担任は優しい旦那様

華愁

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番外編⑥☆孫の受験

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孫たちは
見事に第一志望の
高校に入れたみたいだ。

中三と高三は
受験受験で大変だ。

私や娘たちは
推薦で入ったから
受験勉強なんて
しなくてもよかった。

だけど、
孫たちは一般入試で
受けると言って
必死で勉強していたのが
ついてこの間の様だが
五ヶ月以上も前の話しだ。

『よかったね
二人共
行きたい学校に入れて』

これもマー君のお陰だ。

仕事をしながら
孫たちの勉強も
みていたのだから。

『そうだな』

ニヤリと笑った。

『お疲れ様でした』

学生時代の様に
お辞儀をして言うと
真っ直ぐに戻された。

『敬語はやめてくれ』

げんなりした
声色で言われ
それが可笑しくて
声を出して笑った。

『あ、笑った笑った』

こんなマー君は
滅多に見られないから
また、敬語で
話してみよう。

『ご飯にしよっか』

平静を装って
キッチンへ向かい、
冷蔵庫を開けて
夕方の準備を始めた。

今日は何を作ろっかな?
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