【完結】レイチェル・パーシヴァルの書簡集

「僕と同じ、虹色の虹彩を持っている女性と出会えたら――やぶさかではありませんね」

 フォルトマジア王国の若き魔術師団長があげた結婚相手の条件が、王立学院に通うレイチェル・パーシヴァルを悩ませていた。しかも今年で学院も卒業だから進路のことも考えなければいけない。彼女は学院に入学した時から学費などの援助をしてくれるアラン・スミシーという男に手紙で日々の出来事や悩み事を打ち明ける。

 そんな彼女の手紙と、魔術師団長の結婚の行方。

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