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超魔の目覚め
不自然なアリシア
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毛玉人の聴覚は人間などより遥かに優れたもの。
ゆえに杖術の訓練中とはいえ、ニオンとチャベックの会話はよく聞こえる。
「……また何かとんでもないことを言ってるわね」
呆れるようにミアナは息を吐く。まあ彼等が現代を行きすぎた話をするのは、いつものことだが。
オボロが音速を越えただの、細胞の領域から肉体を作り替えるだの、と言うもう完全に生物としてどうかしてるような内容だ。
そして自己進化能力で戦闘を繰り返せば強くなっていく、これなどはもう理解が追い付かない。
しかしミアナは賢明な少女。その内容に驚愕するが多少なりは理解できる。
……いずれにせよ今現在オボロの身に何か変化がおこり、それで強くなり、そして戦闘を続けていれば劇的に戦闘力が向上していくと言う内容だ。
常識外れもいいところだが、この地で色々と経験した今となっては認めるしかあるまい。
「むなしいと言うか、仕方ないと言うか、なんと言うか。……でも今の私にあるのは、これだけ」
ただでさえ超人だと言うのに、こうしてる間にオボロは異次元すぎる領域へと進化を遂げていく。
それに比べ、魔力を失った自分は新しい戦闘技術たる杖術の訓練。
……もちろん超人とて努力はしてるし、楽に強くなってるわけではないし、死にそうな経験もあっただろうが。
「……なんだか、あなたの気持ちが少し分かったような気がする」
ミアナは、また息を吐き。会話を続ける美剣士に見つめた。
自分を上回る才覚を有するニオンに嫉妬を覚えたこともあるし、恐らくそれを妬む者は多かっただろう。
……凡人は天才にはかなわない、しかし天才が幾千幾万いようが超人に肩を並べることはできない。
遥か上に君臨する者から見れば、どれも同じ穴のムジナ。
ニオンは、それを理解してるのだろう。
「ミアナ殿、聞こえてはいるだろう。このことは内密に頼む」
と、ニオンのやや大きな声が聞こえた。
離れているとは言え、こちらにも話の内容が聞こえていのは分かっていたのだろう。
ミアナは了解と返答するがごとく、手をあげて振った。
「まあ、言ったところで誰も理解できないだろうし、信じもしないでしょうけど……んっ?」
そう呟いて訓練に戻ろうとした時、門からこちらに歩み寄ってくる姿を捉えた。
「やあ、おはようミアナ」
いきなりに挨拶してきたその正体は、昨日一緒に買い物を楽しんだ……程ではないにせよ色々と語り合うことができた少女である。
「おはようアリシア……よく眠れた、とは言えそうもないわね」
彼女の目を見てミアナはそう返した。
少女らしい可愛いげのある目は赤くなってる。恐らく夜中、泣いていたのだろう。
あんな凄惨な戦いを思考の中に捩じ込まれては、そうもなろうに。
「ミアナ、あなた杖術の訓練をしているの?」
「……まぁね。今の私に残された主戦力は、これぐらいだから」
ミアナは自分の身長と同じくらいの杖をグルンと使いなれたように回してみせた。
「昨日、ハンナから剣を弾いたのは見事だったよ。彼女、けっこう強いんだけど」
とアリシアは異様に愛想よく、ミアナの腕前を褒め称える。
彼女のどうも芝居くさい言動に、ミアナは怪訝そうな表情を見せた。
「……それは、どうも。……なるほど、そう言うことね」
一応のことミアナは礼を述べると、呆れたように息を吐いた。
アリシアの不自然な愛想や言葉で、何となく悟ったのだろう。
「ニオンに会いに来たんでしょ、彼ならあそこにいるから」
そう言ってミアナは、チャベックと会話を続けるニオンへと顔を向けた。
「そうなのよ、ちょっと彼に頼みたいことがあってね。じゃあまた」
不自然な笑みを見せてそれだけ言うと、アリシアはニオンのもとへと駆けていった。
「……まったく、あんな幼稚な手段で彼等の御機嫌とりになると思ってるのかしら……でも、まあ他人のことは言えないか」
杖術の訓練に戻り、ミアナは疲れたように息を吐く。
確かにアリシアを馬鹿にできたものではない。
自分もオボロの強大な力を手にするべく、愛想よくして色仕掛けまでしでかしたのだから。
やったことは今のアリシアと比較して醜悪だ。
「……忘れたい」
そしてミアナは頭を抱えた。
思い出しただけで恥ずかしい、失敗したあげく本番をされそうになった時は怖じ気づいて悲鳴をあげてしまったのだから。
「やあ、二人ともおはよう」
駆けながらアリシアは元気よさげに、ニオンとチャベックへと挨拶の声をかけた。
「おや、これはアリシア殿。おはよう」
「おはようございます、アリシア様。元気そうでなによりです」
そしてニオンはいつも通りの優しげな様子でチャベックは甲高い声で彼女に応じた。
「二人とも、何の話をしていたの?」
そして、その不自然な明るさのままアリシアは二人に尋ねた。
「今、別の場所で任務に当たっている私達の組織の隊長のことで話していたのだよ。直にあってはいないが、君は知っているだろう」
勿論、何を話していたのか本当のことを伝えない。
ニオンは嘘はないが真実を伏せた言葉で彼女に返答した。
「……へ、へぇそうなの」
それを聞いてアリシアは笑みをひきつらせる。
昨日見せられた記録でオボロのことも多少知ることはできたが、石カブトの隊長はニオンを凌駕する常識から逸脱したような化け物であることを嫌と言うほど理解できていた。
「そう言えば、ニオンは剣士なのに弓も扱えるんだね。しかも凄い腕前で」
そしてニオンの機嫌を取りつつ話題を出すために、アリシアは彼の背後に置かれている黒い弓に目を向けた。
弓使いである彼女から見ても、上等な拵え方である。いったい材質は何なのやら。
「私が作製したものだよ。確かに私は剣士だが、武芸は総合的に身に付けておかなければならない。引いてみるかね?」
そう言ってニオンは不動樫で作られた弓を差し出した。
「……うぐっ!」
受け取ったアリシアは思わず声をあげた。とても重いのだ、構えるのだって大変な程に。
「……ひ、引けない」
そしてどうにか堪えて構えても、その弦を引くことすらできない。
いったいどれ程の弓力(弓を引く力)が必要なのか?
アリシアも弓の扱いはエルフ程には及ばないが得意中の得意。
しかしニオンが作製したこの武器は、そんな彼女から見ても常識外れである。
「こんな物……人が扱えるわけない!」
顔を真っ赤にさせて力を振り絞るが、やはり微動だにしない。
「かしてみたまえ」
そして分かりきっていたような表情でニオンは彼女から弓を返してもらうと、地面に刺していた合金製の矢を抜き取り、それを番え弦をなに食わぬ様子で引き絞る。
「……」
アリシアは声が出せなかった。明らかに並の人間の膂力ではない。
そして強大な弾性で放たれた矢は凄まじい速度で風を切り裂き、離れた巨岩に轟音を響かせて突き刺さった。
すると、その一撃がとどめになったのだろう。
ビキビキと岩に亀裂が拡がっていき、そして最後には半分に割れたのだ。
「す、凄い」
あまりにも異次元すぎるニオンの強靭さと技量にアリシアは声を震わせる。
そしてニオンは、そんな彼女に険しい顔をむけた。
「見苦しい。アリシア殿、君は私をおだてて何か願望を聞いてもらおうと言う考えかね? 軽く見られたものだ、私達がそのようなことで喜ぶ輩に見えるのかね」
全てお見通しであった。
石カブトは百戦錬磨の集団なのだ。そんな幼稚な褒め称えるような手段など通じるはずがなかろう。
「……ご、ごめんニオン」
ニオンの気迫に震えながらアリシアは非礼を詫びた。
そして本当の目的を伝えるべく、息を大きく吸った。
「私達の国を荒らす蛮竜を殲滅して!」
ゆえに杖術の訓練中とはいえ、ニオンとチャベックの会話はよく聞こえる。
「……また何かとんでもないことを言ってるわね」
呆れるようにミアナは息を吐く。まあ彼等が現代を行きすぎた話をするのは、いつものことだが。
オボロが音速を越えただの、細胞の領域から肉体を作り替えるだの、と言うもう完全に生物としてどうかしてるような内容だ。
そして自己進化能力で戦闘を繰り返せば強くなっていく、これなどはもう理解が追い付かない。
しかしミアナは賢明な少女。その内容に驚愕するが多少なりは理解できる。
……いずれにせよ今現在オボロの身に何か変化がおこり、それで強くなり、そして戦闘を続けていれば劇的に戦闘力が向上していくと言う内容だ。
常識外れもいいところだが、この地で色々と経験した今となっては認めるしかあるまい。
「むなしいと言うか、仕方ないと言うか、なんと言うか。……でも今の私にあるのは、これだけ」
ただでさえ超人だと言うのに、こうしてる間にオボロは異次元すぎる領域へと進化を遂げていく。
それに比べ、魔力を失った自分は新しい戦闘技術たる杖術の訓練。
……もちろん超人とて努力はしてるし、楽に強くなってるわけではないし、死にそうな経験もあっただろうが。
「……なんだか、あなたの気持ちが少し分かったような気がする」
ミアナは、また息を吐き。会話を続ける美剣士に見つめた。
自分を上回る才覚を有するニオンに嫉妬を覚えたこともあるし、恐らくそれを妬む者は多かっただろう。
……凡人は天才にはかなわない、しかし天才が幾千幾万いようが超人に肩を並べることはできない。
遥か上に君臨する者から見れば、どれも同じ穴のムジナ。
ニオンは、それを理解してるのだろう。
「ミアナ殿、聞こえてはいるだろう。このことは内密に頼む」
と、ニオンのやや大きな声が聞こえた。
離れているとは言え、こちらにも話の内容が聞こえていのは分かっていたのだろう。
ミアナは了解と返答するがごとく、手をあげて振った。
「まあ、言ったところで誰も理解できないだろうし、信じもしないでしょうけど……んっ?」
そう呟いて訓練に戻ろうとした時、門からこちらに歩み寄ってくる姿を捉えた。
「やあ、おはようミアナ」
いきなりに挨拶してきたその正体は、昨日一緒に買い物を楽しんだ……程ではないにせよ色々と語り合うことができた少女である。
「おはようアリシア……よく眠れた、とは言えそうもないわね」
彼女の目を見てミアナはそう返した。
少女らしい可愛いげのある目は赤くなってる。恐らく夜中、泣いていたのだろう。
あんな凄惨な戦いを思考の中に捩じ込まれては、そうもなろうに。
「ミアナ、あなた杖術の訓練をしているの?」
「……まぁね。今の私に残された主戦力は、これぐらいだから」
ミアナは自分の身長と同じくらいの杖をグルンと使いなれたように回してみせた。
「昨日、ハンナから剣を弾いたのは見事だったよ。彼女、けっこう強いんだけど」
とアリシアは異様に愛想よく、ミアナの腕前を褒め称える。
彼女のどうも芝居くさい言動に、ミアナは怪訝そうな表情を見せた。
「……それは、どうも。……なるほど、そう言うことね」
一応のことミアナは礼を述べると、呆れたように息を吐いた。
アリシアの不自然な愛想や言葉で、何となく悟ったのだろう。
「ニオンに会いに来たんでしょ、彼ならあそこにいるから」
そう言ってミアナは、チャベックと会話を続けるニオンへと顔を向けた。
「そうなのよ、ちょっと彼に頼みたいことがあってね。じゃあまた」
不自然な笑みを見せてそれだけ言うと、アリシアはニオンのもとへと駆けていった。
「……まったく、あんな幼稚な手段で彼等の御機嫌とりになると思ってるのかしら……でも、まあ他人のことは言えないか」
杖術の訓練に戻り、ミアナは疲れたように息を吐く。
確かにアリシアを馬鹿にできたものではない。
自分もオボロの強大な力を手にするべく、愛想よくして色仕掛けまでしでかしたのだから。
やったことは今のアリシアと比較して醜悪だ。
「……忘れたい」
そしてミアナは頭を抱えた。
思い出しただけで恥ずかしい、失敗したあげく本番をされそうになった時は怖じ気づいて悲鳴をあげてしまったのだから。
「やあ、二人ともおはよう」
駆けながらアリシアは元気よさげに、ニオンとチャベックへと挨拶の声をかけた。
「おや、これはアリシア殿。おはよう」
「おはようございます、アリシア様。元気そうでなによりです」
そしてニオンはいつも通りの優しげな様子でチャベックは甲高い声で彼女に応じた。
「二人とも、何の話をしていたの?」
そして、その不自然な明るさのままアリシアは二人に尋ねた。
「今、別の場所で任務に当たっている私達の組織の隊長のことで話していたのだよ。直にあってはいないが、君は知っているだろう」
勿論、何を話していたのか本当のことを伝えない。
ニオンは嘘はないが真実を伏せた言葉で彼女に返答した。
「……へ、へぇそうなの」
それを聞いてアリシアは笑みをひきつらせる。
昨日見せられた記録でオボロのことも多少知ることはできたが、石カブトの隊長はニオンを凌駕する常識から逸脱したような化け物であることを嫌と言うほど理解できていた。
「そう言えば、ニオンは剣士なのに弓も扱えるんだね。しかも凄い腕前で」
そしてニオンの機嫌を取りつつ話題を出すために、アリシアは彼の背後に置かれている黒い弓に目を向けた。
弓使いである彼女から見ても、上等な拵え方である。いったい材質は何なのやら。
「私が作製したものだよ。確かに私は剣士だが、武芸は総合的に身に付けておかなければならない。引いてみるかね?」
そう言ってニオンは不動樫で作られた弓を差し出した。
「……うぐっ!」
受け取ったアリシアは思わず声をあげた。とても重いのだ、構えるのだって大変な程に。
「……ひ、引けない」
そしてどうにか堪えて構えても、その弦を引くことすらできない。
いったいどれ程の弓力(弓を引く力)が必要なのか?
アリシアも弓の扱いはエルフ程には及ばないが得意中の得意。
しかしニオンが作製したこの武器は、そんな彼女から見ても常識外れである。
「こんな物……人が扱えるわけない!」
顔を真っ赤にさせて力を振り絞るが、やはり微動だにしない。
「かしてみたまえ」
そして分かりきっていたような表情でニオンは彼女から弓を返してもらうと、地面に刺していた合金製の矢を抜き取り、それを番え弦をなに食わぬ様子で引き絞る。
「……」
アリシアは声が出せなかった。明らかに並の人間の膂力ではない。
そして強大な弾性で放たれた矢は凄まじい速度で風を切り裂き、離れた巨岩に轟音を響かせて突き刺さった。
すると、その一撃がとどめになったのだろう。
ビキビキと岩に亀裂が拡がっていき、そして最後には半分に割れたのだ。
「す、凄い」
あまりにも異次元すぎるニオンの強靭さと技量にアリシアは声を震わせる。
そしてニオンは、そんな彼女に険しい顔をむけた。
「見苦しい。アリシア殿、君は私をおだてて何か願望を聞いてもらおうと言う考えかね? 軽く見られたものだ、私達がそのようなことで喜ぶ輩に見えるのかね」
全てお見通しであった。
石カブトは百戦錬磨の集団なのだ。そんな幼稚な褒め称えるような手段など通じるはずがなかろう。
「……ご、ごめんニオン」
ニオンの気迫に震えながらアリシアは非礼を詫びた。
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