【完結】満月に導かれし龍の淫紋 〜運命の番は闇落ち王子〜

亜沙美多郎

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続編 カマルとルアの子育て編

重なる  ★Rー18

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「俺も、する……」
 カマルから与えられる快楽から逃れるように、男根を咥えようと試みたが阻止された。

「ルアは何も考えずに、気持ちよくなってくれればいいんだよ」

 優しい顔をして言っているが、もうこれ以上絶頂が続くと意識を飛ばしてしまいそうだった。

 カマルは月亜をうつ伏せにさせると背中を舐め回す。窄まりから指を抜くと今度こそ昂った男根を入り口に宛てがった。

「あっ……ぁんっ……」

 それでも焦らす行為を続けられている。最奥まで挿れてくれるのかと思いきや、浅いところで注挿を繰り返しているのだ。

 ただそれだけの行為なのに、月亜の昂りからは愛液がとめどなく流れ出している。粘っこく垂れた液がシーツに溢れ落ちた。

「ずっとイってるね、ルア。これも気持ちいいかな?」
 ぐぐっと男根が中を抉りながら押し入ってきた。孔の中が圧迫され、呼吸を忘れてしまう。それでもまだ奥には達していない。

 カマルの手が月亜の昂りに伸びてきた。ずっとイっているのに、さらに扱き始める。

「はっ……ぁ……ぁ……やぁ!! イってる! イってるぅぅ!!」

「香りが強くなってきてる。もっと嗅がせて?」

 カマルはもう片方の手で胸の突起を摘んだ。固くなった先を指の腹で擦る。三ヶ所を同時に責められれば、もう逃げ場はない。

「あぁんっ……やだ、もう一緒にイキたい……んぁああっ!! 一人でイキたくない!!」
「そうだね、一緒にイこう。私が果てるまで我慢するんだよ?」

 また意地悪を言った。カマルは月亜がもう理性を失っているのくらい分かっている。

 カマルが責めれば、簡単に果ててしまうことも……。

 それを知っていて、いきなり最奥を貫いた。バチュんっと言う音と共に、月亜から溢れている液が飛び散る。

「あああっ!! ……っくぅん……」

 月亜の先端から白濁が迸る。それでもカマルは立て続けに腰を打ち付けてきた。その度に月亜は嬌声を上げながら白濁を飛ばす。

 すでに頭は真っ白だ。イカされ続けて何も考えられない。

 カマルの男根が奥に当たる度に、自分が果てている感覚も失いつつあった。

 荒い呼吸が部屋に響いている。月亜の中で奏でられている淫靡な水音もそれに混じっていた。

 意識を飛ばしそうになると、タイミングを見計らったように乳首をキュッとつねられる。それでどうにか目が開いている程度なのだが。

「ルア、私が果てるのを感じてくれ」

 カマルが繰り返す注挿を早めた。

「んんっ……は、ぁ……ぁん……んぁぁああ」

 背後から腰を鷲掴みにして強く打ち付けられた。カマルの男根の付け根に鬼頭球が現れ、月亜の孔から抜けなくなった。

「ああああンンッッ!!!!」

 月亜の中でカマルが果てた。熱い白濁がたっぷりと子宮に注がれる。腹の奥がじわりと暖かくなった。

 カマルは長い吐精の合間にも腰を打ち付ける。そして月亜を仰向けに寝かせた。

 抱きしめて欲しくて力の入らない腕をなんとか伸ばすと、月亜の上に覆いかぶさり全体重をかけて抱きしめた。

 カマルの腰がゆらりと揺れる。

「えっ……まだ硬い……」

 カマルはまだ昂っていた。

「ルアのフェロモンが私をこんな風にさせているんだ」

 月亜を抱きしめたまま、また最奥まで突かれる。気を抜いていただけに、刺激への心構えも無くなっていた。

 咽び泣いても止まることのない注挿を、再びカマルが果てるまで受け入れた。


 カマルが月亜に柔らかいキスを落とす。

 月亜は全ての意識を手放していた。

 召使いに湯の準備をさせると、カマルは全身綺麗に拭き取り、夜着を着せた。月亜をそっと抱き上げると、別室に運び、綺麗なベッドに寝させた。

 そろそろシオンも帰ってくるだろう。

 昼間から贅沢をしたものだと充足感に浸りながら、カマルは部屋を出た。
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