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1章

10話 ピンチ

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あの国王の騒動から、1日が経った。
あの日から俺は久々の、いや初のスローライフを満喫した

「んー!スローライフ最高!!!」

俺は1日でお金の全てを使ってしまい、依頼を受けに行かなければならない

そのため、この前のキングオークのようなことにならないための秘技を考えておいた

その名も「採取依頼作戦」ー!!

採取の依頼を受けることによって、魔物と戦うことを無くすんだ

ギルドに到着

えーと、あった!採取依頼掲示板!

1つしか貼られていなかった

「1つしか無くても、いいだろう!これに決めた。依頼承諾お願いします!」

「わぁ!この依頼を受けてくれる方が居るなんて!ありがとうございます!」

え?何だ?

「それでは地図と依頼書です。行ってらっしゃいませ」

依頼書の内容を見てみることにした


魔族領地の貴重な植物の採取

1つにつき、1金貨

「ま、魔族領地!?しまったぁ~!」

俺は調子に乗り過ぎて、周りが見えていなかった

あの日のトラックに引かれたときと同じことを………
この癖は直さないとな

「依頼を受けた以上、リタイアするとお金を支払わないといけない…手持ちはゼロ、行くか!」

魔族領地手前

「よし、そろそろ着くだろう」

装備は外し、隠れることに集中した

忍者のように、障害物に隠れながら、植物を探す

「あっ!あった!」

1つ目GET!

よし、もう怖い
帰ろう

魔族の領地から出ようとすると

サイレント音が流れた

「植物を持った怪しい人間を発見。直ちに向かうように」

えっ!?

タッタッタッ

何者かがこっちに向かってくる

「誰か来る!?とりあえず走ろう!」

全力で走るが、音は次第に大きくなってくる

ガシッ

「捕まえたぞ!」

ものすごい力で俺は押さえつけられた

続々と魔族が集まってくる

「人間がなんで居るんだ~?魔族の領地だよ?」

逃げれる確率は0.01%……これは終わった

「とりあえず、拷問して、人間の知っている情報を話してもらう?」

拷問!?スローライフをしに来ただけなのに、異世界で拷問されるの!?

「そうだな、よし!連れくぞ」

誰か助けてくれ~!

そう思った瞬間…

魔族の1人が焦げて倒れた

「誰だ!?」
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