19 / 61
フォーリア10歳、アシェル20歳 ーバース性判明からー
夢見心地ーsideアシェル
しおりを挟む
父からお咎めを受けたタリスは俺への嫌がらせを強化させている。自分が評価されない事、俺がローウェル家から出て行かない事、自分が周りから腫れ物扱いされている事。タリスの思い通りにならない原因は全て俺にあると決めつけたいらしい。
病院ではタリスが担当してるベータの患者が、担当医を代えてくれと抗議し、ただでさえ忙しい(俺を含む)他の医師の負担が増えてしまっている状態だ。その上、俺の発情期に十日ほど病院を空けるものだから、他の病院から医師を引き抜こうかという話も上がってきた。
そこで困るのがタリスなのだ。担当の患者が激減し、評判も悪いことから、解雇すべきではないかという意見が内部から出始めたのだ。その噂を耳にしたタリスはさらに逆上し、父に何故オメガの俺は解雇しないのかと、講義しに行ったという。
いくら我が子とはいえ、病院で居る間はプロとしての仕事をしろと、まるで相手にされなかったらしいが、その怒りの矛先は常に『長男というだけでオメガの癖に後継者』の俺なのだった。
父は依然として俺に病院を継がせようとしている。さらにタリスを解雇する話まで出てきてしまったものだから、今頃タリスを裏で操っている母は慌てていることだろう。
「院長、失礼します」
また発情期の為に病院を休まなければいけない。心苦しいがアルファとベータしかいないこの病院でヒートなど起こすわけにはいかないと自分に言い聞かせる。
「あぁ、もうそんな時期か。病院のことは気にせず、ゆっくり体を休めてきなさい」
「忙しい時にすみません。よろしくお願いします」
父は俺がオメガになった時は酷く落胆していたものの、その後からは以前と変わらず接してくれている。
こうして俺が別宅へ行く時も体を労ってくれる。父こそたまには仕事を休んでゆっくりしてほしいくらいなのに。
父に挨拶をすると、一度屋敷に戻り婆やの部屋へ行った。
「婆や、マフラー出来た?」
「一つ先に仕上げてあるよ。どうだい?」
広げて見せてくれたマフラーは、シンプルなマスタードカラーの糸で縄編みされていた。これはフォーリアに似合いそうだと、一目で気に入った。
「ありがとう! 凄く素敵だ。流石は婆やだな」
「ふふ……本当に、坊ちゃんは口が上手いねぇ。別宅から帰ってくる頃には坊ちゃんのも仕上がっているからね」
婆やからフォーリアへプレゼントするマフラーを受け取ると、そのまま屋敷を出た。
北から吹く風が随分と冷たくなった。吐く息の白さが冬の訪れを教えてくれる。三ヶ月前は紅葉し始めたくらいの季節だったのに……。仕事に追われて季節を感じる暇も無くなった。森に目を向けると、常緑樹に混じって葉の落ち切った木も目立ち始めていた。
フォーリアには大体のスケジュールを伝えてある。そろそろ俺が別宅に来る頃だと思い出してくれれば良いが……。
屋敷を出た後はなるべく早く別宅に行きたくて、菓子を準備しなかったのが悔やまれる。仕事も殆ど休みがなかったから仕方ないといえば仕方ないのだが。美味しそうにクッキーを食べているフォーリアを眺めているだけで心が温かくなれるのに。
別宅に近づくにつれ、頭の中はフォーリアでいっぱいになっていく。早く会いたい。
タイミングよく今日来てくれないだろうか。この腕の中に包み込んでフォーリアの体温を感じたい。
流行る気持ちを抑え、森に入る。
森の中はすっかり日陰で、一段と冷えている。フォーリアには会いたいが、こんなに寒い中を来させるのは気が引ける。冬の間は会うのを我慢した方が良いのかもしれないな。会いたい欲よりもフォーリアの安全を最優先しないと……。
森を入ってすぐ、小道に入り東に進むと別宅がある。誰も居ないのを確認しながら脇道へと進んだ。
(っ!?家の前に誰かいる……)
「……あ……アシェルさん?」
「フォーリア!!」
駆け寄ると、そこには間違いなくフォーリアの姿があった。
「そろそろ来るころかもしれないと思って、様子を見にきたんです。まさか会えるなんて思っても見ませんでした」
「フォーリア、俺のことを覚えてくれいたのか! なんて愛らしいんだ!!」
まだ外にいることすら忘れて抱きしめた。これが抱きしめずにいられるものか。俺を想って寒い中ここまで様子を伺いにきていたんだぞ! 会える保証もないのに。
「とにかくすぐ部屋に入ろう。フォーリアが風邪でも引けば大変だ」
急いで家の鍵を開け、中に入った。寒いが少しの間だけ窓を開けて空気を入れ替えた。その間に軽く掃除を済ませる。フォーリアも手伝ってくれたから直ぐに終わった。
「はぁ……気が抜けて一気に眠気が……。折角フォーリアがここにいるというのに」
「アシェルさん、一先ず横になっててください。そうしたら、私は一旦家に帰ってお茶の準備をしてきます」
とりあえず様子を見にきただけだから、手ぶらで来てしまったのだと言った。
手ぶらでいいに決まっているが、今はとにかく眠い。フォーリアのお言葉に甘えて仮眠をとることにした。
フォーリアは俺が眠るまでいてくれた。握った手の温もりを感じながら。深い眠りへ入っていった。
病院ではタリスが担当してるベータの患者が、担当医を代えてくれと抗議し、ただでさえ忙しい(俺を含む)他の医師の負担が増えてしまっている状態だ。その上、俺の発情期に十日ほど病院を空けるものだから、他の病院から医師を引き抜こうかという話も上がってきた。
そこで困るのがタリスなのだ。担当の患者が激減し、評判も悪いことから、解雇すべきではないかという意見が内部から出始めたのだ。その噂を耳にしたタリスはさらに逆上し、父に何故オメガの俺は解雇しないのかと、講義しに行ったという。
いくら我が子とはいえ、病院で居る間はプロとしての仕事をしろと、まるで相手にされなかったらしいが、その怒りの矛先は常に『長男というだけでオメガの癖に後継者』の俺なのだった。
父は依然として俺に病院を継がせようとしている。さらにタリスを解雇する話まで出てきてしまったものだから、今頃タリスを裏で操っている母は慌てていることだろう。
「院長、失礼します」
また発情期の為に病院を休まなければいけない。心苦しいがアルファとベータしかいないこの病院でヒートなど起こすわけにはいかないと自分に言い聞かせる。
「あぁ、もうそんな時期か。病院のことは気にせず、ゆっくり体を休めてきなさい」
「忙しい時にすみません。よろしくお願いします」
父は俺がオメガになった時は酷く落胆していたものの、その後からは以前と変わらず接してくれている。
こうして俺が別宅へ行く時も体を労ってくれる。父こそたまには仕事を休んでゆっくりしてほしいくらいなのに。
父に挨拶をすると、一度屋敷に戻り婆やの部屋へ行った。
「婆や、マフラー出来た?」
「一つ先に仕上げてあるよ。どうだい?」
広げて見せてくれたマフラーは、シンプルなマスタードカラーの糸で縄編みされていた。これはフォーリアに似合いそうだと、一目で気に入った。
「ありがとう! 凄く素敵だ。流石は婆やだな」
「ふふ……本当に、坊ちゃんは口が上手いねぇ。別宅から帰ってくる頃には坊ちゃんのも仕上がっているからね」
婆やからフォーリアへプレゼントするマフラーを受け取ると、そのまま屋敷を出た。
北から吹く風が随分と冷たくなった。吐く息の白さが冬の訪れを教えてくれる。三ヶ月前は紅葉し始めたくらいの季節だったのに……。仕事に追われて季節を感じる暇も無くなった。森に目を向けると、常緑樹に混じって葉の落ち切った木も目立ち始めていた。
フォーリアには大体のスケジュールを伝えてある。そろそろ俺が別宅に来る頃だと思い出してくれれば良いが……。
屋敷を出た後はなるべく早く別宅に行きたくて、菓子を準備しなかったのが悔やまれる。仕事も殆ど休みがなかったから仕方ないといえば仕方ないのだが。美味しそうにクッキーを食べているフォーリアを眺めているだけで心が温かくなれるのに。
別宅に近づくにつれ、頭の中はフォーリアでいっぱいになっていく。早く会いたい。
タイミングよく今日来てくれないだろうか。この腕の中に包み込んでフォーリアの体温を感じたい。
流行る気持ちを抑え、森に入る。
森の中はすっかり日陰で、一段と冷えている。フォーリアには会いたいが、こんなに寒い中を来させるのは気が引ける。冬の間は会うのを我慢した方が良いのかもしれないな。会いたい欲よりもフォーリアの安全を最優先しないと……。
森を入ってすぐ、小道に入り東に進むと別宅がある。誰も居ないのを確認しながら脇道へと進んだ。
(っ!?家の前に誰かいる……)
「……あ……アシェルさん?」
「フォーリア!!」
駆け寄ると、そこには間違いなくフォーリアの姿があった。
「そろそろ来るころかもしれないと思って、様子を見にきたんです。まさか会えるなんて思っても見ませんでした」
「フォーリア、俺のことを覚えてくれいたのか! なんて愛らしいんだ!!」
まだ外にいることすら忘れて抱きしめた。これが抱きしめずにいられるものか。俺を想って寒い中ここまで様子を伺いにきていたんだぞ! 会える保証もないのに。
「とにかくすぐ部屋に入ろう。フォーリアが風邪でも引けば大変だ」
急いで家の鍵を開け、中に入った。寒いが少しの間だけ窓を開けて空気を入れ替えた。その間に軽く掃除を済ませる。フォーリアも手伝ってくれたから直ぐに終わった。
「はぁ……気が抜けて一気に眠気が……。折角フォーリアがここにいるというのに」
「アシェルさん、一先ず横になっててください。そうしたら、私は一旦家に帰ってお茶の準備をしてきます」
とりあえず様子を見にきただけだから、手ぶらで来てしまったのだと言った。
手ぶらでいいに決まっているが、今はとにかく眠い。フォーリアのお言葉に甘えて仮眠をとることにした。
フォーリアは俺が眠るまでいてくれた。握った手の温もりを感じながら。深い眠りへ入っていった。
17
お気に入りに追加
413
あなたにおすすめの小説
【完結】オオカミ様へ仕える巫子はΩの獣人
亜沙美多郎
BL
倭の国には三つの世界が存在している。
一番下に地上界。その上には天界。そして、一番上には神界。
僕達Ωの獣人は、天界で巫子になる為の勉強に励んでいる。そして、その中から【八乙女】の称号を貰った者だけが神界へと行くことが出来るのだ。
神界には、この世で最も位の高い【銀狼七柱大神α】と呼ばれる七人の狼神様がいて、八乙女はこの狼神様に仕えることが出来る。
そうして一年の任期を終える時、それぞれの狼神様に身を捧げるのだ。
もしも"運命の番”だった場合、巫子から神子へと進化し、そのまま神界で狼神様に添い遂げる。
そうではなかった場合は地上界へ降りて、βの神様に仕えるというわけだ。
今まで一人たりとも狼神様の運命の番になった者はいない。
リス獣人の如月(きさら)は今年【八乙女】に選ばれた内の一人だ。憧れである光の神、輝惺(きせい)様にお仕えできる事となったハズなのに……。
神界へ着き、輝惺様に顔を見られるや否や「闇の神に仕えよ」と命じられる。理由は分からない。
しかも闇の神、亜玖留(あくる)様がそれを了承してしまった。
そのまま亜玖瑠様に仕えることとなってしまったが、どうも亜玖瑠様の様子がおかしい。噂に聞いていた性格と違う気がする。違和感を抱えたまま日々を過ごしていた。
すると様子がおかしいのは亜玖瑠様だけではなかったと知る。なんと、光の神様である輝惺様も噂で聞いていた人柄と全く違うと判明したのだ。
亜玖瑠様に問い正したところ、実は輝惺様と亜玖瑠様の中身が入れ替わってしまったと言うではないか。
元に戻るには地上界へ行って、それぞれの勾玉の石を取ってこなくてはいけない。
みんなで力を合わせ、どうにか勾玉を見つけ出し無事二人は一命を取り留めた。
そして元通りになった輝惺様に仕えた如月だったが、他の八乙女は狼神様との信頼関係が既に結ばれていることに気付いてしまった。
自分は輝惺様から信頼されていないような気がしてならない。
そんな時、水神・天袮(あまね)様から輝惺様が実は忘れられない巫子がいたことを聞いてしまう。周りから見ても“運命の番”にしか見えなかったその巫子は、輝惺様の運命の番ではなかった。
そしてその巫子は任期を終え、地上界へと旅立ってしまったと……。
フッとした時に物思いに耽っている輝惺様は、もしかするとまだその巫子を想っているのかも知れない。
胸が締め付けられる如月。輝惺様の心は掴めるのか、そして“運命の番”になれるのか……。
⭐︎全て作者のオリジナルの設定です。史実に基づいた設定ではありません。
⭐︎ご都合主義の世界です。こういう世界観だと認識して頂けると幸いです。
⭐︎オメガバースの設定も独自のものになります。
⭐︎BL小説大賞応募作品です。応援よろしくお願いします。
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
恋のキューピットは歪な愛に招かれる
春於
BL
〈あらすじ〉
ベータの美坂秀斗は、アルファである両親と親友が運命の番に出会った瞬間を目の当たりにしたことで心に深い傷を負った。
それも親友の相手は自分を慕ってくれていた後輩だったこともあり、それからは二人から逃げ、自分の心の傷から目を逸らすように生きてきた。
そして三十路になった今、このまま誰とも恋をせずに死ぬのだろうと思っていたところにかつての親友と遭遇してしまう。
〈キャラクター設定〉
美坂(松雪) 秀斗
・ベータ
・30歳
・会社員(総合商社勤務)
・物静かで穏やか
・仲良くなるまで時間がかかるが、心を許すと依存気味になる
・自分に自信がなく、消極的
・アルファ×アルファの政略結婚をした両親の元に生まれた一人っ子
・両親が目の前で運命の番を見つけ、自分を捨てたことがトラウマになっている
養父と正式に養子縁組を結ぶまでは松雪姓だった
・行方をくらますために一時期留学していたのもあり、語学が堪能
二見 蒼
・アルファ
・30歳
・御曹司(二見不動産)
・明るくて面倒見が良い
・一途
・独占欲が強い
・中学3年生のときに不登校気味で1人でいる秀斗を気遣って接しているうちに好きになっていく
・元々家業を継ぐために学んでいたために優秀だったが、秀斗を迎え入れるために誰からも文句を言われぬように会社を繁栄させようと邁進してる
・日向のことは家族としての好意を持っており、光希のこともちゃんと愛している
・運命の番(日向)に出会ったときは本能によって心が惹かれるのを感じたが、秀斗の姿がないのに気づくと同時に日向に向けていた熱はすぐさま消え去った
二見(筒井) 日向
・オメガ
・28歳
・フリーランスのSE(今は育児休業中)
・人懐っこくて甘え上手
・猪突猛進なところがある
・感情豊かで少し気分の浮き沈みが激しい
・高校一年生のときに困っている自分に声をかけてくれた秀斗に一目惚れし、絶対に秀斗と結婚すると決めていた
・秀斗を迎え入れるために早めに子どもをつくろうと蒼と相談していたため、会社には勤めずにフリーランスとして仕事をしている
・蒼のことは家族としての好意を持っており、光希のこともちゃんと愛している
・運命の番(蒼)に出会ったときは本能によって心が惹かれるのを感じたが、秀斗の姿がないのに気づいた瞬間に絶望をして一時期病んでた
※他サイトにも掲載しています
ビーボーイ創作BL大賞3に応募していた作品です
君は俺の光
もものみ
BL
【オメガバースの創作BL小説です】
ヤンデレです。
受けが不憫です。
虐待、いじめ等の描写を含むので苦手な方はお気をつけください。
もともと実家で虐待まがいの扱いを受けておりそれによって暗い性格になった優月(ゆづき)はさらに学校ではいじめにあっていた。
ある日、そんなΩの優月を優秀でお金もあってイケメンのαでモテていた陽仁(はると)が学生時代にいじめから救い出し、さらに告白をしてくる。そして陽仁と仲良くなってから優月はいじめられなくなり、最終的には付き合うことにまでなってしまう。
結局関係はずるずる続き二人は同棲まですることになるが、優月は陽仁が親切心から自分を助けてくれただけなので早く解放してあげなければならないと思い悩む。離れなければ、そう思いはするものの既に優月は陽仁のことを好きになっており、離れ難く思っている。離れなければ、だけれど離れたくない…そんな思いが続くある日、優月は美女と並んで歩く陽仁を見つけてしまう。さらにここで優月にとっては衝撃的なあることが発覚する。そして、ついに優月は決意する。陽仁のもとから、離れることを―――――
明るくて優しい光属性っぽいα×自分に自信のないいじめられっ子の闇属性っぽいΩの二人が、運命をかけて追いかけっこする、謎解き要素ありのお話です。
薫る薔薇に盲目の愛を
不来方しい
BL
代々医師の家系で育った宮野蓮は、受験と親からのプレッシャーに耐えられず、ストレスから目の機能が低下し見えなくなってしまう。
目には包帯を巻かれ、外を遮断された世界にいた蓮の前に現れたのは「かずと先生」だった。
爽やかな声と暖かな気持ちで接してくれる彼に惹かれていく。勇気を出して告白した蓮だが、彼と気持ちが通じ合うことはなかった。
彼が残してくれたものを胸に秘め、蓮は大学生になった。偶然にも駅前でかずとらしき声を聞き、蓮は追いかけていく。かずとは蓮の顔を見るや驚き、目が見える人との差を突きつけられた。
うまく話せない蓮は帰り道、かずとへ文化祭の誘いをする。「必ず行くよ」とあの頃と変わらない優しさを向けるかずとに、振られた過去を引きずりながら想いを募らせていく。
色のある世界で紡いでいく、小さな暖かい恋──。
平凡ハイスペックのマイペース少年!〜王道学園風〜
ミクリ21
BL
竜城 梓という平凡な見た目のハイスペック高校生の話です。
王道学園物が元ネタで、とにかくコメディに走る物語を心掛けています!
※作者の遊び心を詰め込んだ作品になります。
※現在連載中止中で、途中までしかないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる