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本編
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少しずつ押し広げられる孔の中で輝惺様の指が蠢く。既に二度達した体はとても快楽に弱かった。
孔を蹂躙されているだけなのに、また直ぐに体は熱くなっていく。
もう恥ずかしいよりも、早く一つになりたいという気持ちが脳内を支配している。
それでも輝惺様は「まだ解れていない」と言って、執拗に肉胴を捏ねるのだった。
一年間もの間抑えられていたオメガの性が、アルファを本能で欲しがっている。指だけじゃ満足できない。自分の中をアルファの体液で満たしたい。そう強請るのは仕方のないことなのだ。
気付けば自ら腰を浮かせていた。
輝惺様の長い指は奥にまで達していて、ピンポイントを刺激している。
もう片方の手は、僕の昂りを擦り上げ、先端から溢れ出た愛蜜で濡らしていた。
前と後ろ、両方を同時に攻められ、避けられない快感に体を捩らせる。それでも輝惺様は「何度達しても良い」と言ってさらに激しさを増していった。
「んっ、はぁ……。っっぁはぁ。輝惺さま……もう、だめ……」
———あなたが欲しい。
その感情だけで絶頂まで昇り詰めそうだ。
必死に輝惺様に腕を伸ばし抱きつこうとした。
それに気付いた輝惺様が覆いかぶさり、口付ける。
「んっ、んんっ……」
とめどなく続く快楽に、涙が止まらない。
気持ちいいのと苦しい感情が入り乱れている。
「如月の香りが、どんどん強くなっている」
口付けを続けながら、孔には三本目の指が這入っていた。
輝惺様に組み敷かれたことで、僕の腹に輝惺様の固く昂ったそれが当たる。
(あっ、輝惺様も……)
自分に興奮してくれているのだ。
輝性様の昂りからも透明の液が滴り落ちている。
それを腹に擦り付けるように腰を揺らした。
輝惺様も、もう限界を迎えそうな気がした。そう思っただけで窄まりから溢れるオメガの液が分泌が増す。
枕元に準備されていた香油など、使う出番もないだろう。
「如月、腰が揺れているよ」
「だって、もう……もう、我慢できません。輝惺様のこの昂りを挿れてください」
泣きながら懇願した。
もう自分の孔が傷付くなど、どうでも良かった。
「一つになりたいのです……どうか……」
次こそは輝惺様と一緒に果てたい。一人で達するのは虚しいと、咽び泣いた。
「大切にしたいのだ。煽らないでくれ……」
それでも理性を崩さない輝惺様に、さらに強請った。
輝惺様の昂りを両手で掴み、「これをください」と擦り上げた。
「っく!! 如月、ではもう加減しない。良いな?」
力の限り頭を上下に揺らす。
輝惺様のが這入ってくると思っただけで、体が期待に戦慄いた。
脚をグッと開き、とうとう輝惺様の昂った先端が、孔の入口に宛てがわれた。
「如月、挿れるよ……」
孔を蹂躙されているだけなのに、また直ぐに体は熱くなっていく。
もう恥ずかしいよりも、早く一つになりたいという気持ちが脳内を支配している。
それでも輝惺様は「まだ解れていない」と言って、執拗に肉胴を捏ねるのだった。
一年間もの間抑えられていたオメガの性が、アルファを本能で欲しがっている。指だけじゃ満足できない。自分の中をアルファの体液で満たしたい。そう強請るのは仕方のないことなのだ。
気付けば自ら腰を浮かせていた。
輝惺様の長い指は奥にまで達していて、ピンポイントを刺激している。
もう片方の手は、僕の昂りを擦り上げ、先端から溢れ出た愛蜜で濡らしていた。
前と後ろ、両方を同時に攻められ、避けられない快感に体を捩らせる。それでも輝惺様は「何度達しても良い」と言ってさらに激しさを増していった。
「んっ、はぁ……。っっぁはぁ。輝惺さま……もう、だめ……」
———あなたが欲しい。
その感情だけで絶頂まで昇り詰めそうだ。
必死に輝惺様に腕を伸ばし抱きつこうとした。
それに気付いた輝惺様が覆いかぶさり、口付ける。
「んっ、んんっ……」
とめどなく続く快楽に、涙が止まらない。
気持ちいいのと苦しい感情が入り乱れている。
「如月の香りが、どんどん強くなっている」
口付けを続けながら、孔には三本目の指が這入っていた。
輝惺様に組み敷かれたことで、僕の腹に輝惺様の固く昂ったそれが当たる。
(あっ、輝惺様も……)
自分に興奮してくれているのだ。
輝性様の昂りからも透明の液が滴り落ちている。
それを腹に擦り付けるように腰を揺らした。
輝惺様も、もう限界を迎えそうな気がした。そう思っただけで窄まりから溢れるオメガの液が分泌が増す。
枕元に準備されていた香油など、使う出番もないだろう。
「如月、腰が揺れているよ」
「だって、もう……もう、我慢できません。輝惺様のこの昂りを挿れてください」
泣きながら懇願した。
もう自分の孔が傷付くなど、どうでも良かった。
「一つになりたいのです……どうか……」
次こそは輝惺様と一緒に果てたい。一人で達するのは虚しいと、咽び泣いた。
「大切にしたいのだ。煽らないでくれ……」
それでも理性を崩さない輝惺様に、さらに強請った。
輝惺様の昂りを両手で掴み、「これをください」と擦り上げた。
「っく!! 如月、ではもう加減しない。良いな?」
力の限り頭を上下に揺らす。
輝惺様のが這入ってくると思っただけで、体が期待に戦慄いた。
脚をグッと開き、とうとう輝惺様の昂った先端が、孔の入口に宛てがわれた。
「如月、挿れるよ……」
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