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オメガバース 無知 ギャグ 幼なじみ 執着
「えっ!男らしい高タンパク質の取り方を教えてくれるのか?!」4エロ
しおりを挟む注 攻めがかわいく喘ぐ。受けが言葉攻めする。
トイレ個室顔射事件から早1ヶ月。俺は射精前の雄也のチンコに吸い付き全てを飲み込むことに成功した。さすが俺。苦くてドロドロとしたそれを何度も飲めば慣れてきた。喉奥に打ち付けられる精液を何回か分けて飲み干し、残滓をちゅぅっと啜ると雄也は眉にしわ寄せて感じ入っていた。かわいい。そう、雄也は可愛いのだ。
トイレに連れ込むのが増えて、必然的に雄也と放課後会う回数が増えてからわかったことがある。雄也が、モテ期だ。憂いを帯びた顔が凛々しいだとか、賢いとこが素敵とか、カッコいいだとか、女の子たちがキャッキャと言い合ってるのを耳にした。『他のクソガキどもと違って3K(ちんこ、うんこ、しっこ)で喜ばないし、下ネタ嫌いそう。エロくないとこがいい。』とのことだった。
しかし雄也専門家の俺に言わせてみれば、その意見は外見ばっかりで内面を全く理解していない。雄也はむっつりスケベだし、鼻血出すし…ソウロウゼツリンだ。
むっつりスケベの理由はきちんとある。期間を開けて、1週間ぶりの精液譲渡会。俺は1週間分雄也の精液を絞れるのだと期待していた。
「今日は1週間ぶりだから、たくさん絞ろうな」
今日も元気な雄也のチンコから沢山先走りが溢れている。それを掬ってまだ少ししか生えてない陰毛に擦り付ける。ヘソに当たるくらい勃った、射精しそうなのほど立ち上がったチンコに指を回す。ちゅこ、ちゅこと擦り上げるたびに水音が個室に響く。
「ぅ… はぁ……」
「あれ…?」
雄也は勃ってるし、喘いでるし、気持ちよさそうだけど……。いつもならここで1発出すはずなのになんだかおかしい。なんでだろう?くちゅっと親指の腹で尿道口をこする。
「ね、ゆうや。これきもちくない?」
「はっ ぁあ。きもちい」
甘い息を吐いて、腰はもっともっとと言わんばかりに揺れている。ひょこひょこチンコも揺れてて、とっても可愛い。
これを見る限り、この行為に飽きたとかではなさそうだな。男の俺にチンコを擦られ精液舐められるこの一見して雄也に利益の全くない行為を言い出しただけはある。うん?言葉にするとどうも酷いな。
冷静になった俺は雄也の玉を揉んだ。
「ねぇ雄也もしかして俺とやってない間、オナニーした?」
「ぁ…… 今日、してもらえると思ったら、ぅ…がまんできなくて。休み時間の時…しちゃった…。ごめん。」
やらしくて、ごめんなさい。と耳まで真っ赤にして泣きながら、恥ずかしがってる雄也。瞳は潤み、長い睫毛に涙を載せているものの、目は欲の色を持ち淫靡に輝いている。雄也が、休み時間、オナった……学校で?最近まじめぶってて、勉強しっかりしてて、女の子からかっこいいって言われてる雄也が、ムラムラして勃起して、休み時間に情け無く無駄打ち……。
「なにそれ、かわいい。雄也はなにをおかずにシコったんだ?」
「あきらっぁ、はやい。でちゃう」
「だーめ。ほら、早く教えろよ。」
「あぅう…いやぁ。離して…」
チンコの根本をギュッと締めると雄也は恨みがましくこちらを睨んだ。頬も赤いし、瞳は潤んでるし、全く怖くない。むしろかわいい。腰はまだヘコヘコと揺れ、快感を少しでも得ようと必死だ。頬にキスを落とすとさらに目を潤ませてこちらを見る。
「学校で勃起しちゃったやらしい雄也は、なにを思って射精したんだ?クラスの女の子?塾の女教師?」
おっぱいが大きくて、柔らかくて、そんな女の子を組みしく想像で抜いたのだろうか?そう考えて、何故か胸がモヤっとした。左手で根本をギュッと締め直して、右手でゆっくりキツくしごきあげる。
「…らぁ」
「ん?聞こえない。もっと大きな声で」
「あきら、あきらを思い出して、やった…」
「は、ぇ。」
女の子じゃなくて?おっぱいじゃなくて?雄也は俺がいいの?どこも柔らかくない、身長だけどんどん伸びた硬い体の、俺を想像して抜いたの?!さっきまでのモヤモヤは消えて、満たされた気持ちになる。えっ、待って、俺。俺は雄也のおかずになれて嬉しいわけ??顔がどんどんほてっていく。それって、それってつまり、どう言うこと?もっと冷静に考えれば分かりそうだけど、握った手のひらから熱が写ってきてるのか、思考が停止して、雄也が愛おしいって気持ちばかりが先行する。
「雄也、俺のこと好きすぎだろ。」
「ん、ぁ、あきらのこと? あきらぁ あきら、すきだよ。いい匂い、する。ぼくのあきら……すき」
雄也はとろんと蕩けた笑みを浮かべると俺の肩に頭を預け、すんすん匂いをかいだり、耳を噛んだりし始めた。雄也の匂いがする。凄く濃く香る。しかも体の重なるところ全てが熱い。
「雄也、今日おかしいな?」
「んー。ラットかも……あきらかわいい。」
「俺は可愛くない。雄也が可愛い」
「あきらぁ…あきら、ほしぃ。ぼくのあきら…」
ダメだこりゃ、話が通じない。今までラットだラットだと言ってたけど、ここまで酷くはなかったはずだ。
「一回、抜いたらアルファのカウンセリングルーム行こうな」
「や!やだよ。あきらがぼくのにならないと。ほかのアルファに取られちゃう。それに」
「それに?」
「一回じゃ、治まらない。もっと沢山飲んで」
それから雄也は10回射精し、トイレでぶっ倒れたので、俺は急いでアルファのカウンセリングルームに雄也をおぶって行った。10回も射精できるなんて、相当えっちだ。普通の女の子じゃ相手できないかもしれないと、俺は思った。ソウロウゼツリンだし、すけべだし、俺をおかずにぬいてるし……。
「雄也くんを送ってくれてありがとうね。ラットが始まっちゃうと周りのオメガを興奮させちゃう……か、ら?」
カウンセラーの先生からヒクヒクと鼻を鳴らす。雄也をベッドに置くと俺の髪をかきあげ、うなじをなぞる。
「ああ、よかった。いや、良くないか。君、もしかしてあきらくん?」
「えっ?あぁ、そうだけど…」
「雄也くんからよく聞いてるよ。君に離したいことがあるんだ。明日、一人でここにきてくれるかな?」
「えっ、アルファじゃないけど、いいんですか?」
ここはアルファのカウンセリングルームだ。アルファじゃないと呼ばれない。そこに呼び出されたってことは、つまり、俺はアルファになったのだろうか?
「うん…大事な話だから、一人で来てね」
深刻そうなカウンセラーの先生をよそに俺は一人浮かれていた。
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