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1章
2話 ライ・メノウ
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「国王!ただいま戻りました!」
「おう!ご苦労様!」
俺達が城に戻ってくると、魔王討伐勇者時代の俺でも知らない人間が国王の横に立っていた
「国王、そちらの方は?」
ジャランがそう聞くと、その男が一歩前に出て自己紹介を始める
「俺の名前はライ・メノウ。この世界の秩序を守る活動をしている。魔獣の討伐はもちろん、人間同士の戦争を止める活動もしている」
ライ・メノウか…聞いた事ないな、最近有名になった人かも知れない
すると、国王がライに向かって媚びを売るような態度を取る
「かなりご謙遜してますぞ!あなたはこの世界で最も権力を持つ方!力を持つ方で有名じゃないですか!」
「あはは…権力はそうだけど、力は言い過ぎかな、俺より強い奴なんてたくさん居るよ」
ライは褒められるのが苦手なのか、困った表情を見せる
「とりあえず、30の勇者達が気になってね。またちょくちょく顔を出させてもらうよ」
こうして、ライは城を出る。そして、俺達は個室に戻るように指示をもらう
個室には名前が記されている
「オオシマ……なるほど。だから気付かれないのか」
今回の転移装置は前回と違い、強化されているようだった。だから、名字が分かる可能性が高い
前回はキリュウと名乗っていて、オオシマとは言っていない、だからバレていない
さて、どのように復讐しようか…
トントン
俺の個室のドアがノックされる
「誰ですか?」
「ライ・メノウだよ。少し話したいんだ」
さすがに権力者の方にお帰り下さいとは言えず、ドアを開ける
遠目だったから、よく見えなかったが、ライ・メノウはかなり若い人間だと言うことが分かる
20歳前半くらいだろうか?いかにも優男と言う顔でイケメンだ。その顔に俺は惹かれてしまったが、前回の裏切りを思い出し、警戒する
「何の用でしょうか?」
「ふむふむ…ふーむ……やはり!」
「はい?」
ライは俺の顔や体をジロジロと観察し、触ったりしてくる
「君が…キリュウさんでしょう?」
「えっ!?」
俺は自分の前回の名前がバレて焦る。このまま国に報告されるんじゃないだろうかと
最悪、この場で殺ってしまおうかと考えるが、次の一言でその考えが覆える
「魔王を倒した英雄だよね。俺、結構尊敬しているんだよ」
「えっ?あの動画見ました?」
あの動画を見れば、俺は死んで、倒したのは騎士団長とその仲間達と言うことが分かるが……
「もちろん。あれ捏造だよね?」
「えっ!?分かるんですか?」
あの動画を捏造と見破るにはかなりの実力が必要だ。その実力をライは持っていると言うのか……
「その後、君は殺され掛け、元の世界に強制帰還…しかし3年の時が流れ戻ってきた訳か……」
俺は初めて、魔王を討伐した事に誇りを持てた。今まで誰も褒めてくれなかったのに尊敬すると言ってくれたライに絶大な信頼を寄せる
「で、どうするの?復讐するつもりかい?なんなら手を貸すよ」
「………もちろん復讐する。俺は信じていたのに嘘の関係を築き、楽しいからと俺を殺そうとし、しまいには俺が魔王を討伐できずに死亡したということにしやがった奴らだぞ!」
俺はあの時をもう一度思い出し、悔しい気持ちで胸が1杯になる
「そうか…辛かったな……魔王を討伐してくれた英雄様だ。復讐に協力するよ」
「ありがとう。だが、実行するのは俺だけだからな」
「うん。分かってる」
こうして、俺とライは復讐方法を考える
「まず、最初のターゲットは俺を親友と偽り暗殺してきたジャラン・ハンマート。さっきの奴だな」
俺なら一人で全員真っ向勝負で全滅出来そうだが、それでは全く復讐とは言えない
むしろもっとムカムカする
できれば同じ絶望を味わらしたい
「なら、あいつには友達を全員無くさせてやろうじゃないか」
ライは即答で方法を提案する。俺はそれに賛成する
だが、その方法を実行するためにはどうすれば良いのだろうか
「それには賛成だけど……一体どうすんだ?」
「悪い秘密を握り、国全体にバラすんだよ。俺の家にたくさんの小型カメラあるから撮影はできる。そして、キリュウはジャランの部屋や実家などに潜入し、秘密を撮影すれば良いと思うぞ」
「なるほど……確かにそれなら人間関係は崩れる、そうだな。そうしよう!」
あいつのことだから恐ろしい秘密を隠し持っていることに違いない
その証拠を抑えることができれば…だな
「カメラの設置場所は城の庭、ジャランの部屋、ジャランの部屋の廊下だな」
「了解!潜入してくるよ」
「俺は小型カメラを取りに一度帰るよ。俺の家はサンダース王国にあるから」
「分かった」
別の国の人だったのか…どうりで国王も媚びを売っていた訳だな
さて、秘密を握りにジャラン部屋に侵入しよう
俺は静かにドアを開け、閉める。この城
かなり大きく10Fくらいに分けられている
ジャランの部屋にはよく遊びに行っていたから分かる8Fだ
廊下には棚などがあり、隠れる場所もある。個室は各フロア30個ある(1Fはエントランスで部屋無し)
廊下は全長400m、それが4つあり四角形になっている
俺達、30の勇者は2Fだ。いかにも歓迎していないって感じだな
階段は各廊下に3つずつ、設置されている
(潜入開始…まずは誰にもバレないように慎重に8Fを目指そう。それにあいつがこんな面倒事にここまで協力的な理由も後で聞かないとな…)
現在午後11時ーー
「おう!ご苦労様!」
俺達が城に戻ってくると、魔王討伐勇者時代の俺でも知らない人間が国王の横に立っていた
「国王、そちらの方は?」
ジャランがそう聞くと、その男が一歩前に出て自己紹介を始める
「俺の名前はライ・メノウ。この世界の秩序を守る活動をしている。魔獣の討伐はもちろん、人間同士の戦争を止める活動もしている」
ライ・メノウか…聞いた事ないな、最近有名になった人かも知れない
すると、国王がライに向かって媚びを売るような態度を取る
「かなりご謙遜してますぞ!あなたはこの世界で最も権力を持つ方!力を持つ方で有名じゃないですか!」
「あはは…権力はそうだけど、力は言い過ぎかな、俺より強い奴なんてたくさん居るよ」
ライは褒められるのが苦手なのか、困った表情を見せる
「とりあえず、30の勇者達が気になってね。またちょくちょく顔を出させてもらうよ」
こうして、ライは城を出る。そして、俺達は個室に戻るように指示をもらう
個室には名前が記されている
「オオシマ……なるほど。だから気付かれないのか」
今回の転移装置は前回と違い、強化されているようだった。だから、名字が分かる可能性が高い
前回はキリュウと名乗っていて、オオシマとは言っていない、だからバレていない
さて、どのように復讐しようか…
トントン
俺の個室のドアがノックされる
「誰ですか?」
「ライ・メノウだよ。少し話したいんだ」
さすがに権力者の方にお帰り下さいとは言えず、ドアを開ける
遠目だったから、よく見えなかったが、ライ・メノウはかなり若い人間だと言うことが分かる
20歳前半くらいだろうか?いかにも優男と言う顔でイケメンだ。その顔に俺は惹かれてしまったが、前回の裏切りを思い出し、警戒する
「何の用でしょうか?」
「ふむふむ…ふーむ……やはり!」
「はい?」
ライは俺の顔や体をジロジロと観察し、触ったりしてくる
「君が…キリュウさんでしょう?」
「えっ!?」
俺は自分の前回の名前がバレて焦る。このまま国に報告されるんじゃないだろうかと
最悪、この場で殺ってしまおうかと考えるが、次の一言でその考えが覆える
「魔王を倒した英雄だよね。俺、結構尊敬しているんだよ」
「えっ?あの動画見ました?」
あの動画を見れば、俺は死んで、倒したのは騎士団長とその仲間達と言うことが分かるが……
「もちろん。あれ捏造だよね?」
「えっ!?分かるんですか?」
あの動画を捏造と見破るにはかなりの実力が必要だ。その実力をライは持っていると言うのか……
「その後、君は殺され掛け、元の世界に強制帰還…しかし3年の時が流れ戻ってきた訳か……」
俺は初めて、魔王を討伐した事に誇りを持てた。今まで誰も褒めてくれなかったのに尊敬すると言ってくれたライに絶大な信頼を寄せる
「で、どうするの?復讐するつもりかい?なんなら手を貸すよ」
「………もちろん復讐する。俺は信じていたのに嘘の関係を築き、楽しいからと俺を殺そうとし、しまいには俺が魔王を討伐できずに死亡したということにしやがった奴らだぞ!」
俺はあの時をもう一度思い出し、悔しい気持ちで胸が1杯になる
「そうか…辛かったな……魔王を討伐してくれた英雄様だ。復讐に協力するよ」
「ありがとう。だが、実行するのは俺だけだからな」
「うん。分かってる」
こうして、俺とライは復讐方法を考える
「まず、最初のターゲットは俺を親友と偽り暗殺してきたジャラン・ハンマート。さっきの奴だな」
俺なら一人で全員真っ向勝負で全滅出来そうだが、それでは全く復讐とは言えない
むしろもっとムカムカする
できれば同じ絶望を味わらしたい
「なら、あいつには友達を全員無くさせてやろうじゃないか」
ライは即答で方法を提案する。俺はそれに賛成する
だが、その方法を実行するためにはどうすれば良いのだろうか
「それには賛成だけど……一体どうすんだ?」
「悪い秘密を握り、国全体にバラすんだよ。俺の家にたくさんの小型カメラあるから撮影はできる。そして、キリュウはジャランの部屋や実家などに潜入し、秘密を撮影すれば良いと思うぞ」
「なるほど……確かにそれなら人間関係は崩れる、そうだな。そうしよう!」
あいつのことだから恐ろしい秘密を隠し持っていることに違いない
その証拠を抑えることができれば…だな
「カメラの設置場所は城の庭、ジャランの部屋、ジャランの部屋の廊下だな」
「了解!潜入してくるよ」
「俺は小型カメラを取りに一度帰るよ。俺の家はサンダース王国にあるから」
「分かった」
別の国の人だったのか…どうりで国王も媚びを売っていた訳だな
さて、秘密を握りにジャラン部屋に侵入しよう
俺は静かにドアを開け、閉める。この城
かなり大きく10Fくらいに分けられている
ジャランの部屋にはよく遊びに行っていたから分かる8Fだ
廊下には棚などがあり、隠れる場所もある。個室は各フロア30個ある(1Fはエントランスで部屋無し)
廊下は全長400m、それが4つあり四角形になっている
俺達、30の勇者は2Fだ。いかにも歓迎していないって感じだな
階段は各廊下に3つずつ、設置されている
(潜入開始…まずは誰にもバレないように慎重に8Fを目指そう。それにあいつがこんな面倒事にここまで協力的な理由も後で聞かないとな…)
現在午後11時ーー
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