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7章 朋
3 朋
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あの夏の宴から数日が経った昼下がりであった。
霧島は部屋の寝台に寝転がると、
「……はぁ」
と大きなため息をついた。
その原因は、目当ての大学施設がいまだ見つからないことにあった。
霧島は、大学が残っているある可能性の高いプラントとして、ある程度面積があり地下設備も豊富なところを対象としていた。しかし、そのあてがすべて外れていたのである。
つい先程まで調べていたのが、古い建物が保管されていると言われる行政プラント「かぐら」であった。
はじめに階層データから調べてみたものの、プラント地下に眠っていたのは古い銀行や神社などの歴史的な建築物ばかり。
ただ、百聞は一見に如かずということで、霧島は今日の午前中に実際に向かい実地調査をしていたのである。公に提供されていたマップリンクをダウンロードし、地下の一層一層まですみずみまで確認した。
しかし、やはりデータのとおりで大学施設は見当たらなかったのである。
――次は……どこを調べればいい?
そうして目を閉じて考えてみるも、最近行ったばかりの娯楽プラント「とこよ」や生産プラント「みずち」は、大学が残っていると考えられないくらいに施設が密である。
生産プラントの工場と無数の管を思い出しながら、霧島は頭を抱える。
――大学というと、かなりの面積がいる。すでに、取り壊されてしまったのだろうか。
確かに、だだっ広い農地や工場があった場所にあったというのなら、広さ的にも問題はない。ただ、放射能汚染の始まった「塵の時代」から、およそ三百年間このプラントは変わっていないのだ。
ここに住む人の数が増えていないことを前提とすると、これらの生産設備のほうが先にあった可能性は高い。
――それに、人類を救った偉大な研究が生まれた場所を、簡単に壊してしまうだろうか。
どこかのプラントに必ず眠っているはず――そう思った霧島がゆっくりと身体を起こした時であった。
指の小型端末が一度震え、霧島のもとにあるメッセージが届いた。
それは、浜で一緒にバーベキューをしたマユハからのものであり、「古いけど使ってね♡」ということばが添えられたマップデータであった。
霧島はそれをすぐに端末に移すと、現在のプラントの階層データと重ね合わせた。
内容は、大半が霧島がさっきまで訪れていた行政プラントの地下のものであった。しかしまじまじと見ていた霧島は、そこから外れた位置を示すデータがあることに気づいた。
「ここは……」
それは行政プラントの奥。階層データ上、なにもない虚無の上であった。
その、地図を外れた場所に既視感を感じた霧島ははっとする。
――ここは……千逸に連れて行ってもらった管理プラント「みくら」のなかではないだろうか。
そうしてしばしあのときの行動を振り返ってみると、観測室に向かうエレベーター前の空間が、妙に広々としていたことを思い出した。
霧島の背にぞわりとした感覚が走る。
それは不快なものではなくむしろ高揚感で、胸が沸き立つ。
――あそこの奥に行けば……求めているものがきっとある。
霧島の心臓が高まり始めた、その時だった。
突然、部屋の自動音声が鳴り、来客を告げたのである。
『キリシマさま。来客です』
「…………誰だ?」
「ハナズミヨウカさまでいらっしゃいます」
――花角……?珍しいな。
そう思うも、なんの違和感も感じなかった霧島は、自動音声にすぐに指示をした。
「……通してくれ」
扉が開き、普段着の飾らない花角があらわれた。
「突然ごめん」
そう言いながら手土産の果物と嗜好性飲料を差し出すので、霧島は礼を言い室内へ案内する。
「花角がここに来てくれるなんて珍しいな。……よく考えたら、人を中に入れたのが初めてだ」
そう笑いながら霧島が部屋唯一の椅子を差し出すと、花角はそこに腰掛けた。
「霧島、結局進展はあったのか?」
「ああ。俺の探している大学は、おそらく管理プラント内にあるらしい」
すると花角は疑問を浮かべながら言う。
「管理プラント?……初めて聞いたぞ。そんなところがプラント内にあるのか?」
「ああ。いまは誰からも忘れられてしまったプラントのひとつなんだが、大学が入る空間が残っているのがそこくらいなんだ。あと、最上部の観測施設との連携も考えると、ほぼ確実にあそこにあると言える」
霧島は高鳴る胸を押さえながら、花角の持ってきた飲み物の準備をしながら続けた。
「あとすこしで……すべてが思い出せるというところまでやってきた。これもすべて、花角にいろいろ助けてもらったおかげだよ――…花角?」
不意に背中に重たいものを感じた瞬間だった。
なぜか花角は椅子から立ち上がり、背から霧島を抱きしめるように腕を回していたのである。
そして、
「……いくな」
と小さい声で、霧島の肩に顔を埋めたではないか。
霧島は呆気にとられたものの、そのままの体勢で聞く。
「花角、どうした?やはり最近おかしいぞ」
すると、花角は聞いたこともないような大声を張り上げる。
「わかってる!……俺も、そう思っているさ。だけど……こらえきれないんだ。俺は……お前のことがどうやら好きらしい」
「え……」
友人からの突然の告白に、霧島は戸惑う。
ただ昔からの唯一の親友の手を、簡単に振り払うことはできなかった。しばし抱きしめられたままで花角の鼓動と熱を感じていると、不意に花角はぼそりと言った。
「俺達は……むかし、同じチームで仕事をしていたんだ。それは素体に関するもので……お前はチームリーダー、俺は外部からのオブザーバーだった。お前に呼ばれたのが、俺達のすべてのはじまりだ」
「そうだったのか……すこしも覚えていない……」
「もちろん俺もだ。ただ、あのときのお前に対する気持ちはずっと残っていたんだろうな」
「…………花角」
「俺も、最近不意に感覚が蘇って混乱していたんだ。お前に対して、これまでずっと見守りたいような、そんな親のような気持ちで近くにいたのに。最近すこしずつ変わっていくお前を見ていたら、なぜか胸が疼きはじめた」
そうして回された手に力が入る。
「……決定的になったのが、三世代目の行動履歴を見たときのことさ。女になりたいなんて思ったことのない俺が、なぜX型になったか。その理由がずっとわからなくて俺はむかしから気になっていた。しかし最近の霧島を見ていたらわかったよ。俺は……きっとお前に振り向いてもらうために、あのときX型を選んだんだ。一縷の可能性に賭けたんだろう」
「……そうなのか?」
「ああ。ただ、俺は見向きもされなかったがな。お前には本命がいたんだ。それが、あの千逸かはわからない。ただ言えることは、お前がここを出て目的の場所にたどり着いたら、必ず思い出すということだ。第一世代のときの記憶と、好きだったひとのことを」
花角の言う通り、その予感は確かに霧島にもあった。
あの場所に行けばすべて思い出せるのだろう。ただ、それはこれまでの花角との関係を大きく変えてしまう可能性も秘めていた。何も知らず、好き勝手気の向くままに連絡をし、甘えていた霧島にはもう戻れない。
――それでも、俺は……。
「花角…………離してくれ」
霧島の声が凛と響いた。そのことばに花角の腕がぴくりと動く。
「…………」
「花角っ!」
霧島が声を荒らげた二度目。霧島を捕らえていた腕の力は緩み、もう、優しく添えられただけの花角の筋肉質な腕に、霧島は優しく触れながら言う。
「俺はずっと知りたかったんだ。昔から……ずっと気になっていたんだ。なぜ俺は無意識にこの素体にこだわるのか。ずっと胸を焦がすこの痛みはなんなのか。それが、ようやくわかろうとしているんだ。だから、俺はそれを明らかにしに行くよ」
そうして振り返ると、花角は懐かしいものをみるような感慨深い表情で、
「…………そうか。わかった」
と、呟いた。
そして微笑みながら続ける。
「霧島は、もう死にたいなんて言わないんだな」
「……ああ。なぜ死にたいと思っていたか、ようやくわかったからな」
あの頃の自分は、自分が自分でなくなってまで生きていくのが嫌だったのだろう。それくらいなら、自分のままで死にたいと無意識に願っていたのだ。
――俺は、霧島至旺として生き、そして霧島至旺として死にたい。
そのために、もう一度自分と大切なひとを取り戻すのだ。
霧島は部屋の寝台に寝転がると、
「……はぁ」
と大きなため息をついた。
その原因は、目当ての大学施設がいまだ見つからないことにあった。
霧島は、大学が残っているある可能性の高いプラントとして、ある程度面積があり地下設備も豊富なところを対象としていた。しかし、そのあてがすべて外れていたのである。
つい先程まで調べていたのが、古い建物が保管されていると言われる行政プラント「かぐら」であった。
はじめに階層データから調べてみたものの、プラント地下に眠っていたのは古い銀行や神社などの歴史的な建築物ばかり。
ただ、百聞は一見に如かずということで、霧島は今日の午前中に実際に向かい実地調査をしていたのである。公に提供されていたマップリンクをダウンロードし、地下の一層一層まですみずみまで確認した。
しかし、やはりデータのとおりで大学施設は見当たらなかったのである。
――次は……どこを調べればいい?
そうして目を閉じて考えてみるも、最近行ったばかりの娯楽プラント「とこよ」や生産プラント「みずち」は、大学が残っていると考えられないくらいに施設が密である。
生産プラントの工場と無数の管を思い出しながら、霧島は頭を抱える。
――大学というと、かなりの面積がいる。すでに、取り壊されてしまったのだろうか。
確かに、だだっ広い農地や工場があった場所にあったというのなら、広さ的にも問題はない。ただ、放射能汚染の始まった「塵の時代」から、およそ三百年間このプラントは変わっていないのだ。
ここに住む人の数が増えていないことを前提とすると、これらの生産設備のほうが先にあった可能性は高い。
――それに、人類を救った偉大な研究が生まれた場所を、簡単に壊してしまうだろうか。
どこかのプラントに必ず眠っているはず――そう思った霧島がゆっくりと身体を起こした時であった。
指の小型端末が一度震え、霧島のもとにあるメッセージが届いた。
それは、浜で一緒にバーベキューをしたマユハからのものであり、「古いけど使ってね♡」ということばが添えられたマップデータであった。
霧島はそれをすぐに端末に移すと、現在のプラントの階層データと重ね合わせた。
内容は、大半が霧島がさっきまで訪れていた行政プラントの地下のものであった。しかしまじまじと見ていた霧島は、そこから外れた位置を示すデータがあることに気づいた。
「ここは……」
それは行政プラントの奥。階層データ上、なにもない虚無の上であった。
その、地図を外れた場所に既視感を感じた霧島ははっとする。
――ここは……千逸に連れて行ってもらった管理プラント「みくら」のなかではないだろうか。
そうしてしばしあのときの行動を振り返ってみると、観測室に向かうエレベーター前の空間が、妙に広々としていたことを思い出した。
霧島の背にぞわりとした感覚が走る。
それは不快なものではなくむしろ高揚感で、胸が沸き立つ。
――あそこの奥に行けば……求めているものがきっとある。
霧島の心臓が高まり始めた、その時だった。
突然、部屋の自動音声が鳴り、来客を告げたのである。
『キリシマさま。来客です』
「…………誰だ?」
「ハナズミヨウカさまでいらっしゃいます」
――花角……?珍しいな。
そう思うも、なんの違和感も感じなかった霧島は、自動音声にすぐに指示をした。
「……通してくれ」
扉が開き、普段着の飾らない花角があらわれた。
「突然ごめん」
そう言いながら手土産の果物と嗜好性飲料を差し出すので、霧島は礼を言い室内へ案内する。
「花角がここに来てくれるなんて珍しいな。……よく考えたら、人を中に入れたのが初めてだ」
そう笑いながら霧島が部屋唯一の椅子を差し出すと、花角はそこに腰掛けた。
「霧島、結局進展はあったのか?」
「ああ。俺の探している大学は、おそらく管理プラント内にあるらしい」
すると花角は疑問を浮かべながら言う。
「管理プラント?……初めて聞いたぞ。そんなところがプラント内にあるのか?」
「ああ。いまは誰からも忘れられてしまったプラントのひとつなんだが、大学が入る空間が残っているのがそこくらいなんだ。あと、最上部の観測施設との連携も考えると、ほぼ確実にあそこにあると言える」
霧島は高鳴る胸を押さえながら、花角の持ってきた飲み物の準備をしながら続けた。
「あとすこしで……すべてが思い出せるというところまでやってきた。これもすべて、花角にいろいろ助けてもらったおかげだよ――…花角?」
不意に背中に重たいものを感じた瞬間だった。
なぜか花角は椅子から立ち上がり、背から霧島を抱きしめるように腕を回していたのである。
そして、
「……いくな」
と小さい声で、霧島の肩に顔を埋めたではないか。
霧島は呆気にとられたものの、そのままの体勢で聞く。
「花角、どうした?やはり最近おかしいぞ」
すると、花角は聞いたこともないような大声を張り上げる。
「わかってる!……俺も、そう思っているさ。だけど……こらえきれないんだ。俺は……お前のことがどうやら好きらしい」
「え……」
友人からの突然の告白に、霧島は戸惑う。
ただ昔からの唯一の親友の手を、簡単に振り払うことはできなかった。しばし抱きしめられたままで花角の鼓動と熱を感じていると、不意に花角はぼそりと言った。
「俺達は……むかし、同じチームで仕事をしていたんだ。それは素体に関するもので……お前はチームリーダー、俺は外部からのオブザーバーだった。お前に呼ばれたのが、俺達のすべてのはじまりだ」
「そうだったのか……すこしも覚えていない……」
「もちろん俺もだ。ただ、あのときのお前に対する気持ちはずっと残っていたんだろうな」
「…………花角」
「俺も、最近不意に感覚が蘇って混乱していたんだ。お前に対して、これまでずっと見守りたいような、そんな親のような気持ちで近くにいたのに。最近すこしずつ変わっていくお前を見ていたら、なぜか胸が疼きはじめた」
そうして回された手に力が入る。
「……決定的になったのが、三世代目の行動履歴を見たときのことさ。女になりたいなんて思ったことのない俺が、なぜX型になったか。その理由がずっとわからなくて俺はむかしから気になっていた。しかし最近の霧島を見ていたらわかったよ。俺は……きっとお前に振り向いてもらうために、あのときX型を選んだんだ。一縷の可能性に賭けたんだろう」
「……そうなのか?」
「ああ。ただ、俺は見向きもされなかったがな。お前には本命がいたんだ。それが、あの千逸かはわからない。ただ言えることは、お前がここを出て目的の場所にたどり着いたら、必ず思い出すということだ。第一世代のときの記憶と、好きだったひとのことを」
花角の言う通り、その予感は確かに霧島にもあった。
あの場所に行けばすべて思い出せるのだろう。ただ、それはこれまでの花角との関係を大きく変えてしまう可能性も秘めていた。何も知らず、好き勝手気の向くままに連絡をし、甘えていた霧島にはもう戻れない。
――それでも、俺は……。
「花角…………離してくれ」
霧島の声が凛と響いた。そのことばに花角の腕がぴくりと動く。
「…………」
「花角っ!」
霧島が声を荒らげた二度目。霧島を捕らえていた腕の力は緩み、もう、優しく添えられただけの花角の筋肉質な腕に、霧島は優しく触れながら言う。
「俺はずっと知りたかったんだ。昔から……ずっと気になっていたんだ。なぜ俺は無意識にこの素体にこだわるのか。ずっと胸を焦がすこの痛みはなんなのか。それが、ようやくわかろうとしているんだ。だから、俺はそれを明らかにしに行くよ」
そうして振り返ると、花角は懐かしいものをみるような感慨深い表情で、
「…………そうか。わかった」
と、呟いた。
そして微笑みながら続ける。
「霧島は、もう死にたいなんて言わないんだな」
「……ああ。なぜ死にたいと思っていたか、ようやくわかったからな」
あの頃の自分は、自分が自分でなくなってまで生きていくのが嫌だったのだろう。それくらいなら、自分のままで死にたいと無意識に願っていたのだ。
――俺は、霧島至旺として生き、そして霧島至旺として死にたい。
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