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第一章
変な夢
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頭が痛い。寒くて堪らない。
駿は布団をグッと引っ張り上げて潜り込む。それでも暖かくならない。なんでこんなに寒いのだろう。
ダメだ。震えが止まらない。
駿は布団から抜け出して母のもとへ行くと「お母さん、寒いの。一緒に寝ていい」と自分の身体を抱え込み呟いた。
「寒いの。おかしいわね。そんなに冷え込んでいないと思うけど」
母は起き上がり額に手を当てた。
「すごい熱」
驚いた顔をして飛び起きて母はどこかへ行ってしまった。
すごい熱だなんて大袈裟だ。母の手が冷たいだけだ、きっと。違うのだろうか。
母はすぐに戻って来ると体温計と小児用風邪薬と水枕を手にしていた。
そんなに熱があるのだろうか。熱いんじゃなくて寒いのに。何か変だ。
ぼうっとする頭でそんなことを考えていたらその場に倒れてしまった。
***
ここはどこ。君は誰。
「ぼくだよ。昼間、会ったよね」
「あっ、四葉のクローバーをくれたっけ」
男の子は涙目になって微笑んだ。
どうしたのだろう。
あっ、頬を伝って涙が零れ落ちていく。
「ぼくのこと忘れないでね。ずっと友達だよ」
「うん」
男の子は涙を拭って満面の笑みで「よかった」と呟いた。
「またあの野原で会おうね」
「クローバーの野原のこと」
「うん、そうだよ。約束だよ」
「約束だね」
男の子は目を輝かせて頷くと「それじゃさ、今度来たらシロツメクサの花冠でも作ってあげるよ」と口にした。
「シロツメクサの花冠って……」
「白い花が咲いていたでしょ。あの花で作れるんだよ。きっと君といた女の子が喜ぶよ」
そっか。ホツマが叩いていた花のことか。駿は早苗の笑顔を思い描いて頬を緩めた。
「じゃ、また遊びに」
「ダメだ、約束しちゃダメだ」
えっ、誰。
声のしたほうへ目を向けるとそこにいたのはホツマだった。小さな猫の友達だ。
「ホツマ、おまえがしゃべったのか」
「ああ、そうだ。あの子と関わっちゃいけない」
「なんで、ホツマ」
「それはな」
「おまえ、なんだ。邪魔するな。もう約束したんだ。ずっと友達だって約束したんだ。取り消すなんてことはできない」
男の子の顔が真っ赤になって鋭い目つきになっている。
「邪魔する奴は赦さない。絶対に赦さない。赦さない、赦さない、赦さない」
どうしちゃったの。
駿は足が竦みその場に立ち尽くす。すぐそばで苦しそうな声をあげるホツマがいたがどうすることもできなかった。あの男の子、お、鬼みたい。優しそうだったのに別人だ。
ホツマが首を絞められている。どうしよう。助けなきゃ。けど無理だ。あの男の子の顔は人じゃない。本当に鬼なんじゃ。男の子の身体から黒い煙みたいなものが。
な、なにあれ。煙が手みたいになってホツマの首を絞めつけている。
ホツマが、ホツマが死んじゃう。嫌だ、そんなの嫌だ。誰か助けて。
「ね、ねぇ。や、やめて。ホツマを殺さないで。お願いだから。遊びに行くから。約束するから」
駿は懇願した。
「おやめなさい」
身体にビビンと響く声音がどこからか飛んできてハッとなる。その瞬間、ホツマの姿が消えた。
「ホツマ、ホツマ。どこ」
まさか死んじゃったの。そんなの嫌だ。
突然あたりが暗くなり何かが走り抜けた。
誰、誰なの。
そう思ってあたりに目を向けたが誰の姿も見えなかった。闇があるだけ。ただ目の端に何か白いものが見えた気がした。
「約束。絶対に守ってよ。友達だからね。忘れちゃダメだからね。ぼくの心を壊すようなことしないでね」
男の子が元の姿に戻り微笑んだ。
その笑顔がなんだか怖く感じて駿は何度も頷いた。
「あっ、そうだ。女の子は連れて来ていいけどさっきの猫は連れて来ないでね」
「えっ、なんで。ホツマも連れて行ってもいいでしょ。ホツマも友達なんだ」
男の子はキッと睨み「まあいいや。今回だけは赦してあげる。でもね、次邪魔したらどうなるかわからないよ」と語気を強めた。
駿は頷くしかできなかった。
男の子は笑みを浮かべて「ならいい」と言ったかと思ったら、突風が襲ってきて再び鬼のような形相になってしまった。
えっ、なんで。
何も言っていないのに。なんで。
男の子の視線が自分ではなく背後に向いていた。後ろに誰かいるのだろうか。まさか、ホツマが。
振り返ろうとしたが再び突風が吹き荒れて動けなくなった。
「そこのおまえは絶対について来るんじゃないぞ。おまえは信じられない。わかったか」
いったい誰に声を荒げているのだろう。ホツマではないことは今の言葉でわかる。ああ、ダメだ。風に飛ばされてしまいそうだ。そう思った瞬間、風がやんだ。
「ふん、行っちまったか。駿、おまえは性根の腐った魂とは違うよな。大丈夫だよな。待っているから。いいね。友達だよ」
そう念を押すと真っ白な霧の中へと男の子は姿を消した。消え去るときさっきの鬼の形相とは違ってもとの柔らかな笑みを浮かべていた。
いったい男の子は何者なのだろう。
***
あれ、ここは。
見覚えのある天井をじっと眺めて自分の部屋だと気づく。
いつもの布団の匂いになんとなくホッとした。いや、ホッとしたのはひんやりする枕が心地いいせいなのかもしれない。それとも枕元で寝ている子猫ホツマの匂いのせいだろうか。スヤスヤと寝息をたてて寝ている。かわいい奴だ。
駿はふと男の子のことを考えた。
あれは夢だったのだろうか。きっとそうだろう。ホツマも無事ここにいるし。
どれくらい寝ていたのだろう。もう身体の震えは感じない。
ぼんやりと天井を眺めていたら父と母の顔が覗いてきた。
「駿、大丈夫か」
父の心配そうな顔がそこにある。
「うん、大丈夫」
父は小さく息を吐くと「そうか、よかった」と笑顔になった。
母はなぜか涙目になっていた。泣かなくたっていいのに。そんな母が額に手をあててニコリとした。
「熱、下がったみたいね。本当によかった」
そうか熱出して寝込んでいたのか。
父がまた息を吐き出して「一週間も目を覚まさなくてどうなることかと思っていたんだぞ」と頭を撫でてきた。
そんなに。
話し声で目を覚ましたホツマが大欠伸をして伸びをしたかと思ったら左手でおでこをちょんと触った。
「ホツマったら、何をしているんだか」
「ホツマも心配だったんだよな。駿は大丈夫だぞ。熱も下がったみたいだしな」
駿は起き上がりホツマを抱き上げて頬擦りをした。
「あれ、駿。これはどうしたの」
えっ。
母が手にしていたのは白い花だった。確か、シロツメクサだったっけ。
なんでここに。
駿は布団をグッと引っ張り上げて潜り込む。それでも暖かくならない。なんでこんなに寒いのだろう。
ダメだ。震えが止まらない。
駿は布団から抜け出して母のもとへ行くと「お母さん、寒いの。一緒に寝ていい」と自分の身体を抱え込み呟いた。
「寒いの。おかしいわね。そんなに冷え込んでいないと思うけど」
母は起き上がり額に手を当てた。
「すごい熱」
驚いた顔をして飛び起きて母はどこかへ行ってしまった。
すごい熱だなんて大袈裟だ。母の手が冷たいだけだ、きっと。違うのだろうか。
母はすぐに戻って来ると体温計と小児用風邪薬と水枕を手にしていた。
そんなに熱があるのだろうか。熱いんじゃなくて寒いのに。何か変だ。
ぼうっとする頭でそんなことを考えていたらその場に倒れてしまった。
***
ここはどこ。君は誰。
「ぼくだよ。昼間、会ったよね」
「あっ、四葉のクローバーをくれたっけ」
男の子は涙目になって微笑んだ。
どうしたのだろう。
あっ、頬を伝って涙が零れ落ちていく。
「ぼくのこと忘れないでね。ずっと友達だよ」
「うん」
男の子は涙を拭って満面の笑みで「よかった」と呟いた。
「またあの野原で会おうね」
「クローバーの野原のこと」
「うん、そうだよ。約束だよ」
「約束だね」
男の子は目を輝かせて頷くと「それじゃさ、今度来たらシロツメクサの花冠でも作ってあげるよ」と口にした。
「シロツメクサの花冠って……」
「白い花が咲いていたでしょ。あの花で作れるんだよ。きっと君といた女の子が喜ぶよ」
そっか。ホツマが叩いていた花のことか。駿は早苗の笑顔を思い描いて頬を緩めた。
「じゃ、また遊びに」
「ダメだ、約束しちゃダメだ」
えっ、誰。
声のしたほうへ目を向けるとそこにいたのはホツマだった。小さな猫の友達だ。
「ホツマ、おまえがしゃべったのか」
「ああ、そうだ。あの子と関わっちゃいけない」
「なんで、ホツマ」
「それはな」
「おまえ、なんだ。邪魔するな。もう約束したんだ。ずっと友達だって約束したんだ。取り消すなんてことはできない」
男の子の顔が真っ赤になって鋭い目つきになっている。
「邪魔する奴は赦さない。絶対に赦さない。赦さない、赦さない、赦さない」
どうしちゃったの。
駿は足が竦みその場に立ち尽くす。すぐそばで苦しそうな声をあげるホツマがいたがどうすることもできなかった。あの男の子、お、鬼みたい。優しそうだったのに別人だ。
ホツマが首を絞められている。どうしよう。助けなきゃ。けど無理だ。あの男の子の顔は人じゃない。本当に鬼なんじゃ。男の子の身体から黒い煙みたいなものが。
な、なにあれ。煙が手みたいになってホツマの首を絞めつけている。
ホツマが、ホツマが死んじゃう。嫌だ、そんなの嫌だ。誰か助けて。
「ね、ねぇ。や、やめて。ホツマを殺さないで。お願いだから。遊びに行くから。約束するから」
駿は懇願した。
「おやめなさい」
身体にビビンと響く声音がどこからか飛んできてハッとなる。その瞬間、ホツマの姿が消えた。
「ホツマ、ホツマ。どこ」
まさか死んじゃったの。そんなの嫌だ。
突然あたりが暗くなり何かが走り抜けた。
誰、誰なの。
そう思ってあたりに目を向けたが誰の姿も見えなかった。闇があるだけ。ただ目の端に何か白いものが見えた気がした。
「約束。絶対に守ってよ。友達だからね。忘れちゃダメだからね。ぼくの心を壊すようなことしないでね」
男の子が元の姿に戻り微笑んだ。
その笑顔がなんだか怖く感じて駿は何度も頷いた。
「あっ、そうだ。女の子は連れて来ていいけどさっきの猫は連れて来ないでね」
「えっ、なんで。ホツマも連れて行ってもいいでしょ。ホツマも友達なんだ」
男の子はキッと睨み「まあいいや。今回だけは赦してあげる。でもね、次邪魔したらどうなるかわからないよ」と語気を強めた。
駿は頷くしかできなかった。
男の子は笑みを浮かべて「ならいい」と言ったかと思ったら、突風が襲ってきて再び鬼のような形相になってしまった。
えっ、なんで。
何も言っていないのに。なんで。
男の子の視線が自分ではなく背後に向いていた。後ろに誰かいるのだろうか。まさか、ホツマが。
振り返ろうとしたが再び突風が吹き荒れて動けなくなった。
「そこのおまえは絶対について来るんじゃないぞ。おまえは信じられない。わかったか」
いったい誰に声を荒げているのだろう。ホツマではないことは今の言葉でわかる。ああ、ダメだ。風に飛ばされてしまいそうだ。そう思った瞬間、風がやんだ。
「ふん、行っちまったか。駿、おまえは性根の腐った魂とは違うよな。大丈夫だよな。待っているから。いいね。友達だよ」
そう念を押すと真っ白な霧の中へと男の子は姿を消した。消え去るときさっきの鬼の形相とは違ってもとの柔らかな笑みを浮かべていた。
いったい男の子は何者なのだろう。
***
あれ、ここは。
見覚えのある天井をじっと眺めて自分の部屋だと気づく。
いつもの布団の匂いになんとなくホッとした。いや、ホッとしたのはひんやりする枕が心地いいせいなのかもしれない。それとも枕元で寝ている子猫ホツマの匂いのせいだろうか。スヤスヤと寝息をたてて寝ている。かわいい奴だ。
駿はふと男の子のことを考えた。
あれは夢だったのだろうか。きっとそうだろう。ホツマも無事ここにいるし。
どれくらい寝ていたのだろう。もう身体の震えは感じない。
ぼんやりと天井を眺めていたら父と母の顔が覗いてきた。
「駿、大丈夫か」
父の心配そうな顔がそこにある。
「うん、大丈夫」
父は小さく息を吐くと「そうか、よかった」と笑顔になった。
母はなぜか涙目になっていた。泣かなくたっていいのに。そんな母が額に手をあててニコリとした。
「熱、下がったみたいね。本当によかった」
そうか熱出して寝込んでいたのか。
父がまた息を吐き出して「一週間も目を覚まさなくてどうなることかと思っていたんだぞ」と頭を撫でてきた。
そんなに。
話し声で目を覚ましたホツマが大欠伸をして伸びをしたかと思ったら左手でおでこをちょんと触った。
「ホツマったら、何をしているんだか」
「ホツマも心配だったんだよな。駿は大丈夫だぞ。熱も下がったみたいだしな」
駿は起き上がりホツマを抱き上げて頬擦りをした。
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