5 / 15
おばあちゃんとリンちゃん(5)
しおりを挟む
豆鬼様にお願いしなきゃ。
どうしよう。カラスがいるから怖い。なんで、豆鬼様のところにカラスがいるの。やっぱり鬼だから。本当に神様なのかな。
「おばあちゃん、あのカラス。なんかイヤだ。追っ払おうよ」
「リンちゃん、大丈夫だよ。あのカラスは神様の使いなんだよ」
「神様の使いってなに」
「うーん、それはね。神様のお手伝いをしてくれるカラスってことだね」
「ふーん、そうなんだ。それじゃ、リンがおばあちゃんのお手伝いしたらリンはおばあちゃんの使いなの」
「それはちょっと違うね」
おばあちゃんはしわくちゃな顔をして笑った。
違うのか。よくわからない。
「なんていったらいいのかねぇ。難しいね。神様をお守りしているっていうのかもしれないね」
「守っているんだ。じゃ、リンちゃんもおばあちゃんを守る」
「おお、そうかい、そうかい。うれしいね。リンちゃん、ありがとうね」
リンはてれくさくなって頭をかいた。
どうしよう。カラスがいるから怖い。なんで、豆鬼様のところにカラスがいるの。やっぱり鬼だから。本当に神様なのかな。
「おばあちゃん、あのカラス。なんかイヤだ。追っ払おうよ」
「リンちゃん、大丈夫だよ。あのカラスは神様の使いなんだよ」
「神様の使いってなに」
「うーん、それはね。神様のお手伝いをしてくれるカラスってことだね」
「ふーん、そうなんだ。それじゃ、リンがおばあちゃんのお手伝いしたらリンはおばあちゃんの使いなの」
「それはちょっと違うね」
おばあちゃんはしわくちゃな顔をして笑った。
違うのか。よくわからない。
「なんていったらいいのかねぇ。難しいね。神様をお守りしているっていうのかもしれないね」
「守っているんだ。じゃ、リンちゃんもおばあちゃんを守る」
「おお、そうかい、そうかい。うれしいね。リンちゃん、ありがとうね」
リンはてれくさくなって頭をかいた。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
猫神学園 ~おちこぼれだって猫神様になれる~
景綱
児童書・童話
「お母さん、どこへ行っちゃったの」
ひとりぼっちになってしまった子猫の心寧(ここね)。
そんなときに出会った黒白猫のムムタ。そして、猫神様の園音。
この出会いがきっかけで猫神様になろうと決意する。
心寧は猫神様になるため、猫神学園に入学することに。
そこで出会った先生と生徒たち。
一年いわし組担任・マネキ先生。
生徒は、サバトラ猫の心寧、黒猫のノワール、サビ猫のミヤビ、ロシアンブルーのムサシ、ブチ猫のマル、ラグドールのルナ、キジトラのコマチ、キジ白のサクラ、サバ白のワサビ、茶白のココの十人。
(猫だから十匹というべきだけどここは、十人ということで)
はたしてダメダメな心寧は猫神様になることができるのか。
(挿絵もあります!!)
大人の絵本・おじさま
矢野 零時
絵本
大人の絵本ずきの人たちのために、少し残酷で悲しい話を書いてみました。
もちろん、子供である、あなたが読まれても、楽しんでいただけると思います。
話の内容ですか、それはお読みになってください。
チャロアと99人の魔法使い
雪村みおり
絵本
大人になると魔法が消えてしまう町で起きた、クリスマスの奇跡の物語。
古くから魔法使いたちが暮らす、魔法の町「モルガナ」。
いつからか、大人になると魔法を使えなくなる者が現れ始め、今では子どもしか魔法を使えない世界になってしまった。
希望を失い、元気のない人々。光のない町。
そんな中で、7才のチャロアは笑う。
「ぼくの夢は、サンタクロースさんみたいな魔法使いになることなんだ」
町の人々は「なれるはずがない」と言うが……。
※表紙は、ぱくたそ様のフリー画像をお借りし文字入れをしています。
イケメン男子とドキドキ同居!? ~ぽっちゃりさんの学園リデビュー計画~
友野紅子
児童書・童話
ぽっちゃりヒロインがイケメン男子と同居しながらダイエットして綺麗になって、学園リデビューと恋、さらには将来の夢までゲットする成長の物語。
全編通し、基本的にドタバタのラブコメディ。時々、シリアス。
忌子
関谷俊博
絵本
お水をください…いい子にしますから、わがまま言いませんから、どうかお水をください…ごめんなさい…そうです…ぼくは嫌な子です…あの、哀れっぽい目つきって何ですか…ごめんなさい…ちゃんとなおしますから、ぶたないでください…ぶたないでください…あ、それタバコですね…どうするんですか…あ、あ、あ、ゆるしてください…ゆるしてください…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる