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超魔の目覚め
再び美剣士に会う
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昼を過ぎ、気温が一番高い時刻。
そんな運動もしたくない時間帯に、ギリギリと力強く引き絞るような音が都の南門付近でなっていた。
美しい白銀の毛髪に整った顔立ち。女性なら誰だって見とれてしまいそうな美男であろう。
だがしかし上半身裸で稽古に勤しむ、その美青年の肉体は人間離れしたように強靭。
そして、その男は引き絞っていた黒い弓から合金性の矢を射た。
鋭く風を切るような音が響き、高速の矢は一瞬にして目的である数十メートル離れた位置にズッシリと置かれた巨岩に大きな音をならして突き立った。
矢が突き刺さった部分を中心にして拡がるように岩にビキビキとヒビが入る。
「ほほう、お見事ですな。中央を捉えていますな。さすがわニオン様です」
そして、そんな光景を離れた場所から目にして触手でソフトクリームを握るチャベックは甲高い声をあげた。
巨岩には的を思わせる塗装が施されており、その中央に高速の矢を狂いもなく突き立てる技量と弓の威力は見事と言わざるえまい。
「非常に原始的な武装ではありますが、静音であり矢に運動エネルギーを与えるのに電磁気や装薬が必要なし、矢さえ再利用すれば何度でもしよう可能。長所もそれなりにあり、使用者の技術や運用手段によっては近代的な武器にも劣らぬ戦力となりうるかもしれませんな」
「アババババ」
ニオンが手にする弓と彼自身の腕前を称賛しチャベックはソフトクリームを口に運び、そんな異星人の言葉に賛同するようにベーンも間の抜けた鳴き声をあげてフワフワになるように砕いた氷にイチゴソースとコンデンスミルクをかけた氷菓をほうばる。
「とは言え、私は剣士だからね。どうしても本職には劣るものだ」
そう言ってニオンは傍らの地面に突き刺して並べた合金性の矢を、また一本掴むとそれをギリギリと引き絞る音を鳴らせて番いそして射る。
再び放たれた矢は、最初に放たれた矢のやや上えと突き刺さった。
まともやビキビキと岩に亀裂が重なるように刻まれた。
「剣術と徒手格闘なら私の方が上だろうが、弓術、槍術、射撃、銃剣、杖術、薙刀術、穏形術、など総合的な武芸なら先生の方が遥かに上をいっていた」
ニオンは不動樫で作った弓を地に置くと、同じく近間に置いていた水袋を掴みグビリとあおった。
気温が高いために水分補給は重要だ。
「ハクラ司令は文武の達人ですからな……して、もしも実戦ともなればニオン様は司令に勝てそうですかな?」
種族の性質上だろう遠慮した風もなく、なかなかに慎みがないチャベックの問いかけであった。
思わず、これにはニオンも苦笑い。
「ふむ……一対一でも難しいと言うのに、決まり事がない実戦ともなると、なおさらに答えは出しにくいものだよ」
不謹慎ではあるが師弟の殺し合い。
一対一ともなれば、ニオンは鍛え上げた剣術と肉体のみで闘い、ハクラは恐らく最先端の武装を駆使するはず。
そして、もしも出し惜しみ無しの実戦ともなれば、あらゆる通常兵器やら戦略兵器も投入され、もはや結果など分かりはしない。
「……これは失礼を。確かに、あらゆる情報が不足した不確定な状況で結果を出すのは難しいものですな」
してチャベックは謝意を見せるが、やはりその内容には、この星の人類とは少々ズレたものであった。
やはり好奇心がゆえに、常識よりも興味が勝ってしまうことがあるのだろう。
「稽古中に失礼します、ニオンさん」
と、門の方から可愛らしい声が響いた。
「やあ、アサム殿、ミアナ殿」
呼ばれてニオンが顔を向けると、レオ王子が乗った乳母車を押すアサムと付き従うように佇むミアナの姿。
「それにウェルシ様達も。昨晩はよく眠れましたかな?」
それに異国の姫君ウェルシと、荷物を抱えるその従者達。
そんな彼女達にニオンは優しげに声をかけた。
しかしやはり今だ彼に恐怖感があるのか、少女達は美青年の声を聞いて警戒するように身を震わせた。
「それでアサム殿……いや私に話があるのは彼女達のほうか。ひとまず荷物をおろしてからにしよう」
そして荷物を本部へと置いたアリシア達は、稽古中のニオンと向かい合うように立ち並んだ。
しかしやはり彼女達のその身は、わずかに震える。
領主での屋敷のこともあるが、改めてニオンの異質さを知ることとなったからだ。
「……なんて肉体なの。……こんなの人間じゃない」
ニオンと同じく剣を武器とするハンナはたまらずに囁く。
上半身裸ゆえに、彼のその体は堂々とさらけ出されている。美形には余りにも不似合いな強靭すぎる肉体には激戦を経験したことを意味している幾つもの傷跡が残っている。
ニオンのその肉体は、一流の剣士どころではない。明らかに人の域を越えているものであった。
「確かに人の域は越えてはいる。しかし私は超人ではない」
そして彼女の言葉に応じるように意味深なことをニオンは呟いた。
「それでアリシア殿。私に何か話があるのだったね。……しかし、その前に私から一言いいだろうか?」
「な、なに?」
ニオンに穏やかな目を向けられ、アリシアは思わずビクッとわずかに体を跳ねさせる。
美青年の視線は優しい、しかしどこか凍土ような得体の知れない冷酷さを感じさせるがゆえに。
「アリシア殿。この都市に来て、よく休めたかね?」
「ええ、久しぶりに安心して眠れたわ。それに美味しい食事も、ありがとう」
アリシアは緊張しながらも、ニオンの問いに素直に答えた。
しかし意図が見えない。急になぜに彼はこんな質問を。
「剣士ニオン。私からも礼を言いますわ、領主エリンダ様とあなた達のおかげで、私達は助かったのだから」
「……私も礼を言うわ。ありがとう」
「あなた様方がいなかったら、私達の命はなかったでしょう」
そしてアリシアに倣うように、ウェルシ、ハンナ、スティアも頭を下げた。
「いや礼には及ばない。人命救助も私達の仕事だからね」
そしてニオンは穏やかに言葉を続ける。
「ただ久しぶりにベットで安眠でき、食事にありつけ、感じたのは安心と解放感だけだったかね?」
「……そ、それは」
彼の言葉を聞いてアリシアは表情を曇らせ、頭を抱えたくなった。
一気に罪悪感が押し寄せてきた。
恐らくニオンは、その意識があるのかを知りたかったのだろう。
「……確かに、やっと苦痛と恐怖から解放されて安心したわ。ここに来て、上等な食事、活気ある人々、美しい町並、それらは疲れきった私達の心を癒してくれる」
この土地に来て得られた安らぎは、乗っ取られた国での軟禁生活、そして崩壊した国から脱出し肉体と精神をすり減らす長く苦しい旅路の心を優しく治してくれている。
しかし、それと同日に芽生える不安もあった。
「……ここはとても楽しくて、面白いところ。でも、それと同時に感じるものもある。……私達がこんな癒しに浸っている間に、見捨てて来てしまった人達はどうしてるだろうって」
そうアリシアは声を震わせる。
そして彼女だけでなく、ウェルシやハンナやスティアも同じ心境なのだろう、もの悲しげに項垂れた。
自分達がフカフカのベットで安らかに眠ってるとき、もしかしたら国の人々は蛮竜に脅えながら逃げ隠れしてるかもしれない。
自分達が美味しい料理をたいらげてる間、人々は飢えで苦しんでるかもしれない。
自分達は親友達と楽しく買い物をしているが、人々は蛮竜に補食されてるかもしれない。
……いやもはや、国民はみなあの化け物に食い殺されたかもしれない。
ゲン・ドラゴンで何かを楽しむにしても、常にその不安と罪悪感が付きまとっていたのだ。
「分かった、その事は確り理解しているのだね。この事について、私からはもう何も言うことはない。……もしも君達が、安心と楽しみだけしか感じていなかったら、私はまた君達の頭を掴んでいただろう」
彼女達がけして、何の心配もせず、何も考えずに気楽にしてるだけでもなく、確りと後悔を感じ猛省してることを理解したニオンはゆっくりと目を閉じた。
そして大きく目を見開く。
「それで君達が聞きたいことは、サンダウロについてだね」
そんな運動もしたくない時間帯に、ギリギリと力強く引き絞るような音が都の南門付近でなっていた。
美しい白銀の毛髪に整った顔立ち。女性なら誰だって見とれてしまいそうな美男であろう。
だがしかし上半身裸で稽古に勤しむ、その美青年の肉体は人間離れしたように強靭。
そして、その男は引き絞っていた黒い弓から合金性の矢を射た。
鋭く風を切るような音が響き、高速の矢は一瞬にして目的である数十メートル離れた位置にズッシリと置かれた巨岩に大きな音をならして突き立った。
矢が突き刺さった部分を中心にして拡がるように岩にビキビキとヒビが入る。
「ほほう、お見事ですな。中央を捉えていますな。さすがわニオン様です」
そして、そんな光景を離れた場所から目にして触手でソフトクリームを握るチャベックは甲高い声をあげた。
巨岩には的を思わせる塗装が施されており、その中央に高速の矢を狂いもなく突き立てる技量と弓の威力は見事と言わざるえまい。
「非常に原始的な武装ではありますが、静音であり矢に運動エネルギーを与えるのに電磁気や装薬が必要なし、矢さえ再利用すれば何度でもしよう可能。長所もそれなりにあり、使用者の技術や運用手段によっては近代的な武器にも劣らぬ戦力となりうるかもしれませんな」
「アババババ」
ニオンが手にする弓と彼自身の腕前を称賛しチャベックはソフトクリームを口に運び、そんな異星人の言葉に賛同するようにベーンも間の抜けた鳴き声をあげてフワフワになるように砕いた氷にイチゴソースとコンデンスミルクをかけた氷菓をほうばる。
「とは言え、私は剣士だからね。どうしても本職には劣るものだ」
そう言ってニオンは傍らの地面に突き刺して並べた合金性の矢を、また一本掴むとそれをギリギリと引き絞る音を鳴らせて番いそして射る。
再び放たれた矢は、最初に放たれた矢のやや上えと突き刺さった。
まともやビキビキと岩に亀裂が重なるように刻まれた。
「剣術と徒手格闘なら私の方が上だろうが、弓術、槍術、射撃、銃剣、杖術、薙刀術、穏形術、など総合的な武芸なら先生の方が遥かに上をいっていた」
ニオンは不動樫で作った弓を地に置くと、同じく近間に置いていた水袋を掴みグビリとあおった。
気温が高いために水分補給は重要だ。
「ハクラ司令は文武の達人ですからな……して、もしも実戦ともなればニオン様は司令に勝てそうですかな?」
種族の性質上だろう遠慮した風もなく、なかなかに慎みがないチャベックの問いかけであった。
思わず、これにはニオンも苦笑い。
「ふむ……一対一でも難しいと言うのに、決まり事がない実戦ともなると、なおさらに答えは出しにくいものだよ」
不謹慎ではあるが師弟の殺し合い。
一対一ともなれば、ニオンは鍛え上げた剣術と肉体のみで闘い、ハクラは恐らく最先端の武装を駆使するはず。
そして、もしも出し惜しみ無しの実戦ともなれば、あらゆる通常兵器やら戦略兵器も投入され、もはや結果など分かりはしない。
「……これは失礼を。確かに、あらゆる情報が不足した不確定な状況で結果を出すのは難しいものですな」
してチャベックは謝意を見せるが、やはりその内容には、この星の人類とは少々ズレたものであった。
やはり好奇心がゆえに、常識よりも興味が勝ってしまうことがあるのだろう。
「稽古中に失礼します、ニオンさん」
と、門の方から可愛らしい声が響いた。
「やあ、アサム殿、ミアナ殿」
呼ばれてニオンが顔を向けると、レオ王子が乗った乳母車を押すアサムと付き従うように佇むミアナの姿。
「それにウェルシ様達も。昨晩はよく眠れましたかな?」
それに異国の姫君ウェルシと、荷物を抱えるその従者達。
そんな彼女達にニオンは優しげに声をかけた。
しかしやはり今だ彼に恐怖感があるのか、少女達は美青年の声を聞いて警戒するように身を震わせた。
「それでアサム殿……いや私に話があるのは彼女達のほうか。ひとまず荷物をおろしてからにしよう」
そして荷物を本部へと置いたアリシア達は、稽古中のニオンと向かい合うように立ち並んだ。
しかしやはり彼女達のその身は、わずかに震える。
領主での屋敷のこともあるが、改めてニオンの異質さを知ることとなったからだ。
「……なんて肉体なの。……こんなの人間じゃない」
ニオンと同じく剣を武器とするハンナはたまらずに囁く。
上半身裸ゆえに、彼のその体は堂々とさらけ出されている。美形には余りにも不似合いな強靭すぎる肉体には激戦を経験したことを意味している幾つもの傷跡が残っている。
ニオンのその肉体は、一流の剣士どころではない。明らかに人の域を越えているものであった。
「確かに人の域は越えてはいる。しかし私は超人ではない」
そして彼女の言葉に応じるように意味深なことをニオンは呟いた。
「それでアリシア殿。私に何か話があるのだったね。……しかし、その前に私から一言いいだろうか?」
「な、なに?」
ニオンに穏やかな目を向けられ、アリシアは思わずビクッとわずかに体を跳ねさせる。
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「アリシア殿。この都市に来て、よく休めたかね?」
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アリシアは緊張しながらも、ニオンの問いに素直に答えた。
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「剣士ニオン。私からも礼を言いますわ、領主エリンダ様とあなた達のおかげで、私達は助かったのだから」
「……私も礼を言うわ。ありがとう」
「あなた様方がいなかったら、私達の命はなかったでしょう」
そしてアリシアに倣うように、ウェルシ、ハンナ、スティアも頭を下げた。
「いや礼には及ばない。人命救助も私達の仕事だからね」
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一気に罪悪感が押し寄せてきた。
恐らくニオンは、その意識があるのかを知りたかったのだろう。
「……確かに、やっと苦痛と恐怖から解放されて安心したわ。ここに来て、上等な食事、活気ある人々、美しい町並、それらは疲れきった私達の心を癒してくれる」
この土地に来て得られた安らぎは、乗っ取られた国での軟禁生活、そして崩壊した国から脱出し肉体と精神をすり減らす長く苦しい旅路の心を優しく治してくれている。
しかし、それと同日に芽生える不安もあった。
「……ここはとても楽しくて、面白いところ。でも、それと同時に感じるものもある。……私達がこんな癒しに浸っている間に、見捨てて来てしまった人達はどうしてるだろうって」
そうアリシアは声を震わせる。
そして彼女だけでなく、ウェルシやハンナやスティアも同じ心境なのだろう、もの悲しげに項垂れた。
自分達がフカフカのベットで安らかに眠ってるとき、もしかしたら国の人々は蛮竜に脅えながら逃げ隠れしてるかもしれない。
自分達が美味しい料理をたいらげてる間、人々は飢えで苦しんでるかもしれない。
自分達は親友達と楽しく買い物をしているが、人々は蛮竜に補食されてるかもしれない。
……いやもはや、国民はみなあの化け物に食い殺されたかもしれない。
ゲン・ドラゴンで何かを楽しむにしても、常にその不安と罪悪感が付きまとっていたのだ。
「分かった、その事は確り理解しているのだね。この事について、私からはもう何も言うことはない。……もしも君達が、安心と楽しみだけしか感じていなかったら、私はまた君達の頭を掴んでいただろう」
彼女達がけして、何の心配もせず、何も考えずに気楽にしてるだけでもなく、確りと後悔を感じ猛省してることを理解したニオンはゆっくりと目を閉じた。
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