310 / 357
超魔の目覚め
新たな避難者?
しおりを挟む
空腹ではない。
そもそも今の俺には食事などは必要ないのだ。
空気中の元素から体組織などと言った肉体に必要の物質を自力で合成できるようになったのだから。
ゆえに栄養の経口摂取をしなくても生命維持ができる。
……だがしかしだ。
「うむ、やはりアサムが焼いてくれた肉が一番旨いな。焼き加減でこうも違うとは」
石カブト本部のとなりに用意されていた、肉汁が滴る、こんがり熱々のガーボの丸焼きに食らいつく。
食事による栄養補給が必要ないとは言え、俺のために折角用意してくれた食事に手をつけないなど、調理してくれた人にあまりにも失礼だろう。
それに食という行為は、養分を得るためだけのことではない。
自然の恵みを肉体に取り込むことで、自身も自然の中の一部だと再認識できるというもの。
そして旨しもんを食うという快楽。
まあその、怪獣のような不自然な輩がそんなことを言うのもなんだがな……。
「……チャベックさん、そんなに俺をジロジロ見てどうしたんです」
足元付近でやたら見上げてくるチャベックさんに気づき、口ん中の肉をゴクリと腹の中におさめ問いかけた。
だが、おおかた理由は分かる。
「いかなる味なのか気になりましてな……」
「チャベックさん、この丸焼きは鍛練から帰ってきた俺のためにアサムが用意してくれた昼飯です。あなたは、もう食べ終えたはずですよ」
そう言うと、蛸と海月を合わせたような容姿の異星人はトホホと言わんばかりに頭を垂れさせた。
やはり少し分けてもらおうと思ってたんだな。
この異星人ゲン・ドラゴンに派遣されてからというもの異常なまでに食に対して興味や関心を持つようになったらしい。
「……そんなに食べたいのであれば今度アサムに頼んでみては。きっと快く焼いてくれますよ」
「それもそうですな! いやはや、ここに来てからというもの食という行為に対して興味がつきませんゆえに。これも新たな研究の題材になるでしょう」
落ち込んだと思ったら、急激に元気になった。
……チャベックさんこと、チブラスは医学やら各分野の研究のために好奇心が旺盛な種族らしい。
だがこの様子だと、たぶん栄養学などといった学問目的で食事に関心を持ってるのではなく、ただたんに旨いものをたらふく食べたいという、一種の食道楽に目覚めて食べることに関心を持っているのだろう。
「とか言って、ただたんに美味しいものが食べたいだけでしょ」
と、俺が口にせず思っていたことをミアナがやや呆れたようにキッパリと言い放つ。
「わたしのリハビリが終わったら、また何か食べに行くつもりだったんじゃないの?」
「まあ……それはそうですが。とは言え、どうせなら楽しみながら研究をと思いましてな」
とはチャベックさんは言うが、完全に美食が主目的で研究が副目的だろうな。
てかミアナの言葉から察するに、この異星人たえず食べ歩きしてるんだろうか?
別に悪いことではないから、口だしは特にする気はないが。
……ん?
丸焼き全てを食べ終えると同時、突如として頭部触覚が何かを察知した。
「北方から生体反応を感じる。そう遠くはないな、この反応パターンは人のものだ。数は四人、こっちに向かって来ているのか?」
北から人がやって来る。それを考慮すると……。
「まさか、バイナル王国からの避難者?」
ミアナの言うとおりその可能性は高いだろう。
旅人とかともあり得るが、確認しなければ何ともだ……。
ふと不穏な気配を感じる。その気配がなんなのか集中した瞬間、それが明白に感知できた。
「……いや人だけじゃない。魔物が多数! それに救援を求めている!」
「何ですって!」
国民が危険にさらされてるかもしれないゆえに、慌ただしくミアナも声をあげた。
「すぐに助けに向かうぞ! ミアナ来てくれ」
俺一人だけで助けに向かっても、この姿と巨体だ。
救助しなければならない人達を脅えさせるだけでなく、悲しいかな化け物扱いされて信用してくれない可能性とてある。
となれば、人と言うの随伴者が必要になるのだ。
× × ×
広い広い平野にキィーキィーと高い鳴き声が幾つも響き渡る。
それは生き物の鳴き声、しかしそれは魔物だ。
メガロバット。
前肢の翼で飛行し、その翼長は人の平均身長に達する。昼夜構わず、腹が減れば活動する魔物。一匹二匹ならたいしたことはないが。
数がそろえば……。
「よるな! よるな! 魔物ども」
軽装の少女は群がろうとする巨大蝙蝠を遠ざけようとガムシャラに手にする剣を振り回す。
しかし雑な斬撃でやられる程魔物とて無能ではない。
ブンブン振り回される刃をヒラリヒラリと避ける。
「ハンナ、落ち着いて! そんな大振りじゃ当たらないよ。私達が誰を御守りしなければいけないのか考えて」
そう声をあげたのは弓に矢をつがえる少女。ハンナと呼ばれた剣を持つ少女とは違い、彼女は苦しい状況とは言え冷静である。
そして矢を放ち一匹しとめてみせた。
だがしかし周囲を飛び交うメガロバットの数や三十近く。
今この場には四人の少女がいるが、戦えるのはこの二人だけ。
後の二人はハンナと弓を持つ少女に守られれように背後でうずくまっていた。
その一人はメイド服を着た少女と、その彼女に抱きすがる小さくまだ幼い女の子。
二人は、ただただ涙をため震えるしかできない状態であった。
「……姫様」
震えあがる二人の少女に振り返ると、ハンナは深く息を吸い心を落ち着かせる。
そして迂闊に接近してきた二匹のメガロバットの動きを見極め、剣の一閃を放つ。
血飛沫をあげて二体の魔物は真っ二つとかした。
「そうよ、そうれで良いのよハンナ」
「ありがとう、アリシア。あなたのお加減よ」
アリシアと呼ばれた弓を武器とする少女はハンナの無駄のない斬撃を賞賛し、そして彼女も気を落ち着かせる切っ掛けをくれたことを礼を言う。
だがそれでも魔物数は、まだ多い。
「全部倒す必要はない! ある程度数を減らしたら一気に駆け抜ける」
そう宣言してアリシアは、また正確な矢を放ち一匹絶命させる。
多勢に無勢。逃げる手段に至るのが当然であろう。
……だが、それは突然だった。どこからともなく一匹の蝙蝠が飛来し彼女達の前に立ちはだかったのだ。
「いきなりなんなの、こいつ?」
現れたその魔物を見てハンナは目を見開いた。
それは見たこともない個体であった。
その体長は二メートルを軽々と越え、翼長は七メートルにも達し、何より特徴的なのは人間のような胴体をしていることだろうか。
まるでこのメガロバットどもを率いるような存在。
「……新種の魔物なの。喰らえ!」
アリシアはその異様に戸惑いながらも、気を取り直しその異様な巨体へ矢を放った。
だが放たれた矢は魔物に致命傷を与えるには余りにも非力であった。
鏃が少し皮膚に食い込む程度のダメージである。
「……矢が通らない?」
そんな強靭なのか、とアリシアが思った瞬間。
異様な魔物は凄まじい速度で低空飛行し彼女に接近、その華奢な体を蹴り飛ばした。
「がはぁっ!」
「アリシア様ぁ!!」
アリシアは血を吐き出しゴロゴロと転がった。
それを見ていたメイド服の少女が悲鳴のような声を響かせる。
「アリシア! この化け物めっ!」
ハンナは彼女を助けに行きたい衝動をどうにか堪えて駆け出し、優先して倒さなければならない異様な魔物に斬りかかった。
だがしかし、どの斬撃も避けられる。
ハンナの動きに無駄があるのではない、この化け物が俊敏すぎるのだ。
「その巨体で、こんなに素早いなんて反則でしょお!」
あまりの理不尽にハンナは剣を振りながら、思わず嘆く声を漏らしてしまう。
だが本当の恐ろしさを味わうのは、これからであった。
異様な魔物が一旦距離をおくと、いきなり翼を大きく拡げたのだ。
すると耳障りな高周波が響き渡る。
「……うっ」
怪しげ音波に曝されたハンナは、力が抜けるようにその場にしゃがみこむ。
彼女を襲ったのは、目眩と強烈な疲労感と吐き気であった。
そして数秒間の音波照射を受けたハンナは、意識が朦朧とした状態となって倒れこんだ。
「ハンナ様ぁ!」
昏倒したハンナを見て、メイド少女はまた叫び声をあげる。
これでもう自分達を守ってくれる存在はない。確実な死がまっている。
そして異様な魔物は、メイド少女と彼女に抱きつく幼い女の子へと顔を向けゆっくりとにじり寄る。
……だが。
(いいか、そこを絶対に動くなよ)
これは幻聴だろうか? しかし声ではない。
なぜか頭の中に言葉が走ったのだ。
突如の言葉にメイドが呆気をとられた時、無数の細い閃光が上空を駆け巡る。
それは、まるで光の糸。しかし、その美しさとは裏腹に上空のメガロバット達をことごとく切り裂き屍へと変えた。
そして逃亡するかのように異様な魔物が舞い上がった瞬間、先程よりも太い光の糸が走り抜け、その巨大蝙蝠を跡形もなく蒸散させるのであった。
そもそも今の俺には食事などは必要ないのだ。
空気中の元素から体組織などと言った肉体に必要の物質を自力で合成できるようになったのだから。
ゆえに栄養の経口摂取をしなくても生命維持ができる。
……だがしかしだ。
「うむ、やはりアサムが焼いてくれた肉が一番旨いな。焼き加減でこうも違うとは」
石カブト本部のとなりに用意されていた、肉汁が滴る、こんがり熱々のガーボの丸焼きに食らいつく。
食事による栄養補給が必要ないとは言え、俺のために折角用意してくれた食事に手をつけないなど、調理してくれた人にあまりにも失礼だろう。
それに食という行為は、養分を得るためだけのことではない。
自然の恵みを肉体に取り込むことで、自身も自然の中の一部だと再認識できるというもの。
そして旨しもんを食うという快楽。
まあその、怪獣のような不自然な輩がそんなことを言うのもなんだがな……。
「……チャベックさん、そんなに俺をジロジロ見てどうしたんです」
足元付近でやたら見上げてくるチャベックさんに気づき、口ん中の肉をゴクリと腹の中におさめ問いかけた。
だが、おおかた理由は分かる。
「いかなる味なのか気になりましてな……」
「チャベックさん、この丸焼きは鍛練から帰ってきた俺のためにアサムが用意してくれた昼飯です。あなたは、もう食べ終えたはずですよ」
そう言うと、蛸と海月を合わせたような容姿の異星人はトホホと言わんばかりに頭を垂れさせた。
やはり少し分けてもらおうと思ってたんだな。
この異星人ゲン・ドラゴンに派遣されてからというもの異常なまでに食に対して興味や関心を持つようになったらしい。
「……そんなに食べたいのであれば今度アサムに頼んでみては。きっと快く焼いてくれますよ」
「それもそうですな! いやはや、ここに来てからというもの食という行為に対して興味がつきませんゆえに。これも新たな研究の題材になるでしょう」
落ち込んだと思ったら、急激に元気になった。
……チャベックさんこと、チブラスは医学やら各分野の研究のために好奇心が旺盛な種族らしい。
だがこの様子だと、たぶん栄養学などといった学問目的で食事に関心を持ってるのではなく、ただたんに旨いものをたらふく食べたいという、一種の食道楽に目覚めて食べることに関心を持っているのだろう。
「とか言って、ただたんに美味しいものが食べたいだけでしょ」
と、俺が口にせず思っていたことをミアナがやや呆れたようにキッパリと言い放つ。
「わたしのリハビリが終わったら、また何か食べに行くつもりだったんじゃないの?」
「まあ……それはそうですが。とは言え、どうせなら楽しみながら研究をと思いましてな」
とはチャベックさんは言うが、完全に美食が主目的で研究が副目的だろうな。
てかミアナの言葉から察するに、この異星人たえず食べ歩きしてるんだろうか?
別に悪いことではないから、口だしは特にする気はないが。
……ん?
丸焼き全てを食べ終えると同時、突如として頭部触覚が何かを察知した。
「北方から生体反応を感じる。そう遠くはないな、この反応パターンは人のものだ。数は四人、こっちに向かって来ているのか?」
北から人がやって来る。それを考慮すると……。
「まさか、バイナル王国からの避難者?」
ミアナの言うとおりその可能性は高いだろう。
旅人とかともあり得るが、確認しなければ何ともだ……。
ふと不穏な気配を感じる。その気配がなんなのか集中した瞬間、それが明白に感知できた。
「……いや人だけじゃない。魔物が多数! それに救援を求めている!」
「何ですって!」
国民が危険にさらされてるかもしれないゆえに、慌ただしくミアナも声をあげた。
「すぐに助けに向かうぞ! ミアナ来てくれ」
俺一人だけで助けに向かっても、この姿と巨体だ。
救助しなければならない人達を脅えさせるだけでなく、悲しいかな化け物扱いされて信用してくれない可能性とてある。
となれば、人と言うの随伴者が必要になるのだ。
× × ×
広い広い平野にキィーキィーと高い鳴き声が幾つも響き渡る。
それは生き物の鳴き声、しかしそれは魔物だ。
メガロバット。
前肢の翼で飛行し、その翼長は人の平均身長に達する。昼夜構わず、腹が減れば活動する魔物。一匹二匹ならたいしたことはないが。
数がそろえば……。
「よるな! よるな! 魔物ども」
軽装の少女は群がろうとする巨大蝙蝠を遠ざけようとガムシャラに手にする剣を振り回す。
しかし雑な斬撃でやられる程魔物とて無能ではない。
ブンブン振り回される刃をヒラリヒラリと避ける。
「ハンナ、落ち着いて! そんな大振りじゃ当たらないよ。私達が誰を御守りしなければいけないのか考えて」
そう声をあげたのは弓に矢をつがえる少女。ハンナと呼ばれた剣を持つ少女とは違い、彼女は苦しい状況とは言え冷静である。
そして矢を放ち一匹しとめてみせた。
だがしかし周囲を飛び交うメガロバットの数や三十近く。
今この場には四人の少女がいるが、戦えるのはこの二人だけ。
後の二人はハンナと弓を持つ少女に守られれように背後でうずくまっていた。
その一人はメイド服を着た少女と、その彼女に抱きすがる小さくまだ幼い女の子。
二人は、ただただ涙をため震えるしかできない状態であった。
「……姫様」
震えあがる二人の少女に振り返ると、ハンナは深く息を吸い心を落ち着かせる。
そして迂闊に接近してきた二匹のメガロバットの動きを見極め、剣の一閃を放つ。
血飛沫をあげて二体の魔物は真っ二つとかした。
「そうよ、そうれで良いのよハンナ」
「ありがとう、アリシア。あなたのお加減よ」
アリシアと呼ばれた弓を武器とする少女はハンナの無駄のない斬撃を賞賛し、そして彼女も気を落ち着かせる切っ掛けをくれたことを礼を言う。
だがそれでも魔物数は、まだ多い。
「全部倒す必要はない! ある程度数を減らしたら一気に駆け抜ける」
そう宣言してアリシアは、また正確な矢を放ち一匹絶命させる。
多勢に無勢。逃げる手段に至るのが当然であろう。
……だが、それは突然だった。どこからともなく一匹の蝙蝠が飛来し彼女達の前に立ちはだかったのだ。
「いきなりなんなの、こいつ?」
現れたその魔物を見てハンナは目を見開いた。
それは見たこともない個体であった。
その体長は二メートルを軽々と越え、翼長は七メートルにも達し、何より特徴的なのは人間のような胴体をしていることだろうか。
まるでこのメガロバットどもを率いるような存在。
「……新種の魔物なの。喰らえ!」
アリシアはその異様に戸惑いながらも、気を取り直しその異様な巨体へ矢を放った。
だが放たれた矢は魔物に致命傷を与えるには余りにも非力であった。
鏃が少し皮膚に食い込む程度のダメージである。
「……矢が通らない?」
そんな強靭なのか、とアリシアが思った瞬間。
異様な魔物は凄まじい速度で低空飛行し彼女に接近、その華奢な体を蹴り飛ばした。
「がはぁっ!」
「アリシア様ぁ!!」
アリシアは血を吐き出しゴロゴロと転がった。
それを見ていたメイド服の少女が悲鳴のような声を響かせる。
「アリシア! この化け物めっ!」
ハンナは彼女を助けに行きたい衝動をどうにか堪えて駆け出し、優先して倒さなければならない異様な魔物に斬りかかった。
だがしかし、どの斬撃も避けられる。
ハンナの動きに無駄があるのではない、この化け物が俊敏すぎるのだ。
「その巨体で、こんなに素早いなんて反則でしょお!」
あまりの理不尽にハンナは剣を振りながら、思わず嘆く声を漏らしてしまう。
だが本当の恐ろしさを味わうのは、これからであった。
異様な魔物が一旦距離をおくと、いきなり翼を大きく拡げたのだ。
すると耳障りな高周波が響き渡る。
「……うっ」
怪しげ音波に曝されたハンナは、力が抜けるようにその場にしゃがみこむ。
彼女を襲ったのは、目眩と強烈な疲労感と吐き気であった。
そして数秒間の音波照射を受けたハンナは、意識が朦朧とした状態となって倒れこんだ。
「ハンナ様ぁ!」
昏倒したハンナを見て、メイド少女はまた叫び声をあげる。
これでもう自分達を守ってくれる存在はない。確実な死がまっている。
そして異様な魔物は、メイド少女と彼女に抱きつく幼い女の子へと顔を向けゆっくりとにじり寄る。
……だが。
(いいか、そこを絶対に動くなよ)
これは幻聴だろうか? しかし声ではない。
なぜか頭の中に言葉が走ったのだ。
突如の言葉にメイドが呆気をとられた時、無数の細い閃光が上空を駆け巡る。
それは、まるで光の糸。しかし、その美しさとは裏腹に上空のメガロバット達をことごとく切り裂き屍へと変えた。
そして逃亡するかのように異様な魔物が舞い上がった瞬間、先程よりも太い光の糸が走り抜け、その巨大蝙蝠を跡形もなく蒸散させるのであった。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

Another World〜自衛隊 まだ見ぬ世界へ〜
華厳 秋
ファンタジー
───2025年1月1日
この日、日本国は大きな歴史の転換点を迎えた。
札幌、渋谷、博多の3箇所に突如として『異界への門』──アナザーゲート──が出現した。
渋谷に現れた『門』から、異界の軍勢が押し寄せ、無抵抗の民間人を虐殺。緊急出動した自衛隊が到着した頃には、敵軍の姿はもうなく、スクランブル交差点は無惨に殺された民間人の亡骸と血で赤く染まっていた。
この緊急事態に、日本政府は『門』内部を調査するべく自衛隊を『異界』──アナザーワールド──へと派遣する事となった。
一方地球では、日本の急激な軍備拡大や『異界』内部の資源を巡って、極東での緊張感は日に日に増して行く。
そして、自衛隊は国や国民の安全のため『門』内外問わず奮闘するのであった。
この作品は、小説家になろう様カクヨム様にも投稿しています。
この作品はフィクションです。
実在する国、団体、人物とは関係ありません。ご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる