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3章

34話 戦闘力ランキング

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俺は戦力を測るためにギルドにやってきた

「さて、戦闘力を測ろう」

俺は受付の方に行くと、気になる看板を見つけた

「なになに?戦闘力別、称号?ランキングに登録できます?」

前は戦闘力の存在なんて知らなかったから別に気にしていなかったが、こんな制度があるんだな

ランキングに載ると、目立つから支部長にバレずに測れるか聞いてみよう

そして、俺は支部長室に行く

「支部長~!ランキングに載らずに戦闘力を測る方法ってあるか?」

「あぁ、あるぞ。通行証のときに使ったモニターを使いな」

あのモニターは戦闘力も分かるのか
やっぱり受付のモニターと同じやつか

そして、俺はモニターに手を当てた

戦闘力は…41万9600!?

かなりの幅で戦闘力が上がっていた
やっぱり、神様からのチート能力が効いたな

「支部長…この戦闘力はどれくらいの力に匹敵するんだ?」

支部長も驚いたせいか、俺の質問に少し遅れて答える

「………あぁ、おそらく国内トップクラスだな」

国内トップクラス!
でも、トップクラスってことはトップでは無いのか?

「俺は何位くらいなんだ?」

「えーと…ちょっと待てよ…国内2位で全世界4位だな」

そんなにも!俺は強くなったんだな…
しかも国内でアカシンを抜かしているぞ!

「ほっほっほ、戦闘力41万か!なかなかやるのぉ」

レージが嬉しそうに笑う

「ははは、ありがとう」

「この前まで戦闘力2000だったやつが、全世界4位か…大したものだ、お前は神に愛されているな」

神に愛されているか…どうなんだろうな、実際のとこ、神は味方か分からないし

それにしても、全世界1位が気になるな

「支部長、全世界1位って誰なの?」

すると、支部長はモニターにパスワードを入力する

どうやら、全世界のランキングは個人情報らしい

「えーとだな…3位がトラ、2位がオニ、この2人は双子で常に2人で行動しているらしい、オニが兄だ」

双子で3位2位を独占しているのか…凄いな
魔族の襲撃のときには居なかったが、参加しなかったのか?

「そして、1位はディアブロだ。こいつはサン帝国に居たらしいが、10年くらい行方不明らしい」

ディアブロ…10年も行方不明でも1位を独占しているのか…

しかし、行方不明だと?何があったんだろう

「ちなみに国内1位はソルティアだ。こいつも現在、10年ほど行方不明らしい、そして全世界ランキングには登録していない」

国内1位と全世界1位が行方不明?
これって何か引っかかるな…イリアード王国も同じ感じか?

まぁ、とりあえず次の大魔王戦が終えてから考えるとしよう

「支部長ありがとな、家に帰るとしよう」

「あぁ、今度大魔王達と戦うんだろ?頑張れよ」

もう噂は回っていたか、さすがギルドだな

こうして、色々な謎が増えた1日で終えた
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