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超魔の目覚め
いざ王都へ
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(……なぁ、アサム。そのぉなんだ、ひとまずおめでとう、と言うべきか?)
石カブト本部の玄関付近で掃き掃除をしている、少女のように愛くるしい青年に、そう精神感応の言葉をかけた。
(い、いきなりどうしたんですか? 思念の言葉を使うなんて、何か聞かれたら不味いことですか?)
アサムが使用してる箒と塵取りは副長の手製だ。
その箒で掃く動作を止めると困惑したように俺を見上げてきた。
……たしかに聞かれると不味いかもしれん。
もし漏れようものなら、アサムの身がイロイロとヤバくなるかもしれんからな。
(実は任務の帰りにな、お前の親父さんに合ったんだ)
(……えっ! 父さんにですか?)
そう親父さんことアテムさん。
……まあそれで何がおめでとうかって、アサムが兄になるからなのだが。
(実はお前に、弟ができたんだ。だからこそ、おめでとうと言うべきかと思ってなぁ)
(それは本当ですか! 僕が兄に。嬉しいしらせですよ、僕達の種は男性が非常に少ないですから)
アサムの喜びにみちあふれた返答が走る。
まあ確かに、あんな繁殖能力では男は産まれにくいだろうからな。
なんで奥さんじゃなくて、旦那さんが身ごもってるんだろうな、ほんとに。
「やりましたよ、レオ様。僕は兄さんになるんですよ!」
そう言ってアサムは喜びを隠そうとせず、背負ってるレオ王子に語りかけた。
王子もアサムの感情が分かるのか、赤ん坊らしい笑い声をあげる。
「でも、ムラトさん。どうして、そんな知らせを思念の言葉で語りかけてくるんですか? 別に隠す必要もない、喜ばしいこととは思いますが」
と、キョトンとした様子でまた俺を見上げてくる。
まあ確かにお前達からすれば、別に隠すこともない、ただ単に家族が増えたと言うめでたいことではあろうが。
だが多くの老若男女から、どんな目を向けられているかあまり自覚がないのだろう。
(半妖精から見れば別にどうと言うことはないのだろうが、他から見るとお前達は何と言うか、少し変わった家族の作りかたでな)
(まあ確かに、僕達は他の種族とは生殖が多少ことなりますから)
と、俺とのこの秘密のやり取りを思ってかアサムは思念の言葉に切り換えて返答してきた。
(でも皆さんも同じことを言うんですよね、やはり別に隠す程のことでもないとおもうのですが。実はムラトさんだけでなく、領主エリンダ様やニオンさんもそのことは知っていて、そして口外しないようにと言い付けられてるんですよ)
そう言ってアサムは首を傾げると、(まあ確かに、ちょっと恥ずかしい内容かもしれませんが)そう言って顔をやや赤くさせた。
話を聞くとどうやら、少なくともエリンダ様と副長は半妖精のこの異質な性機能のことは知っているようだ。
しかしあの二人もこのことを表沙汰にしてはいけない、と言ってるあたり俺と同じ考えなのだろう。
(アサム、このことを知ってるのはその二人だけなのか?)
(そうですねぇ……あとメイド長のエルザさんに、以前教えてあげました)
教えるなど、やや迂闊すぎないか?
まあでも屋敷のメイド長はとても真面目で規律には厳しい人とは聞いている、たぶん言いふらしたり何かはしないだろう。
アリシアもこの秘密は知っているために、いちおう釘は刺しておいたし、この秘密は守り通せるはずだ。
(アサム、最後に一つ聞きたいんだが……やっぱり、お前も……)
(ええ……それはもちろん)
アサムはそう言ってモジモジと恥ずかしそうな素振りを見せる。
聞くまでもないのだろうが、やはり。
(いずれ僕も子供を産める体質になりますね)
恥ずかしがりながらもそうハッキリと言われて、俺は固く決意した。
この秘密は絶対に守らなければならないと。
もちろんいずれは広まるだろうが、しかしそれまではやはり機密だ。
事が広まれば、理性と言うたがが外れた者達(特に女性陣)がアサムを我が物にしようと毒牙にかけようと狂いだすだろう。
「だいぶ日が沈んできましたね。そろそろ明日の準備をしないと」
と、いきなりにアサムは赤い夕日を見て囁いた。
「明日、王都にいくんだったな」
聞いたところによると、アサムは明日エリンダ様達と一緒に王都へと出かける予定だ。
他にもニオン副長やミアナやアリシア達も同行するが、レオ王子のこともあるのでアサムも一緒に行くらしい。
その内容は両国への謝罪。公にしてはならないことだが、メガエラ女王様はせめて謝意を見せなければ気がすまないのだろう。
ちなみに俺は留守番である。
俺が行ったところで何の用もないし、魔獣や超獣絡みの案件でもない、それに護衛には副長とベーンがつくしな俺の力など必要のないことだ。
何より俺までいなかったらゲン・ドラゴンが手薄になっちまうからな。
……ただ、どうしても何だか不穏な気がする。
「アサム、大丈夫だとは思うが気をつけてな。ここんとこ色々続きで何が起きるかもわからねぇからな」
俺はそう促した。
「そんなに深刻にならなくても大丈夫ですよ。ニオンさんやベーンがいますから。それにミアナさんやアリシアさん達も腕はたつ方達ですから」
「まあ副長がいれば大丈夫だろうが、とにかく油断はするなよ。偽者の王の暴走やら、その奴がどこで生体兵器である異形獣を手にしたかも真相はまだ分かっちゃあいないんだ。奴一人だけで、ここまでの計画ができるとは、とても思えなくてだな」
可愛らしい笑みを見せるアサムとは違い、俺はただやはり悪意に満ちた何かを感じていた。
怪獣の感覚が何かを警戒してるような。
× × ×
「この装置を用いれば、たちまちに王都に到着できるのです」
チャベックは大きなタンクのような装置の前で、ご機嫌な様子で甲高い声をあげる。
「チャベックくん、それはいったいなんなの?」
と、おめかしをきめた領主エリンダは首を傾げた。
ここはチャベックの私室。しかし得体のしれない機材が並び、パイプが伸び、もはや実験室と言っても過言ではない程のものであった。
本日は女王メガエラに謁見する予定だ。
王都は遥か遠く、歩く旅などは論外。それなら魔術による転移が普通だが、みなが集っているのは異星人の部屋。
「遠出でしたら、わたくしにお任せください」
っと言って皆を部屋に集めたのは数分前のことだろうか。
「それにしても、なんなのこの部屋?」
「見たこともない、道具だらけ」
「なんなの本当に、この国は」
「……あの人、脚何本あるんでしょ?」
部屋の有り様にウェルシ、アリシア、ハンナは唖然とし、メイドのスティアはチャベックの脚の数を数え始める。
あまりの異質さゆえに。
「それでチャベック、その装置は?」
「どうやって、そんな大きな物を持ち込んだんです?」
「オケケケケ?」
そしてそんな物はもう見慣れているかのように、ミアナ、レオ王子を抱くアサム、ベーンも口を開いた。
「これはジョウト・システムといいます」
そしてチャベックはコホンと咳払いをすると、淡々とした様子で説明を始める。
「物質を量子レベルにまで分解し、それをエネルギー体として転送光線に乗せて運び、目的地で再構成するというものです」
チャベックは装置の性能を誇るがごとく、大袈裟に触手を広げてみせた。
しかし誰もそれに応じることはなかった、かに思われたが周辺の機器をいじっていたニオンがジョウト・システムに目を向ける。
「一種の転送装置と言うわけだね」
「はい、まさにその通りでございます。さすがニオン様です」
やはり分かる者にしか理解できない世界なのだ。
返答してくれたニオンに、チャベックもまた興奮したように応じた。
「……しかしチャベック殿、これは」
「はい、ニオン様の考え通りです」
明らかな超技術である。師匠たるハクラとて自力でこれを開発するのは無理があるだろう。
と、なるとやはり。
「……星外魔獣から得た技術か」
ニオンは誰にも聞こえないように囁いた。
大きな装置とは言え、やはり人数が多かったようだ。
ジョウト・システムのタンクの中はギュウギュウ詰めであった。
「チャベックくん、装置を早く作動させて。苦しいは」
「かしこまりました。それでは、レッツラゴー!」
圧迫される領主の言葉を聞いて、誰かの肩と手で頭を挟まれるチャベックは触手で持つ端末を制御し装置を起動させた。
石カブト本部の玄関付近で掃き掃除をしている、少女のように愛くるしい青年に、そう精神感応の言葉をかけた。
(い、いきなりどうしたんですか? 思念の言葉を使うなんて、何か聞かれたら不味いことですか?)
アサムが使用してる箒と塵取りは副長の手製だ。
その箒で掃く動作を止めると困惑したように俺を見上げてきた。
……たしかに聞かれると不味いかもしれん。
もし漏れようものなら、アサムの身がイロイロとヤバくなるかもしれんからな。
(実は任務の帰りにな、お前の親父さんに合ったんだ)
(……えっ! 父さんにですか?)
そう親父さんことアテムさん。
……まあそれで何がおめでとうかって、アサムが兄になるからなのだが。
(実はお前に、弟ができたんだ。だからこそ、おめでとうと言うべきかと思ってなぁ)
(それは本当ですか! 僕が兄に。嬉しいしらせですよ、僕達の種は男性が非常に少ないですから)
アサムの喜びにみちあふれた返答が走る。
まあ確かに、あんな繁殖能力では男は産まれにくいだろうからな。
なんで奥さんじゃなくて、旦那さんが身ごもってるんだろうな、ほんとに。
「やりましたよ、レオ様。僕は兄さんになるんですよ!」
そう言ってアサムは喜びを隠そうとせず、背負ってるレオ王子に語りかけた。
王子もアサムの感情が分かるのか、赤ん坊らしい笑い声をあげる。
「でも、ムラトさん。どうして、そんな知らせを思念の言葉で語りかけてくるんですか? 別に隠す必要もない、喜ばしいこととは思いますが」
と、キョトンとした様子でまた俺を見上げてくる。
まあ確かにお前達からすれば、別に隠すこともない、ただ単に家族が増えたと言うめでたいことではあろうが。
だが多くの老若男女から、どんな目を向けられているかあまり自覚がないのだろう。
(半妖精から見れば別にどうと言うことはないのだろうが、他から見るとお前達は何と言うか、少し変わった家族の作りかたでな)
(まあ確かに、僕達は他の種族とは生殖が多少ことなりますから)
と、俺とのこの秘密のやり取りを思ってかアサムは思念の言葉に切り換えて返答してきた。
(でも皆さんも同じことを言うんですよね、やはり別に隠す程のことでもないとおもうのですが。実はムラトさんだけでなく、領主エリンダ様やニオンさんもそのことは知っていて、そして口外しないようにと言い付けられてるんですよ)
そう言ってアサムは首を傾げると、(まあ確かに、ちょっと恥ずかしい内容かもしれませんが)そう言って顔をやや赤くさせた。
話を聞くとどうやら、少なくともエリンダ様と副長は半妖精のこの異質な性機能のことは知っているようだ。
しかしあの二人もこのことを表沙汰にしてはいけない、と言ってるあたり俺と同じ考えなのだろう。
(アサム、このことを知ってるのはその二人だけなのか?)
(そうですねぇ……あとメイド長のエルザさんに、以前教えてあげました)
教えるなど、やや迂闊すぎないか?
まあでも屋敷のメイド長はとても真面目で規律には厳しい人とは聞いている、たぶん言いふらしたり何かはしないだろう。
アリシアもこの秘密は知っているために、いちおう釘は刺しておいたし、この秘密は守り通せるはずだ。
(アサム、最後に一つ聞きたいんだが……やっぱり、お前も……)
(ええ……それはもちろん)
アサムはそう言ってモジモジと恥ずかしそうな素振りを見せる。
聞くまでもないのだろうが、やはり。
(いずれ僕も子供を産める体質になりますね)
恥ずかしがりながらもそうハッキリと言われて、俺は固く決意した。
この秘密は絶対に守らなければならないと。
もちろんいずれは広まるだろうが、しかしそれまではやはり機密だ。
事が広まれば、理性と言うたがが外れた者達(特に女性陣)がアサムを我が物にしようと毒牙にかけようと狂いだすだろう。
「だいぶ日が沈んできましたね。そろそろ明日の準備をしないと」
と、いきなりにアサムは赤い夕日を見て囁いた。
「明日、王都にいくんだったな」
聞いたところによると、アサムは明日エリンダ様達と一緒に王都へと出かける予定だ。
他にもニオン副長やミアナやアリシア達も同行するが、レオ王子のこともあるのでアサムも一緒に行くらしい。
その内容は両国への謝罪。公にしてはならないことだが、メガエラ女王様はせめて謝意を見せなければ気がすまないのだろう。
ちなみに俺は留守番である。
俺が行ったところで何の用もないし、魔獣や超獣絡みの案件でもない、それに護衛には副長とベーンがつくしな俺の力など必要のないことだ。
何より俺までいなかったらゲン・ドラゴンが手薄になっちまうからな。
……ただ、どうしても何だか不穏な気がする。
「アサム、大丈夫だとは思うが気をつけてな。ここんとこ色々続きで何が起きるかもわからねぇからな」
俺はそう促した。
「そんなに深刻にならなくても大丈夫ですよ。ニオンさんやベーンがいますから。それにミアナさんやアリシアさん達も腕はたつ方達ですから」
「まあ副長がいれば大丈夫だろうが、とにかく油断はするなよ。偽者の王の暴走やら、その奴がどこで生体兵器である異形獣を手にしたかも真相はまだ分かっちゃあいないんだ。奴一人だけで、ここまでの計画ができるとは、とても思えなくてだな」
可愛らしい笑みを見せるアサムとは違い、俺はただやはり悪意に満ちた何かを感じていた。
怪獣の感覚が何かを警戒してるような。
× × ×
「この装置を用いれば、たちまちに王都に到着できるのです」
チャベックは大きなタンクのような装置の前で、ご機嫌な様子で甲高い声をあげる。
「チャベックくん、それはいったいなんなの?」
と、おめかしをきめた領主エリンダは首を傾げた。
ここはチャベックの私室。しかし得体のしれない機材が並び、パイプが伸び、もはや実験室と言っても過言ではない程のものであった。
本日は女王メガエラに謁見する予定だ。
王都は遥か遠く、歩く旅などは論外。それなら魔術による転移が普通だが、みなが集っているのは異星人の部屋。
「遠出でしたら、わたくしにお任せください」
っと言って皆を部屋に集めたのは数分前のことだろうか。
「それにしても、なんなのこの部屋?」
「見たこともない、道具だらけ」
「なんなの本当に、この国は」
「……あの人、脚何本あるんでしょ?」
部屋の有り様にウェルシ、アリシア、ハンナは唖然とし、メイドのスティアはチャベックの脚の数を数え始める。
あまりの異質さゆえに。
「それでチャベック、その装置は?」
「どうやって、そんな大きな物を持ち込んだんです?」
「オケケケケ?」
そしてそんな物はもう見慣れているかのように、ミアナ、レオ王子を抱くアサム、ベーンも口を開いた。
「これはジョウト・システムといいます」
そしてチャベックはコホンと咳払いをすると、淡々とした様子で説明を始める。
「物質を量子レベルにまで分解し、それをエネルギー体として転送光線に乗せて運び、目的地で再構成するというものです」
チャベックは装置の性能を誇るがごとく、大袈裟に触手を広げてみせた。
しかし誰もそれに応じることはなかった、かに思われたが周辺の機器をいじっていたニオンがジョウト・システムに目を向ける。
「一種の転送装置と言うわけだね」
「はい、まさにその通りでございます。さすがニオン様です」
やはり分かる者にしか理解できない世界なのだ。
返答してくれたニオンに、チャベックもまた興奮したように応じた。
「……しかしチャベック殿、これは」
「はい、ニオン様の考え通りです」
明らかな超技術である。師匠たるハクラとて自力でこれを開発するのは無理があるだろう。
と、なるとやはり。
「……星外魔獣から得た技術か」
ニオンは誰にも聞こえないように囁いた。
大きな装置とは言え、やはり人数が多かったようだ。
ジョウト・システムのタンクの中はギュウギュウ詰めであった。
「チャベックくん、装置を早く作動させて。苦しいは」
「かしこまりました。それでは、レッツラゴー!」
圧迫される領主の言葉を聞いて、誰かの肩と手で頭を挟まれるチャベックは触手で持つ端末を制御し装置を起動させた。
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