【完結】満月に導かれし龍の淫紋 〜運命の番は闇落ち王子〜

亜沙美多郎

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続編 カマルとルアの子育て編

一緒に…… ★R−18

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 カマルは月亜の足の指を咥えると、足裏にまでキスをする。
 思わず足を引っ込めてしまうほど神経が過敏に反応してしまう。
 そんなことはお構いなしに、カマルは足首から脹脛ふくらはぎ、膝にキスをすると、内腿の一番柔らかいところを啄んだ。

「は、ぁあっ……」

 中心は触れそうで触れない。
 さっき立て続けに達したから、流石に気を遣ってくれているのかと思った。
 それでも、何も気持ちがいいのは昂りだけではない。
 足の付け根だって、臍だって、脇腹だって、カマルが舐めると全てが性感帯になる。

 愛されていると、全身で感じられる。
 きっと月亜が物欲しそうにしていたのだろう。
 カマルが突然、月亜と顔の位置を合わせてきた。
 何事かと目を丸くすると、半開きの月亜の唇を奪った。

「ルアの口が寂しいって言っている」
「ん……、寂しいです」
 艶美なキスは甘さを増し、官能的な感情を最大限に膨らます。
 沢山愛撫された月亜の目には涙が浮かんでいた。
 カマルの首に腕を回すと、「離れたくない」と言わんばかりに引き寄せる。

 カマルは月亜を組み敷いたまま、男根の先端を月亜の孔に宛てがう。
 月亜の腕に力が入ったのを確認すると、中を抉るように押し這入ってきた。
「ンンン……、ぅぅん……」
 喘ぎたくても、口を塞がれて思うように声が出せない。
 カマルが体重をかけてくる。
 この時、いつもカマルは力んでいる。
 月亜の媚肉を擦り上げながら、最奥へと這入ってくる。
 
 カマルの言う「気持ちいいのはここからだ」とは、月亜の中に這入ってからを指す。

 ここから、どれだけ抱き潰されるのだろうと思っただけで、身体は愉悦に震える。
 孔の一番奥には、悦楽を待ち侘びているように引くつかせている。
「ルア、感じて? ここに、私が這入っているのを」
 カマルが月亜の下腹に手を添える。
「感じています。カマルさんと繋がっているのを。もっとください。沢山、俺の中に射精して!」
「君から煽られるのは、きっと何年経っても慣れないだろうな」
 カマルが勢いよく腰を打ち付ける。
「んはぁぁあああっっ!!」
 シーツを握り締め、何とか吐精するのを耐えた。
 カマルの太い男根は、月亜の奥の子宮にまで容易く届く。
 先走りの液だけでも妊娠してしまいそうだと思うほど、激しく腰を打ち付けた。
 月亜はそのたびに嬌声を上げる。
 
「そこ、へんになる……」
「それは気持ちいい証拠だ」
「ひっ……ぁはあ、んん……」
 もう、次はカマルと共に果てたい。その想いだけで、何とか絶頂に達するのを耐えている。
 月亜の孔の中で溢れた液が撹拌されて、淫靡な音を奏で、繰り返される注挿と共に外にまで流れ出していた。

 徐々に激しさを増すカマルの律動は、月亜の足先から頭の先まで、衝動に溺れさせる。
 ここまで来ると、理性などはどこかに流されてどこにも見当たらない。
 これが淫紋のせいだと言えば、そうなるのかもしれないが、そんな理屈のようなものではない。
 カマルから与えられる快感を、漏らすことのないように受け取ることに専念している。

「もう……だめ……イく……イキそう……」
「イって……ルア……」
「やっ……一緒がいい……」
「それは次ね」
「あっあんっ……カマルさん……やら……一緒にイく」
「もう一回イってからだよ、ルア」
「ンンンぁあああ~~~っっ!!!」

 思い切り突き上げられ、吐精した。
 カマルは月亜の吐精が終わるのを待たずに、また腰を揺らし始める。
「まって……まだイってる」
「私と一緒にイくんでしょ?」
 意地悪な顔で微笑むと、また腰を打ち付ける律動を早めた。

 月亜の先端からは、白濁が滴り腿にまで流れている。
 達したままの状態でさらに突き上げられ、もう意識を失いそうになっていた。
「んぁっ……、イく……また、イくぅぅうううう!!!!」
「ルア、中に射精すね?」
「きて! いっぱい射精してーーー!!!」
「っく、んん……」
 カマルが出した白濁が、月亜の子宮にたっぷりと注がれていく。
 腹の中が温かくなっていくのを感じていた。
 
「ルア、まだ足りないから、もう少し頑張ってくれる?」
 まだカマルに求めてもらえる。
 月亜はまだ快楽に浸っていられる悦楽に、満足気な表情を浮かべて頷いた。
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