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第二話 やばいやばいやばい
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「なあ、なあ。」
ソラがさっきから話しかけてくる。鬱陶しいな。
「おい、無視すんなって。」
「何?」
こいつ腹立つな。
さっきからずっと話しかけてきやがって、、。
「おい、そんな腹立たしそうな顔するなよ、せっかくこっちが話しかけてやってんのに。。」
お前から話しかけられるのなんてこっちが願い下げたっての。
「話しかけてもらわらなくていいです。」
「、、、くっそー、お前腹立つ、、何が何でも惚れさせてやる、、、今に見てろよ、、、」
そう言ってソラが、どこかへ行ってしまった。
「ふん、だーれがあんたなんかに惚れるもんですか。天地がひっくり返ったってあり得ないわ。」
そう私は独り言をつぶやいて、次の授業を受ける教室へ向かった。
教室へ着くと、ソラがいた。
こいつ、どっか行ったと思ったら先に教室に行っていたのか。
そう思いつつ、教室の前に貼られている席の表を見ると、私の隣はソラだった。
うそでしょ、、?こんな最低最悪な奴の隣とか、嘘でしょ?
なんかじわじわと私が死亡するエンドに近づいている気がするんだけど。
なるべくこいつとかかわりたくないのに、、。
はあ、まじやばいわ。
「席、隣だな!」
ソラがうれしそうににこにこと微笑みかけてくる。
こいつ、みんなが見ているところではこうやって猫かぶっているのよね。
あー、腹立つ。憎たらしいな。
「なあシュナ、好きだよ。」
ソラが耳元に口を近づけてそうささやいた。
けっ、気持ち悪い。
こういうの本当に無理。
「好きでもないくせにそんなこと言わなくていいわよ。」
私はそう言った。
「えー、本当なのに。」
ソラがにやにやと笑ってそういった。
「はーい、では授業を始めます。」
先生が教室に入ってきてそういった。
「今回は、次回の外での実技の授業で気を付けることなどを教えまーす。」
次回、実技なのか。
「次回は、ラズルの森に行きます。」
「ラズルの森!?」
思わず声に出して立ち上がってしまった。
そのせいで、一気に生徒の注目が集まる。
「あ、えっと、すみません。ちょっと驚いただけです。」
そう言って、席に座った。
「あ、ええと、驚くのも無理はないかもしれませんね。魔女の森、と言われていますからね。」
先生がかばってくれた。良かった。
それにしても、ラズルの森って、あのイベントの場所ではないか。
Ⅱで、ヤンデレエンドのイベント、名前なんだっけ、なんちゃらイベントだった気がするけど。
まあそのイベントがあったやつだよね。
やばいな。その森言ったら確かなんか危険な魔物が出てくるんじゃなかったっけ。
その日だけ学校休もうかな、あ、でも休んじゃだめなんだっけ。
確か主人公は推薦のおかげで学校に入れたんだよね。。
とびきり魔力が平民なのに貴族より強くて、前代未聞で推薦でこの学院に入った、とかいう設定だった気がする。
それも国王が昔からのしきたりを大切にする有力貴族の反対を押し切っての推薦、とかいう設定だった気がする。
だとしたら休んだらその時点でその有力貴族に退学にさせられたりするのかな。
だとしたらまずいな。
休んじゃだめだわ。絶対行かないとじゃん。
「はい、ではその討伐でのチーム分けを発表します。」
先生は私が考え事をしていた間も話していたらしく(聞いていなかった)、チーム分けの表を黒板に貼った。
見るとペアは、、、ソラと一緒だった。
まじかよ。
ゲームの作者どれだけシュナとソラをくっつけたいんだよ。
そしてどれだけシュナのこと嫌いなんだよ。
はあ、本当にやばい。
行きたくないけどー、、行くしかないよなあ。。
待ってろ死亡フラグ!今すぐへし折ってやる!
ソラがさっきから話しかけてくる。鬱陶しいな。
「おい、無視すんなって。」
「何?」
こいつ腹立つな。
さっきからずっと話しかけてきやがって、、。
「おい、そんな腹立たしそうな顔するなよ、せっかくこっちが話しかけてやってんのに。。」
お前から話しかけられるのなんてこっちが願い下げたっての。
「話しかけてもらわらなくていいです。」
「、、、くっそー、お前腹立つ、、何が何でも惚れさせてやる、、、今に見てろよ、、、」
そう言ってソラが、どこかへ行ってしまった。
「ふん、だーれがあんたなんかに惚れるもんですか。天地がひっくり返ったってあり得ないわ。」
そう私は独り言をつぶやいて、次の授業を受ける教室へ向かった。
教室へ着くと、ソラがいた。
こいつ、どっか行ったと思ったら先に教室に行っていたのか。
そう思いつつ、教室の前に貼られている席の表を見ると、私の隣はソラだった。
うそでしょ、、?こんな最低最悪な奴の隣とか、嘘でしょ?
なんかじわじわと私が死亡するエンドに近づいている気がするんだけど。
なるべくこいつとかかわりたくないのに、、。
はあ、まじやばいわ。
「席、隣だな!」
ソラがうれしそうににこにこと微笑みかけてくる。
こいつ、みんなが見ているところではこうやって猫かぶっているのよね。
あー、腹立つ。憎たらしいな。
「なあシュナ、好きだよ。」
ソラが耳元に口を近づけてそうささやいた。
けっ、気持ち悪い。
こういうの本当に無理。
「好きでもないくせにそんなこと言わなくていいわよ。」
私はそう言った。
「えー、本当なのに。」
ソラがにやにやと笑ってそういった。
「はーい、では授業を始めます。」
先生が教室に入ってきてそういった。
「今回は、次回の外での実技の授業で気を付けることなどを教えまーす。」
次回、実技なのか。
「次回は、ラズルの森に行きます。」
「ラズルの森!?」
思わず声に出して立ち上がってしまった。
そのせいで、一気に生徒の注目が集まる。
「あ、えっと、すみません。ちょっと驚いただけです。」
そう言って、席に座った。
「あ、ええと、驚くのも無理はないかもしれませんね。魔女の森、と言われていますからね。」
先生がかばってくれた。良かった。
それにしても、ラズルの森って、あのイベントの場所ではないか。
Ⅱで、ヤンデレエンドのイベント、名前なんだっけ、なんちゃらイベントだった気がするけど。
まあそのイベントがあったやつだよね。
やばいな。その森言ったら確かなんか危険な魔物が出てくるんじゃなかったっけ。
その日だけ学校休もうかな、あ、でも休んじゃだめなんだっけ。
確か主人公は推薦のおかげで学校に入れたんだよね。。
とびきり魔力が平民なのに貴族より強くて、前代未聞で推薦でこの学院に入った、とかいう設定だった気がする。
それも国王が昔からのしきたりを大切にする有力貴族の反対を押し切っての推薦、とかいう設定だった気がする。
だとしたら休んだらその時点でその有力貴族に退学にさせられたりするのかな。
だとしたらまずいな。
休んじゃだめだわ。絶対行かないとじゃん。
「はい、ではその討伐でのチーム分けを発表します。」
先生は私が考え事をしていた間も話していたらしく(聞いていなかった)、チーム分けの表を黒板に貼った。
見るとペアは、、、ソラと一緒だった。
まじかよ。
ゲームの作者どれだけシュナとソラをくっつけたいんだよ。
そしてどれだけシュナのこと嫌いなんだよ。
はあ、本当にやばい。
行きたくないけどー、、行くしかないよなあ。。
待ってろ死亡フラグ!今すぐへし折ってやる!
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