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2章 魔族大規模襲撃編

23話 結託

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俺らは2日間ほど他の国を待つ、ついでに街の復旧を手伝っていた

「ふぅ…魔族って凄いな。あっという間に街を更地にしている」

俺がそう小さく呟くと、レインが

「だな…」

レインはここ2日間、元気が無い
おそらく、この前の魔力切れを気にしているんだろう。レインはかなりの負けず嫌いと正義感の塊だからな

そう思っていると、国王イリスから貰った、タイムシーバーから声がした

「ジージー ショウタか?イリアード王国たサン王国がこちらに到着した。今すぐ、こちらにみんなと向かってくれるかの?」

ついに到達したか!

「了解しました!おーい、レイン、マート、マタタビ、アレス、城に向かうぞー!」

こうして、俺達は城に到着した
国王イリスの言う通り、たくさんの人で溢れていた

城の客室


「ショウタ達!よく来てくれたのぉ。早速なんじゃが、交流会に参加してくれんか?」

交流会?なるほど。他の国との親睦を深める訳だな

「了解しました」

「あぁ、それとお前らにはちゃんとした服を用意しているから、それを着てから参加するようにの」

俺達は更衣室で着替えた。しっかりとした高級そうなタキシードだった

そうして、俺達はパーティー会場に到着した

「たくさんの人が集まっているようだな」

周りを見渡すと、アカシンやカイト、カラや一部大会メンバー、白鳥連合のジェシカなどが居た

「おいショウタ!豪華な料理がたくさんあるぜ~!食べようぜ!」

レインは飯の前になると、元気になる。元に戻ってよかった

飯は超豪華な料理だった

「君がショウタ君かな?」

知らない人に声を掛けられた

「はい。あなたは?」

ニコッと微笑んで

「僕はイリアード王国の勇者、アキラだ。よろしく頼む♪」

別の国の勇者!爽やかイケメンだな

「あぁ、こちらこそよろしく頼む」

「君の噂は聞いているよ。キングオークを素手で倒し、勇者パーティーのカイトを打ち倒し、魔族を単独で殴りまくり、壊滅させたとね♪」

他の国にもそんな噂が流れているのか!?
嬉しいけど、スローライフがどんどん遠のいていくな

「それはどうも。あと、アキラの国イリアード王国に襲ってきた大魔族について聞いていいか?」

さっきまでニコニコしていた、アキラの顔が青くなる

「俺らに向かってきた大魔族は化け物だ…」

「どんな感じに?」

化け物と言っても、ルフィアクラスだろう

「まず、最初に見つけた大魔族が大魔族ライト。近距離戦のスペシャリストで非常に素早かったが、魔法は無かったな」

ふむふむ、ルフィアの反対だな

「そして…2人目の大魔族…こいつがやばかった」

!?

「名前は大魔族フィルム。大魔族四天王の筆頭だと言っていた奴だ」

「四天王筆頭!」

俺らは四天王の1人を倒したが、筆頭となると確かにそいつは化け物だな

「そいつはとにかくやばかった。魔法はどれも未知魔法ばっかり。近距離戦に関しても最強だった…」

「!?そんな奴…どうやって倒すんだよ!」

「俺らは足止め魔法を使って、逃げてきたって訳だ…あいつを思い出すと今でも足が震えるね…」

そいつが今回のラスボスになりそうだな
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