32 / 68
第三章
32、あの日の真実
しおりを挟む
ブリューノにエスコートされ、公爵邸へ入る。
隠れてしまいたいほど、従者からの視線が突き刺さる。
そりゃそうだ。
姿を消してから一年経ち、突然帰ってきたかと思いきやクライン公爵子息が付き添っているではないか。何事かと思うのも無理はない。
「もっと堂々としてもいいのでは?」
「逃げ出したいくらいなんです」
今にも心臓が止まってしまいそうなほど、生きた心地がしない。
顔から血の気が引いていくのを感じている。
もしもゴーティエから出ていけなんて言われたら……そう思っただけで、胃がキリキリと痛む。
客間まで移動していると、奥の部屋のドアが勢いよく開いた。
「マリユスが来ているの?」
ブランディーヌの慌てふためいた声がする。どうやら従者が呼びに行ったらしい。
「ひっ」身を震え上がらせてブリューノの背後に隠れる。
宥めるブリューノの声は耳に入らなかった。
目の前から顔面蒼白で一直線に走り寄る。片手でドレスを踏まないように持ち上げ、出せる限りのスピードでマリユスの所まで来た。
手を振り翳し、力強く振り下ろす……僕は咄嗟に目をキツく閉じ、肩を竦ませた。
ブランディーヌは力強く抱きしめ、そのまま固まってしまう。時間差で嗚咽を出して泣き崩れた。
膝の力が抜け、二人揃って床に蹲る。
「あの……ブランディーヌ様……」
思いがけない出迎えに、なんと声をかけるのが正解なのか分からない。
「マリユス……一体、何処へ……」
ブランディーヌが肩を振るわせ、僕の存在を確かめるように背中を撫でる。
毅然とした立ち振る舞いで、どんな時だって余裕のある頼もしい女性だった。そのブランディーヌが喋れないほどの状態になったのを、初めて目の当たりにした。
———心配してくれていたんだ……。
目頭が熱くなる。所詮は奴隷だと、有無を言わさず隔離されたと思っていたが、実はそうではなかったのかもしれない。
「……すみません、勝手にいなくなって、申し訳ありません」
「探した……ずっと探していたのよ。誰にも何も知らせずに……あぁ、良かった。貴方が無事で……本当に、良かった……」
声を震わせ、流した涙も拭わず、ただ何度も何度も僕の顔や肩、腕に手を這わせ「あぁ、本当にマリユスなのね」綺麗に施された化粧も剥がれ落ちるほど感極まっていた。
客室へと移動し、ブリューノに支えられながら腰を下ろすと、時間差でゴーティエも駆けつけ、同じように涙し、無事であったことを喜んでくれた。
「クライン様が見つけてくださったのですか?」
「見つけただなんて……偶然の再会に声をかけたのです。するとラングロワ公爵邸から出てきたと言うものだから気になってしまい、半ば無理矢理話を訊いたというわけです」
ブリューノが手短に経緯を説明する。しかしゴーティエもブランディーヌも、僕がブリューノと再会を果たす場所が何処なのか、見当も付かない様子だった。
「一体、マリユスは何処で暮らしているの?」
「あの……学校でお世話になっていた先生がいて、今は先生のもとで仕事をさせてもらいながら、別邸で住ませてもらっています」
「僕は偶々、在学中の妹を迎えに行っていたんです。それで、見覚えのある姿を見つけて声をかけると、やはりマリユス君で」
「学校って……まさか、あなた学校まで歩いて行ったの?」
ブランディーヌとゴーティエが信じられないという顔を見合わせる。
「他に頼れる人がいなかったのです。それも一か八かの賭けでしたが、何もかもお世話をしてくれて今に至っています」
「この辺りを散々探しても見つからないわけね」
「そんな遠くまで、しかも発情期明けで行くなんて……」
僕が部屋にいないことに気付いたリリアンは、テーブルの置き手紙を読んできが動転してしまい、エリペールたちに気付かれないうちに探し出そうと、公爵邸の敷地内を全て一人で探したそうだ。
それでも見つからず、ようやくブランディーヌに報告したのは夜になってからだった。
エリペールは我を失い、屋敷から飛び出しそこら中を探し回った。
翌日からも捜索を続けたが、誰もマリユスの行きそうな場所など思いつかない。
常にエリペールと共に行動していたマリユスの交友関係など、エリペールでさえ知らなかった。
「学校は盲点だったわ」
ため息を吐きながらブランディーヌが漏らした。
「ラングロワ公爵様、マリユス君もこの家のためを思って行動したようですので、どうか責めないであげてください」
ブリューノが口を挟む。
「何故、マリユスがここから出てけば公爵家のためになるというのかしら?」
「話によると、エリペール君とマリユス君は同時にバース性を発症し、その流れで番う行為を行ったと」
「えぇ、エリペールからもそのように聞いているわ」
「しかしその後ラングロワ公爵様に呼び出されたのはエリペール君だけで、マリユス君はその間に隔離部屋に移され、強制的に会えなくなったそうですね。マリユス君はそもそも、自分がエリペール君の身分には相応しくないという意識を強く持っていました。祝福されていないと悟ったマリユス君は、この先、エリペール君が築いていく家族を見るのが辛かったのだと言いました。なので、一人で生きて行こうとしたそうです」
気持ちは全てブリューノが伝えてくれた。
自分では到底説明しきれなかったから助かった。
ブランディーヌは僕の隣の席へ移る。膝の上で小刻みに震えている手にそっと重ねて握った。
「マリユス、貴方は私たちが思っている以上に繊細だったのね。いつも頑張っている姿しか見ていなかったから、しっかり育ってくれたと思い込んでいた。気付いてあげられなくて、御免なさいね」
ブランディーヌは片時も離れたくないと言わんばかりに肩を抱き寄せる。
続いてゴーティエが話し始めた。
「あの日、エリペールだけを呼び出したのは、君には聞かせたくない内容もあったからだ」
「と、言いますと?」
僕の代わりにブリューノが返事をしてくれる。
「リリアンからの報告を受け、いよいよこの時が来た……とは思った。エリペールは前々からマリユスとしか結婚する気はないと断言していたし、我々も二人が運命の番なのだとは理解していた。しかし……」
ゴーティエはそこで口を濁らせた。
やはり結婚するにあたり、身分差があまりにもあり過ぎる。
その問題を解決しなければならないと、エリペールを呼び出したのだと言った。
「マリユスが安心してエリペールとの結婚を受け入れられるように、こちらがしっかりと体制を整える必要がある。その為に、バース性が発症する少し前からマリユスの養子先を探していたのだ」
初耳だった。エリペールはそんなこと一言も話さなかった。
でも考えれば分かる。
状況は芳しくなかったのだろう。
ゴーティエはその予想通りを口にした。
「エリペールの結婚のため……そこまでは誰もが話を聞いてくれる。けれども平民ならまだしも最下級の奴隷は……と手当たり次第断られていた。向こうも戸籍に奴隷の名前を刻むのには抵抗があるのは仕方ない。こんな話をマリユスには聞かせたくなかったのだ。トラウマとして抱え込んでいるのを知っていたし、優しい子だから、気を使うだろうと思っていた。私たちはマリユスが何も心配せず、憚ることなくエリペールとの結婚を受け入れて欲しかったのだ」
「では……僕と番になるのを反対したわけでは……」
ゴーティエは軽く頭を左右に振ると、「私もブランディーヌも、マリユスしか考えていない」と言った。
隠れてしまいたいほど、従者からの視線が突き刺さる。
そりゃそうだ。
姿を消してから一年経ち、突然帰ってきたかと思いきやクライン公爵子息が付き添っているではないか。何事かと思うのも無理はない。
「もっと堂々としてもいいのでは?」
「逃げ出したいくらいなんです」
今にも心臓が止まってしまいそうなほど、生きた心地がしない。
顔から血の気が引いていくのを感じている。
もしもゴーティエから出ていけなんて言われたら……そう思っただけで、胃がキリキリと痛む。
客間まで移動していると、奥の部屋のドアが勢いよく開いた。
「マリユスが来ているの?」
ブランディーヌの慌てふためいた声がする。どうやら従者が呼びに行ったらしい。
「ひっ」身を震え上がらせてブリューノの背後に隠れる。
宥めるブリューノの声は耳に入らなかった。
目の前から顔面蒼白で一直線に走り寄る。片手でドレスを踏まないように持ち上げ、出せる限りのスピードでマリユスの所まで来た。
手を振り翳し、力強く振り下ろす……僕は咄嗟に目をキツく閉じ、肩を竦ませた。
ブランディーヌは力強く抱きしめ、そのまま固まってしまう。時間差で嗚咽を出して泣き崩れた。
膝の力が抜け、二人揃って床に蹲る。
「あの……ブランディーヌ様……」
思いがけない出迎えに、なんと声をかけるのが正解なのか分からない。
「マリユス……一体、何処へ……」
ブランディーヌが肩を振るわせ、僕の存在を確かめるように背中を撫でる。
毅然とした立ち振る舞いで、どんな時だって余裕のある頼もしい女性だった。そのブランディーヌが喋れないほどの状態になったのを、初めて目の当たりにした。
———心配してくれていたんだ……。
目頭が熱くなる。所詮は奴隷だと、有無を言わさず隔離されたと思っていたが、実はそうではなかったのかもしれない。
「……すみません、勝手にいなくなって、申し訳ありません」
「探した……ずっと探していたのよ。誰にも何も知らせずに……あぁ、良かった。貴方が無事で……本当に、良かった……」
声を震わせ、流した涙も拭わず、ただ何度も何度も僕の顔や肩、腕に手を這わせ「あぁ、本当にマリユスなのね」綺麗に施された化粧も剥がれ落ちるほど感極まっていた。
客室へと移動し、ブリューノに支えられながら腰を下ろすと、時間差でゴーティエも駆けつけ、同じように涙し、無事であったことを喜んでくれた。
「クライン様が見つけてくださったのですか?」
「見つけただなんて……偶然の再会に声をかけたのです。するとラングロワ公爵邸から出てきたと言うものだから気になってしまい、半ば無理矢理話を訊いたというわけです」
ブリューノが手短に経緯を説明する。しかしゴーティエもブランディーヌも、僕がブリューノと再会を果たす場所が何処なのか、見当も付かない様子だった。
「一体、マリユスは何処で暮らしているの?」
「あの……学校でお世話になっていた先生がいて、今は先生のもとで仕事をさせてもらいながら、別邸で住ませてもらっています」
「僕は偶々、在学中の妹を迎えに行っていたんです。それで、見覚えのある姿を見つけて声をかけると、やはりマリユス君で」
「学校って……まさか、あなた学校まで歩いて行ったの?」
ブランディーヌとゴーティエが信じられないという顔を見合わせる。
「他に頼れる人がいなかったのです。それも一か八かの賭けでしたが、何もかもお世話をしてくれて今に至っています」
「この辺りを散々探しても見つからないわけね」
「そんな遠くまで、しかも発情期明けで行くなんて……」
僕が部屋にいないことに気付いたリリアンは、テーブルの置き手紙を読んできが動転してしまい、エリペールたちに気付かれないうちに探し出そうと、公爵邸の敷地内を全て一人で探したそうだ。
それでも見つからず、ようやくブランディーヌに報告したのは夜になってからだった。
エリペールは我を失い、屋敷から飛び出しそこら中を探し回った。
翌日からも捜索を続けたが、誰もマリユスの行きそうな場所など思いつかない。
常にエリペールと共に行動していたマリユスの交友関係など、エリペールでさえ知らなかった。
「学校は盲点だったわ」
ため息を吐きながらブランディーヌが漏らした。
「ラングロワ公爵様、マリユス君もこの家のためを思って行動したようですので、どうか責めないであげてください」
ブリューノが口を挟む。
「何故、マリユスがここから出てけば公爵家のためになるというのかしら?」
「話によると、エリペール君とマリユス君は同時にバース性を発症し、その流れで番う行為を行ったと」
「えぇ、エリペールからもそのように聞いているわ」
「しかしその後ラングロワ公爵様に呼び出されたのはエリペール君だけで、マリユス君はその間に隔離部屋に移され、強制的に会えなくなったそうですね。マリユス君はそもそも、自分がエリペール君の身分には相応しくないという意識を強く持っていました。祝福されていないと悟ったマリユス君は、この先、エリペール君が築いていく家族を見るのが辛かったのだと言いました。なので、一人で生きて行こうとしたそうです」
気持ちは全てブリューノが伝えてくれた。
自分では到底説明しきれなかったから助かった。
ブランディーヌは僕の隣の席へ移る。膝の上で小刻みに震えている手にそっと重ねて握った。
「マリユス、貴方は私たちが思っている以上に繊細だったのね。いつも頑張っている姿しか見ていなかったから、しっかり育ってくれたと思い込んでいた。気付いてあげられなくて、御免なさいね」
ブランディーヌは片時も離れたくないと言わんばかりに肩を抱き寄せる。
続いてゴーティエが話し始めた。
「あの日、エリペールだけを呼び出したのは、君には聞かせたくない内容もあったからだ」
「と、言いますと?」
僕の代わりにブリューノが返事をしてくれる。
「リリアンからの報告を受け、いよいよこの時が来た……とは思った。エリペールは前々からマリユスとしか結婚する気はないと断言していたし、我々も二人が運命の番なのだとは理解していた。しかし……」
ゴーティエはそこで口を濁らせた。
やはり結婚するにあたり、身分差があまりにもあり過ぎる。
その問題を解決しなければならないと、エリペールを呼び出したのだと言った。
「マリユスが安心してエリペールとの結婚を受け入れられるように、こちらがしっかりと体制を整える必要がある。その為に、バース性が発症する少し前からマリユスの養子先を探していたのだ」
初耳だった。エリペールはそんなこと一言も話さなかった。
でも考えれば分かる。
状況は芳しくなかったのだろう。
ゴーティエはその予想通りを口にした。
「エリペールの結婚のため……そこまでは誰もが話を聞いてくれる。けれども平民ならまだしも最下級の奴隷は……と手当たり次第断られていた。向こうも戸籍に奴隷の名前を刻むのには抵抗があるのは仕方ない。こんな話をマリユスには聞かせたくなかったのだ。トラウマとして抱え込んでいるのを知っていたし、優しい子だから、気を使うだろうと思っていた。私たちはマリユスが何も心配せず、憚ることなくエリペールとの結婚を受け入れて欲しかったのだ」
「では……僕と番になるのを反対したわけでは……」
ゴーティエは軽く頭を左右に振ると、「私もブランディーヌも、マリユスしか考えていない」と言った。
910
お気に入りに追加
1,427
あなたにおすすめの小説

転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

ベータですが、運命の番だと迫られています
モト
BL
ベータの三栗七生は、ひょんなことから弁護士の八乙女梓に“運命の番”認定を受ける。
運命の番だと言われても三栗はベータで、八乙女はアルファ。
執着されまくる話。アルファの運命の番は果たしてベータなのか?
ベータがオメガになることはありません。
“運命の番”は、別名“魂の番”と呼ばれています。独自設定あり
※ムーンライトノベルズでも投稿しております
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。

策士オメガの完璧な政略結婚
雨宮里玖
BL
完璧な容姿を持つオメガのノア・フォーフィールドは、性格悪と陰口を叩かれるくらいに捻じ曲がっている。
ノアとは反対に、父親と弟はとんでもなくお人好しだ。そのせいでフォーフィールド子爵家は爵位を狙われ、没落の危機にある。
長男であるノアは、なんとしてでものし上がってみせると、政略結婚をすることを思いついた。
相手はアルファのライオネル・バーノン辺境伯。怪物のように強いライオネルは、泣く子も黙るほどの恐ろしい見た目をしているらしい。
だがそんなことはノアには関係ない。
これは政略結婚で、目的を果たしたら離婚する。間違ってもライオネルと番ったりしない。指一本触れさせてなるものか——。
一途に溺愛してくるアルファ辺境伯×偏屈な策士オメガの、拗らせ両片想いストーリー。
【短編】旦那様、2年後に消えますので、その日まで恩返しをさせてください
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
「二年後には消えますので、ベネディック様。どうかその日まで、いつかの恩返しをさせてください」
「恩? 私と君は初対面だったはず」
「そうかもしれませんが、そうではないのかもしれません」
「意味がわからない──が、これでアルフの、弟の奇病も治るのならいいだろう」
奇病を癒すため魔法都市、最後の薬師フェリーネはベネディック・バルテルスと契約結婚を持ちかける。
彼女の目的は遺産目当てや、玉の輿ではなく──?
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる