FIGHT AGAINST FATE !

薄荷雨

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Ride or Die

5・晩餐

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 翌日、月曜日。花園高校は授業も終わった放課後のことであった。
 職員室で雑務をこなしていた榊のもとに、一人の女性が訪ねてきたのだ。池占辰需の側に侍っていた人である。
 彼女は、突然お伺いいたしまして申し訳ございませんと改まり、
「覇々木湖遥こはると申します」
 と名乗った。
 自分によく似た青年、覇々木龍正と同じ苗字。確かに武道家のような体幹のブレの無さや、身のこなしの隙の無さには共通のものがある。同じ訓練を受けた兄妹か、姉弟なのかもしれない。
 彼女、湖遥は池占の使いで来たという。
「会食の席を設けましてございます。是非とも榊様にお越しいただきたいと」
 席を設けたい、のではなく既に設けてあるというのだから断りづらい。
「すみません、念の為お聞きしたいのですが、支払いについては……」
 後から高額な飲食代を請求されても困る。
「全て池占の方で持ちますので、ご心配なさらないでください」
 という湖遥の言葉を信じて、榊は会食に行くことにした。
 来客用の駐車場には白いセダンが一台止まっている。湖遥は送迎をするつもりであったようだが、
「自分の車で移動するわけにはいかないでしょうか。後追いでついていきますので」
 と榊がやんわり断るのに、
「あ、そうですよね」
 と応えた。それは日常の中で交わされるようなありきたりな口調、態度であった。
 榊は彼女に対して、俗世こちら側の人間だという仲間意識が芽生えた。勤め人の連帯感とでもいおうか。職場にアポなしでやって来たのも、おおかた雇い主である池占の指示なのだろう。そう思えば彼女の仕事に協力したくもなる。
「ではいったん私のアパートまで二台で行って、私がそちらの車に乗せてもらうというのはどうでしょうか」
 という榊の提案に湖遥は、ありがとう存じます、と謝意を述べたのであった。

 場所は昨日と同じ、雪城地区の〔ホテル白峰荘〕。
 湖遥に案内された榊は和室に通された。表の池泉庭園とは趣向のことなる、小さな坪庭が望める。
 和室での会食といっても、席はテーブルと椅子で用意されていた。
 池占辰需は先に席についていた。やはり女性物の着物姿であったが、昨日よりも色柄が多く華やかな印象を受ける。
 榊があらわれると子供のような高い声で、
嗚呼ああ、お兄様」
 会いたかった!と喜色を露わにする。
 血縁上の弟とはいえ「お兄様」呼びは控えて欲しい榊であったが、氷川曰く、彼は特殊な家庭環境で育ったそうだ。これが彼の普通であって、こちらの普通とは違う。とりあえずその呼称を受け入れておくことにした。
 いざ食事が始まると池占は料理にほとんど手をつけず、とろけたような視線で榊を見つめるばかりであった。
 また、時おり深呼吸して空気を堪能するような様子もみせた。食事は味付けも香りも薄い精進料理のようなもので、そんなに美味そうな匂いがしているかな?と榊は疑問に思ったが、池占はΩなのだ。
 βに比べてαとΩは嗅覚が鋭い。そのため、わずかな香りでも楽しむことができるのだろう。風味と香りの薄さも、Ωの彼に配慮して作られているのかもしれない。
 池占は榊を呼び出した割には、全然話さない。榊は口にものを含みながら喋るのは苦手なので、そこは幸いではあるけれど。相手の前でただ黙々と食べるだけというのも気まずいものだ。
 榊とて相手が自分と同じ一般庶民であるならそれなりに世間話をし、仕事や趣味の話題を振ったり振られたりもできるのだが、何しろ相手は占い師の天眼様だ。その天眼様が何かすらもよく分からない。
 氷川は榊に、池占に余計なことを教えるなという。裏を返せば、余計なことを質問するなということでもあろう。なのでこちらのことを話すのも、池占から聞き出すのも躊躇われる。
 もうじき梅雨入りの時期でしょうかね、などと無難なことを言ってみたりしたが、話は広がらなかった。
 会食中にニ度、池占は赤い液体を口にした。
 それはホテルの従業員ではなく、湖遥によって池占にのみ提供された。ゴブレットに注がれたそれを、彼は澄まし顔で飲み干す。
 のろり、とガラスの表面を伝う液体の色合いと粘度はまるで、血のようであった。
 榊はこれをホラー映画の一場面のように薄気味悪く感じたが、仮にそうだとしても血液を利用した食材や料理だってあるじゃないか、と思い直す。
 ブラッドソーセージは牛や豚の血液を使うし、古来マタギは滋養強壮のために熊の血を飲んだともいう。生まれつき身体の弱い家系の池占が、薬のように動物の血を服用していたとしてもおかしくはない。努めてそう納得した。

 食事が済み、帰り際にそれは起きた。
 席を立った榊に、池占が吸い付くように身を寄せた。胸に飛び込むようにしてと抱き付いてきたのだ。
 これに榊は驚いたものの、またこちらの気配に当てられた池占が体調を崩したかと心配したのだ。側に控えていた湖遥も同様で、素早く支えるように腕を伸ばす。
 だが池占は白桃のような丸い頬を紅色に染め、
「んんぅ」
 と喉から甘ったれた音を出し、小さな鼻をワイシャツに押し当て匂いを嗅ぐ。
 体調不良ではないと瞬時に悟った榊は、
「やめて下さい」
 と冷静に注意をし、湖遥の方へ押しやるようにする。
 榊は血縁者に色気を出されたことに腹立たしさを覚えた。いくら性欲の強いΩとはいえ、男なら兄でも見境がないのかと。
 そういえば大学時代にも、「ボクのカラダ好きにしていいよ」と妙なΩに迫られたっけな、と嫌な記憶までもが蘇る。
「覇々木さん、私はタクシーで帰りますので」
 些か無愛想に暇を告げた榊は、足早に主室を後にした。
 靴を履いて前室に出た直ぐのところで、ばったりと覇々木龍正に出会でくわす。
 彼は昨日と比べて顔色が良くなかった。自分と似た容貌なだけに、この青年も池占にことをされているのじゃあるまいな?と邪な疑念が生じる。
 龍正は即座に客人である榊に道を譲り、一礼したまま見送った。
 廊下に出た榊の後を追ってきたのは湖遥こはるだ。
「榊様、お送りいたします」
 誰の呼びかけも無視したいほど苛立ちを抱えていた榊であったが、池占への嫌悪を彼女にぶつけるのは筋違いだと分かっている。
「先ほどは申し訳ありません、池占が失礼なことを……」
「いえ、少し驚いただけで」
「あのようなことは初めてなもので、咄嗟に止められませんでした」
「どうかお気になさらないでください。私もああしたことにはどうも、慣れなくて」
 こうした湖遥とのわずかなやり取りで気分が落ち着いてみれば、池占への接し方は大人気おとなげなかったな、と今さら恥ずかしくなる。世俗に染まらぬ、ある意味純粋なあの弟に対して、もっと紳士的なあしらい方があったかもしれない。

 ホテルの支配人に見送られ、滑るように車を発進させた湖遥は、
「帰りにどこか、お寄りになる予定などございませんか」
 と尋ねる。
 榊は当初、タクシーで帰る途中にコンビニに寄ってもらい、味の濃い菓子でも買うつもりだったのだ。コーヒーも飲みたい。
「ではお手数ですが、コンビニに寄ってもらえませんか」
 頼む榊に、承知しましたと答えた湖遥は、花園地区に入ったところで広い駐車場のコンビニへ入ったのだった。そこは以前、映画の帰りに良太と立ち寄った店舗だ。
 買い物を済ませた榊が、レジ袋を下げて車に乗り込む。
「もしよろしければ」
 セルフで淹れたノンカフェインのブラックコーヒーにミルクと砂糖を添え、運転席の湖遥に差し出す。
「苦手でしたら、無理せずに」
 ひょっとしたら彼女はこういうのは飲まないかもな、なんて思っていたが杞憂だった。
 湖遥は礼を言って受け取る。コーヒーに口をつけて一息つき、
「こういう場所で息抜きするのも久々です。天眼地区にはコンビニがありませんから」
 と懐かしげな面差しで町の明かりに視線を投じた。
「コンビニどころか、スーパーもドラッグストアもないんですよ」
「天眼地区は地図で見る限り、ほとんど湖ですよね」
「ええ、そうなんです。学校もありませんから、子供も雪城地区の小学校へわざわざ」
「あ、お子さんが」
 てっきり独身だと思い込んでいた榊に、今年で小学ニ年生になりました、と湖遥は言った。
「嫁ぐ前は地蔵地区におりましたから、最初は天眼地区の環境にずいぶん戸惑いました」
「もしかして、獄烙町ごくらくちょうの青年団に?」
 地蔵地区の出身だからといって皆が皆、獄烙町青年団のメンバーというわけではない。だが彼女の身のこなしから、只者ではない、と読みとっていた榊が青年団と結びつけて考えるのは自然なことだった。
「はい、副団長を務めておりました」
 どうりで!と声を上げたい榊だったが、コーヒーと一緒に飲み込んだ。
「団長と副団長は、いくつかの決まった家で回り持ちなんです」
 その二役は古くから続く大農がこれに割り当てられるという。また、それらの一族は豪族の末裔だとか、やんごとなき血筋の係累だとか、そんな噂もある。
「私などは副団長のお鉢が回ってきても、実力不足でしたから大変でした。あら、ごめんなさい、なんだかこっちのことばかり喋ってしまって」
「いえ、とんでもないです。会食ではあまり話が弾まなかったので」
「榊様とうちの夫がよく似ているものですから、つい気安くなってしまいまして」
「もしかしてあちらの覇々木さんとは」
「龍正は私の夫でございます」
 兄妹か姉弟だという榊の予想は外れた。
「やっぱり似ていますか」
「ええ、とても」
 あの人には双子の兄弟がいたのかと思った、声も似ている、と湖遥は二人の類似性を認めた。
 今までそのことに龍正本人はおろか、池占も葦館も言及していない。榊は、ひょっとして自分だけにそう見えているのか?と我が目を疑ってさえいた。
 覇々木龍正と自分の容姿が似ており、尚且つ年齢に大差がないであろう点について榊は、彼とは父親が同じなのではないかと仮説を立てている。
 遺産相続の話し合いの場で──

 葦館あしだては辰需の父の兄だと名乗ったが、「君の伯父でもある」とは言わなかった。
 あの傲慢な人物なら、お前の親父は俺の弟だから伯父である俺の言うことをきけ、ぐらいの理不尽で支配的な態度を取ってもいいようなものだ。だとしてもべつに従わないけど。
 だが葦館は、なぜか遺産を相続させたがっていた割には、こちらが相続権を放棄することについて弱腰だった。こちらに対して強気に出られる手札が無いのだ。ハッタリをかましたところで、DNA検査をされてしまえば血縁がないことは明白になる。つまり自分と池占辰需は、兄弟といっても種が違う。
 では父親は誰か?
 そこは単純に、覇々木龍正の父ではないだろうか。母親が先代の天眼様で、父親が龍正の父と同一人物ならば、自分と龍正がよく似ているのも道理だ。
 しかし弟の池占辰需しんじゅと自分は全く似ていない。何故なら辰需はΩであるから、当然Ωとしての身体的特徴が強く出る。βの自分と池占が似ないのもそのためだ。もしかしたら母親もΩなのかもしれないが、確かめようはない。
 主従の間柄にある池占家と覇々木家。その両者が交わって子を成したからといって、双方に恋愛感情が存在したとは言い切れない。
 考えたくはないが、覇々木の男に犯された池占が宿した赤子が自分だという可能性もある。だとしたら生まれた赤ん坊は池占家にとって忌むべき存在であり、覇々木家にとっては主人を犯した罪の証そのものだ。どちらの家で養育すべきか悩ましい、ならばいっそのこと両家にゆかりのない花園地区の児童養護施設に預けてしまえば無難というものだ。
 己の出生について楽観的に、池占と覇々木の間には主従関係を超えた愛の物語があったのでは?と甘い予想を立ててみても、龍正の母が夫に裏切られたかもしれないと考えれば脳天気ではいられない。
 だからこそ彼に興味はあっても、「私たち似ていますよね」なんて図々しく尋くことはできなかったのだ。

「池占は榊様のことを、よほど気に入ったと見えます。今日のようなことも……度々あるかと」
 湖遥は表情を曇らせた。
 社会人の生活を知らない池占が昼夜を問わず、お兄様を連れてきて、と命じることは十分にあり得る。いくら仕事でもそれは彼女も迷惑だろうし、自分も困る。
「覇々木さん、可能でしたら私の連絡先を、そちらの端末に登録していただけませんか」
「よろしいので?」
「池占さんがまた今回みたいに私と会いたがったら、お店をセッティングする前に連絡をください。これからは覇々木さん経由で、池占さんと私が会う日時を調節して決めるということで」
「ありがとうございます」
 これで池占が榊に用事があるときは、事前に電話かメールをもらえることになった。


 翌日、さっそく榊が湖遥と連絡先を交わした効果があらわれた。
 会食の席を設ける前に、榊に日程の相談がされのだ。もちろん池占から直接ではなく、湖遥を介してだ。
 週始めの月曜はできれば避けたい。良太と過ごす予定のある水、土、日も無理、となると残るは火、木、金。
 双方の都合をすり合わせ、木曜の夜に夕食を共にすることとなった。
 そして当日。
 場所は今回も〔ホテル白峰荘〕だが、この間とは違って洋風のレストランだ。宝石箱のような夜景を眼下に臨む個室である。
 榊が席に着くなり池占は、
「わたくしもこれを使うことにしました」
 と帯に挟んでいた真新しいスマホを取り出した。
「お兄様のお電話の番号、教えてくださいまし」
 池占家とのやり取りはできる限り湖遥を介して行いたい榊であったが、こうなれば教えないわけにもいかない。
 先の食事の誘いもそうだったが、榊には池占の要望を断る理由がない。終業後は早く帰りたいとか、夜は良太とSNSで交流したいとか、本を読みたいとか。親睦を深めたいと望んでいる先方を拒絶する言い訳としては、かなり弱い。
 湖遥さんに聞いてくれ、と丸投げしたなら彼女を困らせることにもなる。
 そうした理由もさることながら、俗世から隔絶されて育った弟を、僅かに不憫と思っていることも無碍にできない理由のひとつだった。彼がΩの特性を出さなければ、懇意に接することもできるのに。
「電話をいただいても、必ずお話しができるわけではありません。それでもいいというなら、番号を交換しましょう」
 榊はそう言い聞かせて番号を開示したのだが、池占は端末の操作が覚束ない。かといって教えるために池占に接近すれば、またこの間のように抱き付かれたりする恐れがある。
 結局、見かねた湖遥が間に入ってくれ、アドレス登録は完了した。
 何度かベルを鳴らした池占は、
「これで、これでいつでも、お兄様のお声が聞けます」
 と興奮気味だ。
 いつでも、という部分が榊にはひっかかる。とはいえ必ず話せるわけではないと前置きしたのだ。仕事中や夜中は電話に出られないことは理解してくれたと思いたい。
 この日もまた池占は料理にほとんど手をつけなかったが、血のような液体を飲む回数は、三回であった。
 話の弾まぬ静かな晩餐を終えた帰り際のこと。
 池占は榊の背後に張り付くようにして、見送りのためにホテルのフロントまで付いてきた。視界の届かない真後ろから、いつまた抱き付かれるのかと気構えていたが今回は難を逃れた。湖遥が引き止めてくれていたのかもしれない。
 案内役の覇々木龍正はやはり、顔色が優れなかった。

 その日のうちに、榊の不安は的中した。
 帰宅後すぐに入浴を済ませ、充電していたスマホのスリープを解除したところなんと──不在着信、三十五件。全て池占辰需からだ。
 湯上がりにも関わらず、榊は寒気を覚えた。機器の故障を疑ったほどだ。SNSのアプリに届いた良太の着信件数も霞む。

 私を性の対象としている節があるとは思っていたが、ここまでとはな。

 これはΩが雄を欲する鳴き声の記録だ。榊はΩの本能の強さを目の当たりにして、成す術なく立ち尽くす。最後の着信は五分前、もう諦めたのだろうか。諦めていてくれと願うように念じる。
 幸いにも留守電に伝言は入っていなかった。もし伝言が残っていたなら確認しないわけにはいかない。正直、助かったと胸を撫で下ろした。相手ももう寝てるかもしれないし、用件を聞くのは明日にすることにした。
 着信のバイブレーションをサイレントに設定し直す。
 寝る前に良太とやり取りして癒されよう、とアプリを開いたところで、麗子からメッセージが来ていることに気付いた。αとΩの仲介をしている施設について知りたいという、時間に余裕があるときで構わないと。
 なぜ麗子がそれを知りたがるのか、今はまだ彼女の考えを計り知ることはできない。だが麗子がαとΩの仲介をする場所、〔白幻〕の情報を求めることについて懸念はない。花高時代からの信頼関係がある。
 榊は麗子に、
『明日、葵で話し合いませんか』
 と返信をした。
 〔葵〕とは花園地区の芳羅町かぐらちょうにある小さな居酒屋だ。昔はよくそこで花高の仲間と飲食を共にし、奢ったり奢られたりもした懐かしの場所でもある。
 ややって麗子から『了解』と返信のスタンプが送られてきた。
 そうして榊はようやく、良太からのメッセージに目を通すことができた。


 
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