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じーっとみつめるその先は
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あなたが思い描く幽霊ってどんな感じ?
世代によって違うのだろうか。それこそ、四谷怪談に出てくるような幽霊を思い浮かべる人もいれば、ホラー映画の貞子を思い描く人もいるのだろう。正直どっちも怖い。
幽霊を実際に見たことがあるって人はどれくらいいるのだろうか。
そもそも、本当にいるのか。見えるって人がいるからいるのかもしれない。見えない私にはわからないことだけど、それでもいるような気がする。幽霊と言ってもみんながみんな悪霊じゃない。きっと見守ってくれている幽霊もいるはず。守護霊って言葉があるくらいだからね。
幽霊もきっと、生きている人と同じじゃないかと思う。悪い人もいればいい人もいる。ならば、悪い幽霊もいえればいい幽霊もいる。そうでしょ。
いったい私は何を語っているのだろう。まあ、私の与太話に付き合ってもらおう。
んっ、これ与太話なのか。出鱈目で、つまらない話なのか。
違うと信じたい。
「つまんないから、読むのやめたとか言わないで」
なんてことを呟いてみる。おっと、また話が逸れた。では、続きを。
幽霊は本当に存在するのだろうか。わからない。それが答えだ。けど、亡くなった人はあの世へ行くはず。実際に行ったことがないからわからないけど。生まれ変わっているとしたら行ったことがあるはずだが、記憶にはない。
そもそも『あの世』が存在するのかも疑問だ。けど、あったほうが楽しい気がする。死んでもあの世で楽しく暮らせると思えば少しは『死』が怖くなくなる。そう思わないかい。
どこで聞いたのか覚えていないが、あの世は異世界だという話もある。この世では亡くなっているが別世界で生きているなんて話がある。
それこそ、与太話だろう。けど、そうだったら面白い。
あの世とはこの世と並行に存在するパラレルワールドの一つ。もしかしたら、四次元の世界という可能性も。そう考えると、その四次元の世界から今いる現実世界を覗きに来た人がいて、その人を見てしまった人がいるとしたら、どうだろう。
それが幽霊。
そう考えたら、楽しくはないだろうか。いや、怖いだろうか。
亡くなった親や祖父母が気になって様子を窺っていたとしたら。向こうの世界が四次元の世界だとしたら出来るのだろう。こっちから向こう側は一部分しか見ることができないから、はっきりしない。いるはずのない人がいる。それが幽霊。
亡くなった人が本当に四次元の異世界へ行ったとしたらの話だ。あくまでも仮定の話だ。
私の妄想に付き合ってくれているみなさんに感謝。
本当だったら、面白いのにね。これを証明することは私にはできない。けど、四次元の世界に亡くなった人がいたとしたら、幽霊に足がないとか頭だけが浮かんでいたとかありえるのではないだろうか。三次元の世界からは四次元の世界の一部しか見ることしかできないはずだからね。
まあ、あまり難しいことはわからない。
そうそう、たまに猫が何もないところを見ているなんてことある。まさか、幽霊がいる。なんて思うこともある。そういうところは動物のほうが鋭い感覚を持っているから、なくはない。それこそ、四次元の世界から覗き込む誰かがいるのかもしれない。
じーっと一点をみつめる猫。その顔つきは真剣そのもの。
鳥肌ものだ。
「もう、なにを見ているんだよ」
なんて猫の頭を撫でて誤魔化す私。私を通り越して背後をみつめていたら、正直ゾッとしてしまう。後ろを振り返るのが怖くなってしまう。そこは妙に明るい声を出してその事実を打ち消すしかない。
もちろん、振り返ったところでそこにはなにもない。幽霊が「どうも」なんてお辞儀をすることもない。そんなことあってほしくない。待てよ、挨拶をしてくる幽霊だったら怖くはないのだろうか。
いや、やっぱり怖い。
猫もそういう存在がいたら、怖いと思うのだろうか。どうだろう。思い返してみたが、怖いという素振りをしているようには見えない。
猫を飼ったことがある人はじっと一点をみつめる猫を目撃したなんて経験することはあると思う。
そのときは、やっぱり怖いよね。
でもね、よく猫の視線の先を追って見てみよう。
小さな虫がそこにいることがあるから。幽霊ではなく、虫だ。
全部が全部、そうだとは限らないけど、「なんだ虫か」とホッと胸を撫で下ろすことだろう。
「もう脅かすなよ」
なんて声をかけて猫を撫で回す。猫は猫でなんだよと思うだろうけど。やり過ぎると猫の爪が手に突き刺さるので要注意。
そのときの猫の顔は「おまえが悪いんだぞ」になっているだろうか。いやいや、「なにするんだよ。やめろボケ」と怒っているだろうか。それとも楽しんで遊んでいるつもりになっているだろうか。
そう思っていたら、またしても猫の視線が一点に。
おい、おい、やめてくれ。また虫だよな。そう思いたいが虫の存在を確認できないときもある。
もしかしたら、そのときはそこに四次元空間の扉が開き見えない誰かが覗き込んでいるかもしれないね。
世代によって違うのだろうか。それこそ、四谷怪談に出てくるような幽霊を思い浮かべる人もいれば、ホラー映画の貞子を思い描く人もいるのだろう。正直どっちも怖い。
幽霊を実際に見たことがあるって人はどれくらいいるのだろうか。
そもそも、本当にいるのか。見えるって人がいるからいるのかもしれない。見えない私にはわからないことだけど、それでもいるような気がする。幽霊と言ってもみんながみんな悪霊じゃない。きっと見守ってくれている幽霊もいるはず。守護霊って言葉があるくらいだからね。
幽霊もきっと、生きている人と同じじゃないかと思う。悪い人もいればいい人もいる。ならば、悪い幽霊もいえればいい幽霊もいる。そうでしょ。
いったい私は何を語っているのだろう。まあ、私の与太話に付き合ってもらおう。
んっ、これ与太話なのか。出鱈目で、つまらない話なのか。
違うと信じたい。
「つまんないから、読むのやめたとか言わないで」
なんてことを呟いてみる。おっと、また話が逸れた。では、続きを。
幽霊は本当に存在するのだろうか。わからない。それが答えだ。けど、亡くなった人はあの世へ行くはず。実際に行ったことがないからわからないけど。生まれ変わっているとしたら行ったことがあるはずだが、記憶にはない。
そもそも『あの世』が存在するのかも疑問だ。けど、あったほうが楽しい気がする。死んでもあの世で楽しく暮らせると思えば少しは『死』が怖くなくなる。そう思わないかい。
どこで聞いたのか覚えていないが、あの世は異世界だという話もある。この世では亡くなっているが別世界で生きているなんて話がある。
それこそ、与太話だろう。けど、そうだったら面白い。
あの世とはこの世と並行に存在するパラレルワールドの一つ。もしかしたら、四次元の世界という可能性も。そう考えると、その四次元の世界から今いる現実世界を覗きに来た人がいて、その人を見てしまった人がいるとしたら、どうだろう。
それが幽霊。
そう考えたら、楽しくはないだろうか。いや、怖いだろうか。
亡くなった親や祖父母が気になって様子を窺っていたとしたら。向こうの世界が四次元の世界だとしたら出来るのだろう。こっちから向こう側は一部分しか見ることができないから、はっきりしない。いるはずのない人がいる。それが幽霊。
亡くなった人が本当に四次元の異世界へ行ったとしたらの話だ。あくまでも仮定の話だ。
私の妄想に付き合ってくれているみなさんに感謝。
本当だったら、面白いのにね。これを証明することは私にはできない。けど、四次元の世界に亡くなった人がいたとしたら、幽霊に足がないとか頭だけが浮かんでいたとかありえるのではないだろうか。三次元の世界からは四次元の世界の一部しか見ることしかできないはずだからね。
まあ、あまり難しいことはわからない。
そうそう、たまに猫が何もないところを見ているなんてことある。まさか、幽霊がいる。なんて思うこともある。そういうところは動物のほうが鋭い感覚を持っているから、なくはない。それこそ、四次元の世界から覗き込む誰かがいるのかもしれない。
じーっと一点をみつめる猫。その顔つきは真剣そのもの。
鳥肌ものだ。
「もう、なにを見ているんだよ」
なんて猫の頭を撫でて誤魔化す私。私を通り越して背後をみつめていたら、正直ゾッとしてしまう。後ろを振り返るのが怖くなってしまう。そこは妙に明るい声を出してその事実を打ち消すしかない。
もちろん、振り返ったところでそこにはなにもない。幽霊が「どうも」なんてお辞儀をすることもない。そんなことあってほしくない。待てよ、挨拶をしてくる幽霊だったら怖くはないのだろうか。
いや、やっぱり怖い。
猫もそういう存在がいたら、怖いと思うのだろうか。どうだろう。思い返してみたが、怖いという素振りをしているようには見えない。
猫を飼ったことがある人はじっと一点をみつめる猫を目撃したなんて経験することはあると思う。
そのときは、やっぱり怖いよね。
でもね、よく猫の視線の先を追って見てみよう。
小さな虫がそこにいることがあるから。幽霊ではなく、虫だ。
全部が全部、そうだとは限らないけど、「なんだ虫か」とホッと胸を撫で下ろすことだろう。
「もう脅かすなよ」
なんて声をかけて猫を撫で回す。猫は猫でなんだよと思うだろうけど。やり過ぎると猫の爪が手に突き刺さるので要注意。
そのときの猫の顔は「おまえが悪いんだぞ」になっているだろうか。いやいや、「なにするんだよ。やめろボケ」と怒っているだろうか。それとも楽しんで遊んでいるつもりになっているだろうか。
そう思っていたら、またしても猫の視線が一点に。
おい、おい、やめてくれ。また虫だよな。そう思いたいが虫の存在を確認できないときもある。
もしかしたら、そのときはそこに四次元空間の扉が開き見えない誰かが覗き込んでいるかもしれないね。
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