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2章 魔族大規模襲撃編

28話 激戦!

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「その前にお前達が気になっていることを教えよう」

気になっていること?

「他の人間共はどこに行ったのかだ」

あぁ!1番気になるところだな
例の場所と何か関連がありそうだな

「他の人間共はだな、我々が造った監禁所に監禁されている」

監禁!予想的中?
しかし、何故そんなことを…

「分からないって顔だな。教えよう、我々は人間界を乗っ取り、世界中を魔族だけにすることが目的…使えない人間は魔族に変え、使える人間は研究や生贄に使うんだ」

そんな計画が…絶対に魔族なんぞに負けるか!

「残念だな…もう我慢できねぇ。終わんのはお前だ!勇者の剣!」

剣が伸びると、それをフィルムは簡単に避ける

「遅い攻撃だな…所詮はこんなもんか」

「なんだと!?」

いつも穏やかなアキラが怒り顔になる

しかし、こりゃまずいぞ…

「そう怯えるでない。ストーン」

地面から岩が出てくる

その岩がアキラに直撃

「ぐぁ!」

アキラは一撃で気を失った

今までの疲れというものもあるだろうが、それでもあのアキラが一撃でやられてしまった…

「勇者とはこんなに脆いものか」

フィルムが嘲笑うように指を刺す

すると…

「光の粒!」

どこからか魔法を発動する声がする
そして、その魔法は直視できないスピードでフィルムに当たる

「おっ?なんだこの粒は?」

しかし、ダメージはほとんど無く、かすり傷だった

「あれ?お前は白鳥連合のリーダー、ジェシカ!」

「さっきぶりね、アカシン。私達も協力するわ、私達はこいつの弱点を知っているわ」

「弱点を知っているのか!?」

「えぇ、その弱点は’’光属性’’の魔法だわ」

なるほど…さっきの魔法も光の粒とか言っていたな、だからフィルムは動けずにいた

「何故それを知っている?」

「そんなことは後で!とりあえず、光属性の強化な魔法を使うためにはあなた達の魔力と協力が必要!その為に時間稼ぎをお願い!」

「何分耐えればいい?」

「…5分ね、けれど発動すれば確実に倒せるわ」

「さっきから俺の弱点とか言ってるな?そうはさせんぞ!その女をさらわせてもらう!」

突っ込んで来る前に俺は、フィルムに殴り掛かる

「そうはさせるか!」

「ふんっ、虫けらめ!」

フィルムのマッハパンチが炸裂

俺はまたもや髪一発で避ける

そして避けた反動で蹴り当てる

「おっ?久しぶりだな…腕がビリビリするな」

しかし、そう言いながら冷静な顔で居た

「そうだ、時間が無いんだったな。天の雨」

上からたくさんの光の雨が降ってくる

そして、発動しながらフィルムは俺に全力で蹴る

「ぐはぁ!」

受け身を取って、何とか5mほどで済んだ

しかしダメージが大きい、視界がクラクラしている

「回復魔法・超!」「回復魔法!」

アカネとヒカリが同時に回復をしてくれる

「回復は私達に任せてください!」

「ありがとう!アカネ、ヒカリ!」

俺はフィルムの方に向かおうとすると

そこにはレインが戦っていた

「ショウタ!速く戻ってこい!耐えれねぇ」

「火炎弾!」

俺は火炎弾を放ち、少し牽制して間合いを詰める

「虫けらめ!また復活したのか…しぶといやつだな、なら私も本気で行こう」

なに…?
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