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4話
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クラスメイト全員が黙っている中、おれは本能か何かでこいつらが今ここを離れるとめんどくさいことになると察知し、引き止めの言葉を投げた。
「待てよ大善。お前らがここから離れるとしんどいことになるんだよ」
「それはできないね!裕也ァ……お前がこん中で一番分かってるだろ?俺達はお前らとは違うってな!」
「おまえ!それは今関係ないだろ………」
そう言い、おれの言葉は虚しくこの場から去ってしまった。なんだか奴らはこの場に取り入っているように落ち着いているな。まぁもう関係ないことか忘れよう。そうため息をつき話し合いに戻そうとする。
そのとき今の会話に何か引っ掛かったのか、大輝が浮かばぬ顔で尋ねてくる。
「なんかあいつらと親しそうだったけどどういう関係なんだ?」
「別になんともないさ」
俺は明後日の方向に目を移しながらそう答える。そんなことよりと話題を現在に戻して話をずらす。大輝は納得していない様子だが状況も状況のためにこれ以上何も追求してこない。俺としてはあまり話したくないから助かった。それよりクライムはこう説明していたよな『今から5分後にゲームは開始する』と………
するとーー
「え!?だれ!?」
クラスメイトの金髪ギャル『金田美優』さんが大声を上げた。俺達はその場に目を移そうとするが視線移動が間に合わない出来事が起きる。それは目の前の透明な空間から人がわんさか溢れでてきたのだ!?俺達は驚愕して唖然とする。しかしそれは空間から溢れ出できた人達も同様に驚愕の様子を表していた。まさかこの人達がこのチュートリアルを共にする人だというのか!?
無意識に俺達は警戒モードを取っていた。それはあちら側も同様だ。みんな同じようなチュートリアルの説明を聞いたのだろう。ならセオリー通りにいくならこの場は血の海に染まるはず………だけどそんないきなり人を殺せなど普通の人間にできるはずはない!だが、裏を返せばそういう人間が居れば普通の人は呑み込まれ、一気に地獄と化する。そうなってしまう前に早くここから逃げなければ!!
「みんなここから離れよう!!」
と、ここで見知らぬ人の大声が聞こえた。空間からでてきたうちの一人だろう。俺と同じ考えをしているっぽいな?ならばその掛け声に順じてここから離れよう。
「行こうぜ、メイ。俺はこういう危機察知能力だけは高いんだ。はやくここから離れよう」
「わ、分かった!!みなさんここから離れましょう!」
ーーとここでメイのリーダーシップが炸裂。クラスメイトもこの場を離れるとそれに乗って他の人達も離れていく。ひとまずはこれで混乱は収まったっぽいな。
「にしても裕也……なんだかすごく落ち着いてない?なんかこういうのに慣れてるっていうか……いつもとなんだか違うよ?」
メイが真剣な顔で訴えてくる。そんなに俺の雰囲気が変わっていたのだろうか?しかしこんなことに巻き込まれたのは初めてなんだがな。ん~けど確かに妙に落ち着いてる気がするな………まぁ考えても仕方ないな。
ーーすると大きな爆発音が鳴り響く。
「あのビルだ!!崩壊寸前だ!みんなあそこから離れろ!!」
いち早くあのビルの存在に気付いた俺は呼びかけの合図を送る。爆発音が聞こえて、崩壊したビルは不幸にも俺達のすぐ側にあり、崩壊すればみんな潰されてしまう。だがクラスメイト約30人での大移動は危険だな…………って思ったそばから!?
「キャッ!!」
クラスメイトの運動が苦手な女の子『熊内愛子』さんが地面に転んでしまう。そうという間にビルはもうほとんど崩壊しておりもうすぐにでも建造物が落ちてきそうだ。このままじゃ時間が無い!かといって戻る時間もッ!俺ははやく逃げたい一心で愛子さんよりもかなり先の方に移動してしまっていた。拳をギュッと握りしめる。クラスメイトも自分のことに必死で愛子さんの状況に気付いている人は居ない!俺がやるしか!?
「待てよ大善。お前らがここから離れるとしんどいことになるんだよ」
「それはできないね!裕也ァ……お前がこん中で一番分かってるだろ?俺達はお前らとは違うってな!」
「おまえ!それは今関係ないだろ………」
そう言い、おれの言葉は虚しくこの場から去ってしまった。なんだか奴らはこの場に取り入っているように落ち着いているな。まぁもう関係ないことか忘れよう。そうため息をつき話し合いに戻そうとする。
そのとき今の会話に何か引っ掛かったのか、大輝が浮かばぬ顔で尋ねてくる。
「なんかあいつらと親しそうだったけどどういう関係なんだ?」
「別になんともないさ」
俺は明後日の方向に目を移しながらそう答える。そんなことよりと話題を現在に戻して話をずらす。大輝は納得していない様子だが状況も状況のためにこれ以上何も追求してこない。俺としてはあまり話したくないから助かった。それよりクライムはこう説明していたよな『今から5分後にゲームは開始する』と………
するとーー
「え!?だれ!?」
クラスメイトの金髪ギャル『金田美優』さんが大声を上げた。俺達はその場に目を移そうとするが視線移動が間に合わない出来事が起きる。それは目の前の透明な空間から人がわんさか溢れでてきたのだ!?俺達は驚愕して唖然とする。しかしそれは空間から溢れ出できた人達も同様に驚愕の様子を表していた。まさかこの人達がこのチュートリアルを共にする人だというのか!?
無意識に俺達は警戒モードを取っていた。それはあちら側も同様だ。みんな同じようなチュートリアルの説明を聞いたのだろう。ならセオリー通りにいくならこの場は血の海に染まるはず………だけどそんないきなり人を殺せなど普通の人間にできるはずはない!だが、裏を返せばそういう人間が居れば普通の人は呑み込まれ、一気に地獄と化する。そうなってしまう前に早くここから逃げなければ!!
「みんなここから離れよう!!」
と、ここで見知らぬ人の大声が聞こえた。空間からでてきたうちの一人だろう。俺と同じ考えをしているっぽいな?ならばその掛け声に順じてここから離れよう。
「行こうぜ、メイ。俺はこういう危機察知能力だけは高いんだ。はやくここから離れよう」
「わ、分かった!!みなさんここから離れましょう!」
ーーとここでメイのリーダーシップが炸裂。クラスメイトもこの場を離れるとそれに乗って他の人達も離れていく。ひとまずはこれで混乱は収まったっぽいな。
「にしても裕也……なんだかすごく落ち着いてない?なんかこういうのに慣れてるっていうか……いつもとなんだか違うよ?」
メイが真剣な顔で訴えてくる。そんなに俺の雰囲気が変わっていたのだろうか?しかしこんなことに巻き込まれたのは初めてなんだがな。ん~けど確かに妙に落ち着いてる気がするな………まぁ考えても仕方ないな。
ーーすると大きな爆発音が鳴り響く。
「あのビルだ!!崩壊寸前だ!みんなあそこから離れろ!!」
いち早くあのビルの存在に気付いた俺は呼びかけの合図を送る。爆発音が聞こえて、崩壊したビルは不幸にも俺達のすぐ側にあり、崩壊すればみんな潰されてしまう。だがクラスメイト約30人での大移動は危険だな…………って思ったそばから!?
「キャッ!!」
クラスメイトの運動が苦手な女の子『熊内愛子』さんが地面に転んでしまう。そうという間にビルはもうほとんど崩壊しておりもうすぐにでも建造物が落ちてきそうだ。このままじゃ時間が無い!かといって戻る時間もッ!俺ははやく逃げたい一心で愛子さんよりもかなり先の方に移動してしまっていた。拳をギュッと握りしめる。クラスメイトも自分のことに必死で愛子さんの状況に気付いている人は居ない!俺がやるしか!?
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