4 / 68
第一章
4、私に任せろ
しおりを挟む
エリペール専属の従者と共に部屋へ向かう。
「マリユスさんの部屋は明日にでも案内しますね。今夜はきっとエリペール様から離れられないでしょうから」
「僕の部屋なんてあるのですか?」
「勿論ですよ。他の従者もほとんどが住み込みで働いていますから、全員に部屋が与えられています。別棟になるので荷物をまとめておいてくださいね」
「荷物なんてありません」
「何も?」
「はい、身一つで来ましたから」
石積みの塔の中で必要なものなど何もなかった。食事さえ運んでくれた時にしか食べられなかった。
着替えもない、靴なんて今日初めて履いた。
貴族様は他に何を持っているのだろうか。
従者はこれは大変だと言わんばかりに目を瞠り、それ以上何も喋らなかった。
「リリアン、マリユスに部屋など必要ない。私の部屋ですごせばいい。荷物がないと言ったな? 着替えも何もないなら、すぐにてはいしなければならない。頼めるか?」
「かしこまりました、準備できる限り集め、直ぐにお持ち致します」
リリアンと呼ばれた従者は部屋に入るや否や服と靴のサイズを確認し、退室した。
エリペールは窓際のソファーに座らせるとピアノの前に座った。
「明日はピアノの先生が来るから、練習を聞いてくれたまえ」
楽譜という紙を見ながら辿々しい指使いで音を出す。
僕にはそれが暗号にしか見えなかったが、エリペールはゆっくり確認しながら紐解くように音に繋げる。
合っているのか間違っているのかさえ分からない。凄いことを成し遂げているのだと感じた。
ひとしきりピアノと向き合った後、「疲れた。まだ楽譜を読むのに時間がかかって、メロディーにならないのだ」両手をふるふると振って指を解す。
「エリペール様は凄いですね。ブランディーヌ様が仰っていた通り、素晴らしい方です」
「お母様が!? 私を褒めていたのか?」
「えぇ、とても優秀だと」
「そうか。では明日のレッスンも頑張らなければならないな」
エリペールは一度蓋を閉めたピアノをもう一度開き、練習を再開した。
ピアノの音は美しくていつまでも聞いていたくなる。リリアンが途中で戻ってきたが、演奏が終わるまで話しかけないでいてくれた。
「エリペール様、本当はピアノのレッスンが一番苦手でらっしゃるのですよ」
リリアンが運んできた服や靴を並べながら話す。
「こんなにお上手なのにですか?」
「ええ、先生がスパルタなのもありますけれど、かっこいい所をお見せしたいのですね」
ふふ……と笑いながら作業を続ける。
リリアンはエリペールが生まれた時から、専属の従者として仕えているそうだ。だからなんでもよく知っている。そんなリリアンでも添い寝役は務まらなかったのだと言った。
「ここの人たちはマリユスさんに期待していますよ」
「僕はただの奴隷です」
「さぁ、これがマリユスさんの夜着です」
リリアンは返事をせずに僕の服の説明していく。
十三歳にしては小さすぎる身長に細すぎる体。同じ年頃の男の子であれば、大人の女性用と同じサイズくらいであるらしいが一番小さなサイズでもブカブカだった。
「後でブランディーヌ様に報告して新しく準備してもらいますね。それまではこれで我慢してください」
「新しい服など勿体無いです。ここに来るときの服まで準備してもらいました。これだけあれば、他には要らないです」
「そういうわけにもいきません。仕事をする時の服と寝るときの服が同じじゃいけないですから」
「今まで寝るためだけの着替えなど、したことがありません」
暗い牢屋の中では、いつ崩れ落ちるかもしれないギシギシと軋むベッドに横たわるだけだ。寒い日も暑い日も耐えるしかない。
商人からすると、朝起きて死んでいても悲しむ対象にはならない。処分しなければいけないのは多少面倒ではあるだろうが。
話を聞いたリリアンは何故か涙ぐんでいた。
「そんな酷い世界があるだなんて」声を詰まらせ、ハンカチーフで目尻を拭った。
「マリユス、今日からは暖かいシーツに包まれて寝るのだ。もう着替えてベッドに入るのも良い」
「エリペール様、それは名案ですわ。マリユスさんもお疲れでしょうし、寝る前のハーブティーを準備いたしますね」
リリアンは両手を組んで歓喜した。再び部屋を出るとエリペールが寝室を見せてくれた。
「ここが私の寝室だ」
「広くて豪華ですね」
「お父様がはりきってデザインしてくださったのだ。早くマリユスに見せたかった」
分厚いマットにふんわりとしたシーツ、天蓋から幾重にも垂れ下がっている柔らかそうな薄布がベッドの周りを取り囲み、眠りの妨げになるものから守ってくれているようだ。
「最近は毎晩リリアンが香を炊いてくれていたけれど、やめてしまった。効果がなかったのだ。こっちに来たまえ」
エリペールは幼児らしい可愛らしい声で、大人のような言葉で喋る。そのアンバランスさが絶妙で、緊張が解れていく。
「君は私の左側に寝てほしいのだ。右側に寝られると、どうも落ち着かない」
「はい……左はどっちですか?」
「こっちだ。そして私に腕をかしてほしい。こうだ」
実際に横になり、エリペールが僕の腕を敷き込むように頭を乗せる。もう片方の腕は背中に回し、エリペールを包み込むような体勢になった。
「あぁ、いい。やはり私の目にくるいはなかった。マリユスはとても良い匂いがしてリラックスできる」
「ありがとうございます」そう返すので精一杯だったが、素直に嬉しくて照れ臭くて耳朶を弄る。
隣で眠るだけかと思っていたが、添い寝とは体を密着させることらしい。静まり返った部屋で、心臓の音がやたら大きく感じた。五月蝿いと言われないかと視線を下げたが、彼はとてもリラックスして僕の胸に顔を埋めている。
「ここで頑張れそうか?」
目を閉じたままエリペールに訊かれ、頷いた。
「ここの人たちは、沢山名前を呼んでくれます。石積みの塔で、僕は自分の名前なんか忘れていました。そう言えばそんな名前があったんだと思い出したくらいです。でもここの人たちは誰も怒らないし、ぶたないし、蹴らない。天国のようなところです」
「あの汚いところでは誰も名前を呼ばないのだな」
「僕は物心ついた時には、もうあの場所で住んでいました。でも今まで名前を呼ばれた記憶はほとんどありません」
「マリユス」
「はい」
「マリユス、マリユス、マリユス」
「はい、どうしました?」
エリペールが繰り返し名前を呼ぶ。
横たわったままこちらを見上げ、得意げにもう一度「マリユス」と名前を呼んだ。
「私に任せろ。毎日たくさんマリユスの名前を呼んでやる。それでマリユスも私の名前をたくさん呼んでくれたまえ。そうすれば、きっと毎日が楽しくなる」
宣言したのち、エリペールは再び僕の胸に顔を埋めた。
心の中で「はい」と返事をする。
胸の奥がじんわりと温かく解れていくのを感じる。
このベッドは本当に最高の寝心地だ。自分の体重でシーツに体が沈んでいく。柔らかいながらもしっかりと弾力があり、体を包み込んでくれる。
ただ布団が暖かいのではなく、エリペールの優しさがそうさせているのではないかと思われた。
このベッドでも寝られないなんて信じ難い。
今にも眠ってしまいそうだ。ぼんやりと視界がぼやけていく。エリペールが眠るまでは目を閉じてはいけない気がした。しかし眠い。寝付けない主人を放っておいて自分だけが眠るなどあってはならない。
眠気と葛藤していると、寝息が聞こえてきた。
目線だけ下に向けると、エリペールが夜着にしがみついたままぐっすりと眠っているではないか。
長いまつ毛が欠伸で出た涙で濡れていた。
心地よいリズムで繰り返される寝息を聞いていると、眠気に抗えず、リリアンが戻って来る前に二人して眠ってしまったのだった。
「マリユスさんの部屋は明日にでも案内しますね。今夜はきっとエリペール様から離れられないでしょうから」
「僕の部屋なんてあるのですか?」
「勿論ですよ。他の従者もほとんどが住み込みで働いていますから、全員に部屋が与えられています。別棟になるので荷物をまとめておいてくださいね」
「荷物なんてありません」
「何も?」
「はい、身一つで来ましたから」
石積みの塔の中で必要なものなど何もなかった。食事さえ運んでくれた時にしか食べられなかった。
着替えもない、靴なんて今日初めて履いた。
貴族様は他に何を持っているのだろうか。
従者はこれは大変だと言わんばかりに目を瞠り、それ以上何も喋らなかった。
「リリアン、マリユスに部屋など必要ない。私の部屋ですごせばいい。荷物がないと言ったな? 着替えも何もないなら、すぐにてはいしなければならない。頼めるか?」
「かしこまりました、準備できる限り集め、直ぐにお持ち致します」
リリアンと呼ばれた従者は部屋に入るや否や服と靴のサイズを確認し、退室した。
エリペールは窓際のソファーに座らせるとピアノの前に座った。
「明日はピアノの先生が来るから、練習を聞いてくれたまえ」
楽譜という紙を見ながら辿々しい指使いで音を出す。
僕にはそれが暗号にしか見えなかったが、エリペールはゆっくり確認しながら紐解くように音に繋げる。
合っているのか間違っているのかさえ分からない。凄いことを成し遂げているのだと感じた。
ひとしきりピアノと向き合った後、「疲れた。まだ楽譜を読むのに時間がかかって、メロディーにならないのだ」両手をふるふると振って指を解す。
「エリペール様は凄いですね。ブランディーヌ様が仰っていた通り、素晴らしい方です」
「お母様が!? 私を褒めていたのか?」
「えぇ、とても優秀だと」
「そうか。では明日のレッスンも頑張らなければならないな」
エリペールは一度蓋を閉めたピアノをもう一度開き、練習を再開した。
ピアノの音は美しくていつまでも聞いていたくなる。リリアンが途中で戻ってきたが、演奏が終わるまで話しかけないでいてくれた。
「エリペール様、本当はピアノのレッスンが一番苦手でらっしゃるのですよ」
リリアンが運んできた服や靴を並べながら話す。
「こんなにお上手なのにですか?」
「ええ、先生がスパルタなのもありますけれど、かっこいい所をお見せしたいのですね」
ふふ……と笑いながら作業を続ける。
リリアンはエリペールが生まれた時から、専属の従者として仕えているそうだ。だからなんでもよく知っている。そんなリリアンでも添い寝役は務まらなかったのだと言った。
「ここの人たちはマリユスさんに期待していますよ」
「僕はただの奴隷です」
「さぁ、これがマリユスさんの夜着です」
リリアンは返事をせずに僕の服の説明していく。
十三歳にしては小さすぎる身長に細すぎる体。同じ年頃の男の子であれば、大人の女性用と同じサイズくらいであるらしいが一番小さなサイズでもブカブカだった。
「後でブランディーヌ様に報告して新しく準備してもらいますね。それまではこれで我慢してください」
「新しい服など勿体無いです。ここに来るときの服まで準備してもらいました。これだけあれば、他には要らないです」
「そういうわけにもいきません。仕事をする時の服と寝るときの服が同じじゃいけないですから」
「今まで寝るためだけの着替えなど、したことがありません」
暗い牢屋の中では、いつ崩れ落ちるかもしれないギシギシと軋むベッドに横たわるだけだ。寒い日も暑い日も耐えるしかない。
商人からすると、朝起きて死んでいても悲しむ対象にはならない。処分しなければいけないのは多少面倒ではあるだろうが。
話を聞いたリリアンは何故か涙ぐんでいた。
「そんな酷い世界があるだなんて」声を詰まらせ、ハンカチーフで目尻を拭った。
「マリユス、今日からは暖かいシーツに包まれて寝るのだ。もう着替えてベッドに入るのも良い」
「エリペール様、それは名案ですわ。マリユスさんもお疲れでしょうし、寝る前のハーブティーを準備いたしますね」
リリアンは両手を組んで歓喜した。再び部屋を出るとエリペールが寝室を見せてくれた。
「ここが私の寝室だ」
「広くて豪華ですね」
「お父様がはりきってデザインしてくださったのだ。早くマリユスに見せたかった」
分厚いマットにふんわりとしたシーツ、天蓋から幾重にも垂れ下がっている柔らかそうな薄布がベッドの周りを取り囲み、眠りの妨げになるものから守ってくれているようだ。
「最近は毎晩リリアンが香を炊いてくれていたけれど、やめてしまった。効果がなかったのだ。こっちに来たまえ」
エリペールは幼児らしい可愛らしい声で、大人のような言葉で喋る。そのアンバランスさが絶妙で、緊張が解れていく。
「君は私の左側に寝てほしいのだ。右側に寝られると、どうも落ち着かない」
「はい……左はどっちですか?」
「こっちだ。そして私に腕をかしてほしい。こうだ」
実際に横になり、エリペールが僕の腕を敷き込むように頭を乗せる。もう片方の腕は背中に回し、エリペールを包み込むような体勢になった。
「あぁ、いい。やはり私の目にくるいはなかった。マリユスはとても良い匂いがしてリラックスできる」
「ありがとうございます」そう返すので精一杯だったが、素直に嬉しくて照れ臭くて耳朶を弄る。
隣で眠るだけかと思っていたが、添い寝とは体を密着させることらしい。静まり返った部屋で、心臓の音がやたら大きく感じた。五月蝿いと言われないかと視線を下げたが、彼はとてもリラックスして僕の胸に顔を埋めている。
「ここで頑張れそうか?」
目を閉じたままエリペールに訊かれ、頷いた。
「ここの人たちは、沢山名前を呼んでくれます。石積みの塔で、僕は自分の名前なんか忘れていました。そう言えばそんな名前があったんだと思い出したくらいです。でもここの人たちは誰も怒らないし、ぶたないし、蹴らない。天国のようなところです」
「あの汚いところでは誰も名前を呼ばないのだな」
「僕は物心ついた時には、もうあの場所で住んでいました。でも今まで名前を呼ばれた記憶はほとんどありません」
「マリユス」
「はい」
「マリユス、マリユス、マリユス」
「はい、どうしました?」
エリペールが繰り返し名前を呼ぶ。
横たわったままこちらを見上げ、得意げにもう一度「マリユス」と名前を呼んだ。
「私に任せろ。毎日たくさんマリユスの名前を呼んでやる。それでマリユスも私の名前をたくさん呼んでくれたまえ。そうすれば、きっと毎日が楽しくなる」
宣言したのち、エリペールは再び僕の胸に顔を埋めた。
心の中で「はい」と返事をする。
胸の奥がじんわりと温かく解れていくのを感じる。
このベッドは本当に最高の寝心地だ。自分の体重でシーツに体が沈んでいく。柔らかいながらもしっかりと弾力があり、体を包み込んでくれる。
ただ布団が暖かいのではなく、エリペールの優しさがそうさせているのではないかと思われた。
このベッドでも寝られないなんて信じ難い。
今にも眠ってしまいそうだ。ぼんやりと視界がぼやけていく。エリペールが眠るまでは目を閉じてはいけない気がした。しかし眠い。寝付けない主人を放っておいて自分だけが眠るなどあってはならない。
眠気と葛藤していると、寝息が聞こえてきた。
目線だけ下に向けると、エリペールが夜着にしがみついたままぐっすりと眠っているではないか。
長いまつ毛が欠伸で出た涙で濡れていた。
心地よいリズムで繰り返される寝息を聞いていると、眠気に抗えず、リリアンが戻って来る前に二人して眠ってしまったのだった。
916
お気に入りに追加
1,424
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる