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ダンジョン1階 2
しおりを挟む服の下、ほてった体を冷たいスライム触手が這っていく。撫でられたところから順に快感が走る。口にはまだ粘液が流し込まれ、俺は快楽にふやけた頭のままその甘い蜜のような毒を素直にごくごくと飲みこんだ。
このスライムは何が目的なんだろう?淫な熱に浮かされた脳を必死に動かして、この状況の打開を考える。スライムは俺が抵抗しなくなったからか、毒の分泌をやめて、俺の頭だけを解放した。首から下はまだ、スライムに取り込まれたままだが……。
『弱ったから毒を与えるのをやめた』この軟体動物にそれだけの知能があることに驚くと同時に、弱ったフリをすれば、隙をついて逃げ出すことができるかもしれないと希望を見出す。
スライムはそのピンクの体を色濃く変化させると今度は服を溶かし始めた。
「やっ、やっぱり食べるつもりだったのか!くそ!」
俺はナイフを握りしめた。一つの箇所に圧をかければ、このスライムの腹から脱出できるのじゃないだろうか。そう思いスライムの体にナイフを突き刺す。
ばいんっ、ばいんっ びちちち…
「うわっぁ!」
スライムはその大きな巨体をひるがえし跳ねた。体の色はピンクから赤に変わり、怒っているかのようだ。ジャンプと同時に溶解液の分泌が盛んになった。ナイフの先が丸く溶け、蝋燭のようにちびていく。こいつの溶解液は、鉄も溶かすのか。もしかすると骨まで溶かされるんじゃないだろうか。
スライムは溶けてボロ切れのようになった服をぺっと吐き出す。ああ、今度は俺だ!俺が溶かされちゃうんだ。ほぼ剣身の溶けてしまったナイフを振りたくり必死に暴れた。
スライムは暴れる俺に業をにやしたのか、俺の体を拘束する作戦に出た。
ずるる
体を覆っていたスライムがなくなる。肘から下、膝から下をスライムは飲み込み直し固定した。
スライムに裸に剥かれ、ちんこを隠すこともできず晒されている。なんて無様な格好なんだろう。俺は頬がさぁっと紅くなるのを感じた。
足元のスライムからいくつもの触手が伸びる。触手は股間に近寄ると、玉を持ち上げ、性感を感じさせるように柔らかく揉んだ。その刺激だけで昂り硬くなる。
「んっ……ふぁ、ぁ。っやめろ!何しやがる!」
スライムの触手は竿にも伸びた。亀頭にまきついて、皮と一緒に擦り上げていく。たまにクチュと水音を立てて尿道口も抉られ、腰が跳ねる。
いやだ。感じてなんかない。こんなスライムなんかに触られて勃てたりなんかしない。腰が揺れているのも、スライムの触手から逃げるためだ。決して感じてなんか。
ずちゅずちゅずちゅずっちゅ
「ひっっっぐぅぅ!!」
スライムはいまだに抵抗する俺に更なる快楽を与える。第二第三の触手を俺のちんこに伸ばしたのだ。亀頭の皮を剥きトロトロと蜜を噴き出す鈴口に吸い付くものもいれば、竿に絡み付いて勢いよく扱き上げるものもある。精通が最近きたばかりで、オナニーも右手でおざなりにこするしかしてない俺には、良すぎた快感。視界が涙で潤み始める。
「やっあ、イかない!こんなので、ぁっイかない。スライムでなんか、イかないから!はぁ、はなせ、ょ。っーーー!!!」
俺は腰をガクガク揺らして絶頂してしまった。
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