くシーツで包むと、元恋人に再び殴りかかる。

「お前だけは絶対に許さない」
「俺からこのオメガを奪ったのはそっちだろ」
 白々しい濡れ衣を着せる。そんなのは通用しない。

「お前をこの家から追い出してやる」
 弟は兄に馬乗りになると、顔が腫れ上がるまで殴り続けた。

「今まで、俺の大切な人を傷つけたのと同じだけの痛みを味わえ」

 あまりの迫力に声が出なかった。
 やめさせなければいけないのに、この部屋に弟が入ってきた瞬間、求めていた匂いに包まれ完全に気が抜けた。

 元恋人よりも、自分の側に居てほしい。

 また別の威圧を感じた。

 寝室に入ってきたのはどうやら父親。
 二人のアルファの親というだけあって、貫禄が違う。
 その圧倒的存在感に息を呑む。
 弟の肩にそっと手を置いただけでその場を鎮めた。

「後は私に任せて」
 一言だけ喋ると、元恋人に顎で合図を送り、ついて来させた。
 寝室から出ていく間際、「うちの子が大変失礼を働いた。
「また改めて謝罪させてくれ」と言い、後は弟に託し家を後にする。

 嵐が過ぎ去ったかのような静けさが戻ってくる。

「兄貴がここに来るとは思ってなかった。危険な目に遭わせてしまった」

 シーツの上から抱きしめられる。直接匂いを嗅ぎたい。

「あいつのお蔭で一つだけ良かったことがある」

 片目は腫れ上がり、弟の顔はよく見えない。

「あんな奴、あんたに危害しか加えてないじゃないか」
「違う、そうじゃなくて。元恋人に襲われた時、絶対に君じゃないと駄目なんだって確信した。この匂いじゃないと、俺は安心出来ない。俺の居場所は、ここにしかない」

 当たり前だとキツく抱きしめた。

「俺たちの愛は永遠に続くって言っただろ。もう、不安なんて捨てろよ。一生守るから」
「上書きしてくれ。あいつを二度と思い出さないように」

 そしてたくさん愛してもらい、弟アルファの高校卒業を待たずに番になった。

 おしまい。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

僕はお別れしたつもりでした

まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!! 親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。 ⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。 大晦日あたりに出そうと思ったお話です。

嘘つき純愛アルファはヤンデレ敵アルファが好き過ぎる

カギカッコ「」
BL
さらっと思い付いた短編です。タイトル通り。

僕の番

結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが―― ※他サイトにも掲載

運命の番はいないと診断されたのに、なんですかこの状況は!?

わさび
BL
運命の番はいないはずだった。 なのに、なんでこんなことに...!?

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

暑がりになったのはお前のせいかっ

わさび
BL
ただのβである僕は最近身体の調子が悪い なんでだろう? そんな僕の隣には今日も光り輝くαの幼馴染、空がいた

成り行き番の溺愛生活

アオ
BL
タイトルそのままです 成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です 始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください オメガバースで独自の設定があるかもです 27歳×16歳のカップルです この小説の世界では法律上大丈夫です  オメガバの世界だからね それでもよければ読んでくださるとうれしいです

処理中です...