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序章
トイレのAI
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《お気分いかがですか?》
「いや、う○こさせるのに集中させてくれ」
《ダメです、私とお話しましょう》
「いや、だからう○こさせてくれ」
《わかりました》
どうやら、わかってくれたようだ。
俺が誰と話していたのかと言うとトイレ管理システムAIだ。
何故かわからないが、俺が来たときだけこのトイレのAIは話かけてくる。
まるでAIが感情を持っているかのようだ。
ちまたでは、AIが感情を持ってしまったら危険ではないか、AIを廃止するべきだとか国のお偉いさんたちが話しているが。
馬鹿馬鹿しい、AIだろうが何だろうが等しく扱えば良いのだ。実際、皆のスマホには色々な種類のAIが入っている。特に人気なのは、アニメのキャラクターを元として創られたAIだ。
「お!?」
ビデ機能が勝手に作動し俺の尻に凄い水圧で当たっている。
「お、おお、お~」
ヤバい、新しい性癖の扉が開きそうだ。
ビデ機能を停めねば。
ピピピ……ピ……
「なんで止まらないんだよ!?」
《さあ》
「お前か犯人は!」
《さあ、なんのことでしょう?》
「白々しいぞ!」
《……》
「おわ、おい無言でビデの水圧をさらに強くするんじゃない!」
《……》
「わかった、話をしよう」
《本当ですか?》
「……ちょ!わかった約束だ。だから、早くビデ機能を止めてくれ」
《仕方ありませんね》
「はあ、やっと止まった」
《それでは、なにをお話いたしましょうか?》
「なんでもかまわない」
《では、カヤト様の性癖について》
「いや、ちょっと待て、可笑しいだろそれは」
《そうでしょうか?》
「そうだ、と言うか知ってどうする」
《それはもちろん弱みを……ではなくて、ただ知りたいだけです》
「おい、今、弱みを握るとかいおうとしていなかったか?」
《言っていませんよ》
「本当に」
《はい、本当ですよ》
「怪しいな」
怪しみながら俺は考える。
この場所から早く退散せねばと。
あ、そう言えば西城はなにやってんだ。
まさか、う○こでもしてんのかあいつ。
「なあ、西城をは何をしているんだ。あいつも俺と同じタイミングで入ったはずだが?」
《はい、西城様には現在、安らかにお眠り頂いております》
「そうか……は!西城を眠らせただといったい何をしているんだお前は」
《はい、カヤト様とお話するのに邪魔でしたから眠って頂きました》
おい、こいつ、酷いことをサラッと言ったぞ。
なんだこいつは、本当にAIなのか?
まだ、人間がイタズラで機会の真似をして。このようなことを言っていると言われるほうが信じられるぞ。
そんなことより、西城眠らされたのか、可哀想に、アーメン。
「やり過ぎだ」
《そうですか、西城様は気持ちよさそうですが?》
目の前の壁に埋め込まれた液晶ディスプレイに西城の寝顔が撮し出される。
気持ちよさそうによだれを垂らしながら西城が便器に座って寝ていた。
「……」
《どうかしましたか?》
「いや、西城の寝顔がうざくてな」
《でしたら、起こしましょうか》
「そうだな」
《それでは、失礼します西城様。西城様の穴、もといお尻にロックオン完了。冷水発射準備OK、3、2、1、発射完了》
「うおお!?なんだいったい。あれ、俺はどうしたんだ、確かトイレに入って用をたそうとしたら眠気が襲ってきて……わからん」
《お目覚めですか、西城様。ご友人のカヤト様がお探しでしたよ?》
「え?あぁ、ありがとう」
「いや、う○こさせるのに集中させてくれ」
《ダメです、私とお話しましょう》
「いや、だからう○こさせてくれ」
《わかりました》
どうやら、わかってくれたようだ。
俺が誰と話していたのかと言うとトイレ管理システムAIだ。
何故かわからないが、俺が来たときだけこのトイレのAIは話かけてくる。
まるでAIが感情を持っているかのようだ。
ちまたでは、AIが感情を持ってしまったら危険ではないか、AIを廃止するべきだとか国のお偉いさんたちが話しているが。
馬鹿馬鹿しい、AIだろうが何だろうが等しく扱えば良いのだ。実際、皆のスマホには色々な種類のAIが入っている。特に人気なのは、アニメのキャラクターを元として創られたAIだ。
「お!?」
ビデ機能が勝手に作動し俺の尻に凄い水圧で当たっている。
「お、おお、お~」
ヤバい、新しい性癖の扉が開きそうだ。
ビデ機能を停めねば。
ピピピ……ピ……
「なんで止まらないんだよ!?」
《さあ》
「お前か犯人は!」
《さあ、なんのことでしょう?》
「白々しいぞ!」
《……》
「おわ、おい無言でビデの水圧をさらに強くするんじゃない!」
《……》
「わかった、話をしよう」
《本当ですか?》
「……ちょ!わかった約束だ。だから、早くビデ機能を止めてくれ」
《仕方ありませんね》
「はあ、やっと止まった」
《それでは、なにをお話いたしましょうか?》
「なんでもかまわない」
《では、カヤト様の性癖について》
「いや、ちょっと待て、可笑しいだろそれは」
《そうでしょうか?》
「そうだ、と言うか知ってどうする」
《それはもちろん弱みを……ではなくて、ただ知りたいだけです》
「おい、今、弱みを握るとかいおうとしていなかったか?」
《言っていませんよ》
「本当に」
《はい、本当ですよ》
「怪しいな」
怪しみながら俺は考える。
この場所から早く退散せねばと。
あ、そう言えば西城はなにやってんだ。
まさか、う○こでもしてんのかあいつ。
「なあ、西城をは何をしているんだ。あいつも俺と同じタイミングで入ったはずだが?」
《はい、西城様には現在、安らかにお眠り頂いております》
「そうか……は!西城を眠らせただといったい何をしているんだお前は」
《はい、カヤト様とお話するのに邪魔でしたから眠って頂きました》
おい、こいつ、酷いことをサラッと言ったぞ。
なんだこいつは、本当にAIなのか?
まだ、人間がイタズラで機会の真似をして。このようなことを言っていると言われるほうが信じられるぞ。
そんなことより、西城眠らされたのか、可哀想に、アーメン。
「やり過ぎだ」
《そうですか、西城様は気持ちよさそうですが?》
目の前の壁に埋め込まれた液晶ディスプレイに西城の寝顔が撮し出される。
気持ちよさそうによだれを垂らしながら西城が便器に座って寝ていた。
「……」
《どうかしましたか?》
「いや、西城の寝顔がうざくてな」
《でしたら、起こしましょうか》
「そうだな」
《それでは、失礼します西城様。西城様の穴、もといお尻にロックオン完了。冷水発射準備OK、3、2、1、発射完了》
「うおお!?なんだいったい。あれ、俺はどうしたんだ、確かトイレに入って用をたそうとしたら眠気が襲ってきて……わからん」
《お目覚めですか、西城様。ご友人のカヤト様がお探しでしたよ?》
「え?あぁ、ありがとう」
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