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第二節 おかわりはありますか?
Ep.6 そこにヒントはありますか?
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その際、体が揺れて佳苗先輩のナノカや理亜には劣るであろうとも言えど、豊満である胸の良さまでを感じてしまった。感情が顔に出てしまいそうでぐっと抑え込む。
「あっ……」
「えっ……? えっ!? えっ!? 貴方、何をしてますの!?」
僕が謝ろうとする前に、佳苗先輩の顔が赤リンゴのように色づいていた。本当に嫌だ。わざとでないのに、また事故を起こしてしまったのだ。
この状況を楽観的に見ているのは、理亜だけ。彼女は「あらららら……」と小さい声で言い、僕のセクハラ事故が大変だと僕に伝えたいみたいだが。理亜の視線はバッチリ胸や佳苗先輩に向かっている。
この視線はどう考えても、「今後起きることが楽しみ」だという意思表示になっているのだと思えてしまう。
いや、僕は全く楽しみでないです。確かに怪しい本を欲しがったが、実際にそんなことをしようとは思っていない。心から誓う。だから、お願いだ。ここで僕を処刑することだけはやめてくれ。
気を取り直して佳苗先輩の顔を拝見すると、そこには般若も裸足で逃げ出すであろう恐ろしい表情があった。まだチャンスはあるかもと全力で言い逃れを試みる。
「いや、そりゃあ」
「そりゃあ、何ですの!?」
ここで正直に言ってしまったら、間違いなく八つ裂きにされる。
「僕は初々しい男子高生でその、そういう感情は一切ないのです。だから、その佳苗先輩の見ても、全く心は平然のままなんです。な、なにも感じました」
「へぇ」
「だ、だから今のことだって何の得でもないです。本当に転んでしまって、すみませんでした」
これならば全く問題はない。ズボンとスカートを履き直す佳苗先輩の顔からも怒りは消えていくよう。ひとまず安心かと思い、油断した。彼女は突然、僕の胸に触れた。何が来るのかと思いきや、いきなり僕の胸をわしづかみにして引っ張っていた。
「それはそれで悔しいのよぉ!」
「うがぁっ!?」
あまりにも強い感触。乳首を抜いていったのではないかと心配する程の威力。佳苗先輩の手が離れた後は何度も乳首を触って確かめる。
理亜から見たら、部室で変な事を始めたように見えるだろうが。違うから。今、僕は性欲よりも悩みの方が強いから。
何故だ。何故、佳苗先輩にはむっつりスケベな発言はしていないのに制裁を加えられたのか。全く分からない。そんな僕に後ろにいた理亜がこっそり理由を告げてきた。
「お前は全然女の子の気持ちが分かってないな。こういうのは褒めてほしいんだ。それにお前が初々しいだって。笑わせるな。ナノカ以外にはお前がナノカに欲情してることっ位みんな分かってる」
「えっ。ってか、それは上級生には伝わってないでしょ?」
「さぁな、意外と噂は流れているものだ。結局は正直に言った方が良かったんだよ」
いや、そんなことをナノカに知られたら、八つ裂きどころでは済まないのだが。きっとナノカは「下着見て『最高でした』なんて上級生に言ったのよね、豚野郎。はい。地獄に落ちろー! さっさと刑務所行けー!」と笑顔でこちらに牙を向けることだろう。
そう反論したかったのに勝手に理亜が佳苗先輩との話を進めてしまっていた。
「あっ、そう言えば、今松富教諭が通りませんでしたか?」
「えっ?」
しかも不穏な話を、だ。佳苗先輩は大きく口を開け、目を回している。
「情真が佳苗先輩に事故痴漢している最中に松富教諭がそそそっ、そそっと。もしかしたら見えてないかもしれないが」
「ね、ねぇ。それって嘘よね!? 嘘だっ!?」
「嘘じゃありませんよ。私は泉にいる女神に金の斧どころか結婚してくださいとまで言われる程の正直ものですよ」
佳苗先輩は金色の髪を触って、くしゃくしゃにし始めた。僕は胸を抑える。両者とも心はズタズタだ。確か前にも似たようなことをしたような記憶がある。
松富先生は僕のことを「女たらし」だとか思っているのだろうか。その話題を他の人に話さなければ良いのだが。特にナノカに。
佳苗先輩はそのことについて、理亜へと文句を言っていた。
「松富先生に嫌われたら、これのせいだからねっ!」
これ……? その指示語って僕のこと?
「申し訳ないです。あれには毎回気を付けるよう言ってるんですがね。何せおっちょこちょいなもので。ここは堪忍してもらえないでしょうか」
理亜まで僕のことを「あれ」って言い始めていないか?
「ああ! それを殴らないと気が済まないっ! いや……待てよ」
佳苗先輩、ついでに僕を「それ」と呼んでいた。頼むからそんな可憐なお姿を暴力装置にしないでくれたまえ。マドモワゼル……なんて言ったら、自分の股間を蹴りつけられそうだったのでやめておく。 佳苗先輩のことを考えていた最中、彼女自身が僕に話し始めた。
「そういや……ナノカだっけかぁ。アンタの同級生が滅茶苦茶怒ってましたわよ」
「えっ?」
ナノカが怒る理由が分からない僕はそれを報復のための嘘だと思った。そうでなければ入った時点でその真実を口にしていたはず。
だから、怖くなんてない。
そう信じていたはずなのに。佳苗先輩の話は随分と具体的だった。
「いやぁね。さっきすれ違った少年とたまたま廊下を歩いていたナノカがぶつかって。その拍子にとんでもない本が飛び出てねぇ。その少年が言い訳してたわよ。『情真』がどうたらこうたらーって」
「えっ」
少々待て。少年とは山田くんのことだ。その山田くんが皆には見せられないいかがわしい本を持ってることを何故知っている。上級生の女子に公開するような事柄ではないし。
いや、単に山田くんが一人で転んでその本をぶちまけたに違いない。合唱部にいるナノカがその辺を出歩いているなんて、そんな偶然ある訳がないだろうし。
彼女は嘘をついている。
そう決めつけた僕に隣から理亜が顔を覗き込んで、コメントをした。
「なぁ、唇が紫になっているが風邪か?」
理亜が何か、言っているけれど、それは幻覚のはず。その証拠に僕は全く恐怖を感じていないのだから。この通り、顔色は良好。元気なはずだ。
「なあ、情真!? 顔が真っ青になってるぞ? 震えもでてきてるし……早く帰って、寝た方がいいんじゃないか!?」
「何言ってるの? 嘘はやめろよ、嘘は」
そこに佳苗先輩も妙にそわそわして、僕に忠告をする。
「救急に連絡しといた方がいいかしらん?」
「えっ?」
「いや、何か酷い真実を告げたワタクシが言うのも変かもだけれど。早く病院に行かないと手遅れになりそうな顔つきをしてますわ」
「何で佳苗先輩までふざけてるんですか……」
きっと大丈夫と僕は自分の顔を叩いておく。しゃっきりしろ。ナノカなんて怖くない、と。後で全責任を山田くんに押し付けておこう。
山田くんが適当なことを言っているのだ。僕は全く関係ない。屑みたいな思考だが、僕が生きるためには仕方なし。
そうして自分の恐怖と決着をつけた。その数秒後、佳苗先輩は僕と理亜に告げる。
「まぁ、いいわ……とにかく、よ。時間がないから、早く帰れ! 以上、それだけっ! 二人一緒に校舎から出て! 家に帰れっ!」
彼女はそれだけ言うと、ドアを壊しかねない勢いで扉を動かし放送室から出ていった。その音が鼓膜まで響くような衝撃音だった。
しかし、その勢いだった。彼女の言葉と衝撃が頭の中で入り混じって、不思議な感覚が襲ってくる。
「帰れ」。
その言葉が今までの悩みを吹き飛ばしていく。
理亜の前で現在の状況を伝えてあげよう。
「理亜、謎は全て」
「さて、帰れと言われたことだし、さっさと謎の正体を明らかにしようじゃないか」
決めようとしたところで遮られた。きっと彼女は僕が何も気付いていないと思っての発言なのだろう。悪気はないと思う。
だけれども納得できない。格好悪いなぁ、僕。
「あっ……」
「えっ……? えっ!? えっ!? 貴方、何をしてますの!?」
僕が謝ろうとする前に、佳苗先輩の顔が赤リンゴのように色づいていた。本当に嫌だ。わざとでないのに、また事故を起こしてしまったのだ。
この状況を楽観的に見ているのは、理亜だけ。彼女は「あらららら……」と小さい声で言い、僕のセクハラ事故が大変だと僕に伝えたいみたいだが。理亜の視線はバッチリ胸や佳苗先輩に向かっている。
この視線はどう考えても、「今後起きることが楽しみ」だという意思表示になっているのだと思えてしまう。
いや、僕は全く楽しみでないです。確かに怪しい本を欲しがったが、実際にそんなことをしようとは思っていない。心から誓う。だから、お願いだ。ここで僕を処刑することだけはやめてくれ。
気を取り直して佳苗先輩の顔を拝見すると、そこには般若も裸足で逃げ出すであろう恐ろしい表情があった。まだチャンスはあるかもと全力で言い逃れを試みる。
「いや、そりゃあ」
「そりゃあ、何ですの!?」
ここで正直に言ってしまったら、間違いなく八つ裂きにされる。
「僕は初々しい男子高生でその、そういう感情は一切ないのです。だから、その佳苗先輩の見ても、全く心は平然のままなんです。な、なにも感じました」
「へぇ」
「だ、だから今のことだって何の得でもないです。本当に転んでしまって、すみませんでした」
これならば全く問題はない。ズボンとスカートを履き直す佳苗先輩の顔からも怒りは消えていくよう。ひとまず安心かと思い、油断した。彼女は突然、僕の胸に触れた。何が来るのかと思いきや、いきなり僕の胸をわしづかみにして引っ張っていた。
「それはそれで悔しいのよぉ!」
「うがぁっ!?」
あまりにも強い感触。乳首を抜いていったのではないかと心配する程の威力。佳苗先輩の手が離れた後は何度も乳首を触って確かめる。
理亜から見たら、部室で変な事を始めたように見えるだろうが。違うから。今、僕は性欲よりも悩みの方が強いから。
何故だ。何故、佳苗先輩にはむっつりスケベな発言はしていないのに制裁を加えられたのか。全く分からない。そんな僕に後ろにいた理亜がこっそり理由を告げてきた。
「お前は全然女の子の気持ちが分かってないな。こういうのは褒めてほしいんだ。それにお前が初々しいだって。笑わせるな。ナノカ以外にはお前がナノカに欲情してることっ位みんな分かってる」
「えっ。ってか、それは上級生には伝わってないでしょ?」
「さぁな、意外と噂は流れているものだ。結局は正直に言った方が良かったんだよ」
いや、そんなことをナノカに知られたら、八つ裂きどころでは済まないのだが。きっとナノカは「下着見て『最高でした』なんて上級生に言ったのよね、豚野郎。はい。地獄に落ちろー! さっさと刑務所行けー!」と笑顔でこちらに牙を向けることだろう。
そう反論したかったのに勝手に理亜が佳苗先輩との話を進めてしまっていた。
「あっ、そう言えば、今松富教諭が通りませんでしたか?」
「えっ?」
しかも不穏な話を、だ。佳苗先輩は大きく口を開け、目を回している。
「情真が佳苗先輩に事故痴漢している最中に松富教諭がそそそっ、そそっと。もしかしたら見えてないかもしれないが」
「ね、ねぇ。それって嘘よね!? 嘘だっ!?」
「嘘じゃありませんよ。私は泉にいる女神に金の斧どころか結婚してくださいとまで言われる程の正直ものですよ」
佳苗先輩は金色の髪を触って、くしゃくしゃにし始めた。僕は胸を抑える。両者とも心はズタズタだ。確か前にも似たようなことをしたような記憶がある。
松富先生は僕のことを「女たらし」だとか思っているのだろうか。その話題を他の人に話さなければ良いのだが。特にナノカに。
佳苗先輩はそのことについて、理亜へと文句を言っていた。
「松富先生に嫌われたら、これのせいだからねっ!」
これ……? その指示語って僕のこと?
「申し訳ないです。あれには毎回気を付けるよう言ってるんですがね。何せおっちょこちょいなもので。ここは堪忍してもらえないでしょうか」
理亜まで僕のことを「あれ」って言い始めていないか?
「ああ! それを殴らないと気が済まないっ! いや……待てよ」
佳苗先輩、ついでに僕を「それ」と呼んでいた。頼むからそんな可憐なお姿を暴力装置にしないでくれたまえ。マドモワゼル……なんて言ったら、自分の股間を蹴りつけられそうだったのでやめておく。 佳苗先輩のことを考えていた最中、彼女自身が僕に話し始めた。
「そういや……ナノカだっけかぁ。アンタの同級生が滅茶苦茶怒ってましたわよ」
「えっ?」
ナノカが怒る理由が分からない僕はそれを報復のための嘘だと思った。そうでなければ入った時点でその真実を口にしていたはず。
だから、怖くなんてない。
そう信じていたはずなのに。佳苗先輩の話は随分と具体的だった。
「いやぁね。さっきすれ違った少年とたまたま廊下を歩いていたナノカがぶつかって。その拍子にとんでもない本が飛び出てねぇ。その少年が言い訳してたわよ。『情真』がどうたらこうたらーって」
「えっ」
少々待て。少年とは山田くんのことだ。その山田くんが皆には見せられないいかがわしい本を持ってることを何故知っている。上級生の女子に公開するような事柄ではないし。
いや、単に山田くんが一人で転んでその本をぶちまけたに違いない。合唱部にいるナノカがその辺を出歩いているなんて、そんな偶然ある訳がないだろうし。
彼女は嘘をついている。
そう決めつけた僕に隣から理亜が顔を覗き込んで、コメントをした。
「なぁ、唇が紫になっているが風邪か?」
理亜が何か、言っているけれど、それは幻覚のはず。その証拠に僕は全く恐怖を感じていないのだから。この通り、顔色は良好。元気なはずだ。
「なあ、情真!? 顔が真っ青になってるぞ? 震えもでてきてるし……早く帰って、寝た方がいいんじゃないか!?」
「何言ってるの? 嘘はやめろよ、嘘は」
そこに佳苗先輩も妙にそわそわして、僕に忠告をする。
「救急に連絡しといた方がいいかしらん?」
「えっ?」
「いや、何か酷い真実を告げたワタクシが言うのも変かもだけれど。早く病院に行かないと手遅れになりそうな顔つきをしてますわ」
「何で佳苗先輩までふざけてるんですか……」
きっと大丈夫と僕は自分の顔を叩いておく。しゃっきりしろ。ナノカなんて怖くない、と。後で全責任を山田くんに押し付けておこう。
山田くんが適当なことを言っているのだ。僕は全く関係ない。屑みたいな思考だが、僕が生きるためには仕方なし。
そうして自分の恐怖と決着をつけた。その数秒後、佳苗先輩は僕と理亜に告げる。
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しかし、その勢いだった。彼女の言葉と衝撃が頭の中で入り混じって、不思議な感覚が襲ってくる。
「帰れ」。
その言葉が今までの悩みを吹き飛ばしていく。
理亜の前で現在の状況を伝えてあげよう。
「理亜、謎は全て」
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