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恋人とのエッチ動画配信が同級生にバレたお話。
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恋人とのえっち配信してる受けちゃん。
大学の陽キャ君にバレてしまった。
「なぁ、これお前だろ?首のホクロで分かった」
動揺する受けちゃん。
「あなたには、関係ないです。放っておいてください」
でも陽キャ君は引き下がらない。
「放っておけないから声かけたんだろ。お前さ、こんな暴力的なセックスされて、嫌じゃないの?」
震える受けちゃん。
「そんな動画見てるってことは、あなたもゲイなんですか?」
精一杯の抵抗のはずだった。
しかし陽キャ君はあっさりと認める。
「俺、オープンだから」
太陽のような笑顔を向けられても、どう反応していいか分からない。
突然受けちゃんの腕を掴んできた陽キャ君。「な、なに?」
「震えてる。なぁ、本当は嫌なんじゃないの? あれはどう見てもDVだよ」
そうだ、と言い返してやりたかった。
暴力を振るわれようが、痴態を晒されようが、自分に断る権利はない。
「別に、普通だよ」
ここで泣けば、自分が惨めになるだけだ。
必死に強がるが、陽キャ君に通用しなかった。
「そんな男、やめろよ」
「あなたには、関係ない」
そっとしておいてくれと頼んだが、即答で断られた。
「関係ある。俺、お前が好きなんだ。いつも静かに過ごしてるけど、窓越しに青空を見てる時にちょっと嬉しそうな表情になるの、綺麗だなって思って。それから目で追うようになった」
陽キャ君は気付いてないんだと思った。
動画配信は決まって雨の日。
晴れの日は、えっちしなくていい日だから、無意識的に笑ってしまったのだろう。
恋人という程で動画配信をしているが、実際は違う。
中三の時、両親を事故で同時に亡くした受けちゃんは、親戚の家に預けられた。
そこの息子は五歳上で、受けちゃんが家に来た時から性的嫌がらせが始まった。
やがて一人暮らしを始めると、受けちゃんも「自分が面倒見る」と言って連れて行かれた。
そこからはやりたい放題された。
高校も大学も自分の親がいるから通えている。
恩を体で払え。そう脅されていた。
「お前は俺の性奴隷だ」そう浴びせられた言葉は受けちゃんの心に深く刻み込まれた。
「兄さんは仕事の関係で雨の日は休み。だから雨の日は配信の日なんだ」
「そんなの、犯罪じゃないか」
当たり前のように言うなと、怒りが込み上げる陽キャ君。
「俺が助けてやる」
「どうやって?僕は行く所もない。あのアパートから、出られない」
「俺の所に来いよ」
そんなの、できっこないと断った。
「この動画、お前の体の痣が隠しきれてない。全然気持ちよさそうじゃないし。コメント見たことある? きっと遅かれ早かれ、この男は通報される」
「そんなの困る。本当に、住む所さえ奪われるし、大学も辞めないといけなくなる」
「だから、俺のとこに来いって言ってるだろ。洗脳されてるんだよ。この男に。とりあえず今日だけでも逃げて来い」
その足で陽キャくんのマンションに向かう。
「こんな広いマンションで一人で住んでるの?」
「海外移住した祖父母が、たまには帰るから住んでて欲しいって言ってな。十分お前も一緒に住めるだろ?」
今日は泊まっていけと言われ、帰りたくなかったから頷いた。
夕方から、ひっきりなしに鳴る電話。
親戚の兄からだった。
「貸して」
陽キャ君がスマホを取り上げる。
「あんたの動画、通報したからな。もう、こいつは返さない」
それだけ言うと電源を切った。
「本当に通報したの?」
「したよ。俺だけじゃない。あの動画の視聴者にDMして、それが広まってどれだけの人が通報したかは不明!」
「いつの間に……もう動画撮らなくていいの?」
「勿論だ。あんなこと二度とさせない」
抱きしめられるのは苦手だった。
大体その後、ベッドに投げ飛ばされていた。
でも陽キャ君は大きな手で頭を撫でてくれている。
声を上げて泣いた。
泣き止むまでずっとそうしてくれていた。
その内、眠くなって陽キャ君の腕に包まれて眠る。
こんなに心地よく眠れたのは、久しぶりだ。
翌日、親戚に全てを打ち明けた。
泣いて謝り、これからも支援すると言って、自分の子供を警察に突き出した。
仲が良いと勘違いしていたと、何度も頭を下げてくれた。
自分は陽キャ君と一緒に住むと言って、アパートから出て行った。
「僕のことが嫌いになったら、いつでも追い出してくれて良いから」
「そんな未来は来ないから安心しろ」
髪を悪戯に掻き乱す。
「今夜、改めてお祝いしようぜ。何かしたいことある?行きたいところでもいいし」
「じゃあ、頼みたいことがある」
「何?」
「恋人同士のえっちを教えて欲しい」
陽キャ君は目を丸くした。
「嫌じゃないのか?」
「多分。分からないけど。全部、あなたの言う通りだったから」
陽キャ君は受けちゃんを抱きしめる。
「絶対優しくするから、ほんのちょっとでも嫌だって思ったら言って?」
「分かった」
夜を待ちきれずベッドに寝かせた。
長いキスの後、時間をかけて愛し合った。
受けちゃんはあまりの幸せな時間に、何度も泣いて、何度も果てた。
「今までの涙、全部流しておけよ。これからは笑うのに忙しくて、泣く暇もないだろうから」
受けちゃんの涙を拭うように、キスをした。
おしまい。
大学の陽キャ君にバレてしまった。
「なぁ、これお前だろ?首のホクロで分かった」
動揺する受けちゃん。
「あなたには、関係ないです。放っておいてください」
でも陽キャ君は引き下がらない。
「放っておけないから声かけたんだろ。お前さ、こんな暴力的なセックスされて、嫌じゃないの?」
震える受けちゃん。
「そんな動画見てるってことは、あなたもゲイなんですか?」
精一杯の抵抗のはずだった。
しかし陽キャ君はあっさりと認める。
「俺、オープンだから」
太陽のような笑顔を向けられても、どう反応していいか分からない。
突然受けちゃんの腕を掴んできた陽キャ君。「な、なに?」
「震えてる。なぁ、本当は嫌なんじゃないの? あれはどう見てもDVだよ」
そうだ、と言い返してやりたかった。
暴力を振るわれようが、痴態を晒されようが、自分に断る権利はない。
「別に、普通だよ」
ここで泣けば、自分が惨めになるだけだ。
必死に強がるが、陽キャ君に通用しなかった。
「そんな男、やめろよ」
「あなたには、関係ない」
そっとしておいてくれと頼んだが、即答で断られた。
「関係ある。俺、お前が好きなんだ。いつも静かに過ごしてるけど、窓越しに青空を見てる時にちょっと嬉しそうな表情になるの、綺麗だなって思って。それから目で追うようになった」
陽キャ君は気付いてないんだと思った。
動画配信は決まって雨の日。
晴れの日は、えっちしなくていい日だから、無意識的に笑ってしまったのだろう。
恋人という程で動画配信をしているが、実際は違う。
中三の時、両親を事故で同時に亡くした受けちゃんは、親戚の家に預けられた。
そこの息子は五歳上で、受けちゃんが家に来た時から性的嫌がらせが始まった。
やがて一人暮らしを始めると、受けちゃんも「自分が面倒見る」と言って連れて行かれた。
そこからはやりたい放題された。
高校も大学も自分の親がいるから通えている。
恩を体で払え。そう脅されていた。
「お前は俺の性奴隷だ」そう浴びせられた言葉は受けちゃんの心に深く刻み込まれた。
「兄さんは仕事の関係で雨の日は休み。だから雨の日は配信の日なんだ」
「そんなの、犯罪じゃないか」
当たり前のように言うなと、怒りが込み上げる陽キャ君。
「俺が助けてやる」
「どうやって?僕は行く所もない。あのアパートから、出られない」
「俺の所に来いよ」
そんなの、できっこないと断った。
「この動画、お前の体の痣が隠しきれてない。全然気持ちよさそうじゃないし。コメント見たことある? きっと遅かれ早かれ、この男は通報される」
「そんなの困る。本当に、住む所さえ奪われるし、大学も辞めないといけなくなる」
「だから、俺のとこに来いって言ってるだろ。洗脳されてるんだよ。この男に。とりあえず今日だけでも逃げて来い」
その足で陽キャくんのマンションに向かう。
「こんな広いマンションで一人で住んでるの?」
「海外移住した祖父母が、たまには帰るから住んでて欲しいって言ってな。十分お前も一緒に住めるだろ?」
今日は泊まっていけと言われ、帰りたくなかったから頷いた。
夕方から、ひっきりなしに鳴る電話。
親戚の兄からだった。
「貸して」
陽キャ君がスマホを取り上げる。
「あんたの動画、通報したからな。もう、こいつは返さない」
それだけ言うと電源を切った。
「本当に通報したの?」
「したよ。俺だけじゃない。あの動画の視聴者にDMして、それが広まってどれだけの人が通報したかは不明!」
「いつの間に……もう動画撮らなくていいの?」
「勿論だ。あんなこと二度とさせない」
抱きしめられるのは苦手だった。
大体その後、ベッドに投げ飛ばされていた。
でも陽キャ君は大きな手で頭を撫でてくれている。
声を上げて泣いた。
泣き止むまでずっとそうしてくれていた。
その内、眠くなって陽キャ君の腕に包まれて眠る。
こんなに心地よく眠れたのは、久しぶりだ。
翌日、親戚に全てを打ち明けた。
泣いて謝り、これからも支援すると言って、自分の子供を警察に突き出した。
仲が良いと勘違いしていたと、何度も頭を下げてくれた。
自分は陽キャ君と一緒に住むと言って、アパートから出て行った。
「僕のことが嫌いになったら、いつでも追い出してくれて良いから」
「そんな未来は来ないから安心しろ」
髪を悪戯に掻き乱す。
「今夜、改めてお祝いしようぜ。何かしたいことある?行きたいところでもいいし」
「じゃあ、頼みたいことがある」
「何?」
「恋人同士のえっちを教えて欲しい」
陽キャ君は目を丸くした。
「嫌じゃないのか?」
「多分。分からないけど。全部、あなたの言う通りだったから」
陽キャ君は受けちゃんを抱きしめる。
「絶対優しくするから、ほんのちょっとでも嫌だって思ったら言って?」
「分かった」
夜を待ちきれずベッドに寝かせた。
長いキスの後、時間をかけて愛し合った。
受けちゃんはあまりの幸せな時間に、何度も泣いて、何度も果てた。
「今までの涙、全部流しておけよ。これからは笑うのに忙しくて、泣く暇もないだろうから」
受けちゃんの涙を拭うように、キスをした。
おしまい。
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