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8、裏切り②
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特に体調を崩すこともなく、午後から再び部屋を訪れたモルセーゴに抱かれた。
モルセーゴは元の無口に戻っていた。何も喋らないまま、三度果てるまでガットNo.一〇三を抱き潰した。
食事の際に感じた嬉しい感情はなかったことにした。
そのくらいモルセーゴとの性行は相性が悪い。我慢をし過ぎて、背後から突かれながら吐き気を覚える。
しかしそんなことはモルセーゴには関係のない話だ。気づかないフリなどではなく、本当に興味もないと言わんばかりに腰を突き上げる。
やっと果てたと思いきや、また腰が揺れ始める。
もう、懲り懲りだ。と毎回思っているが、その気持ちとは裏腹に、モルセーゴの担当の日が多くなっていた。それは勘違いなんかではなく、本当のことだった。
こんなにもモルセーゴの日が続くわけがない。
数ヶ月前までは、三人がほぼ均等に回っていた。それが今ではクロウかモルセーゴのどちらかの日が続き、アクリスは極たまにしか来ない。
せめて食事の時間くらいはアクリスとの時間を過ごしたい。
しかし、こんなにもアクリスが来ないと言うことは、もしかすると嫌われてしまったのかも知れないとも考えた。
何か口走ってしまったのだろうか。それとも、アクリスにはしてはいけないことをしてしまったのか。それを考えたところで時間の無駄なのも分かっている。
次にアクリスが来てくれた時には、思い切って来なかった理由を尋ねてみようと思った。
他の二人から嫌われていても良いが、アクリスにだけは嫌われたくない。
もし自分に悪い部分があるのなら、ちゃんと言って欲しいと言おう。
しかしその次の日も、次の日も、部屋に来るのはモルセーゴかクロウだった。
食欲は出ないままだが、残せば暴力を振るうクロウ。威圧的に完食するまで監視し、食事を下げないモルセーゴ。
ガットどっちもNo.一〇三にとっては心苦しい時間であった。
モルセーゴは食事を終える度に、しばらくの間No.一〇三を観察した。
それを不思議には思うものの何故ジッと見ているのか、その理由を聞くことは許されない。
日に日に、クロウとモルセーゴの苛立ちが増しているのだけは感じられる。
そのモルセーゴがついに怒りを爆発させたのは、アクリスが殆ど来なくなってから一ヶ月ほど経った頃だった。
モルセーゴは元の無口に戻っていた。何も喋らないまま、三度果てるまでガットNo.一〇三を抱き潰した。
食事の際に感じた嬉しい感情はなかったことにした。
そのくらいモルセーゴとの性行は相性が悪い。我慢をし過ぎて、背後から突かれながら吐き気を覚える。
しかしそんなことはモルセーゴには関係のない話だ。気づかないフリなどではなく、本当に興味もないと言わんばかりに腰を突き上げる。
やっと果てたと思いきや、また腰が揺れ始める。
もう、懲り懲りだ。と毎回思っているが、その気持ちとは裏腹に、モルセーゴの担当の日が多くなっていた。それは勘違いなんかではなく、本当のことだった。
こんなにもモルセーゴの日が続くわけがない。
数ヶ月前までは、三人がほぼ均等に回っていた。それが今ではクロウかモルセーゴのどちらかの日が続き、アクリスは極たまにしか来ない。
せめて食事の時間くらいはアクリスとの時間を過ごしたい。
しかし、こんなにもアクリスが来ないと言うことは、もしかすると嫌われてしまったのかも知れないとも考えた。
何か口走ってしまったのだろうか。それとも、アクリスにはしてはいけないことをしてしまったのか。それを考えたところで時間の無駄なのも分かっている。
次にアクリスが来てくれた時には、思い切って来なかった理由を尋ねてみようと思った。
他の二人から嫌われていても良いが、アクリスにだけは嫌われたくない。
もし自分に悪い部分があるのなら、ちゃんと言って欲しいと言おう。
しかしその次の日も、次の日も、部屋に来るのはモルセーゴかクロウだった。
食欲は出ないままだが、残せば暴力を振るうクロウ。威圧的に完食するまで監視し、食事を下げないモルセーゴ。
ガットどっちもNo.一〇三にとっては心苦しい時間であった。
モルセーゴは食事を終える度に、しばらくの間No.一〇三を観察した。
それを不思議には思うものの何故ジッと見ているのか、その理由を聞くことは許されない。
日に日に、クロウとモルセーゴの苛立ちが増しているのだけは感じられる。
そのモルセーゴがついに怒りを爆発させたのは、アクリスが殆ど来なくなってから一ヶ月ほど経った頃だった。
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