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超魔の目覚め
エンボルゲイノの厄介性
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何とか間に合ったか?
「ゴォアァァァァァァ!!」
敵への威嚇と闘志を掻き立てる意味あいで、雄叫びをあげる。
「ピィギャアァァァァ!」
いきなり地中から出現した俺にたまげたのだろう、電気ウナギみてぇな魔獣はこの巨大な怪獣を見上げて後ずさった。
「パァオォォォン!」
そして俺の咆哮に対抗するためだろうか、耳障りな甲高い雄叫びを響かせてきた。
だが明らかに虚勢を張っているのが分かる。
体の大きさも質量も俺の方が遥かに上だからな。
「スチームジャガーには、特に被害はなようだな」
周囲に散らばる破壊された迎撃システムを見てから、遠く背後にある科学の街に意識を向ける。
破壊されたような痕跡もなければ、煙も上がってない。
大型魔獣出現を聞いて大慌てて駆けつけたが、どうにかギリギリで間に合った。
……それにしても、この魔獣はいったい何なんだ?
機械装置等が設置されている各街には、魔獣出現を感知するセンサーを搭載した観測施設が存在している。
それによっての早期発見により、すぐさま石カブトが現場に駆けつけて、被害を最小限に食い止める、と言う仕組みになっているが、なのにこの電気ウナギのような魔獣はセンサー類に反応されずスチームジャガーに肉薄してきやがった。
しかも俺の超感覚すら掻い潜って。
言い訳になっちまうかもしれねぇが、だからこそ対処に遅れたわけだ。
おそらく、相当な隠密行動性を備えた野郎なのだろう。
(マエラさん、ご無事ですか?)
念のため街の人々の無事を確認するため唯一俺の秘密を知っているマエラさんに精神感応を試みた。
(……ムラトくん? 来てくれたのね)
返事が返ってきたため、彼女の無事が理解できた。
(ええ、危ないところでした)
(ギリギリだったは、あと少し遅れていたら私達は皆殺しにされていたことでしょうね。……どんな形であれ、迎撃システムの時間稼ぎのおかげね)
(街の方は大丈夫なのですか?)
(今のところ特に被害はないわ。……でもエンボルゲイノの電磁衝撃波で一部の機能が停止して、私と姉さんが閉じ込められて避難できないのよ)
エンボルゲイノ?
この電気ウナギ見てぇな魔獣の呼称か。たぶんこいつは電磁パルス攻撃を行って、街や迎撃システム等の機能を破壊したんだろう。
発達して電子機器に依存したゆえの弱点をついた攻撃か。
……科学の街とは言え、なぜにそこまでに電子機器等が存在してるかは気になるところだが、今は目の前の化け物を退治する方が先だ。
(分かりました。エンボルゲイノとの戦闘を開始します)
(頼んだわよ、ムラトくん。それとこの精神感応は繋げたままにしておいて、君と私で情報のやり取りができるわ。魔獣の情報を知るのも重要だし、何かしらの助言もできるかも)
たしかに。怪獣のパワーで圧倒的にゴリ押しにすると言う手段もあるが、それが効率が良い戦いとは言えまい。
それに力任せだけでは必要以上の破壊をもたらしたり、そして俺自身の成長に繋がらない。
……実際、未熟な面があったからこそ前回の超獣戦で苦汁を飲んでいる。
そうと分かれば味方との情報の共有は重要だ。
「分かりました」
「ピィギャアァァァァ!」
と、こっちは会話中だと言うのに問答無用エンボルゲイノが仕掛けてきた。
背部の三対のワイヤーのように細い触手を伸ばし、そいつを俺の両前腕部に絡めてきた。
「てめぇ……うおぉぉ!」
そして微弱ではあるが筋肉を無理に引っ張られるような痛みと痺れが走る。
どうやら奴は大電流を放っているらしい。
とは言え俺は電力を吸収し自分の物にすることができるがゆえに、大したダメージにはならない。
だが単位時間の吸収量にも限度はあり、受け入れらなかった電力によって微弱ではあるが痛み程度のダメージは入っている。
「かなりの電撃だな。言っちゃあなんだが、ミアナの魔術とは比較にもならない威力だ。だが、それじゃあ俺は殺せねぇぜ!」
頭部触覚から高出力レーザーたる殺獣光線を照射して、エンボルゲイノの触手を焼き切った。
切断面から青黒い体液をまきながら、ボタボタとワイヤーのような器官が地面に落下する。
「パァオォォォン!」
電撃攻撃がほとんど通用しないことに怖じ気づいたのか、エンボルゲイノは俺を見上げながら足早に数歩下がった。
そして、ある程度距離をあけるといきなり目の前が閃光に包まれ轟音が鳴り響いた。
「うわっ!」
一瞬、落雷が起きたと思い驚きはしたが、どうやら今度は頭部の二股の触覚から凄まじい放電を発し始めたようだ。
そして奴は連射するように放電砲を放ってくる。
「こりねぇ野郎だ。俺には電気エネルギーを用いた攻撃は通用しねぇぞ」
……まあ、言うだけ無駄か。こいつらと意思の疎通などできるわけがねぇからな。
それにこの放電砲は遠距離から攻撃はできるようだが、さっきの触手の電撃よりか威力が劣っている。
いくら撃とうとも大電流は怪獣の肉体に吸収され無駄弾になるだけだ。
「戦闘を長引かせるつもりはない。一撃で始末する」
そして電気ウナギ野郎の胴体中央に照準をつけ殺獣光線を照射した。
これで仕舞いだ! と思たが発射したレーザーが突如エンボルゲイノの手前で屈折しあらぬ方向へとそれた。
「レーザーを! ……な、なんだ今のは?」
(ムラトくん、聞こえるわね)
そして脳内にマエラさんの言葉が響き渡る。
(どうやらエンボルゲイノは一種の力の場を生成させることができるみたいなの!)
「つまりバリアを展開する能力を有してる、ってわけですか」
(ええ、そうよ。バリアの発生領域では各種電磁波や実体弾を無効にしちゃうみたいね。君の光線も例外ではないわ)
バリアとか、サイエンス・フィクション物かよ!
とは言え、実際レーザーを弾いてるだ。否定はしようがない。
人類の常識が通用しない化け物とは言え、ここまでの生体能力を持ってるとか予測以上だ。
「この野郎、攻撃力こそ大したことはないが防御面がとんでもない」
だが、それでもやりようはある。一見、攻守に優れているようにも思うかもしれんが、奴の行動で苦手としている面があると感じられる。
さっきから遠隔的な攻撃しかしないこと、バリア展開能力、そして隠密性に優れた行動。
巨体を支えるために脚自体は太いが、腕は細く指に鋭い爪が生えてるわけでもない。
そう言った意味合いでは、単純な肉体的強度は低いかもしれない。
「見るからに恐らく、遠距離戦闘や奇襲に特化してるみたいだ。その反面、直接な打撃には脆いかもしれねぇ」
なら飛び道具は使用せず、ぶん殴るだけだ。俺もそっちのほうが得意だしな。
そして駆け出して魔獣目掛け張り手を仕掛けた。
俺は体高一〇五メートル、エンボルゲイノは六十メートル程。
体重も数十倍の差がある。
肉体的スペックから比較しても、まず近接戦闘で俺が負けることはないはずだ。
「ピィギャアァァァァ!」
しかし俺の渾身の一撃は空を切った。
エンボルゲイノは咆哮するとフワリと浮遊して、上空へと退避したのだ。
そして上空数百メートルまで上昇すると、俺を見下ろしてきた。
「飛行能力まで完備してやがるとは、とことん守りに特化してやがる」
するとエンボルゲイノの姿が突如消え去った。
「透明化か? ……駄目だ俺の超感覚にも引っ掛からない」
頭部のセンサーとしても機能する触覚に意識を向けるが、まるで反応がない。
(気を付けてムラトくん、そいつは熱光学迷彩みたいな能力を持ってるはずよ)
と、またマエラさんの言葉が伝わってきた。
「……いえ、これは熱光学迷彩とはまた違ったものかもしれません。可視光線の遮断だけでなくセンサー類に察知されないように電磁波なども遮蔽するあたり、これは遮蔽能力です」
今になって身を隠すあたり、恐らく奴は戦闘を継続する気はないはずだ。
星外魔獣は馬鹿ではない、確りと引き際と言うものは理解してるはず
「野郎、逃げる気だな!」
「ゴォアァァァァァァ!!」
敵への威嚇と闘志を掻き立てる意味あいで、雄叫びをあげる。
「ピィギャアァァァァ!」
いきなり地中から出現した俺にたまげたのだろう、電気ウナギみてぇな魔獣はこの巨大な怪獣を見上げて後ずさった。
「パァオォォォン!」
そして俺の咆哮に対抗するためだろうか、耳障りな甲高い雄叫びを響かせてきた。
だが明らかに虚勢を張っているのが分かる。
体の大きさも質量も俺の方が遥かに上だからな。
「スチームジャガーには、特に被害はなようだな」
周囲に散らばる破壊された迎撃システムを見てから、遠く背後にある科学の街に意識を向ける。
破壊されたような痕跡もなければ、煙も上がってない。
大型魔獣出現を聞いて大慌てて駆けつけたが、どうにかギリギリで間に合った。
……それにしても、この魔獣はいったい何なんだ?
機械装置等が設置されている各街には、魔獣出現を感知するセンサーを搭載した観測施設が存在している。
それによっての早期発見により、すぐさま石カブトが現場に駆けつけて、被害を最小限に食い止める、と言う仕組みになっているが、なのにこの電気ウナギのような魔獣はセンサー類に反応されずスチームジャガーに肉薄してきやがった。
しかも俺の超感覚すら掻い潜って。
言い訳になっちまうかもしれねぇが、だからこそ対処に遅れたわけだ。
おそらく、相当な隠密行動性を備えた野郎なのだろう。
(マエラさん、ご無事ですか?)
念のため街の人々の無事を確認するため唯一俺の秘密を知っているマエラさんに精神感応を試みた。
(……ムラトくん? 来てくれたのね)
返事が返ってきたため、彼女の無事が理解できた。
(ええ、危ないところでした)
(ギリギリだったは、あと少し遅れていたら私達は皆殺しにされていたことでしょうね。……どんな形であれ、迎撃システムの時間稼ぎのおかげね)
(街の方は大丈夫なのですか?)
(今のところ特に被害はないわ。……でもエンボルゲイノの電磁衝撃波で一部の機能が停止して、私と姉さんが閉じ込められて避難できないのよ)
エンボルゲイノ?
この電気ウナギ見てぇな魔獣の呼称か。たぶんこいつは電磁パルス攻撃を行って、街や迎撃システム等の機能を破壊したんだろう。
発達して電子機器に依存したゆえの弱点をついた攻撃か。
……科学の街とは言え、なぜにそこまでに電子機器等が存在してるかは気になるところだが、今は目の前の化け物を退治する方が先だ。
(分かりました。エンボルゲイノとの戦闘を開始します)
(頼んだわよ、ムラトくん。それとこの精神感応は繋げたままにしておいて、君と私で情報のやり取りができるわ。魔獣の情報を知るのも重要だし、何かしらの助言もできるかも)
たしかに。怪獣のパワーで圧倒的にゴリ押しにすると言う手段もあるが、それが効率が良い戦いとは言えまい。
それに力任せだけでは必要以上の破壊をもたらしたり、そして俺自身の成長に繋がらない。
……実際、未熟な面があったからこそ前回の超獣戦で苦汁を飲んでいる。
そうと分かれば味方との情報の共有は重要だ。
「分かりました」
「ピィギャアァァァァ!」
と、こっちは会話中だと言うのに問答無用エンボルゲイノが仕掛けてきた。
背部の三対のワイヤーのように細い触手を伸ばし、そいつを俺の両前腕部に絡めてきた。
「てめぇ……うおぉぉ!」
そして微弱ではあるが筋肉を無理に引っ張られるような痛みと痺れが走る。
どうやら奴は大電流を放っているらしい。
とは言え俺は電力を吸収し自分の物にすることができるがゆえに、大したダメージにはならない。
だが単位時間の吸収量にも限度はあり、受け入れらなかった電力によって微弱ではあるが痛み程度のダメージは入っている。
「かなりの電撃だな。言っちゃあなんだが、ミアナの魔術とは比較にもならない威力だ。だが、それじゃあ俺は殺せねぇぜ!」
頭部触覚から高出力レーザーたる殺獣光線を照射して、エンボルゲイノの触手を焼き切った。
切断面から青黒い体液をまきながら、ボタボタとワイヤーのような器官が地面に落下する。
「パァオォォォン!」
電撃攻撃がほとんど通用しないことに怖じ気づいたのか、エンボルゲイノは俺を見上げながら足早に数歩下がった。
そして、ある程度距離をあけるといきなり目の前が閃光に包まれ轟音が鳴り響いた。
「うわっ!」
一瞬、落雷が起きたと思い驚きはしたが、どうやら今度は頭部の二股の触覚から凄まじい放電を発し始めたようだ。
そして奴は連射するように放電砲を放ってくる。
「こりねぇ野郎だ。俺には電気エネルギーを用いた攻撃は通用しねぇぞ」
……まあ、言うだけ無駄か。こいつらと意思の疎通などできるわけがねぇからな。
それにこの放電砲は遠距離から攻撃はできるようだが、さっきの触手の電撃よりか威力が劣っている。
いくら撃とうとも大電流は怪獣の肉体に吸収され無駄弾になるだけだ。
「戦闘を長引かせるつもりはない。一撃で始末する」
そして電気ウナギ野郎の胴体中央に照準をつけ殺獣光線を照射した。
これで仕舞いだ! と思たが発射したレーザーが突如エンボルゲイノの手前で屈折しあらぬ方向へとそれた。
「レーザーを! ……な、なんだ今のは?」
(ムラトくん、聞こえるわね)
そして脳内にマエラさんの言葉が響き渡る。
(どうやらエンボルゲイノは一種の力の場を生成させることができるみたいなの!)
「つまりバリアを展開する能力を有してる、ってわけですか」
(ええ、そうよ。バリアの発生領域では各種電磁波や実体弾を無効にしちゃうみたいね。君の光線も例外ではないわ)
バリアとか、サイエンス・フィクション物かよ!
とは言え、実際レーザーを弾いてるだ。否定はしようがない。
人類の常識が通用しない化け物とは言え、ここまでの生体能力を持ってるとか予測以上だ。
「この野郎、攻撃力こそ大したことはないが防御面がとんでもない」
だが、それでもやりようはある。一見、攻守に優れているようにも思うかもしれんが、奴の行動で苦手としている面があると感じられる。
さっきから遠隔的な攻撃しかしないこと、バリア展開能力、そして隠密性に優れた行動。
巨体を支えるために脚自体は太いが、腕は細く指に鋭い爪が生えてるわけでもない。
そう言った意味合いでは、単純な肉体的強度は低いかもしれない。
「見るからに恐らく、遠距離戦闘や奇襲に特化してるみたいだ。その反面、直接な打撃には脆いかもしれねぇ」
なら飛び道具は使用せず、ぶん殴るだけだ。俺もそっちのほうが得意だしな。
そして駆け出して魔獣目掛け張り手を仕掛けた。
俺は体高一〇五メートル、エンボルゲイノは六十メートル程。
体重も数十倍の差がある。
肉体的スペックから比較しても、まず近接戦闘で俺が負けることはないはずだ。
「ピィギャアァァァァ!」
しかし俺の渾身の一撃は空を切った。
エンボルゲイノは咆哮するとフワリと浮遊して、上空へと退避したのだ。
そして上空数百メートルまで上昇すると、俺を見下ろしてきた。
「飛行能力まで完備してやがるとは、とことん守りに特化してやがる」
するとエンボルゲイノの姿が突如消え去った。
「透明化か? ……駄目だ俺の超感覚にも引っ掛からない」
頭部のセンサーとしても機能する触覚に意識を向けるが、まるで反応がない。
(気を付けてムラトくん、そいつは熱光学迷彩みたいな能力を持ってるはずよ)
と、またマエラさんの言葉が伝わってきた。
「……いえ、これは熱光学迷彩とはまた違ったものかもしれません。可視光線の遮断だけでなくセンサー類に察知されないように電磁波なども遮蔽するあたり、これは遮蔽能力です」
今になって身を隠すあたり、恐らく奴は戦闘を継続する気はないはずだ。
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