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12号室 猫の川(後半)
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「あああっ、玲花ちゃんだ。どこ行くの。待ってよ、摩耶も行く」
摩耶が脇を通り過ぎて猫の川へと飛び込んでしまった。
しまった。伸ばした手は摩耶の手を掠めて猫の大群の流れに乗って行く。
「摩耶。ダメだ、こっちへ来い。早く、早く」
ああ、なんてことだ。侑真の声も虚しく響くだけ。摩耶が猫の大群の流れに呑み込まれてしまった。振り返ることもなく。
摩耶が、摩耶が死んでしまった。猫の川は死の川だ。そうに違いない。いや、そんなことはない。摩耶が死ぬはずがない。大丈夫だ、きっと。そんな想いとは裏腹に猫の流れが次から次へと目の前を通り過ぎて行く。こんなにもたくさんの猫があの世へ旅立っているのだろうか。
馬鹿な。そんなこと考えるんじゃない。摩耶が死ぬはずがないじゃないか。そんなことはさせない。絶対に、ダメだ。
摩耶を連れ戻さなくては。きっと、まだ間に合う。嘆いている暇なんてない。
意を決して侑真は摩耶を追って猫の川へ飛び込んだ。そのはずだったのだが、バチッと火花が散って衝撃が身体に走り猫の川から弾き飛ばされてしまった。気が付くとさっきいた場所の反対側に侑真は立っていた。
なぜだ。なぜ摩耶のようにこの流れに乗ることが出来ない。
侑真はもう一度試みてみた。結果は同じだった。弾き飛ばされてしまう。
「摩耶」
侑真はか細い声で呼び掛けて、猫の川の流れゆく先を見遣った。終わりだ。目の前の小さな妹を救うことさえ出来ないなんて。情けない兄だ。肩を落として蹲り笑顔の摩耶を思い出す。頬に何かが流れ落ちるのを感じた。ぽつりぽつりと地面を色濃くさせる水滴が頬を伝って落ちていく。
何も出来ないのか。小さな妹の命をなぜ奪う。どうしてこんな酷い仕打ちをする。まだ六歳だぞ。ふざけるな。心の底から憤りが突き抜けていく。猫の川を睨み付けて立ち上がると、再び歩みを進めた。身体中に針が突き刺さる痛みに眉間に皺を寄せて耐える。それでも足を止めることはしなかった。足に力を込めて押し返してくる波のような力に対抗する。このまま行け。突き進め。
だが、侑真は見えない力に押し返されて結局弾き飛ばされてしまった。
なぜ、どうして。摩耶は抵抗なく猫の川に乗れたというのに。なぜ、拒む。侑真は地面に拳を叩きつけた。何度も何度も叩きつける。
額に浮かぶ汗。どうしようもなく溢れ出す涙。拳に滲む真っ赤な血。
侑真は声を荒げた。声が枯れるまで喚き暴言を吐きまくった。そして、力尽きたように押し黙り蹲る。
どれくらい蹲っていたのだろうか。空に月が淡い光を湛えていた。目の前には猫の川が存在している。けど、明らかに違う点がそこには存在していた。
猫なのか。揺らめく尻尾が顔を撫でるように近づいて来る。侑真はゆっくりと視線を上へと向けていく。間違いなく猫だ。化け猫だ。象に匹敵するくらいの巨大化け猫が目の前に。
キラリと黄金色に輝く瞳が二つ。ニヤリと口角を上げてみつめてくる。
気が付くと目の前にあったはずの猫の川が跡形もなく消し去っていた。気づくと水の中にいた。なぜ、どうして。そんな自分をみつめる化け猫がいる。化け猫はなにか知っているのだろうか。そうは思っても尋ねることはできなかった。
目が合うと怯んでしまう威圧感が化け猫にはあったせいだ。
衝撃が強過ぎたのか腰を抜かして立ち上がることもできない。足腰に力が入らない。
まさか、あの猫の大群が合体したというのか。そんなことはない、たぶん。
バサリと再び箒のような尻尾で顔を撫でていく。化け猫は笑っているのか。馬鹿な、猫が笑うものか。けど、ほらニヤリと。
侑真はブルッと身体を震わせて生唾を呑み込んだ。
纏わりついてくる化け猫の尻尾。馬鹿にしているのかとも思える表情にイラッとくる。それでも尻尾は顔を撫でる。尻尾の毛が口の中に入り込み軽くえずいてしまった。
「おまえはこちらの世界の住人になった。行くぞ」
猫が、しゃべった。
これは本当に現実なのか。
動くこともままならないはずなのに、急に身体が軽くなった。
あれ、浮いている。と思ったら、化け猫の尻尾で身体を巻き取られていた。
えっ、食べられてしまうのか。そんなことって。
「食べるわけがないだろう。連れて行くだけだ」
化け猫の背中に乗せられた。そう思った瞬間に景色が一変する。
花畑だ。
ここって。
侑真の頭の中にひとつだけある考えが浮かんだ。『天国』という文字だ。
そうか、化け猫は摩耶を救う手助けをしてくれるってことだな。といいように解釈してあたり一面咲き誇っている花々へと目を向けた。どこかに摩耶がいるはずだ。
化け猫の背中から飛び降りて「摩耶」と叫ぶ。
返事はない。それでも、何度も摩耶の名前を呼び続けた。絶対にみつけて連れ戻してやる。
「おい、ここにはその摩耶という者はいないぞ」
「なに? どいうことだ」
「わかっているのか、ここはあの世の入り口だ。おまえの居場所だ。摩耶という者の居場所ではない」
そ、それって。血の気が引くようだった。
「ほら、さっさとあの世の門を潜って行け」
そう話すと化け猫は花畑を飛び跳ねるようにして駆け去ってしまった。
ここは自分がいるべき場所、なのか。
侑真はふと自分の身体に目を向けた。実態はある。けど、あの化け猫の話が真実だとしたら。死んだのは摩耶ではなく……。
嘘だ、嘘だ、嘘だ。信じないぞ、そんなこと。
ふと侑真は両手を見遣った。握ったり開いたりして手の感触を確認した。感覚はある。ただ握り拳には血が滲んではいなかった。本当に死んでしまったのか。なら、あの猫の川はなんだというのだろう。
摩耶は……。
行き着く答えはひとつしかない。
摩耶は生きている。あの猫の川は死への道ではなく生への道だったのかもしれない。
理由はわからないが、死の淵へ立たされていたのだろう。あの猫たちは生まれ行く猫たちだったに違いない。
摩耶の前に現れた玲花という女の子。あの子は摩耶を連れて行ってくれたのだろう。生きる運命だったのだろう。
ならあの時見た祖母は……。
そういうことか。あのときの光景を思い出し納得した。
ほら、あの世の入り口で手招きしている祖母がいるじゃないか。
摩耶が生きているというのなら救われた気分だ。けど、妙に疼く胸の内がある。この胸のモヤモヤはなんだろう。スッキリしない。
なぜ、どうしてあの世なんかに。なぜ、死ななきゃいけなかったのか。
侑真は嘆息を漏らして、あの世の門へと歩みを進める。これも人生か。運命なのか。
***
「お兄ちゃん、おかえり」
「ただいま」
摩耶の頭を撫でて「良い子にしているか。お母さんを困らせていないか」と問い掛けた。
「摩耶、良い子にしているよ。偉いでしょ」
「ああ、偉いな」
「ねぇ、ねぇ、天国ってどんなところ」
「天国かぁ。そうだな、いつも春みたいなところかな」
「摩耶も行ってみたいな」
「摩耶はダメだよ。来ちゃいけないよ」
「そんな、お兄ちゃんだけずるい。いじわるなんだから」
摩耶は頬を膨らませていた。
「ごめんな。こればっかりはお兄ちゃんの力じゃ無理なんだ。いつかは来られるからさ。その代わり、今日はいっぱい遊ぼう」
そう話すと摩耶はニコリとして「うん、じゃなくて、はい」と手を引っ張るようにして近所の公園に走り出した。
きっとまわりの人は不審がるだろうな。幽霊の自分が見えるのは、摩耶を含めて木之内家だけだろうから。霊感強い人がいたら別だろうけど。
死の宣告を受けたときは気持ちが沈んでしまったけど、こうやって遊びに来られるのなら幽霊もいいものかもしれない。いろんな世間の柵を感じずに済むのだから。
そう考えれば、木之内家の人間でよかった。
ときどき、摩耶に会いに遊びに来てあげよう。笑顔になれるように。
「お兄ちゃん」
「んっ、どうした?」
「ありがとうね。摩耶と玲花ちゃんを助けてくれて」
侑真は笑みを返して摩耶の頭を撫でた。
「くすぐったいよ」
「摩耶、あの池のそばは危ないから行くときは注意するんだぞ」
「うん、じゃなくて、はい」
この笑顔だ。まさか死んでも摩耶の笑顔に出会えるとは思わなかったな。
摩耶が脇を通り過ぎて猫の川へと飛び込んでしまった。
しまった。伸ばした手は摩耶の手を掠めて猫の大群の流れに乗って行く。
「摩耶。ダメだ、こっちへ来い。早く、早く」
ああ、なんてことだ。侑真の声も虚しく響くだけ。摩耶が猫の大群の流れに呑み込まれてしまった。振り返ることもなく。
摩耶が、摩耶が死んでしまった。猫の川は死の川だ。そうに違いない。いや、そんなことはない。摩耶が死ぬはずがない。大丈夫だ、きっと。そんな想いとは裏腹に猫の流れが次から次へと目の前を通り過ぎて行く。こんなにもたくさんの猫があの世へ旅立っているのだろうか。
馬鹿な。そんなこと考えるんじゃない。摩耶が死ぬはずがないじゃないか。そんなことはさせない。絶対に、ダメだ。
摩耶を連れ戻さなくては。きっと、まだ間に合う。嘆いている暇なんてない。
意を決して侑真は摩耶を追って猫の川へ飛び込んだ。そのはずだったのだが、バチッと火花が散って衝撃が身体に走り猫の川から弾き飛ばされてしまった。気が付くとさっきいた場所の反対側に侑真は立っていた。
なぜだ。なぜ摩耶のようにこの流れに乗ることが出来ない。
侑真はもう一度試みてみた。結果は同じだった。弾き飛ばされてしまう。
「摩耶」
侑真はか細い声で呼び掛けて、猫の川の流れゆく先を見遣った。終わりだ。目の前の小さな妹を救うことさえ出来ないなんて。情けない兄だ。肩を落として蹲り笑顔の摩耶を思い出す。頬に何かが流れ落ちるのを感じた。ぽつりぽつりと地面を色濃くさせる水滴が頬を伝って落ちていく。
何も出来ないのか。小さな妹の命をなぜ奪う。どうしてこんな酷い仕打ちをする。まだ六歳だぞ。ふざけるな。心の底から憤りが突き抜けていく。猫の川を睨み付けて立ち上がると、再び歩みを進めた。身体中に針が突き刺さる痛みに眉間に皺を寄せて耐える。それでも足を止めることはしなかった。足に力を込めて押し返してくる波のような力に対抗する。このまま行け。突き進め。
だが、侑真は見えない力に押し返されて結局弾き飛ばされてしまった。
なぜ、どうして。摩耶は抵抗なく猫の川に乗れたというのに。なぜ、拒む。侑真は地面に拳を叩きつけた。何度も何度も叩きつける。
額に浮かぶ汗。どうしようもなく溢れ出す涙。拳に滲む真っ赤な血。
侑真は声を荒げた。声が枯れるまで喚き暴言を吐きまくった。そして、力尽きたように押し黙り蹲る。
どれくらい蹲っていたのだろうか。空に月が淡い光を湛えていた。目の前には猫の川が存在している。けど、明らかに違う点がそこには存在していた。
猫なのか。揺らめく尻尾が顔を撫でるように近づいて来る。侑真はゆっくりと視線を上へと向けていく。間違いなく猫だ。化け猫だ。象に匹敵するくらいの巨大化け猫が目の前に。
キラリと黄金色に輝く瞳が二つ。ニヤリと口角を上げてみつめてくる。
気が付くと目の前にあったはずの猫の川が跡形もなく消し去っていた。気づくと水の中にいた。なぜ、どうして。そんな自分をみつめる化け猫がいる。化け猫はなにか知っているのだろうか。そうは思っても尋ねることはできなかった。
目が合うと怯んでしまう威圧感が化け猫にはあったせいだ。
衝撃が強過ぎたのか腰を抜かして立ち上がることもできない。足腰に力が入らない。
まさか、あの猫の大群が合体したというのか。そんなことはない、たぶん。
バサリと再び箒のような尻尾で顔を撫でていく。化け猫は笑っているのか。馬鹿な、猫が笑うものか。けど、ほらニヤリと。
侑真はブルッと身体を震わせて生唾を呑み込んだ。
纏わりついてくる化け猫の尻尾。馬鹿にしているのかとも思える表情にイラッとくる。それでも尻尾は顔を撫でる。尻尾の毛が口の中に入り込み軽くえずいてしまった。
「おまえはこちらの世界の住人になった。行くぞ」
猫が、しゃべった。
これは本当に現実なのか。
動くこともままならないはずなのに、急に身体が軽くなった。
あれ、浮いている。と思ったら、化け猫の尻尾で身体を巻き取られていた。
えっ、食べられてしまうのか。そんなことって。
「食べるわけがないだろう。連れて行くだけだ」
化け猫の背中に乗せられた。そう思った瞬間に景色が一変する。
花畑だ。
ここって。
侑真の頭の中にひとつだけある考えが浮かんだ。『天国』という文字だ。
そうか、化け猫は摩耶を救う手助けをしてくれるってことだな。といいように解釈してあたり一面咲き誇っている花々へと目を向けた。どこかに摩耶がいるはずだ。
化け猫の背中から飛び降りて「摩耶」と叫ぶ。
返事はない。それでも、何度も摩耶の名前を呼び続けた。絶対にみつけて連れ戻してやる。
「おい、ここにはその摩耶という者はいないぞ」
「なに? どいうことだ」
「わかっているのか、ここはあの世の入り口だ。おまえの居場所だ。摩耶という者の居場所ではない」
そ、それって。血の気が引くようだった。
「ほら、さっさとあの世の門を潜って行け」
そう話すと化け猫は花畑を飛び跳ねるようにして駆け去ってしまった。
ここは自分がいるべき場所、なのか。
侑真はふと自分の身体に目を向けた。実態はある。けど、あの化け猫の話が真実だとしたら。死んだのは摩耶ではなく……。
嘘だ、嘘だ、嘘だ。信じないぞ、そんなこと。
ふと侑真は両手を見遣った。握ったり開いたりして手の感触を確認した。感覚はある。ただ握り拳には血が滲んではいなかった。本当に死んでしまったのか。なら、あの猫の川はなんだというのだろう。
摩耶は……。
行き着く答えはひとつしかない。
摩耶は生きている。あの猫の川は死への道ではなく生への道だったのかもしれない。
理由はわからないが、死の淵へ立たされていたのだろう。あの猫たちは生まれ行く猫たちだったに違いない。
摩耶の前に現れた玲花という女の子。あの子は摩耶を連れて行ってくれたのだろう。生きる運命だったのだろう。
ならあの時見た祖母は……。
そういうことか。あのときの光景を思い出し納得した。
ほら、あの世の入り口で手招きしている祖母がいるじゃないか。
摩耶が生きているというのなら救われた気分だ。けど、妙に疼く胸の内がある。この胸のモヤモヤはなんだろう。スッキリしない。
なぜ、どうしてあの世なんかに。なぜ、死ななきゃいけなかったのか。
侑真は嘆息を漏らして、あの世の門へと歩みを進める。これも人生か。運命なのか。
***
「お兄ちゃん、おかえり」
「ただいま」
摩耶の頭を撫でて「良い子にしているか。お母さんを困らせていないか」と問い掛けた。
「摩耶、良い子にしているよ。偉いでしょ」
「ああ、偉いな」
「ねぇ、ねぇ、天国ってどんなところ」
「天国かぁ。そうだな、いつも春みたいなところかな」
「摩耶も行ってみたいな」
「摩耶はダメだよ。来ちゃいけないよ」
「そんな、お兄ちゃんだけずるい。いじわるなんだから」
摩耶は頬を膨らませていた。
「ごめんな。こればっかりはお兄ちゃんの力じゃ無理なんだ。いつかは来られるからさ。その代わり、今日はいっぱい遊ぼう」
そう話すと摩耶はニコリとして「うん、じゃなくて、はい」と手を引っ張るようにして近所の公園に走り出した。
きっとまわりの人は不審がるだろうな。幽霊の自分が見えるのは、摩耶を含めて木之内家だけだろうから。霊感強い人がいたら別だろうけど。
死の宣告を受けたときは気持ちが沈んでしまったけど、こうやって遊びに来られるのなら幽霊もいいものかもしれない。いろんな世間の柵を感じずに済むのだから。
そう考えれば、木之内家の人間でよかった。
ときどき、摩耶に会いに遊びに来てあげよう。笑顔になれるように。
「お兄ちゃん」
「んっ、どうした?」
「ありがとうね。摩耶と玲花ちゃんを助けてくれて」
侑真は笑みを返して摩耶の頭を撫でた。
「くすぐったいよ」
「摩耶、あの池のそばは危ないから行くときは注意するんだぞ」
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