【完結】満月に導かれし龍の淫紋 〜運命の番は闇落ち王子〜

亜沙美多郎

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続編 カマルとルアの子育て編

見守られながら ★Rー18

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「後ろだけで沢山イケたね」
 カマルは満足そうに月亜の背後から抱きしめて耳朶を噛む。
 月亜はぐったりとカマルに身を委ねた。

 しかし、カマルはまだ太さを保ったまま月亜の中に居座っている。
 月亜はそれに気付いていて、また絶頂まで責められるだろうと恍惚とした。
 それなのにカマルは月亜を抱き上げ、自分の男根を引き抜こうとしている。
「えっ。なんで……」
 オメガの液が中で撹拌され、グチュグチュといやらしい音を立てる。
 迷いなく男根をデュルンっと抜かれ、思慕しぼした。
 思わずカマルを振り返ると、そのまま体を向き合わせに変えた。

「顔を見ていたいからね」
 そう言ったカマルに、月亜は満面の笑みを向ける。
「俺もです」
「もう一回ルアの中に這入るね」
 口付けながら、カマルは再び月亜の中に這入ってきた。
「ふっ……んんっ……ん……」

 さっきまでカマルのものが這入っていた孔は、簡単に最奥まで男根を招き入れた。
 カマルは月亜の腰を抱えて揺らす。
 それに従うように、月亜も腰を揺らした。

「そろそろ部屋に入ってもいいんだよ?」
「ここがいいです」
 狭く制限された空間で抱き合うのは、いつもよりも濃厚に絡めている気がする。
 カマルの身体がずっと月亜に触れているのが嬉しかった。

 カマルは月亜の顎から首を伝い、突起に口付けた。
 しっかりと調教された月亜の乳首は、息をかけられただけでも反応する。
 そしてカマルが執拗に弄り続けた甲斐あって、いつもぷっくりと立っていた。
 カマルは腰を揺らしながらも乳首を貪るように舐め回す。
 こうすると月亜中心は、また蘇るように芯が通ると知っててやっている。

 カマルの調教通り、月亜はまた昂ってきた。
 カマルが先端を指の腹で擦り、裏筋を撫でる。
 月亜の弱いところを同時に責められ、月亜は声を上げ淫蕩いんとうする。

 月亜の身体は上下に揺れながら喜悦に溺れる。
 
「カマルさん……ぁああんっ……ふぅ、ん……きて……」
 月亜から切羽詰まったように強請られ、カマルは月亜をソファーに横たわらせ、下肢を思い切り持ち上げた。
 しっかりと両脚を開くと、ほぼ真上からカマルの男根を打ち込む。
 アルファの力で月亜の発情を促したカマルは、自分の犬歯も伸びていた。

 美しい獣が月亜に襲い掛かる。
 力強く、何度も何度も腰を打ち付けては唸り声を漏らした。

 ラット状態に入ると、カマルの男根の根元に亀頭球が現れ、抜けなくなった。
 
 これで月亜が孕むまで離れられい。
 孔の中からは、突かれるたびにオメガの液が溢れ出る。
 月亜の昂った先端からは白濁が垂れ流しになっていた。

 律動が早くなり、いよいよその頂を迎えようとしている。

「あっ。んんっっ。はああぁっっ」
射精すよ、ルア」
「きて……早く……中に、きてっっ!!!」

 カマルの鬼頭が子宮の入口から押し入り、そこに白濁の蜜をたっぷりと注いだ。

「は……ぁ……あ、カマルさんの……精子……」
「っく……ふっ……」
 カマルは絶頂で果ててからも、腰を何度も打ち付けた。
 月亜の子宮がカマルの白濁で満たされていく。

 まだ突き足りないのか、吐精をしながら月亜を横向けにならせると、片脚を抱え上げ、再び律動した。
 興奮冷めやらぬカマルは、いつもよりも長い時間をかけて白濁を流し込んだ。
 カマルの腰が動く度に、中では精液とオメガの液が混ざり合い、流れ出す。
 月亜の下肢はぐっしょりと濡れていた。

 それでも、まだカマルは一度果てただけである。

 部屋へと戻った二人は、月が消え、うっすらと空が明るくなるまで抱き合った。
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