イヤよ!!処刑だなんて!! 私は、お母様みたいな結婚がしたいの

【R18】
※Noの後に♡印をつけてます。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「シャトン、大変!!大変なのよ~。死んじゃうのよぉぉ〜!!」

幼馴染みで親友のニアが、慌てて、部屋に飛び込んで来て叫んでいます。
私はサラに目配せします。
サラは、毎度の事なので、手早くお茶を入れて、下がります。

ニアは口を開かず、座っていれば、凄い美少女でスタイルもいいのですが、話し出すと、伯爵令嬢らしくない、かなり変わった御令嬢です。

「ニア、落ち着いて?
先日、木に登って、リンゴを取り損ない、落ちて頭を打ったと、伯父様が言ってたわよ?
もう、大丈夫なの?
まさか、そのせいで、死んじゃうの??
.......元気そうよ..ね?」

ニアが、目を剥いて言います。

「そうなの!落ちたの!落ちたから、死んじゃうの!
シャトンも死んじゃうのよ~~!
わぁぁぁん……。」


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

.....
そんな中、静まり返った会場に、王太子の声が響きます。

「皆、何を騒いでいるのですか?
教室に移動する時間だが、どうしたのかな?」

その王太子の声を聞いて、ヒロインさんは目を輝かせて、王太子様に言った。

「アンソニー様!! この人達です!!
この人達に、足をかけられて、転んだせいで、遅れたんです。酷いです!!
平民だからって、虐めるんです!!

そして、ルドルフ様と、ジェイソン様は、この二人の悪役令嬢に、騙されているんです!!」

そんな、ヒロインさんの声を聞いて、王太子様は目を細めて微笑んでいます。
微笑んでいるのに、その怒気が伝わって来るので、怖いです。

「あぁ…、ジェイソンが先程言ったように、入学を取り消した方が、良さそうだね。

私も、今日初めて君と、顔を合わせたんだがね……。許可もしてないのに、アンソニー様と、名前で呼ばないでくれたまえ。

ルドルフが先程、君に常識を教えて、あげたのに、もう全て忘れてるんだね。

救いようがないね。
やはり君は、学園に通う必要はないねぇ……。
何を教えても、無駄だろう。」

「君たち、例の物を用意してくれたまえ。」

そう王太子は叫んだ。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

異世界の学園物語です。
逃げる主人公達と、追う王子様達の話しです。
似たような話は有るでしょうが、お気軽に読んで頂ければと…。
♪ヽ(・ˇ∀ˇ・ゞ)



※誤字、脱字、不適切な表現は、お許し下さい。偶に残酷な表現があります。

※あくまでも、架空の話しです。(わたしの勝手な妄想とも言います)現代社会と同じ会社が存在しても、そこも架空の話しでございます。勝手に、こんな事もあるのかな?で書いてます。
不快な思いをした方がいましたら、お詫びします。
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